レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
最初に・・・今回は前半は釣りのお話しで、タイトルにあるように後半は釣りじゃないお話しですww
今シーズン初のマルイカへ行ってきました。昨年はワケあってあまり行けなかったこともあり、とっても久しぶりのマルイカです。行先は、千葉県の小湊。寿々木丸(すずきまる)さんにお世話になりました。

朝、港を出てすぐに船長からアナウンス。
「朝のうちはサバが多いかもしれないので、直結にしておいたほうがいいと思います~」
それを聞いて、5本のうち一番下だけ直ブラにしていた自分は、一番下も直結に変更。
小湊のマルイカ釣りのいいところは、港を出て10分程度の場所で投入することもある点。この日も、さほど走らないうちにイカの気配があったようです。しかし、水面でサバらしき魚のハネが・・・。鳥もかなり増えてきて、ヤバイ感じ。しかし、イカもいるようなので投入の合図。水深は60m弱で、意外と浅め。
で、幸先よく1杯めを掛け、巻いてくるとガタガタガクガクとやっぱりサバもちょっかいを出してくる。案の定、イカは外れてしまいました・・・。そしてその後もしばらくはサバの猛攻! 5回掛けて、1杯取れればマシという状況。

後半は、水深70~80mとやや深い水深を中心に攻めましたが、イカの触りは少なく、かなり渋い感じ。実はこの日、ワケあって小湊向きとはいえない、かなり軟らかめの穂先のゼロテンロッドを使いました。外房である小湊は太平洋に直接面した釣り場なので、穏やかな日でも波長が長いウネリは入ってきます。その点が相模湾や東京湾とは異なる、小湊という場所の特徴です。
そんな小湊で使いやすいのは、ゼロテンモデルでもあまり軟らかすぎず、短すぎないロッド。現行品で言えば、アルファソニックマルイカGZの「160UL」がお薦めです。「167XUL」は、長さはあるものの、穂先の軟らかい部分が長いため、小湊のような釣り場では穂先が震えてしまいやすく、結局イカの触りが分かりにくくなります。
せっかくなので、小湊マルイカでの注意点というか、コツを少々。ゼロテン釣法前提のお話しです。
①穏やかな日でも、波長が長いウネリによる船の上下動がある=船が上がっているときはゼロテンを取りにくい⇒このタイミング(船が上がっているとき)では、無理にゼロテンを取らずに誘う。誘っているうちに、船が下がってきてゼロテンになった時に、誘いを止めてアタリを見る。また、釣りをしているときもウネリを見て、船が上がる前に誘いを止めてアタリを見るなどウネリに合わせた誘いと止めをする。
②仕掛けを落として着底する少し前からロッドを水平にしてすぐゼロテン状態を取れるようにするのは他の釣り場でも同じですが、自分は小湊の場合はロッドを水平より少しだけ上向きにします。そうすることで、着底時のゼロテン調整幅が少し大きくなるからです。ロッドがやや下向きになっていると、着底時に船が上がっているタイミングだとすぐにゼロテンがキープできなくなります。
③ロッドによっては、通常よりも穂先を少しだけ曲げた状態でゼロテンにするのも有効。ウネリによって船が下がった時に、ゼロテンよりもマイナス(つまり糸が弛む状態)になりやすく、その時に穂先が震えてアタリが出なくなる、またはラインが弛んでアタリが分からなくなってしまうのですが、それを防ぐためにほんのわずかですがいつもより穂先に掛かるテンションを強くしておく。穂先が最適な状態より曲がってしまうことも出てきますが、穂先が震えて分からないよりマシという考えです。それで意識しておくといいのは、その状態のときには「穂先が戻る」アタリが出やすいこと。実はこの日、軟らかめの竿を使っていた自分は途中からこの作戦に切り替えて、戻るアタリで掛けていきました。戻るアタリの場合は、イカが乗っているかすぐには分かりにくい時もあるので、アワセた後に乗っているかどうか判別するための巻きを長めにします。
久々のマルイカに四苦八苦しましたが、やっぱりマルイカ釣りは面白い!
なにがって、状況に合わせて工夫していき、それがうまくいったときが最高。
いよいよ4月。今シーズンのマルイカはどんな感じになるのか楽しみですね!

釣り船:寿々木丸(千葉県 小湊港)
寿々木丸ホームページ
寿々木丸キャプテンのブログ
とここまでは釣りのことでしたが、たまにはオマケのお話しも。
実は、自分は完全にたった一人で釣りに行くことは多くはないんです。誰か一緒のほうが楽しいですから。この日は平日に突然行くことにしたので、「釣りに行かない?」と前日の午後に声をかけてOKな人もそうそういないワケです。で、今回は単独で行動が自由なので、たまには釣りの帰りも楽しんでみました。

小湊から勝浦までは、そう遠くない。そして千葉の勝浦と言えば「タンタンメン」ですよ。
勝浦のタンタンメンは一般的なものと異なり「醤油ベースにラー油」「タマネギと挽肉」などといった特徴があります(もちろん店によってちょっと違ったりもしますが)。
詳しくは「勝浦タンタンメン企業組合」のページをご覧ください。
今回、帰りに立ち寄ったのは「はらだ」というお店。人気店の一つです。

はらだのタンタンメンは、柔らかなブツ切りタマネギ。自分がこの店を好きな理由です。見た目どおり、もちろん辛い! ただし「薄め」にしてもらうこともできます。麺もスープも、ちょっとずつ食べないと辛くてムセますよ~。あと、自分のように汗かきの人は、ハンカチやタオルを持って行くといいです。辛くても、自分はスープを全部飲みます。
はらだ(勝浦タンタンメン企業組合のお店紹介ページ)
※勝浦タンタンメンのお店は火曜定休が多いです。「はらだ」も火曜定休。
美味しくタンタンメンをいただいて帰り道。最初はそのまま帰るつもりでしたが、圏央道へと向かう途中の道端には菜の花がチラホラ。場所によっては見事に群生していました。そこでふと思い出したのは、昔見た、菜の花畑の中をローカル線の電車が走る風景。たしか、それを見たのはこれから乗る圏央道の市原鶴舞インターチェンジの近くだったような・・・。

思い出して行ってみたのは、小湊鐡道(こみなとてつどう)の高滝駅近く。タイミング悪く、電車は走ってきませんでしたが、こんな風景をしばし楽しみました。
興味がある人は千葉観光ナビのこのページをご覧ください。
千葉県では、日本の道100選にも選ばれている道沿いの花を楽しめる「房総フラワーライン」とか、牛や馬、羊がいる「マザー牧場」、今回も小湊へ行く途中でその前を通った「鴨川シーワールド」などなど、釣りの帰りにちょっと立ち寄って楽しめるような場所がけっこうあります。時間と気持ちに余裕があったら、たまにはそんなのもいいと思いますよ~。
レポート:フィールドモニター 川野誠
7月上旬までは浅場でも数釣りが出来てた好調な今シーズンの東京湾マルイカも下旬を迎える頃から次第に渋くなり、城ヶ島や剣崎沖のやや深場での拾い釣りになってきていた7月末。
松輪江奈港『瀬戸丸』さんから平日釣行してきました。

前週末にはかなり釣果も下がってしまい、このまま終わりかな〜という仲間たちの声も聞こえ、1号船マサシ船長からも反応は少なくなってきたね…とさみしいお言葉も。
真っ青な澄み潮との情報を聞いていたけれど出船してみたらばやや濁り潮にニヤリと期待に胸を膨らませてしまうのは釣り人の性ですよね(笑)

アルファソニックマルイカGZ167XULに50号オモリで開始すると船長も驚く反応の多さで朝イチから連チャン連チャンスタート!!しかもサイズ良さげなのダブルだったりも〜

これだからイカ釣りはやめられませんね〜。
10時半すぎに城ヶ島まわりの潮も緩んだとのことで、アルファソニックマルイカGZ160ULに60号セットし直行。
水深70mハモノも高活性だけれどイカも絶好調で最高6回転10杯もやれてジャスト50杯の竿頭!!

初心者の方々も余裕でツ抜け出来てたので『これは明日もイケるんでは?』
8月1日の剣崎沖カワハギ開幕のための有給を船宿に戻って予約マルイカに書き替え(笑)
翌朝カワハギ開幕に期待ワクワクの仲間に茶化されながらお先に出船すれば昨日よりさらに濁り強めな海面で潮も緩いじゃないですか
剣崎沖40mから21号船シンゴ船長『ハイどうぞ〜かなりイイ反応ですよ』のアナウンスどおり着底でGZ167XULの穂先ぶわぶわ!!
朝イチからダブルダブルシングル〜と前日を超える7回転11杯!
その後もほぼ連チャンやダブルがやれちゃうまるで全盛期のバク乗り加減で11時過ぎに夢の50杯に到達〜しかも深くても54mでずっと剣崎沖だから移動の時間ロスもなく今日はハモノ被害もゼロと嬉しすぎる〜。

『この流しで終わりますね』でもちゃっかり営業マルイカを手に出来て今シーズン最高の62杯!!
8月だよ〜と嬉しく竿頭写真もパチリしてもらい船宿でドヤ顔したのはご想像どおりです(笑)
アタリ年でもお盆休みの頃でだいたい終わりを迎えるマルイカですが、終わる日まで通えるだけ通い詰めたいですね。
リール.テイルウォーク バサル73L
オモリ.50号、60号
仕掛け.自作5本スッテ(幹糸5号枝間1m)
レポート:フィールドモニター 川野誠
6月に入っても絶好調な今期のマルイカ!!
昨年は不発だった浅場もアチコチで爆ったりして一束越えの声もチラホラ。
釣っても釣っても食べても食べても飽きが来ないマルイカに連チャンしてきましたよ〜。

初日は金沢八景『一之瀬丸』
沖のイカが不調なので今月からマルイカ出船してるとのこと。都内から電車アクセス可能でマルイカができるなんて嬉しいですよね~

7時定刻に竜也船長の舵で出船。久里浜沖かなと思ってましたが一路剣崎沖へとフルスロットル〜ベタナギ快適で滑るように40分ほどで到着。
丁寧にスラスターを使った流しで期待の一投目『はい水深45m』アルファソニックマルイカGZ 167XULに50号で着底してすぐに穂先がブワブワ~~~これがたまらない~~~

いきなりの良型ダブルスタート!!しかもこの流しが6回転〜最高すぎました。

その後はホント丁寧な当て方で獲れなかった流しはない程に釣らせて頂き終わってみたら49杯
すべて良型ばかりと言う大満足な釣果。船長にお褒めの言葉も頂きました~
剣崎からの帰りも快適! ゆっくり片付けしても転た寝できるほど時間に余裕があるし。
オススメな船宿さんであります。
翌日は快調な浅場の爆ノリを期待して葉山芝崎『五エム丸』から🦑

この日はシーズン初な釣友にバリバリやってもらおう企画。
ミヨシ2番に座ってもらい隣で色々と面倒見てあげるつもり。
前日は葉山沖で一束越えたとのことで期待が膨らみますが…イカあるある〜そうそう連日イケイケにならないんですよね(笑)
じっくりと南下しながら、たかし船長ようやく秋谷沖20mで巨大反応発見
この日はアルファソニックマルイカGZ160UL。オモリ25号の捨て糸あり、チョン宙『なおちん』釣法で開始。
タタキからジワ〜っと持ち上げ穂先の違和感を、ちびまる子ちゃんの身切れを防ぐよう優しくすくうようにアワセていきます。

ヤクルトサイズから少しサイズアップした子達が巻き落とす度に釣れ続く快感は堪りません!

最初はビックリアワセばっかりだった釣友も次第に慣れてきて遅ればせながら連チャンモードにニコニコ〜墨がついた顔も拭かずにやり続けてましたよ(笑)

終わってみればミヨシの常連さんが余裕の一束越え!!
自分も81杯獲らせてもらって、その夜は船上干しのちびまる子ちゃんで祝杯🍻

柔らかく甘く美味しいマルイカ
まだまだやれそうな今シーズン。皆様も是非とも行ってみてくださいね😊
竿:アルファソニックマルイカGZ167XUL/160UL
リール:テイルウォーク バサル73L
仕掛け:
自作5本スッテ幹糸5号オモリ50号
自作4本スッテ幹糸4号オモリ25号 捨て糸2号50cm
釣り船:
一之瀬丸(神奈川県横浜市 金沢八景)
五エム丸(神奈川県葉山町 葉山芝崎港)
レポート:フィールドモニター 川野誠
皆さま、こんにちは。
今月はマルイカ強調月間の予定がほんとシケまくりで半分も出れず😢
とりあえず連チャンで行けた先々週のレポ送ります。
そういえばテイルウォーク『セイレンスBM』発売になってるそうですね。なおちんがトラフグでハンドル交換して使ってるのを見て使用してみたいなと思っております。釣りフェスで触った感じスゴい良さげでしたから。
さて。
3月に入り好調をキープしてる東京湾マルイカ🦑
連チャン釣行記です。
初日は釣友がマルイカ初心者ご夫婦を誘って来てくれて列びで座り自分がやってるアレコレを教えてあげ一杯でも多くアタリを見て掛けて欲しいなぁ〜企画。
ちょっと北風強めで海は悪いわイカ様のゴキゲン悪いわで初心者には難しい展開も、ご夫婦とも穂先に全集中を切らさず開始2時間で2杯づつ掛けてくれてホッと自分の釣り開始。

この日は剣崎沖の80m後半前後の流しが多めで反応は良さげも着ノリも少なく一流し一回しか出来ないどうもイマイチな展開がずっと続きました…
それでも昼前にはかなりナギてきてポカポカ陽気になり防寒着が暑すぎるほどになりマルイカも陽気になったのか(笑) ダブルを混じえてポツポツと上向いてきてドラマはラスト流し直前!!
『ふわっ』っと跳ね上がるようなアタリで合わせるとズドン!!と底に張り付くような重さでグイングインのツッコミ!!魚かスルメかとハンパねえ〜重さを水面下まで巻き上げたら巨大なマルイカ触腕ビヨ〜ん😳

上乗りさんに慌ててタモ入れしてもらって無事にネットイン🦑
測ってみると同長40cmもある余裕のキロアップの大迫力ボディ〜まるでアオリのようなボリュームに仲間から拍手喝采👏
もう腕パンパンだったけど嬉しい疲労感でしたね〜。
釣友がご夫婦にお裾分けしてくれて大満足でイカ三昧料理したよ〜。
またすぐにでも行きたいと嬉しいお言葉もいただき、初日は帰宅バタンキュー😴
2日目は朝から湖のようなベタナギでスタート。

こんな日にはいろんな穂先のアタリを模索するために持ち込んでる
アルファソニック マルイカGZ 167XULそして160UL
さらにKaijinマルイカ160Lもマメに持ち替えて使っていきます。
前日とは変わって朝からイカ様チョ〜ゴキゲンで触るわアタルわノルわ🤩
とくにオールマイティーな使い方が出来るKaijinマルイカ160Lのやや張り感のある穂先で軽めなゼロテンションを保つと、アタリが明確に分かります。穂持ちのパワーもありノリ感もよく分かってお値段的にも使い勝手的にもこれからマルイカやってみたい方にオススメしたいなぁと思う竿ですよ。

潮変わりも後もダブルトリプル〜2回転3回転〜と1日でこうも違うか!!な嬉しいほうのイカあるあるを堪能し48杯の竿頭でフィニッシュ。

今シーズンはこのまま好調ロングランお願いしたいですね!
【タックル】
ロッド:
アルファソニックマルイカGZ 167XUL/160UL
Kaijinマルイカ 160L
リール:テイルウォーク バサルVT73L
仕掛け:PE0.8号 幹糸4号 枝間1m 6本スッテ
オモリ:60号
船宿:瀬戸丸(神奈川県三浦市 松輪江奈港)