レポート:フィールドモニター 川野誠
爆釣した東京湾マダコからはや数年…
渋い年が暫く続いてましたがマダコってそんなもんだよね〜でもどうやら今年は湧いてるみたいよ!?と事前情報ながら開幕初日に一之瀬丸仕立てにお誘いをうけ行って来ました。

仕立て&乗合でなんとマダコ船4艘!!
しかも満員御礼!
さすがのエギタコ人気ですね〜。
テンタチ名船長のハルトくんの舵で定刻に出船し一路メジャーポイント川崎沖へ。
既に沢山の船がびっしり岸沿いにいらして見てるだけでもポロポロっと釣れてて期待は高まるばかり!!
ハルト船長は先端付近のテトラに切り替わるエリアに船を停めて『はいどうぞ〜根掛かり気をつけて』で着底すぐあの独特なムニュなお触り♫

HBエギタコを丁寧に小突き続けて優しく持ち上げれば300gほどのなんとかキープサイズ🐙
ベタ凪だったのもあって右舷左舷と巧みな操船でまんべんなく船中で嬉しい悲鳴が早々と飛び交ってました~明らかに昨年までより数は居ますね。

その後も転々と移動してくれドコでも誰かしらすぐ釣り上げながら定量の方々が増えてきたので保護の意味合いもあって大満足の早上がり♫
キロアップを含む19タコに出会えました〜おチビ達は優しくリリースして来月の富岡沖の解禁までに大きく育ってくれるの期待しながら帰路につき安定の〜刺身、唐揚げ、蛸飯で晩酌は賑わいましたよ。
アルファタックルは新作の竿やリール、タコエギと豊富なラインナップ!!
まだエギタコ未経験な方はチャンスな今年かと〜是非ともデビューして柔らかくて美味しい釣りたてマダコでタコパしてみてくださいね😊

【タックル】
ロッド:
HB(ハイパーブレード) エギタコ180MH
アルファソニック エギタコ180
リール:テイルウォーク バサルVT73L
仕掛け:PE4号、自作ダブルスナップ
オモリ:20〜30号
釣り船:一之瀬丸 神奈川県横浜市 金沢八景
レポート:フィールドモニター 二上あや
東京湾でシーズンインした、エビで狙うマゴチに挑戦してきました。

エサのサイマキは、車海老のことで海老の王様と呼ばれる美味しいエビを餌にして、マゴチを釣ります。

出船前に船長が丁寧なレクチャーをしてくださいました。
・棚どりはリールを巻いて調整するより、着底後に竿先を下げて、水面から目線の高さ迄、竿を上げるとボトムから1mの棚になる
・アタリが出たら、少しづつ竿先を下げて送り込む
・合わせは待ちすぎない。あくまでイメージですが、1分待つより5秒待つ方の方が釣果をあげるケースが多い
・サイマキは口から針を入れて、脳天を避けて硬いところに刺す
・エサのサイマキは、足が動いても、横に倒れたら交換
船が走っている間、大事な要点を頭にインプット。
波風強くびしょ濡れになりながらポイント到着。
常連さんにサイマキの付け方を教わり、さあ第一投です!
張り切って投入しますが、暫しアタリもなく静かな船内…。

SHIBUKI F 221が、海況悪くうねりや波風を吸収してくれているので、ごちゃごちゃした海でもアタリに集中出来ます!やり辛い状況下でも分があると感じました。
ポイントを幾つか移動すると、コンコン!
やっとアタリが来た!
ビシッと合わせが決まり、マゴチの硬い口に針が喰い込み竿がしなったこの瞬間、テンションMAX!

取り込みを慎重にやり取りしていると、船長が操舵室からダッシュでタモ入れしに来てくれ、本命マゴチが無事に取り込まれました!

その後パクパクタイムの時合いがあるかなと期待しましたが、終始拾い釣りで皆さんポツポツ釣られてました。
今回は釣り辛い状況下で活性低めでしたが、マゴチ釣りを楽しめるシーズンはまだまだこれからですので、海の良い日に出掛けてみたいと思っています。
【タックル】
ロッド:MPG シブキF221
リール:ディーノ船 150PH/R
ライン:PE2号
釣り船:新明丸 (神奈川県横浜市 鶴見)
レポート:フィールドモニター 川野誠
毎年この時期はマルイカばかりで剣崎方面からの出船をすると沖上がり真鯛師の方々に漁港や休憩所とかで『1枚持って行きなよ~』なんてお裾分けを頂いたことしかない真鯛にあまりにも不調続きなマルイカが出船中止なのと誕生日の有給なので自ら『目出鯛』釣りたいな〜との思いでコマセ真鯛船に乗ってきました。
今季は久里浜沖が3月から好調のようで剣崎の定宿『瀬戸丸』さんも朝イチから久里浜沖へフルスロットル!!フェリーの航路沿いにはまるでタチウオ船団かのようにびっしりです。
朝チャンス逃さないよう丁寧にね~とのシンゴ船長からのアドバイスで指示棚の5m下までPEの色分けをしっかり見つめ一呼吸置いてから3回コマセを振りながら指示棚にセットし10m仕掛けを漂わせ2mほどまで糸をそろそろ送りアタリを待ちます。
朝は3分ほどの待ちで回収と投入を繰り返し常にやる気のある魚が食べに来られる距離をコチラからプレゼンする気持ちでやり変えてた3セット目『ズドンッ』とミッドアームGS64の穂先が海面に突き刺さりました!!トルクフルな段のあるツッコミが良型マダイの証です。

お隣さんにタモ入れして頂き船中1枚目の2キロ弱をゲット〜嬉しいバースデーフィッシュでした♫
しかし前日までは竿頭がツ抜け出来る位にアタリが多かったらしいですがこの日は常連さんも口々に食いつき悪いね~とのこと。ハリス長を変えたりガン玉を付けたりしましたがその後が続きません…
しかし9時半過ぎに潮が変わるとウソのように船中アチコチでアタリ出しまして自分も連チャンからのハリス切れのバラシと悔やまれた後のやり直しでもう1枚追加することが出来、予報の通り南西強風で1時間早上がりの帰港となりました。

トップが6枚だったこの日胴の間で4枚サイズ揃いで獲れたのはとても嬉しかったです。白子もバッチリ入ってて家族にも大好評でした♫

剣崎方面も始まればまだまだ好調が続きそうなマダイにマルイカ期待しながら通っちゃいそうです。
竿:ミッドアームGS 64-220ML
リール:小型電動リール
仕掛け:道糸PE3号、自作テーパー仕掛け10m、12mの2本針

竿・ショートアームGS64 220ML
リール・小型電動リール
仕掛け・PE3号、自作テーパー仕掛け10m、12mの2本針
レポート:フィールドモニター 柳沢テル
レポートは久しぶりとなってしまいスミマセン!
今回は実釣レポートというより、ロッドのことを語る内容になってます。
この5年ほど、自分の初釣りは東京湾・剣崎沖のイシダイ五目。
船宿によってはシャクリ五目と言ったりしていますが、本命はイシダイ。
ちなみに、この釣り2回目のとき(2021年1月)に書いたブログが下記のものです。
このブログでもロッドのことを書いてますね。この前の年は「アルファソニック タチウオ175H」を使っていましたが、この時は「アルファソニックLG 82-185MH」「デッキスティック82-182」「ショートアームGS82-165MH」の3つを試しました。
その翌年(2022年)もブログを書いてます。この時は前年使用したモデルよりやや強い「アルファソニック タチウオ170HH」をメインで使っています。
2024年もまたまた書いてます。この時はアルファソニックLG82-185MHのみを使っています。
釣りのこと自体は、上記のブログでいろいろ書いているので、そちらをご覧ください。
2024年ブログに書いていますが、イシダイ五目用として、2024年発売の「アルファソニック タチウオ」シリーズがすっごく気になっていました。このブログを書いた時点では横浜釣りフェスティバルの直前で、さすがに最終サンプルを持ち出せなかったので持って行けませんでした。
ちなみに、2021~22年で出てくるアルファソニックタチウオは、現行シリーズの前作で東京湾でのテンビンタチウオ用として自分が開発テストを行ったロッドです。73くらいのアクションで、175Hは水深60~80mでの80号錘使用を想定し、170HHは真冬の下浦100~120mでの100号(場合によっては120号も)錘使用までを想定したモデルでした。
この2本は、2018~19年にかけて開発テストを行い、2020年に発売したのですが、その頃はまだ東京湾ではテンヤ釣法は行われていませんでした。当時、東京湾・三浦半島東部の下浦沖と呼ばれるポイントが1~2月の厳寒期におけるテンビンタチウオで定番ポイントの一つとなっており、使用する100~120号錘に合わせて170HHという強いモデルを作ったのでした。
そして、その後わずか3年ほどのうちに東京湾でもテンヤ釣法がとてもポピュラーになり、今の東京湾タチウオ船ではテンビンとテンヤは当たり前のように同船し、船にもよりますが状況によっては最初はテンヤでスタートしたものの途中でテンビンに変更、といったこともあります。そういった流れの中でアルファタックルのタチウオロッドも変わりました。24年モデルの「アルファソニック タチウオ」では、テンビンだけでなくテンヤでも使いやすい「二刀流」使用ができることを意識して作られています。3モデルありますが、160MHと180MHが「二刀流」です。190M/FSLはタチウオ用(テンビン)としても評価が高かったライトゲームロッドの名竿「アルバトロス」シリーズの特徴を引き継いでいるモデルで、ロッドの前部2/3くらいがフルソリッドとなっていて、気持ちよくしなり、テンビンでの誘いリズムを取りやすい調子です。190M/FSLは、個人的には水深40~60mで60号錘を使い、じゃっかん喰いが渋い時に絡めとるようなフッキングが必要となる状況でお薦めです。
と前置きが長くなりましたが・・・
この24年モデルの「アルファソニック タチウオ180MH」が剣崎沖でのイシダイ五目に最高なんですよ! 船でのイシダイ釣りは各地で人気がありますが、その場所ごとで釣り方がけっこう違います。今回は、あくまでも「剣崎沖イシダイ五目」でのお話しです。

さて、この釣りで使いやすいロッドの条件は、ざっくり言えば下の3点です。
①一日中、休みなくシャクリ続けるため、ロッドは長くないほうがいい。大雑把に言えば1.6~1.9mの間。1.8mくらいがちょうど良い
②イシダイの硬い口に針をしっかり刺さないといけないことと、アタリが小さいこともあるため、82調子くらいで感度も高いこと
③80号錘を下げて、ストレスなくしっかり操作できること
東京湾の剣崎沖イシダイというとても限られたマニアックな釣り物なので、専用ロッドと言えるものはアルファタックルでは出していません。だから、上のブログでも書いているように色々なロッドを試してきたわけです。アルファソニックLG82-185MHなどはかなり良く、フィールドスタッフの入稲福さんはイシダイ五目ではこのモデルを好んで使っています。LGの他にもいろいろ試したロッドは悪くはなかったものの、ちょっとした点で「帯に短し・タスキに長し」と感じました。長さの点では170センチ以下だと波があるときや誘い幅を大きめにしたいときにちょっと辛いです。また、一日誘い続けるのでロッド重量は軽いほうがいいです。

ホームページに載せているアクションカーブの画像も見てみましょう。



上の2つの画像でロッドの角度が少し異なりますが、画像内で「穂持ち」と書いてある部分の曲がり方が違うのが分かると思います。「LG82」では穂持ちがある程度曲がりますが、「タチウオ180MH」ではあまり曲がりこんでいません。「タチウオ180MH」のほうが操作がしやすく、しっかり針掛かりさせやすいと言えます。
この点もあって、「タチウオ180MH」は先に挙げた「剣崎イシダイ五目で使いやすいロッドの条件」の3つをほぼ完全に満たしていると言えます。
しかし、LG82も良いです。両者を比較すると穂持ちが曲がっているとはいえ、この程度なら充分に操作できます。イシダイ専用ではなく例えばアマダイ釣りなどに併用するならこちらのほうがいいですね。アマダイも45センチくらいになると引き込みがかなり強いですから、穂持ちが少し曲がって引きを受けやすいほうがいいと思います。
この5年間、剣崎イシダイ五目に適したロッドをずっと考え、試してきましたが、この「アルファソニックタチウオ180MH」こそ、ほぼ専用竿と言ってもいいほどのファイナルアンサーですね! そもそも、80号錘でちょうど良い82調子のロッドって、なかなかないんですよね~~
この釣りが大好きで、ロッドについて悩んでいた方はぜひ使って欲しいです。

ところで・・・2025年の初釣り、自分に釣れたのはイサキばっかりでしたとさ・・・トホホ・・・
オチがよろしかったようで!?
レポート:フィールドモニター 川野誠
師走のドタバタと仕事の追い込みでヘロヘロな体調だし大人しく家で寝てれば良いのでしょうがストレス発散はやはり釣り糸を垂れるのが釣り人の一番の回復薬ですよね🎶

マダコフリークな方々からお声掛けもらって金沢八景『一之瀬丸』から禁漁前の年内ラストチャンスの出船が釣り納め🎣
お正月の食卓にはマダコでしょ〜🐙
ほぼ🈵満船の大人気!!
前日の出船でも3キロが出たそうで常磐まで行けなくとも期待は膨らみますよね。
この日は風もほぼなくとても穏やかな陽気で船長スパンカー畳んで激アツなポイントをちゃんと左右舷切り替えしてくれながら船中ポツポツと釣れていきます🐙
昼前あまりの陽気の良さにウトウト加減も根回りを攻めてくれたので全集中しゴリゴリを交わしたその時ヌンっと重みがあって愛竿『HBエギタコ』でフルパワーフッキング!!トルクフルな巻き上げで根の中からブワ〜っと浮いてきたのは立派な1.7kg🐙

これで無事にお正月の食卓が〜とかなりニヤケ顔になっちゃいました😏
終わってみれば食べ頃サイズも5杯獲れて大満足な釣り納めとなりました🎶
年が明け釣り始めは正月三日🎣

先月、三が日仕立てやろうよ〜と週末船長の金井ちゃんから誘われ金沢漁港『蒲谷丸』さん行ってきました。ちゃんと前日に下調べ釣行してきたと豚鼻息荒くチョット北風強めの久里浜沖を愉快な仲間と目指しました。

まさかのポイント到着すぐソニック166Lにオモリトントンのステイで教科書みたいなアタリの目感度からバタバタっと釣れちゃって船長金井ちゃん益々のドヤ顔(笑)

丁寧に流し替えてくれましたがその後はポチンポチン〜と…
前日は沖上がり1時間半前の潮変わりタイミングでバリバリ連チャンモードになったそうですがそぅ上手くは行かずに沖上がり😅
バラシが悔やまれるツ抜け出来ずも型揃いで血抜きもバッチリでまたまたお正月の食卓を彩ることが出来ちゃいました😋
さてさて、いよいよ今年もマルイカな季節の到来かな🦑
今シーズンもノリノリなの期待ですよね🎶
【タックル】
・ロッド
タコ/HBエギタコ180MH
カワハギ/アルファソニックカワハギ 166L 170MH
・リール テイルウォーク バサル73
仕掛け・自作仕掛け
オモリ・30号
レポート:フィールドモニター 川野誠
灼熱すぎた今年の夏もさすがにここに来て気持ち涼しくなり海水温もピークより着々と下がってきたらいよいよ秋の人気ターゲットなカワハギですね。
東京湾の大貫、竹岡あたりもサバフグに邪魔されながらもコッパも湧いてきて佐島では先日に一束越えとの情報も!!
連チャン釣行で剣崎の定宿・瀬戸丸さんに行ってきました。今シーズンはワラサの襲来がなくて港の熱気も落ち着いてますが本命カワハギはサイズ大きめなのが狙えるのでパワフルな引きが楽しみ。
9月は出船が6時半ですが10月からは7時になるので都内からの始発での電車釣行も可能(駅まで船宿から送迎もあり)になるので魅力的ですね。
極上なアサリ剥き身を下ごしらえて定刻に出船、朝イチのポイントは港からすぐの20mライン剣崎特有のガチャガチャ根回りなので根掛かり注意です。
この日は乗船人数も少なめだったので、その昔は乗合でも出船していたとの今期好調なアオリイカを船長の許可を得ましてトモで和田式アオリ仕掛けでシャクったら即ズドン!!

朝から嬉しいお土産が出来ちゃいました🎶
北風が強めで沖のポイントへは行けなかったので城ヶ島エリアへ移動。水深30m前後でこちらは比較的根掛かり少なめもゲストを含め魚っ気ムンムン。

浮いた反応もあるとの船長アナウンスなので底狙いのアルファソニック166Lからハリのある170MHに持ち替えチョン宙でユラユラ誘うとカチっと良型っぽい噛みアタリで最大な31.5cmゲット!!パワフルな引き込みを楽しめました〜。

その後かっとび潮で釣りづらいながらも船中ポツポツと本命の顔を見れながら沖上がりで今シーズン初のツ抜けな11枚でした。

今後ますます水温が下がってくれば群れもかたまり数釣りも楽しめキモパンに期待もパンパンに膨らむばかり〜🎶
好調期待したいですね!!

ロッド:
アルファソニックカワハギ 166L
アルファソニックカワハギ 170MH
リール・テイルウォーク バサルCA73L
仕掛け・自作仕掛け3.5号
オモリ・30号
釣り船:瀬戸丸(神奈川県三浦市 松輪江奈港)
レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。
今期のシロギス釣り、みなさんはもう行かれましたか? パールピンクに透き通る流線型の魚体。「ブルルンッ!」と派手で明確なアタリ。天ぷらダネとしては最高級のシロギスはビギナーにも釣り易く、ベテランには奥深い釣趣溢れるターゲット。10m以浅の浅場で釣れる乗っ込みのこの時期、今年はアカクラゲが少なくて快適なうえに、平均20cm前後と型がイイんです!

今回持ち込んだのは アルファソニックLG73-190M。錘負荷20〜80号で、アジやイサキのコマセ釣りからコチやヒラメ、タチウオの釣りまで汎用性に長けたコストパフォーマンスNo.1の一振りです。
これまでシロギス釣りと言えば、スピニングリールを付けて投げてはさびいてアタリを出すチョイ投げの釣りがメインでしたが、このところ胴突き仕掛けで船下を釣ったり、潮が緩んでアタリが少ない時間帯だけ軽く振り込んで広範囲を探る釣り、というスタイルに移行しつつあります。
この釣りにフィットするのが アルファソニックLG73-190Mで、積極的に投げてリフト&フォールをする釣り師には兄弟竿のアルファソニックLG82-185MHが手に合うかと思われます。今回乗船した15号オモリで統一の長崎屋さんでは、ちょっと本気を出してアンダースローで投げても安心な丈夫さも特筆です。

──で、この日の釣り。
一投目からアタリのある高活性で、上がる魚は20cm前後とサイズも文句ナシ。ただ唯一、仕掛けを10秒ほどピタッと動かさずにステイさせる「食わせの間」が絶対に必要で、船が流されて8秒でオモリの位置が動いてしまうと途端にアタリが出なくなるというシビアな一面も。この「停め」と、仕掛けを跳ね上げて、沈降する動きでシロギスの気を引く「誘い」のリズムさえ掴んでいれば、エサがハリに付いている限り釣れ続けるという好展開。キス竿としてはちょっと余る竿の長さが、道糸を張らず緩めずで潮の動きに合わせられる“送りしろ”の確保にも役立ちました。

かくして、この日の竿頭は130本と余裕の束釣り達成。わたしは取材の片手間でもLサイズのジッパー付きポリ袋がちょうどいっぱいになる50本と大満足の釣果。中小サイズは定番の“天ぷら”に。22cmを超える大きなサイズは塩水で洗って“刺身”にしたり、冷蔵庫で“酒干し”にすると他魚種では味わえない豊かな風味を楽しめます。
アタリ年を感じさせるこの好機に、東京湾の小物釣りの奥深い釣趣をお楽しみください!

▼タックルデータ
竿:アルファタックル/アルファソニックLG 73 190M
リール:小型両軸リール
道糸:PE 0.8号
船宿仕掛け:幹糸1.5号/ハリス1号/競技用キス9号 胴突き仕掛け
オモリ:15号
付けエサ:アオイソメ
▼船宿:つり船 長崎屋 (神奈川県横浜市 横浜本牧漁港)

レポート:フィールドモニター 鷲谷康幸

知り合いの女性釣り師からのお誘いがあり初の走水ビシアジ釣りへ。
この方、吉明丸さんの常連で船長からもお墨付きのビシアジガチ勢!
初の150号ビシ、初の走水港、初の船宿さんと初づくし。
最初のポイントは水深約20m~。本格ビシアジ初挑戦でなんと右舷1番に入れてもらいプレッシャーを感じつつ第1投、さすが走水な激流です。
教科書通りなコマセ釣りの誘いで運良く船中1匹目。
本格的ビシアジ挑戦の記念すべき1匹目の魚は体高ある20cmほどの金アジ。
その後も誘い上げ、待ち、聞き上げを組み合わせつつ1荷も狙いながら数をポツポツ稼ぎ 20匹ほどに。
群れが抜け移動した次のポイントは40m~。
相変わらずの激流ですがこのポイントは釣れてくる魚の9割以上が40cm前後のデカアジ で引きも強力。ここで釣果のペースがダウン「普通のビシアジの釣り方」では食いも悪くバレも多発。
見かねた船長がマンツーマンで誘い方を教えてくれます。
船長が教えてくれた誘い方を忠実に再現すると1投1匹のペースでほとんどが上顎フッキングでバレません。むしろ針外しに手間がかかるくらいのがっちりフッキング! あまりコマセ釣りはしないので「そんな誘いもアリなんだ?!」と思うような誘いですが 確かに理にかなった誘い。
秘伝の(?)誘い方の詳細は是非吉明丸船長に聞いてみてください!言葉使いも丁寧で優しい 船長です!

結果、船中竿頭の方は97とダントツ釣果、尊敬です。
2番手は同行者の42匹、私は3番手の40匹でした。
初の150号をつかった釣りでしたが意外とビシそのものの重さは気になりませんでした。
むしろ仕掛けの重さよりもチョッパヤな潮流の抵抗と1日船だったため後半は背筋バキバキで手のひら痛いです・・・グローブはした方が良いですね…。
今回使用したロッドはビシアジFT。

説明するまでもないハイコストパフォーマンスモデル、同行の方も1本持っているとの事。 150号を背負えるにも関わらずとてもしなやかさと同クラスのロッドではトップクラスの 軽量で船長直伝の誘いにもピッタリフィット。大きめの電動リールをセットするので、手の小さい方ではグリップのトリガーが指に当たって痛いかもしれませんがその辺りはグローブする事で解決。
あとは個人的感想ですがFTシリーズはめちゃくちゃカッコ良いです、最初に見た時は「ハイエンドモデルか?」と思ったくらい。
150号と聞くと正直、錘の重さで二の足を踏みますが電動リール使用とロッドの軽さでな んとかなります! そしてとにかく美味しい走水の鯵、是非ご挑戦ください!!
レポート:フィールドモニター 岡崎敬久
東京湾のタチウオ、通称夏タチのドラゴンサイズ狙いで行ってきました。
最近の釣果はポツポツですが、ミニゴンに混じってドラゴンもあがっているらしく、中にはF8、140㎝の神龍クラスも居るらしいです⁉
期待を込めて出船しますが、旧江戸川から東京湾に入ると台風とその大雨の影響でしょうか、ゴミと濁流で水色がカフェオレのように濁っています…前回までの好釣果が続けば良いのですが…
到着まで約1時間少々、横須賀沖付近に到着です。こちらは水色は問題なさそうです。南の微風、少し波がありますが、まだ台風のウネリも無く問題はありません。

水深は約50m、1投目から頻繁にアタリはありますが、なかなか掛かりません。今日も小さいミニゴンが優勢な予感がします…パターンはシェイク&ステイで穂先のCTSを跳ね上げるアタリが頻発しますが、掛かるサイズはF3サイズばかり…中盤を迎えた頃にやっと3㎏設定のドラグを出すサイズが掛かりました!スケールで計測すると十分に指5本の範囲を超えており、とりあえずF5のドラゴン1本確保しました、が…その後続かず、アタリも少し遠のいていきます。
ですが、近くの人はポツポツあげています。しかも良型主体で…どうやらパターンが違っていたようで、超ロングステイにして、あまりアクションを付けてはダメでなようでした。すかさずパターンを超ロングステイモードに切り替えます。するといきなりひったくる強烈なアタリでロッドがノサれて…凄い衝撃が掛かります。まさに水中根掛かり(笑)、強烈なバックスライドをかわしながらやっと浮上してきたのは、F5オーバーの太い重量級ドラゴンで、船に引き上げるのにラインが指に食い込んで切れそうでした💦

その後もなかなかアタリは連発しませんが、ミニゴンが時折混ざりながらも良型主体&F5を2本追加することができて終わりまで続いてくれました。もう少し早くパターンに気付いていれば釣果は伸びたかもしれません…東京湾の夏タチはミニゴン多めながらもドラゴンが混じっていますので、まだしばらく楽しめそうです、
最近の東京湾の場合、パターンが日によってあるいは時間帯や潮、天気によってかなり変わってくるようです。つい先日はシェイクからのステイ、さらに超微速巻き上げで食い込むアタリを待たないと掛からないパターンだったり(こういう場合はGZ180を使ってじっくり焦らせて待つのが有効です)、今回のようにシェイク多めでステイだったり、超ロングステイだったり(GZ160でテンヤをしっかり動かしたり止めたりメリハリつけてテンヤをコントロールしましょう)その都度パターンによって使い分けるのが大切です。どちらのロッドでも極細超柔軟チタントップCTS(形状記憶チタン合金コンポジットチタニウムソリッドトップ)が搭載されていますので、どんな状況でもアタリをしっかり見せて伝えてくれますので、テンヤタチウオが更に楽しくなること間違いなしですw
ロッド:アルファソニック タチウオテンヤ GZ 160MH
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 180MH
リール:tailwalk ヴィレイヤーDG 100HG-PH/R
ライン:tailwalk PowerEye WX8 1号+フロロカーボン8号
レポート:フィールドモニター 川野誠
7月上旬までは浅場でも数釣りが出来てた好調な今シーズンの東京湾マルイカも下旬を迎える頃から次第に渋くなり、城ヶ島や剣崎沖のやや深場での拾い釣りになってきていた7月末。
松輪江奈港『瀬戸丸』さんから平日釣行してきました。

前週末にはかなり釣果も下がってしまい、このまま終わりかな〜という仲間たちの声も聞こえ、1号船マサシ船長からも反応は少なくなってきたね…とさみしいお言葉も。
真っ青な澄み潮との情報を聞いていたけれど出船してみたらばやや濁り潮にニヤリと期待に胸を膨らませてしまうのは釣り人の性ですよね(笑)

アルファソニックマルイカGZ167XULに50号オモリで開始すると船長も驚く反応の多さで朝イチから連チャン連チャンスタート!!しかもサイズ良さげなのダブルだったりも〜

これだからイカ釣りはやめられませんね〜。
10時半すぎに城ヶ島まわりの潮も緩んだとのことで、アルファソニックマルイカGZ160ULに60号セットし直行。
水深70mハモノも高活性だけれどイカも絶好調で最高6回転10杯もやれてジャスト50杯の竿頭!!

初心者の方々も余裕でツ抜け出来てたので『これは明日もイケるんでは?』
8月1日の剣崎沖カワハギ開幕のための有給を船宿に戻って予約マルイカに書き替え(笑)
翌朝カワハギ開幕に期待ワクワクの仲間に茶化されながらお先に出船すれば昨日よりさらに濁り強めな海面で潮も緩いじゃないですか
剣崎沖40mから21号船シンゴ船長『ハイどうぞ〜かなりイイ反応ですよ』のアナウンスどおり着底でGZ167XULの穂先ぶわぶわ!!
朝イチからダブルダブルシングル〜と前日を超える7回転11杯!
その後もほぼ連チャンやダブルがやれちゃうまるで全盛期のバク乗り加減で11時過ぎに夢の50杯に到達〜しかも深くても54mでずっと剣崎沖だから移動の時間ロスもなく今日はハモノ被害もゼロと嬉しすぎる〜。

『この流しで終わりますね』でもちゃっかり営業マルイカを手に出来て今シーズン最高の62杯!!
8月だよ〜と嬉しく竿頭写真もパチリしてもらい船宿でドヤ顔したのはご想像どおりです(笑)
アタリ年でもお盆休みの頃でだいたい終わりを迎えるマルイカですが、終わる日まで通えるだけ通い詰めたいですね。
リール.テイルウォーク バサル73L
オモリ.50号、60号
仕掛け.自作5本スッテ(幹糸5号枝間1m)