レポート:フィールドスタッフ 白畑義基
今年のキハダフカセ釣りは6月下旬から開幕し、連日、好調が続いています。
乗合船は茅ヶ崎、葉山鐙摺に加え、千葉の勝山からも出船しています。魚のサイズも、初期は20㎏以下も時々混じりましたが、現在は平均で25㎏前後あり、30㎏~40㎏級まで上がっています。いつデカいキハダが食っても獲れるように、ラインシステム、ドラグ調整は万全にしましょう。
さて、私は8/4の金曜に有休をとって葉山鐙摺・長三朗丸から出船!
イワシを積んで沖へ向かい、途中で波をザッパンザッパン浴びるも、場所に着くと既に他船が魚を掛けている。すぐ鳥付きのキハダを発見し、今回上乗りをしてくれた石垣玄船長が撒き餌開始!
魚が餌を取り、舵を握る栗飯原由己・大船長の「はい、やって」の合図で投入。
「40~50mくらいのところに魚はいます。(道糸を)出し過ぎても食わないよー」
今回の餌はマイワシ、カタクチイワシも混じっていましたが、フカセなら遠くへ泳がせるため、マイワシがいいですね。背中の色がグリーンがかった、活きの良いものがベスト。
キハダ、カツオとも活きの悪い餌には見向きもしないので、鼻掛けかカマ掛けでイワシを弱らせずに投入し、沖へ流します(カマ掛けの方が良く潜りますが、不慣れなら鼻掛けでも良い)。この時、潜りながら船から遠ざかっていくイワシがベスト。船から離れないイワシや、海面を弱々しく泳ぐイワシは即座に交換する。
船下には撒かれたイワシが固まり、群を作っている。これは周辺に魚がいるため。イワシにしてみたら、ここで群れずに散らばったらあっという間に捕食されてしまうのです。そしてほどなく、胴の間で流していた人のドラグが鳴った!
これを皮切りに船中あちこちでキハダが食いだし、竿が曲がり、ドラグが鳴り続ける。掛けた人はミヨシ(舳先)か艫へ移動してやり取りし、他の釣り人もオマツリに注意しながらイワシを流すのが作法。そしてミヨシで取り込まれたのは20㎏級のキハダ。この流しでは4人くらいアタっていたが、筆者にはアタらず。
大船長が「デカいハリを使っていると、イワシの泳ぎが悪いから食わない。カットヒラマサの13号がいいよ」とアナウンス。
素早く同サイズのふかせキハダ13号にサイズダウン。南方延縄結びで結び直す。潮回りして投入すると、すぐさま道糸が走り出した!しかし、「ハリが小さく、掛かりが浅いとバレる」と考え、猛スピードで突っ走っている最中に追いアワセを入れた瞬間、ハリス切れ!
「マイワシが小さめなので、小バリなら当たる」と判断し、ハリを結び直していると、隣でもアタリ!
筆者もオマツリを回避しつつ、ある程度流しても食わないので、念のためゆっくり回収している最中に再び食った!
私の場合、初期ドラグは2.5㎏だが、ファーストランは強烈。そのまま走らせ、止まったところで追いアワセを入れる。何度か走るが、スピニングバウト215で走りを食い止め、魚が頭を振り始めたら竿を立ててリフトする。この時、ドラグが緩いといつまでも寄らないため、徐々にドラグを締めていく(筆者は5㎏まで上げる)が、道糸やハリスの強度1/4までが限界。それ以上締めたら切れる。ドラグを締める時もひと目盛ずつ締めるよう意識しよう。最初のダッシュでは無理に止めず、魚が止まってからじっくりやり取りしたい。ただ重いだけの時は容赦なく距離を詰め、反転した時も竿を立てて「人間の負担を軽くし、魚に最大のプレッシャーをかけ続ける」ことを心がけよう。

魚が真下に潜った後は、ぐるぐる回り出す。この時もリフトしたときにドラグが滑らなければ大丈夫だ。今回はタモ入れが浅く、ベールを返した瞬間にまた20mほど持っていかれ、オマツリまでしたが、玄船長のサポートで何とか23㎏をキャッチ。

この魚は、撒いたイワシの他、イカやシマガツオかハタンポのような小魚も捕食していた。
その後もアタリは続き、一時はミヨシで4人同時にやり取りするような状況まであったが、ドラグを締めすぎたのか竿が折れたり、ハリス切れといったバラシも多発し、船中でヒットは16回。キャッチは5本。最大は28㎏。カツオも6㎏級の大型が混じった。

このフカセ釣り、エサのイワシがエサ屋さんで買える限り出船しますが、9月10日現在、エサが入手困難になっているため、今後はスポット出船の予定とのことです。
ヒット率も良いので是非、挑戦してください。

【タックル】
竿:アルファタックル MPG スピニングバウト215
リール:スピニング5000番クラス
道糸:パワーアイWX8 5号
ハリス:プレミアム万鮪 18号
ハリ:ふかせキハダ 13号
釣り船:長三朗丸(ちょうざぶろうまる) 神奈川県葉山町 葉山鐙摺(はやまあぶずり)港
レポート:フィールドモニター 二上あや
昨年から予約する度、時化で中止 。年を挟み、やっと出船出来ました。

御前崎から出船し、ポイントの金洲まで1時間半。コバルトブルーの金洲の海が迎えてくれました。竿入れ時間6時になり、一斉に投入します。
極太ハリス30号・針18号の強気な仕掛けは、2メートル。指示棚30メートルで、ハリス分下げずに棚でコマセを振って待ちます。カツオは待っても1分と船長。どんどんやり変える方が良いとの事。コマセを振って指示棚で待つと竿先にアタリ!
瞬発力のあるカツオの強烈な引きを、スピニングバウト215で交わし魚を浮かせ、釣りたかった(食べたかった)数年越しの本命のカツオ!!無事にタモ入れしていただき、嬉しすぎました。



その後も船長が細かくポイント探してくれますが、あまり反応がなく、カツオが船の下を通りかかった時に、少し釣れる程度。なかなかの厳しい状況が続きます。
すると五目狙いにシフトチェンジのアナウンス。仕掛けを3本針ウィリーに変え、金洲の美味しい魚を狙います。


指示棚50メートル、コマセを振って待つと、アタリあり。しかし針がかりしなかったり、巻き上げ途中にバレてしまったり、お魚を取り込めません。周りでは金洲ジャンボイサキがバタバタと上がっています。

やっと針がかりして、元気な引きをみせて上がってたのは、初めて釣ったウメイロでした。背中の黄色が綺麗です。

カツオは難しい日だったようですが、カツオの顔が見れて、いつかは釣ってみたかったウメイロも釣れて楽しい釣行となりました。
ロッド:MPG ヘッドクォーター スタンディングバウト
釣り船:茂吉丸 (静岡県御前崎市)
レポート:フィールドモニター 鷲谷康幸
今年の相模湾も開幕からカツオがオキアミコマセに口を使うスタート。
15kg未満のキメジも多く、楽しめるようですが1日間隔で好不調を繰り返しています。
そんな中での私のエビング2戦目は台風明け2日目、やはり台風明け初日は良い釣果だったようですがどうなるのか? 今回も定宿の茅ヶ崎・一俊丸から。
茅ヶ崎港を出た船は途中の小さな反応を流しつつ相模湾を西へ、真鶴の手前辺りで徐々に船団ができ始めます。
周りの状況を見るとポツポツとコマセ釣りではカツオが上がっている模様。同船者のエビンガーにカツオがヒットするも僕とお祭りでバラし、ごめんなさい…。
ポツポツと上がっていたカツオの勢いも次第に衰え、分家したナブラ?を僚船と2隻で追いかけます。 もう1船の方はキハダクラスを頻繁に掛けては切られを繰り返している様子、チャンスあり?かとスピニングバウトにスイッチし、しゃくり続けると「ゴン!」と気持ちの良いアタリ!
ネムリバリをカンヌキに掛けるために鬼合わせを3回、MPGのしっかりしたバットにフッキングの手応えが伝わります。 最初の走りを耐える覚悟で体制を整えたのですが、ドラグも出ないまま、MPGの柔軟なパワーのおかげか瞬殺で上がってきたのは小型のキメジ。

その後はノーチャンスで船中キメジ1本と寂しい釣果になってしまいました・・・しかし、貴重な価値ある1本に満足!
今回のエビングタックルは、メインのキハダ用にいつものMPGヘッドクォータースピニングバウト215、カツオ用にCRAZEEジギングシャフトS63MH。 CRAZEEは去年まではMを使っていましたが、ゴリ巻き必須の乗合船ではもう少しパワーがあったほうが良いと思い、今年からパワーを一段階上げてMHにしています。 カツオ狙いは12~16号程度の細ハリスと素早い仕掛け投入が有利ということでタックルを分けており、周りでカツオメインに当たっているナブラには即座にカツオ用へスイッチできるようにタックルは2セット用意しています。

それと、今季のエビングはワームの他にバケ皮を併用してみています。エビングはワームだけでも問題なく釣れる釣法ですが、船下を通ってもなかなか口を使わない魚やシーズン後半のコマセについた魚をどうにか攻略できないものかと試行錯誤中なのです。今回のキメジもバケ仕掛けが決め手になったのかは定かではありませんが一つの実績にはなりました。現時点ではまだ本調子ではない今年の相模湾ですが、ボチボチコマセにつき始める頃かと。 シーズン後半には小田モンと言われる大型の回遊もあるので可能性がゼロではない限り狙っていきたいと思います!
【タックル】

●キハダ用
ロッド:MPGヘッドクォータースピニングバウト215
リール:10000番
PE:4号400m
ハリス:22号
針:キハダマグロ用15号、ケイムラ系ワームx2、バラフグ魚皮
ジグ:250g
●カツオ用
ロッド:CRAZEE ジギングシャフトS63MH
リール:8000番
PE:4号300m
ハリス:12号
針:メジカツ用15号、ケイムラ系ワーム、バラフグ魚皮
ジグ:250g
釣り船:一俊丸(神奈川県 茅ヶ崎漁港)
釣行日:2023年8月24日
レポート:アルファタックルスタッフ・丸橋
スタッフTが言い出しっぺとなって、外房・飯岡の夏ビラメに行ってきました!
今回は総勢5名ですが、実はヒラメ未経験者がほとんどなので少々不安・・・しかし「あまりやったことがなくても梅花丸さんだったら大丈夫」と聞き「なんとかなるだろ~」てなノリで。








【梅花丸(ばいかまる)】
千葉県旭市・飯岡港 HPは上の梅花丸の文字をクリック!

【使用タックル】
ロッド:
①MPG シブキF190
人気のMPGライトゲームロッド・シブキは0アクションでも横流し80号まで対応できる。曲がっていくときの気持ち良さはMPG100%ならでは。気持ちく良く曲がるがバットパワーがあり、かなりの大物でも安心してやり取りできる。ヒラメに限らずライトタックルにイチオシで、外房のコマセハナダイ五目にも良いが、コマセマダイ80号錘でも無理なくこなす汎用性の高さがある。
②Kaijinライトヒラメ215/FSL
カーボンフルソリッドを長尺で使っているバットジョイントモデル。カーボンフルソリッドならではの粘りと、軽快さと感度、喰い込みの良さも持っている。一味違うライトヒラメロッドをお探しの方にお薦め。同シリーズでラインナップしている2.4mモデルの「240/FSL」は波が高いときに対応しやすく、置き竿派の人にも良い。
③ミッドアームGS 73-190M
GS=グラスソリッドブランクのバットジョイントモデル。持ち重りしやすいグラスソリッドだが、190というショートレングスであることもあって軽快な操作感で扱える。錘負荷30~80号の190MLもあるが、ヒラメでの横流し時の負荷を想定した場合は40~100号の「190M」がお薦め。定価19000円という買いやすさも大きな魅力。
リール:
①サイバード船PG200PH
PE3号200mキャパシティの中型ベイトリール。MAXドラグ7kg、力を入れやすい丸型アルミノブ装備で、船タコにも適している。定価14,500円という価格帯を超えるスペックとデザイン。
②ディーノ船150PH
ライトヒラメをさらに軽快に楽しめる小型ベイトリールだが、PH=パワーハンドルモデルは力強い巻き取りができる。定価8,000円と買いやすい価格帯だが、必要十分以上の性能を持つ。
③テイルウォーク エランワイドパワープラス
テイルウォークブランドの中型ベイトリール。上の写真で、言い出しっぺ・スタッフTが使ったもの。MAX12kgという非常に強いドラグ力を持ち、ベアリング数も10+1とハイスペック。
【最後に・・・ヒラメのお薦めレシピ】

捌いたヒラメの身に小麦粉・溶き卵・香草パン粉の順で付けてバターで焼くだけ。お好みでハーブを入れても良い。粉チーズを入れると美味しいよ!
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
船タコの本場・兵庫の明石では5月からスタートしていますが、東京湾でも6月1日に船タコ釣りが解禁となり、いよいよ全国的にタコシーズンとなってきました!
早くから餌木タコ専用ロッドを発売してきたアルファタックルでは、今年はNEWモデルをリリースしています。今までになかったMPGブランクモデル、そしてkaijinシリーズでは3モデルが新製品。アルファソニックを含めると、なんと6モデルのラインナップですよ!

全国的に広まった餌木タコですが、各地の釣り場で求められる要素は少しずつ異なります。様々な釣り場・状況、そして釣り人によってもロッドに求めるものは違ったりします。多彩な広がりを見せている餌木タコに対応すべくラインナップも増えたわけですが「じゃあどのロッドが自分には一番いいんだろう?」と悩む人も少なからずいるはず。
ということで今回のブログではロッドの選び方を中心にお話ししてみましょう。

上の写真の6モデルは、左から3番目のアルファソニック以外はなんと今年のNEWモデル。左からHB餌木タコ180MH、同170H、アルファソニック、そして右の3本はKaijinシリーズの180H、180MH、160MH。これだけあると、どれにしたらいいのか悩んじゃいますよね~~

やはりアルファタックルの餌木タコロッドのベースと言えば、Kaijinシリーズ。上の写真では短いものが160MH、長くて少し軟らかいものが180MH、やや硬いのが180H。ベーシックアクションは180MHと言えます。


HB餌木タコは、上の写真だけ見るとKaijinより軟らかいと思えるでしょうが、MPGブランクを使用しているだけあってHBはロッド全体のトルクがあり、大型のタコを掛けたときに「このロッドは強い!」と感じるはずです。
さて、そんな6つのモデルについて、分かりやすく表にしてみました。

それぞれ細かく説明することはもちろんできるのですが、簡潔に言えば上の表の備考欄に書いたことになります。まず、最もベーシックなのはやはりKaijinの180MH。餌木をボトムから離さずに踊らせて、タコの乗りを分かりやすく捉えるために穂先の曲がる部分を長めにしているのが、アルファタックル伝統の餌木タコ調子です。明石や東京湾はじめ、全国各地の釣り場で広く使いやすい。
そしてKaijinの180Hは、パワーがあり穂先もやや硬め。これは、根掛かりが多い場所で使うことも意識したモデル。ガリガリッと錘や餌木が根に掛かりかけたときに、すかさず餌木を上げないと根掛かりになってしまうわけですが、それをやりやすいのがこういった調子なのです。
160MHは、180MHのベーシックアクションをなるべく崩さずにショート化したもの。波があまりないところでは160センチの長さでも充分だし、なんといっても楽!疲れないのです。一日を通して餌木を動かして誘う餌木タコでは、疲れない=誘い続けることが楽にできる=タコがたくさん釣れる。というわけ。船が小さいプレジャーボートでは、タコに限らず竿が短いと取り回しがいいし、小柄な人や女性など力があまりない人にもこういったショートロッドはとてもいいのです。ただし、これより短くするとタコを水面から上げるとき船べりに貼り着かれてしまったりして(これがまた引き剥がせないんですよ!)、あまりよろしくない。また、ショートモデルの欠点としては、波の上下動がある釣り場だと、餌木をボトムから離さずに誘うことがやりにくくなる場合があることに注意。
とここまではKaijinの3モデルでの話です。上の表をもう一度見ていただくと、アルファソニックやHBシリーズとの比較が分かりますが、アルファソニックは180センチなのに竿が軽いことと、とにかく感度が高いという2点において6つの餌木タコロッドの中では一番です。
そしてHB餌木タコ。HBシリーズは170H/180MHともにロッドのトルクがあり、大タコ狙いの人にイチオシ。茨城・常磐エリアの3kgオーバーでもしっかり対処できます。そして170Hは、Kaijinの180H同様に穂先の曲がりが大きくないため、根掛かりが多い場所にも対応しやすい。例えば12月の東京湾では、海堡周りの根がきつい場所で大ダコを狙ったりしますが、そんなときにピッタリなのがこの170H。HBの180MHは、170Hよりやや長めなので波が常にある常磐地区に良いですね。時に5kgという特大サイズも上がる常磐は、MPGのトルク&パワーが活きるフィールドだと言えます。
〇下記のロッド製品名をクリックすると、製品ページに行けます。
HB餌木タコ
アルファソニック餌木タコ
Kaijin餌木タコ
かなり分かりやすくご説明したつもりですけど、それでも悩んじゃうという人は、遠慮なく問い合わせくださいね。
アルファタックル製品のお問い合わせはココをクリック! フリーダイヤルもあります。

餌木タコのリールに必要な要素とは?
①ドラグ力が強い
②巻き上げ力が強い
③リールが丈夫
といった3つの点は外せないですね。ラインキャパシティは3号200mくらいならOK。小型リールでは2号200mでも可。
ここで注意したいのは「巻き上げ力」なのですが、もし同じリールだとしてもシングルハンドルモデルとダブルハンドルモデルでは大違い。巻き上げるときに力を入れやすいシングルハンドルモデルを必ず選びましょう。そして、ギア比。あまりハイギアだと巻き上げる力が出にくくなります。だいたい、ギア比6:1~6.5:1くらいがいいです。
次にドラグ力ですが、概ね6~7kg以上なら大丈夫です。しかし、小型のリールの場合、スペック上では7kgだったとしてもドラグの締め込みが弱いとドラグが十分に効かないことがあるので、できるだけギッチリ締めこみましょう。
写真の4つのリールは「シングルハンドル&ローギア」という条件を満たしているモデル。
それぞれのモデル名をクリックすると製品ページに行きます。
右手前:エランオクトパスワイドVTN64
【ギア比6.4:1、ドラグ9kg、24,000円】
あらかじめPE2号200mがセットされている、タコ専用モデル。悩んだらこれを選んでおけば間違いないです。根による擦れなどがなければ、PEラインは2号でも充分強いです。
右奥:ワイドバサルVT61
【ギア比6.1:1、ドラグ12kg、14,000円】
タコ専用モデルではないものの、ドラグ12kgと強力。価格は安いが丈夫。ラインはセットされていないので、自分で任意の太さのラインを巻くことができる。従って3号などを使いたい場合などはこれが良いです。
左手前:サイバードFUNE PG
【ギア比6.3:1、ドラグ7kg、14,500円】安価帯ながらもアルミハンドルノブ装備でカッコイイ。これもラインはセットしてありません。実売価格は今回ご案内している4モデルの中で最も安いです(価格はお店によって異なりますので、店頭で聞いてください)。
左奥:オクトパスライトプラス66
【ギア比6.6:1、ドラグ8kg、21,000円】
バスフィッシング用リールほどの小型サイズながらドラグ8kg。PE2号200mがセットされています。小型なのでパーミングがしやすく、手が小さい人でもしっかり握りこむことができる。アルミ製シングルハンドルノブはカッコいいだけでなくパワフルに巻ける。
といった具合にアルファタックル/テイルウォークでは餌木タコに適したリールはいろいろあります(サイバード以外はテイルウォークブランド)。
では、どのリールを選ぶべきか。例えば、ロッドが軽量なアルファソニックやKaijin餌木タコ160MHの場合、小型リールであるオクトパスライトプラスをセットするとタックル全体も餌木タコ用としては超軽量になり、重量的なメリットが大きくなる。このセッティングは本場・明石用としてもお薦め。
根掛かりが多い東京湾の海堡周りなら、Kaijin餌木タコ180HにワイドバサルVT61にPEライン3号を巻く。海堡周りではかなり起伏が激しいところがあり、そういった場所で強引に大きなタコを引き剥がしていくにはPE3号だとちょっと安心。
常磐など根掛かりは少ないところではタコが大きくてもラインはPE2号でも大丈夫。しかし大型が多いので巻き上げ力が欲しい・・・とすればHBエギタコ180MHにオクトパスワイドVTNをセットする。120号錘を多用する場合は海人餌木タコ180Hにするといいですね。
といった具合に、釣り場に合ったロッドとリールのセッティングがあります。なお、釣り場のタイプに限らず、PEの先端にフロロカーボンリーダー8~10号をセットしたほうがいいです。PEラインは直線強度は強いものの、根に擦れたりするとあっけなく切れてしまいます。リーダーはしっかり結べば「電車結び」でもいいですが、結び目がガイドを通らなくなるのでリーダーは短め(50センチくらい)にせざるを得ません。理想的にはFGノットやPRノットなどいわゆる摩擦系ノットでしっかり結び、リーダーの長さを1mくらいにしておくこと。1mにしておけば、PEラインが根に擦れることがほとんどなくなります。リーダー先端が傷ついたら、先を少し切って結び直しましょう。
リールの基本的な知識として知っておいて欲しいのは、リールは大型になるほどギアが大きく、巻き上げる力が強いだけでなく耐久性も高くなること(ギアが大きく厚みがあるため、強いだけでなく負荷が分散される)。だから、ハードな使い方をする人は中型サイズ(上の4つならオクトパスライト以外は中型サイズ)を選ぶのが良いです。
最後に、根掛かり対策について。
しばらく前から問題となっているのが根掛かりによって海底に餌木が残されてしまう環境的な問題です。釣り人にとっても、なくす餌木が少なくなった方がいいですよね。下に3つの根掛かり対策を書いてみます。
①根掛かりが多いところでは、できるだけラインを垂直に保つ。
根掛かりは慣れるとけっこう外すことができますが、非常に外しにくい(ほぼ外れない)のは船の下に餌木が潜り込んでいく流れのとき。この流れ方の場合、ラインが水面から垂直になっている状態を保つことが最大の根掛かり対策です。まず少し前方にキャスト。最初は斜め前方にラインが出ていますが、そんな流れ方のときは誘っているうちにラインが垂直になってきます。垂直になったらすかさず餌木を上げて再び前方にキャストする。わずかでも垂直から斜め下になったら急いで巻き上げましょう(できれば斜めになる前に上げる)。船下へ斜めに入った状態で根掛かると、まず取れませんし、ロッドやリールの破損にもつながります。
②根掛かりしにくいオモリを使用する
「ホゴオモリ」という棒状のオモリがあります。

写真を見て分かる通り、単に細長い棒のような形状をしています。このホゴオモリを使用すると根掛かりを相当少なくすることができます。
上の写真はグローカラーですが、色を塗っていないものももちろんありますし、一部分が平べったくなっているタイプもあります。50号以上の重さのものもあります。根掛かり防止のために使ってみてはいかがでしょうか。釣果には、この形状による影響はありません。一部が平べったくなっているタイプでは、その平面部にホログラムシールを貼ってアピールアップといったチューニングもやりやすいですよ。

③根掛かりが多いところでは餌木を1個にする
上の写真のように餌木を2個付けするのはもはやスタンダードと言えますが、根掛かりをすると当然2個失くします。シンプルな話ですが、根掛かりが多いところでは餌木を1個にすることで根掛かりは減りますし、もし失くしても海底に残してしまう餌木は1個で済みます。例えば「ここは根掛かりが多いから気をつけてね」などとアナウンスがあったらスナップから餌木を外して1個にする。アピールが足らなくなっちゃうんじゃないの?と思う人がいるかもしれませんが、そこは餌木以外の集寄をうまく装着するなど工夫してみましょう。
【根掛かり対策 オマケ】
根掛かりしたときって、ちょっと慌てちゃいますよね。良くあるのがロッドを立ててなんとかしようとする光景。これはロッド破損につながるのでNG。ロッドを曲げないように、根掛かったほうにロッドを向けてまっすぐにしましょう。
また、ラインがピーンと張った状態でリールのクラッチを無理やりオフにしようとするのもNG(これも良く見ます)。根掛かってラインが張った状態だと、リールのクラッチをオフにすることは非常にやりにくくなります。また、これをやるとリールのクラッチ破損につながり、リールが巻けなくなってしまうこともあります。まず落ち着いて(でもできるだけ早く)、リールのドラグを緩めてラインが出るようにしてください。そうやってラインを出してから、手袋を着ける、もしくはタオルを手に巻いてラインを握って対処してください。根掛かりしたときに、ラインを巻き付けるための小さな木の棒を置いてある釣り船も多く、それがあれば使いましょう。PEラインを素手で握って根掛かりに対処しようとすると、ラインで指を切ってしまい、最悪の場合は骨にまで達します。絶対に素手でラインをつかまないようにしましょう!

基本的な動作や誘いさえ覚えれば、初めての人でも簡単に釣れるのがタコ釣りのいいところ。
いよいよハイシーズン突入の船の餌木タコ釣り。皆さん、楽しんでくださいね~~~


立て続けのアプローチに生け簀の赤鬼達が窮屈そうに折り重なり、この日の目標「kg超4尾キープ」に後1尾の10時20分。12流し目の着底直後、竿先を引っ手繰るアプローチと派手な抵抗に疑惑が脳裏を過ったが…姿を見るまで油断禁物と慎重な巻上暫し。海面下に現れたのは紛う事なき橙色の鎧武者。
「これは良い型ですよ!」の声と共に玉取りされた今日イチのグラマラスに自然と口元が緩む。
30年以上前から西~南伊豆の船を中心に釣られてきた駿河湾石花海周辺のオニカサゴ。関東圏随一とも言える「鬼口密度」を誇るリアル鬼ヶ島、オニカサゴパラダイスと呼ぶに相応しい超A級ポイントながら石花海全体の釣りから見れば「マニア御用達」のマイナーリーグで脚光を浴びる釣りで無かったのもまた事実。
そんなオニカサゴ釣りがクローズアップされたのは皮肉にも4年前から続く冬の金看板「パラソルヤリイカ」の絶不調。船宿に死活問題と言わしめる釣況の中、ヤリイカと同等のタックルでも可能な中深場の高級魚が石花海冬場の救世主となりつつある。
ヤリイカ好調時は相手にする船が少なかった事が幸いし、令和の時代も数・型共にグッドコンディションをキープ。釣具や技術の向上も手伝い同所に混棲するビッグボーナスの大アラも高確率でキャッチされている。

ポイントは駿河湾石花海~合ノ瀬の200m前後。沼津外港から2時間程度と少々長めの航程ながら、そこは御蔵島遠征もこなす「第1舵丸」。キャビン、ベッド、ウオシュレットトイレ、ビルトイン電子レンジ等々、万全の装備で快適な1日が約束され、釣座毎に設置された生簀は開始から納竿迄常に海水が循環、オニカサゴを「活け」でキープする事が可能だ。
舵丸オニカサゴ釣り概要

ロッドは専用、若しくは中深場対応先調子気味の2m前後。錘負荷150~200号程度。リールは電動リール3000or500番リールにPE5~6号をフルキャパシティ。仕掛は片天2(~3)本鈎のハリス8号。鈎は藤井商会「フジッシャー改造延縄真鯛12号、又はKINRYU柄長鈎15号(漁業鈎)+ヤマシタ「パニックベイト オニカサゴS2号」にニッコー化成「激臭匂い玉7φ」のコンビネーション。チモト周辺にバケorタコベイトカラーとリンクするヤマシタ「マシュマロボールL」を配す。


付餌は幅1cm、長さ15~16㎝にカットしたサバ短冊が基本。同等サイズのソウダガツオ短冊やサンマの半身斜め半割、アラに色気を出すならイカ短冊や小型ヤリイカの一杯掛けも「アリ」だ。
終日手持ちで誘い続けるスタイルも有るが、ディープマスター流は「ウネリの上下動で錘が常に海底をトントンと叩く」状態を維持。前アタリを見逃さぬように竿先を注視し僅かでも違和感が有れば即座にロッドを手に取り、深呼吸の速さで竿先をゆっくり「聞く」イメージでリフトアップして「本アタリ」に繋げる「省エネタイプ」。とは言えウネリのピッチに合わせた棚設定と頻繁な底の取り直し、一刻も竿先から目を逸らさずあらゆる情報を見逃さない集中力が必須であり、その意味では全く手抜きでも楽チンでも無い。
開始早々リタイアの危機!?
11月5日はTEAMメンバー11名での仕立船で定刻7時スタート。戸田佳秀船長が直近の釣況を踏まえてセレクトしたのは合ノ瀬の180mライン。一流し目は潮が逆で早々に巻上げ、仕切り直しの2流し目も沈黙が続いたが巻上後の移動時に同乗者より「左舷で1尾上がった」の声。
気合を入れて臨んだ3流し目、いい加減流した7時40分にともすれば見落とす程度の微妙な前アタリ。すかさずロッドを手に立ち上がり、次のアクションを待って誘い上げれば…クン、クンッ!サイズは知れたが確実に乗せた。取り敢えず初物は大事に巻き上げ、30cmを跳ね込んで微苦笑したが、鈎外しの際に背鰭棘が右手人差し指を掠めるアクシデント。即座に傷口から血を絞り出したが指はジンジンと痺れ、よもや本日終了?の危機…も早急な対応が奏功、大事に至らず安堵する。

因みに資源保護の意味合いから35㎝以下はリリースの自己ルールを設けており、この魚は一旦生簀に泳がせて納竿時海へ戻す。
小移動を繰り返す「拾い釣り」に
4流し目スルー、5流し目の8時過ぎのアタリは先よりも明確。リフトしたロッドに掛る重量もワンランクアップの40㎝・1kgは文句なしのキープサイズ。周囲でも本命が上がり始めたが。
「一箇所で全体にバタバタッ、って喰いませんね。船の一部だけで。」本調子ではないと顔をしかめる戸田船長はこの後も短いスパンで移動を繰り返し、拾い釣りのスタンスで釣果を伸ばして行く。
あちらでポツリ、こちらでポツリの釣況が続く8時台にサイズはともかくメンバー全員型を見て一安心。中でも左舷胴の間の金澤氏は船中唯一3度のダブルを披露、順調に釣果を伸ばして行く。



自身は9時前に3尾目となる30cm、直後に37㎝0.9kgと立て続け。ここでは周囲の3人がほぼ同時ヒット、右舷胴の間では川田氏が当日唯一となる1.3kgアラを浮かべて破顔一笑。やっと「らしい」展開に。



9流し目は潮止まり気味となり周囲でヨリトフグ禍が発生。抹茶と白のツートンカラーボールが海面を漂う中、エサ無し・鈎無しに苦笑いのメンバー多数。これを見た戸田船長はポイントを大きく移動。

中盤に山場到来
潮が動いた1時間後、着底直後の5尾目は腹がプックリ膨れたグラマラスな1.2kg。この魚も青紫フジッシャーにアプローチ。今日は青紫が◎。取込後の再投入も着底直後。但しサイズは当日最小26㎝。

覗き込む生簀には6尾の赤鬼が折り重なり「もう1尾良型が獲れれば目標達成だ」とほくそ笑む。
この日は知人への土産含め良型4尾キープの目標まであと1尾。テンポよく釣れているこの時間帯で達成し、後半戦は日光浴気分でノンビリと過ごしたい…などと捕らぬ狸の何とやら。果たして思惑通りに進むのか。
そして。12流し目の着底から程無い10時20分、冒頭の強信が我が「HBオニカサゴ200」の竿先を叩く。少々元気過ぎる動きに最後まで頭の片隅の不安が拭い切れなかっただけに、海面下の緋色を目にした瞬間は歓喜と安堵が溢れ出す。玉取りされた今日イチのグラマラスは42㎝/1.3kg。肝が大きく膨れた極上美味はシャブシャブと唐揚げで余す事無く堪能する。

目標達成で納得の1日
4尾目の良型を生簀に泳がた時点でスロットルを緩めた自身は以降公約通り!?の日光浴状態で追釣なく、13時前に納竿。10時半以降は再び底潮が鈍くなり船内目に見えてアプローチは減ったが、最後まで全力疾走の金澤氏が13尾の断トツで竿頭、自身が7尾で2番手。更に和田氏の6尾、以下5~2尾と続く。
当日は釣座による数、サイズの差が顕著で良型は右舷に集中。この辺りも船長が「本調子でない」とする理由だが。自身は納竿時に26~30cmの3尾をリリース、予定通り!? 37㎝/0.9kg~42㎝/1.3kgの4尾をクーラーに収めて帰路に就く。

この日期待の大アラは姿を見せなかったが、和田夫人のハマダイ、秋山氏のハチビキなど多彩なターゲットの片鱗を見せた石花海オニカサゴ。次回釣行への期待が膨らむ納得の1日と相成った。


ディープマスターのワンポイント
石花海オニカサゴにお勧めの鈎

全てのオニカサゴ釣場で本命のアプローチを優先するならフジッシャー毛鈎フカセネムリ15号の様な「小振りで軽量の細軸バリ」が大正解。但し石花海や千葉県勝浦沖など、大アラが高確率で混在するポイントでは完璧な選択とは言い難い。これらの釣場で実際に同乗者が鈎を伸される、折られるなどで千載一遇のチャンスを逸するシーンを幾度も目にしているのだ。
本命の食いを極力落とさず、ビッグボーナスを高確率で手中に収めるべくセレクトするのが藤井商会の「改造延縄真鯛12号」とKINRYUの漁業用「柄長鈎15号」(ほぼ同寸で柄長鈎が気持ち軸細)。
この釣りで多用される細地ムツと比較して太軸に加え、鯛縄ベースの丸バリ形状が十分な強度を有しつつ、ハリサイズが小さい分重量を抑え「軽量鈎の食いの良さ」も併せ持つ。自身の「大アラ混じりの鬼ポイント」攻略の必需品である。因みに当日のヒットカラーは青紫。7尾中6尾がこの色を選んだ。
石花海オニでも有効!サメ被害軽減装置「海園Ver.2イカ直結用」

旨味加工ベイトにフジッシャー毛鈎、激臭匂い玉、マシュマロボール、ルミカ輝泡にフジワラ高速落下シンカー、高強度PEダイバーX8。そんなディープマスター仕掛の「七つ道具」に加わった第8のアイテムがサメ被害軽減装置「海園」だ。今回はもちろん、過去釣行でも周囲がツノザメやナヌカザメのアプローチに辟易する場面で天秤上端に「Ver.2直結用」を配した自身はノーシャーク。ここで船中唯一のアラとオニカサゴをキャッチした事も。もちろんオニカサゴの喰いに何ら影響はなく、釣行毎に船中上位の成績を叩き出してくれる現在一押しのサポートギミックだ。(注:サメ被害軽減装置は100%のサメ回避を保証する物ではない)
【ディープマスター タックルデータ】
※商品名をクリックするとそれぞれのWEBページが見られます。
ロッド:アルファタックル HBオニカサゴ200
リール:電動リール3000番
ライン:ゴーセン ダイバーX8 5号
●仕掛け

サメ被害軽減装置:海園Ver.2
ヨリトリ器具:フジワラ 5連ボールベアリングサルカン5×5
鈎:KINRYU 柄長針15号(漁業用鈎)
深海バケ:藤井商会 フジッシャー毛鈎 改造延縄真鯛12号
集魚ギミック:
錘:フジワラ スカリー150号
バッテリー:ハピソン リチウムイオンバッテリーYQ-105
船宿紹介


釣り船:舵丸 静岡県沼津外港
055-921-4087
戸田船長携帯 090-7609-4503
石花海オニカサゴ乗合…1名¥16,000 氷付
交通 東名高速沼津IC、新東名高速長泉沼津IC~沼津外港
レポート:フィールドモニター 二上あや
東京湾のマゴチ釣りに行ってきました。
東京湾エビマゴチは初めての釣り物なので、事前の下調べからワクワクです。
当日の予報は、北寄りの暴風。なんとか出船しましたが、海はバチャバチャ、雨風は予報より強くなり、海のコンディションは良くないですが、マゴチの食い気はどうでしょうか?
千葉県側へ走る事30分。ポイントに着き、気がつくと大船団が周りに出来ていて、この釣りの人気ぶりを知りました。
エサの付け方を達人に教わり、サイマキの口の少し手前の窪みに刺し、エビの頭付近に針を抜く。サイマキが元気なほどチャンスか増えるので、このエサ付けがかなり重要との事。
さあ実釣です。水深20メートル前後まで落とします。

朝のチャンスタイムに、お隣の下地さんがSHIBUKI F221を曲げ、本命マゴチを早々に釣り上げました!!

私にもゴンコンとフグとは違うアタリを、アルファソニックLG73から感じて、待ってから合わせますが、竿に乗った直後にバレてしまいました。残念。合わせが弱かったのかなと反省。

その後もアルファソニックLG73 190MHがアタリを出しますが、上手くやり取りが出来ません…

気分転換にSHIBUKI F221にチェンジ。
わちゃわちゃした波をSHIBUKI F221が吸収してくれ、すぐにアタリが出ましたが、待ち過ぎたのかアウト。本当に駆け引きと合わせのタイミングが難しいです。
上がりまてあと30分位しかない…
どうしても釣りたいと、エサもフレッシュなサイマキに付け替えて投入。
SHIBUKI F221の穂先がアタってます!!
これはラストチャンスかも知れないので、慎重にやり取りし、やっと魚を乗せる事が出来た!!
SHIBUKが大きなカープを描いて上がってきたのは、本命60センチのマゴチでした!!

アタリがあったら、竿先を下げ送り込む
引き込みなければゆっくり竿を上げ開く
それでも引き込まなければ、ゆっくり巻きながら竿先下げる。
この繰り返しの中で、勝負をかけて合わせるのが良いと、船長からアドバイスを頂きました。
ムズ面白いマゴチ、教わった事を次回の釣行に活かしたいです。

【釣行データー】
タックル
①アルファソニックLG 73-190MH+ディーノFUNE
②MPG SHIBUKI(シブキ)F221+バサルVT81R
釣り船:神奈川県横浜市 金沢八景 一之瀬丸
釣行日:2023年5月20日
注)この記事は以前に一度旧ブログでアップしたものです。第二回以降も、月に一回程度新規アップしていく予定ですので、お楽しみに!
「岡本さんのは本物っぽいですね!」複数人のロッドが弧を描いた8時45分、確かな重量感と時折見せるキレの良い抵抗に脳裏を過る金茶色の魚体。開始後1時間足らずの幸運、水深の半分以上を巻き上げ今日はイチ抜け…そんな気の緩みを見透かす様にヨタ波一発、バランスを崩し途端にテンションが消える。油断大敵、好事魔多し、後悔先に立たず。無言で天を仰ぐ。

TEAM OKAMOTO真夏の恒例行事・新潟県間瀬港「光海丸」での沖五目仕立船。「沖五目」とは間瀬港の南北に点在する水深200m前後のポイントで超高級魚アラをメインにマゾイ、ウスメバル、アカムツ、マダラ、ムシガレイなど、何れもメインターゲット足り得る魚達が脇を固める中深場の五目釣りだ。
メンバー7名で臨んだ今回も昨年同様好天に恵まれたベタ凪の日本海。この日小林聡船長がセレクトしたのは航程2時間の佐渡沖。朝一と昼頃にヒット確率が高い事を踏まえ、ほぼ直線状に並ぶ大アラポイントの最遠部からスタート、開拓中の新ターゲット試釣を挟み、順次港寄りのポイントをチェックする段取りだ。
光海丸のアラ釣り概要
ロッドは中深場用、又は青物用2,1~2,4mの錘負荷150~250号クラス、リールは電動リール3000or500番リールにPE5~6号をフルキャパシティ。仕掛は下図のとおりナイロン18号ハリスの胴突4本、錘は親子サルカンにフックで直結、鈎はKINRYUホタ17号赤、チモトに夜光イエローのマシュマロボール。
付餌はやや細めの16~18cm冷凍マイワシがメイン。


私が使用したロッドは、ディープインパクト・カイザーT。
真夏の青い海と、蒼いブランクス。
釣法は「棚を取ったら放置」…関東周辺のセオリーとは大きく異なる。
ともすれば異端とも思えるそれら全てには経験と実績に裏打ちされた確固たる理由が有る。
着底の速さを意識したリールサイズ。10kg超も意識したライン号数。鰓蓋縁でのカットリスクを踏まえたハリス、イワシの顎を壊さずに刺し通しながら、大アラに伸されないハリ軸径と強度のバランス。同地のアラが主食としているであろう、ニギスに準ずるサイズと形状。根掛りのほぼ無い緩やかな斜面で海底のターゲットを散らさない工夫。説明されれば一つ一つが同地の釣りで理に叶った設定であると納得させられ、「郷に入らば郷に従え」の言葉そのままに臨む間瀬沖だ。
いきなりビッグヒット!?
8時前にスタート。「一度棚を取ったらオモリが底に着かない限り触らない」釣法も相まって、両舳先のスロジギ組以外は音無しの構えで竿先を注視する。
開始5分、右舳先の佐藤氏、2番のアルファタックルスタッフ相川君とジギングとエサにほぼ同時ヒット。程なく自身のカイザーTにも派手なアタリ!
「いきなり喰ったかな!?」小林船長の弾んだ声が船上に響くが…内心「そんなに上手い事行かないんじゃあ…」と疑心暗鬼。それでも上層迄断続的な突っ込みにほのかな期待も。
巻上を終えて覗き込む海面下には白っぽい魚影。2.3kgのタラに、一文字違いだと苦笑い。
ジグの佐藤氏は小アラ、相川君は釣歴初の4.5kgマダラに破顔一笑。

開始間もなく、ミヨシのジギング、2番はエサで狙う相川君にダブルヒット
ヨタ波で急転直下
2流し目はノーヒットで船を回した8時45分。着底直後のアタリはまたも相川君。続いて左舷側二人もロッドを曲げる。カメラ片手に見守る最中、自身の置き竿にも叩き付ける様なアタリ!
釣座に戻ってロッドを手に取り、一呼吸置いてスーッと聞く様にアワセをくれればギュン!と持ち込む確かな重量感。先のマダラより確実に強く、鋭い抵抗に「今度はホンモノ」と確信のスイッチON。

強く鋭い引きに本命確信・・・だったが・・・
途中幾度もの突っ込みをいなして残り50m、ここで冒頭のアクシデントでよもやのポロリ。回収した仕掛のイワシエサは無傷。上鈎のワームへのアプローチは何としても獲りたかった一尾だけに重ね重ね残念! 左舷では小アラ、相川君が2尾目のタラを取り込む中、日に一度有るか無いかのチャンスを逸した精神的ダメージは計り知れない。
9時に佐藤氏がジグで当日最大6.5kgのマダラ、その後船中35~36cmの小アラ、ヤナギノマイ、小型マゾイなどがポツポツ。煮え切らないアタリでイワシを齧っていくのはジグに結構反応していたスルメイカや船中2尾が上がったマフグの仕業か。

佐藤氏がジグで釣ったのはマダラでは当日最大サイズとなる6.5kg

ゾイとヤナギノマイ

イワシをかじるイタズラは、マフグの仕業か
天は我を見捨てず
5流し目の9時20分、ジグからエサに切り替えた佐藤氏がいきなり2kgの大本命をキャッチし羨望の眼差しを浴びる。続く流しも複数の小アラが浮上、まだチャンスは有ると気合を入れる。
ここで下鈎に配したマシュマロボールを夜光から同地で高実績の夜光イエローに交換。合図と共に投入すれば。またも相川君に着底直後のアタリ、次はこっちにアタるぞと身構えた直後、竿先に「クンクン!」と前アタリ。すかさず手に取り送り込み、第2信を待ってリフトアップした瞬間。
「ギュギュギューン!!」一気にカイザーTをなぎ倒す強信が襲う。獲り損なった魚よりも確実に大きい。正に千載一遇、意地で引き寄せたワンチャンス。絶対に逃してはならじとグッと腰を入れ、スタンディングでのヤリトリ開始。不規則な突っ込みとウネリに細心の注意を払いつつ巻き上げる200mの何と長い事か。暫しの後、海面下に揺らめいたのは紛う事なき金茶色。最後にブクブクと泡を噴き出し、海面に横たわった62cm、3.5kgの雄アラの口元には思惑通りの下鈎がガッチリ。に拳を天に突き上げて勝利宣言。玉網を差してくれた小林船長とガッチリ握手、互いに安堵の笑顔を交す。

精悍な顔つきの雄アラ、62cm 3.5kg

相川君にも本命。アラのダブルヒット
一頻り撮影の後に大きく移動、11時より新釣物の試釣。同地では「誰も狙った事が無い」という中深海ターゲットが群れる海底映像撮影に立ち会った小林船長の初挑戦に期待満々で臨むも底潮ビタ止りでノーアプローチ。次の機会に期待して今回は1時間程で撤収する。
今後も期待充分
アラ場に戻り第2ラウンド開始も、個人的にはセミリタイアのお気楽モード。船中小アラ、ウスメバル、ヤナギノマイ、40cm近いムシガレイなどが飽きない程度に喰い続く。12時半過ぎには1~1,3kgのマゾイがパタパタッと上がり、自身も40cm・1kgで土産を追加。
終盤には大サバの横槍もあったが、納竿の15時半までに船中3.5kg最大にアラ23尾、kg級マゾイ4尾、マダラ6.5~2.3kg6尾を筆頭にオキメバル、ムシガレイ、ホッケ他で7名全員何かしらの土産を確保。

フィールドスタッフ・互氏の良型マゾイ

アルファタックルモニターの川添氏。これも良いマゾイ。
次回の課題となった試釣含め、来夏の再会を約して間瀬漁港を後にした。
シーズン真っただ中の間瀬沖アラは期待充分。この秋、チャレンジしてみては如何か。
因みに1週間熟成のアラは特筆に値する美味だった事を付記しておきたい。
ディープマスターのワンポイント
間瀬沖アラに細めの冷凍イワシが「イチバン」の理由とは
光海丸で最も実績の高いエサは乗船前にワンパック¥400で購入できる冷凍マイワシ。アタリが少なければ4パック、高活性時は5パック持参が船長のお勧めだ。
因みにこのイワシはやや細身で全長は16~18cm程度。ビッグなアラを狙うのだから、食用に販売されている丸々太った大羽イワシなら更にアピールが強く有効では?…と思いがちだが、小林船長は「大羽イワシじゃ喰いませんよ」と事も無げに言う。
水族館や研究者の依頼で採集も引き受ける事もある小林船長はアラ場で漁獲されるニギス(下の画像)がアラのメインベイトだからでは、と考えていると言う。
かつてニギスの生体を採捕して欲しい旨の依頼が有りアラ場でサビキ仕掛けを下した際は、ハリ掛りした魚は尽く奪い喰われたのだとか。
ニギスのサイズ感とシルエットが近い細めのマイワシが間瀬沖のアラには「マッチ・ザ・ベイト」なのだろう。ならばニギスを使えば…と思えるが、底曳網で採捕した物を入手する事は可能だが、鮮度が良くてもマイワシよりも口周りが脆くホタ17号のハリ掛けとエサ持ち面に難がありNGなのだとか。
間瀬沖アラには「ビッグベイト・ビッグフィッシュ」のセオリーすらも当てはまらない様だ。
【ディープマスター タックルデータ】
ロッド: アルファタックル MPG ディープインパクト カイザーT
(製品名をクリックすると製品ページを見れます)
※カイザーTのロッドエンドに装着し使用
リール:電動3000番
ライン:ゴーセン ダイバーX8 5号
仕掛:
深海バケ:藤井商会 フジッシャー毛鈎ホタ18号
集魚ギミック
集魚灯:ルミカ 輝泡グリーン
バッテリー:ハピソンリチウムイオンバッテリーYQ-100
船宿紹介

光海丸 新潟間瀬港
℡ 080-2291-5477

小林聡船長
【詳細】
「沖五目」
乗合…1名 ¥15,000
仕立…平日¥170,000・土日祭¥180,000(12名まで可能)
氷(一袋6㎏¥600)とイワシ(一袋¥400)は乗船前に購入。
ホタルイカ1パック、サバ1尾はサービス。
交通/関越道~北陸道「巻潟東」IC~間瀬港へ。
レポート:アルファタックルスタッフ 島浦慎吾
今回は4月恒例の「ライトアジ」!
「金沢八景 一之瀬丸」さんに行ってきました!
今回の釣行会は4月に入社した新入社員をはじめ、船釣り経験の少ない女性スタッフも参加です!
参加者の中には船釣り初心者も多く、2年目以降の若手スタッフが毎月の釣行などで培ってきた知識を伝授し、みんなでワイワイ楽しくアジ釣りを学んできました。
しかし、今回はあいにくの天気不良…
朝から雨が降り続き、先が思いやられる状況ですが東京湾の美味しいアジを求めてみんなやる気満々です!!
出船から15分ほどの八景沖のポイントに着きスタート!
仕掛けの説明やエサの付け方などを先輩社員がレクチャーし、コマセを撒いてアジを寄せます!
水深25m程で船長の指示棚は底から3m!
なんとコマセを撒いてすぐ一投目からあたりが!!

今日はかなり活性が高そうです♪
続けざまにこれまた釣行会初参戦のYさんにもヒット!

Yさんも初の船釣りでしたが早々に東京湾の黄金アジをキャッチ!
コマセが順調に効き始め、一匹、二匹と多点掛けができるように!
全スタッフが一通りアジをキャッチしたところで先輩社員より多点掛けのコツをレクチャー。
一匹かけた後にバラさない様に注意しつつ棚を探り二匹目のアタリを待ち、重くなったら巻き上げます。

初心者、経験者含めみんな着実に数を伸ばしていきます。
お土産を確保したところでサイズアップを目指して少しポイント移動!
今度は打って変わってアタリが遠のく状況に…先輩社員を含め中々うまく咬みあいません。
ここで、ずっと釣れ続けている釣行会のリーダーのスタッフKがライン引き釣法をレクチャー。
ライン釣法とは、縦方向にコマセの煙幕を作り、そこに仕掛けを同調させる新しい釣法。効率よくアジを釣ることができます。
ライン釣法のレクチャーを受けたスタッフT君も渋い時間にもキャッチ!

時合いが来たのか少しサイズのいいアジもポツポツ釣れるように!

雨が強くなり、みんな満足するまで釣ったところで早めの撤収です。
オールシーズンできて、簡単で手軽なライトアジ!🐟
船釣りデビューにはもってこいの釣り物です!
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!!🎣
【今回お世話になった船宿】
金沢八景:一之瀬丸さん(神奈川県横浜市)
都心からのアクセスも良く、東京湾の四季折々の釣り物を楽しませてくれます。また、初心者にも親切・丁寧に釣り方を教えてくれる船宿です。これからの時期はアジはもちろんのこと、タチウオ、キス、夜メバルなど様々な釣り物に対応してくれます。
【今回使用したタックル】
●21 SHIBUKI R200
MPG100%ブランクスを使用し、MPGならではの復元力で不意の大物にも対応出来るライトゲームロッドです。また、スパイラルガイドを搭載しロッドのねじれを防ぐと共に糸がらみ軽減にも貢献する仕様となっております。また、魚の引きにロッドがしっかり追従してくれるのでアジの口切れも少なく釣果に大きく貢献しました! シブキのF190もお薦めです。
●ライトゲームFT 64-195M、73-190ML、73-190M
優れた汎用性をもつライトゲームシリーズ。最初の1本目に相応しく、クセのないオールマイティーな7:3調子。コマセ釣りの際に海中の釣針が安定し易く、違和感少なく魚に口を使わせることが可能なオートマチック性能を目的とする6:4調子。オレンジ色の穂先を採用し、アジの繊細なアタリも取ることができるコストパフォーマンスに優れたアイテム。
●ライトアジFT 175M
40号ビシに設定される東京湾のライトアジからライトコマセ用。しっかりコマセを振ることの出来るバットセクションと、しなやかな穂先の絶妙なバランス設定。掌にフィットする扁平形状と、自由度が高いスモールトリガーを設定。テクニカルな釣りで効果を発揮するオリジナルリールシート「CS45-T」を採用。
●ディーノ船 150PH/DH(R・L)
カワハギ・カレイ・アジ・マルイカ等の船小物から、タイラバ・ボートシーバス・ライトジギング等のライトソルトルアーに至る様々な湾内の釣りを広くカバー。手中に収まる小型フォルムとマグネットブレーキによるワンランク上の安定した手返しが可能。ダブルハンドル/パワーハンドルの2タイプ。
●お薦めフィッシュグリップ!
一番下の写真をはじめ、3枚の写真でアジを挟んでいるフィッシュグリップ。テイルウォークのガブリルという製品ですが、これがイチオシ!
アジは意外とヒレが鋭く、手でつかむと刺さったりします。また、ヌメヌメとつかみにくい。そこで欲しくなるのが魚をはさむ「フィッシュグリップ」。リリースする魚には使わないほうがいいのですが、アジのように食べてしまう魚なら、フィッシュグリップでガッチリはさむほうが良いです。また、タチウオやサワラのように歯が鋭い魚を安全につかむのにも重宝します。ルアーに限らず、海の釣りでは必ず持っていたほうがいいですよ!
レポート:フィールドモニター 川嶋正嗣
遠征釣りというと、ゴツいロッドとリールで大物をコアに狙う、敷居がものすごく高い釣りのイメージはないですか?
今回ご紹介したいのは、「旅行+釣り」プランです。滞在日数の中で1日だけ釣りをさせて頂き、残りの日程を家族サービスとします。そうすると、美味しい魚も食べれるし、一挙両得だと勝手に思っています^ ^
いよいよ出発‼︎ 今回の行き先は石垣島です、、、と言っても私の旅行は常に石垣島ばかりなんです(^^;;
30代、独身の頃から通っています。

2日目以降は船宿に泊まるのでゆったり出来ます。
いつもお世話になっている船宿&民宿は「たましろマリンサービス」「ムイのヤド」さんです。

今回4泊5日の予定の中、釣りは3日目に決めました。初日、2日目、島内観光。4日目にお土産探し、5日目は早目に帰り、羽田空港でブラブラするというのが今回の大雑把なプラン。今回の自分のような旅行&釣りに興味がある方はお店でお声掛け下さい。
注)川嶋さんは神奈川県相模原市の釣具店「フィッシング相模屋」の店員さんです。
本題の釣りですが、今回の狙いは【沖縄No.1高級魚】「アカジン」です。こちらでいう「スジアラ」。グルクンなどを釣って、それを活き餌で使って狙います。ムスコと妻に餌を釣らせて、自分が本命狙いに集中する作戦です。
しかし、そうは上手くいきません。予想以上にムスコと妻は釣りが出来ません。根掛かり対策やコマセワーク、魚の取り込み、魚を針から外すなどの作業を全てフォローする事に(TT) それでも我慢です。家族の為、また来年も来る為に、黒子に徹します。

ムスコに「グルクン」が釣れました。

妻は「ヒラーグルクン」(ウメイロモドキ)が釣れました。
その後もムスコや妻はグルクンがポツポツ釣れ続きました。
しばらくしてムスコが眠くなり、寝た隙にグルクンを針に掛けて、私の釣りが始まりました。
今回用意したタックルはロッドは活き餌用に「シブキR231」を選択。 ムスコと妻に用意したのは、同じシブキのF190と191です。グルクン狙いのロッドは、慣れないムスコと妻にはもう少し、硬いロッドが良かったかな?と思います。
話を戻します。棚トリ後、すぐにグルクンが暴れたと思った瞬間に竿が一気に絞り込まれ、ドラグが滑りだします。根に潜られないよう、強引にリールのハンドルを巻きます。

アカジンと思ったのですが、、、「オオマチ」(アオチビキ)でした。
その後は餌が抜かれたり、ハリス切れなどがあったりしましたが、本命のアカジンはとうとう来なかったです・・・。そして妻やムスコのグルクンのアタリも遠のいていきました。後半は船長の判断により、アカジン、グルクン狙いを諦め、五目釣りに変更です。仕掛けは胴付き3本針、魚の切り身餌で、シルイユー(シロダイ、メイチダイの仲間)やタマン、ムルー(フエフキダイの仲間)、中小型のミーバイ(ハタ)、切り身でもアカジンは食ってきます。

ムスコが眠いのから復活し、ナガジューミーバイとムルーの一荷。五目はとにかくアタリも多く、初心者も楽しめます。ただ、根掛かりが多いので気をつけて下さい。ここの船宿さんは、環境面に配慮して鉄オモリを使っています。
さて、そんなこんなで、民宿での家族の食事のおかずが確保でき、夕方に帰港しました。
釣った魚を1日寝かせて、お寿司が好きと息子からリクエスト。
オオマチやヒラーグルクンのお寿司にナガジューミーバイの唐揚げ^ ^

船宿に泊まると釣った魚が食べれるのも魅力です。 私はロッドやリール、バッテリーは持っていきますが、レンタルも勿論あります。また釣りのプランも「パヤオでのキハダ釣り」や初心者向けの短時間の「体験フィッシング」プランなどあります。HPもありますので、見てみてください。