レポート:フィールドモニター 鷲谷康幸
今年の相模湾も開幕からカツオがオキアミコマセに口を使うスタート。
15kg未満のキメジも多く、楽しめるようですが1日間隔で好不調を繰り返しています。
そんな中での私のエビング2戦目は台風明け2日目、やはり台風明け初日は良い釣果だったようですがどうなるのか? 今回も定宿の茅ヶ崎・一俊丸から。
茅ヶ崎港を出た船は途中の小さな反応を流しつつ相模湾を西へ、真鶴の手前辺りで徐々に船団ができ始めます。
周りの状況を見るとポツポツとコマセ釣りではカツオが上がっている模様。同船者のエビンガーにカツオがヒットするも僕とお祭りでバラし、ごめんなさい…。
ポツポツと上がっていたカツオの勢いも次第に衰え、分家したナブラ?を僚船と2隻で追いかけます。 もう1船の方はキハダクラスを頻繁に掛けては切られを繰り返している様子、チャンスあり?かとスピニングバウトにスイッチし、しゃくり続けると「ゴン!」と気持ちの良いアタリ!
ネムリバリをカンヌキに掛けるために鬼合わせを3回、MPGのしっかりしたバットにフッキングの手応えが伝わります。 最初の走りを耐える覚悟で体制を整えたのですが、ドラグも出ないまま、MPGの柔軟なパワーのおかげか瞬殺で上がってきたのは小型のキメジ。
その後はノーチャンスで船中キメジ1本と寂しい釣果になってしまいました・・・しかし、貴重な価値ある1本に満足!
今回のエビングタックルは、メインのキハダ用にいつものMPGヘッドクォータースピニングバウト215、カツオ用にCRAZEEジギングシャフトS63MH。 CRAZEEは去年まではMを使っていましたが、ゴリ巻き必須の乗合船ではもう少しパワーがあったほうが良いと思い、今年からパワーを一段階上げてMHにしています。 カツオ狙いは12~16号程度の細ハリスと素早い仕掛け投入が有利ということでタックルを分けており、周りでカツオメインに当たっているナブラには即座にカツオ用へスイッチできるようにタックルは2セット用意しています。
それと、今季のエビングはワームの他にバケ皮を併用してみています。エビングはワームだけでも問題なく釣れる釣法ですが、船下を通ってもなかなか口を使わない魚やシーズン後半のコマセについた魚をどうにか攻略できないものかと試行錯誤中なのです。今回のキメジもバケ仕掛けが決め手になったのかは定かではありませんが一つの実績にはなりました。現時点ではまだ本調子ではない今年の相模湾ですが、ボチボチコマセにつき始める頃かと。 シーズン後半には小田モンと言われる大型の回遊もあるので可能性がゼロではない限り狙っていきたいと思います!
【タックル】
●キハダ用
ロッド:MPGヘッドクォータースピニングバウト215
リール:10000番
PE:4号400m
ハリス:22号
針:キハダマグロ用15号、ケイムラ系ワームx2、バラフグ魚皮
ジグ:250g
●カツオ用
ロッド:CRAZEE ジギングシャフトS63MH
リール:8000番
PE:4号300m
ハリス:12号
針:メジカツ用15号、ケイムラ系ワーム、バラフグ魚皮
ジグ:250g
釣り船:一俊丸(神奈川県 茅ヶ崎漁港)
釣行日:2023年8月24日
レポート:フィールドモニター 鷲谷 康幸
今季の相模湾シロギスは4/29に110、5/1に74、5/3に87、前日に72、70、その間の出船日も40~60台は当たり前! と,ここ数年の不調が嘘のようにシロギスの当たり年のようです。
釣行当日も好調を表すかのように平日にも関わらず乗船人数14名と休日並みの人数でした。期待満点で海の様子をみると前日午後から夜にかけてまとまった雨が降りかなり濁りが入ってしまった様子。
海のコンディションは良い凪、少々吹く北向きの風がやや冷たいくらいなので楽しめそう。結局、日中日が差す時間帯は長袖Tシャツ(下にアンダーウェア1枚)になるくらい暖かくなりました。
烏帽子岩内側から辻堂沖を経由して江ノ島西側と主に茅ヶ崎港から東側の4~10mラインが好調の模様。
大きく流しを変える時間も短く、竿頭は僕の友人(相模湾を代表するほどの超キス釣り名人)が2本竿で130匹と余裕の束釣り!
1本竿のトップは50ついで49、そして僕が46とそこそこの釣果に。
船の右舷と左舷で誘いのヒットパターンの意見が分かれたのが印象的、当然潮流の方向が違うので釣れる誘いも変わるということ。右舷は主にリアクションとシェイク、左舷はステイ長め、両舷に共通するのはズル引きといったのがハマったパターンでした。
主に20cm以下の小型がメインでアタリはとても小さく針に掛けるのが至難の技です、ちなみに1匹だけ25cmの良型が混じりました。おそらく今釣れている小型のキスは去年の秋ぐらいにチョイ投げで大量に釣れていたピンギスの成長した群れではないかと推測。
例年であればこのあと梅雨にかけ25cm以上の特大級が産卵絡みで釣れはじめるのでまだまだ好調が続きそう?
使用したジャリメは船宿から購入の2パックをちょうど使い切ったくらい、キスの型がまだ小さいこともあり少量で済みましたが70匹~を狙う場合は3パック以上必要になるかと。
流石に小型の数釣りは神経をすり減らすのと捌くのが大変なので、次回のキス釣り挑戦は型が良くなってからにします(笑)
とはいえこの先どうなるかはわからないので、早めの釣行をお勧めいたします!
今回、持ち込んだロッドは海人キス180、海人キス165、沖釣工房キスKR160硬(ガイド増設カスタム)の3本、いずれの竿も残念ながらカタログ落ちとなっております…。
僕の場合の当日ハマった誘いは主にズル引きとステイ、たまに大きく煽ってからのリアクションやフォールが主体となり海人キス180の1本で事足りました。
ロッドの感想は以前のBlogに掲載されていると思うのでそちらも見ていただけると光栄です。
相模湾シロギスレポート 竿の長さで使い分け – alphatackle フィールドレポート (fc2.com)
当日の竿頭の名人も、キス釣り名手の堂満船長も海人180の調子を見て「その竿良いですね」と言ってもらえるロッドです、そして何よりコスパが良い!
現在のalphatackleの現行発売モデルにはキス竿がありません、いずれ復活もしくは新作が発売されるすることを願うばかりです。
ロッド:アルファタックル 海人キス180
リール:スピニングリール2500番
ライン:PE0.6+リーダー2号15cm
仕掛け:錘15号・天秤仕掛け2本針120cm
船宿:神奈川県茅ケ崎市 茅ヶ崎漁港 一俊丸