レポート:フィールドモニター 二上あや
アルファソニック・テンヤゲームで、ロックフィッシュを狙う動画撮影に同行させて頂きました。
なおちんさんこと井上直美さんが一緒です。
撮影当日は、良い凪にそよそよと涼しい風。ロックフィッシュ日和です。出船し、少し走るとすぐポイント。直リグにエビの尻尾を一節カットして付けます。
早速キャストし、リフトandフォールで誘います。アルファソニック・テンヤゲームの繊細な竿先の感覚で、根の位置を把握。駆け上がる根を見つけて、ネチネチと魚を探すとアタリが!! 針がかりしないので、もう一度落とすと再びアタリがあったので、間髪入れずに即合わせ。
竿がしなり、グングンと良い引きは、本命アカハタでした!!

隣で釣ってるなおちんさんは、アカハタテンヤゲームは初めてとのこと。なおちんさんは幅を大きくとったリフトandフォールで誘いますが、アタリがあまりなかったので、ボトム中心のネチネチ探りに変えると、すぐにアタリ! ビシっと合わせて竿がしなっています。さすが百戦錬磨のなおちんさん、開始まもなくアカハタを釣り上げてました。


私もコンコンと言うアタリを取って、合わせが決まった! 激しくグングンとする強い引きを、アルファソニック・テンヤゲームのバットの強さで受け止めて上げてくると、強面でカラフルなイラ!! 初めて見る姿に驚きです。

その後も数匹追加し、沖上がりとなりました。

ロックフィッシュは、成長も遅く、年間で10センチ程度しか成長しないそうです。食べきれない程釣れた時には、エア抜きしてから海に帰して大事に資源を守りたいと思います。
あ、みなさん、動画をお楽しみに!
【タックルデーター】
ロッド:アルファソニックテンヤゲーム220MH
リール:テイルウォーク スピーキー3500XGX
【釣り船】
有希丸(ゆうきまる) (千葉県南房総市 乙浜港)
レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。今年の夏は暑かったですね。9月に入ってもまだまだ日中は30℃超えの夏日が続いていますが、海の中は秋の気配が漂い始めました。この時期に楽しみになるのが「ひとつテンヤマダイ」。満を持して、おニューのロッドを手に大原・富士丸さんから出船しました。

今回持ち込んだのは2023年のカタログで初お目見えの「kaijin テンヤマダイ 240L」と、旧モデル(青いブランク)の「海人テンヤマダイ230MH」。
これまで使って来た「230MH」はシリーズ中、最もポピュラーで“最初の1本”にお薦めなパワーと調子を持ったオールラウンダーな竿。なんですが、個人的にはもう少し長さがあって食い込みのイイ穂先を持つ竿も欲しかった。テンヤマダイブームの頃にはそうしたモデルを出しているメーカーさんもあったのですが、今は底ダチが取り易く、深場も攻め易い8号以上の重いテンヤ(カブラ)を薦める船宿さんが多く、ハリ掛かりも良いことからMH〜Hクラスの“硬めの竿”が主流となっています。そこに登場した「kaijin テンヤマダイ 240L」は「これよ!」と声を上げたくなる絶妙な仕上がり。凪模様の浅場が主戦場となる秋口を待って、待望の竿おろしです!

──で、この日の釣り。「240L」には遊動式のカブラ(20g)、「230MH」にはいつもの5号のカブラを結んで沖に出ました。一流し目は船下に遊動式カブラを落としてとりあえず船中一枚目の“鯛飯サイズ”。しなやかで食い込みの良い竿先を持つ「240L」は、餌を口にした魚に違和感を与えないためアタリが長く続き、魚の重みを感じながらの聞きアワセで難なく掛けられます。竿の長さを活かしたストロークの長いアワセ(スウィープフッキング)をすることで上顎の硬い部分でも太軸バリを貫通させることが出来るので、この竿をご使用になる際には参考になさってください。

次に、根掛かりも少ないので軽くキャストして、水深分の糸が出たところでリールのベイルを戻して船下で着底させる“カーブフォール”を試したところ、これがビンゴ。着底と同時か、着底直後に1.5mほど仕掛けをホップさせるとアタリが出るパターンでリズムを作り、数枚を獲りました。
続いて船長が「根掛かり気を付けて」と言うエリアに入ったので「230MH」に持ち替えて5号カブラの釣り。着底してそのままにしていると根に取られてしまうので、着底後、一呼吸置いて1mほどリフトします。アタリは着底後に与えている“間”に出るのですが「コン!」とアタるだけで合わせてもハリ掛かりには至りません。そこで底を切った後、竿先を叩いて(シェイクして)カブラを揺すった後、タタキを静止すると「コココッ!」というアタリが出て、瞬時に合わせればハリ掛かりする、という流れで3枚を追加しました。
この“カブラを叩く”という誘い、魚の活性が低い時には群れを散らすので注意が必要ですが「230MH」でこそ出来る魚へのアプローチなので、魚にヤル気がありそうな局面に出逢ったら是非お試しください。

そんなこんなで6時53分にはツ抜け達成。この後、潮が緩んでアタリが遠退くのですが、初登板の「kaijin テンヤマダイ 240L」に色々結んで使用感を確認しました。
まず感じるのは「キャストの気持ち良さ」。リーダの結び目の抜けが良い絶妙なガイドサイズも相まって、3号から5号なら緩やかなアンダーハンドで軽く20mは投げられます。取り込みの際もリーダーの巻き込みがスムーズなので、バラシの多い船縁でのトラブルは皆無でした。

またカブラのフォール中、PEラインは糸が張った状態でないと魚信が取れないのですが、繊細な竿先は糸にテンションが掛かった状態でも魚に違和感を与えずアタリだけを可視化するのでカーブフォールは勿論、船下への落とし込みでもフォール中の「ざらり」としたアタリを明確に取ることが出来ます。
さらにこの食い込みの良いティップは、常磐エリアで多用される“遊動式テンヤ(カブラ)”には持って来いの調子で、オモリが着底している状態でエサを違和感なく食わせると共に、押さえ込むような小さく微かなアタリを大きく可視化することに貢献します。また3号を中心とする軽量なテンヤでも着底がしっかり取れ、竿先を上げた姿勢でフォールさせれば、舟が流れている中でも確実に着底の糸フケを目視することが出来ます。
加えて、黒いブランクスになった「22海人」の“軽さ”と“手感度”は特筆。旧モデルの「230MH」と比べ「240L」は10cm長くなったのに12gも軽い。そこまで削ぎ落としたのにカタログスペック競争に走らず、軽量化と逆行する少し口径の大きいガイドに付け替えて使用感を向上させ、にも関わらずカウンターバランスも乗せずに穂先の持ち重りを感じさせない。この価格帯でこの仕上がりは“革新”と呼んで過言で無い進化ではないでしょうか。

かくして鯛飯サイズたちのアタリが遠退いた7:10。3号テンヤの使用感を試している際、着底したテンヤから伝わる何とも言えない反応。そ〜っと竿先を聴き上げて見ると、明らかに生命感のある蠢きが竿先を震わせ、そこそこの重みが手元に感じられました。これは魚信であると確信して巻きアワセを入れると、やや首を振るような反応の後にずっしりとした手応えで海底から動かない。胴まで一杯に竿をしならせながら、ぐぅーっとリフトしてくると時折「イヤイヤ」をするような反応があるモノの走りも暴れもせず、旋回しながら水面に姿を見せたのは中判のヒラメ。65cm/2.75kgのこの魚、柳のような「kaijin テンヤマダイ 240L」の調子にケンカもせず、恐らく釣られたことにも気付かずタモに収まったご様子。しなやかでありながら、この細身の竿に太軸鈎で顎骨を打ち抜くだけのパワーが秘められている事実にも驚かされました。

この先がまたアタリの遠退く時間が長く、ドテラ流しの刈込み側の流しはキャスト&カーブフォール、払い出しの流しは軽いテンヤで真下に落として、着底後にリフト、糸を出してフォールの釣り。こうした釣り方の交代も、タックルが2セットあると非常に便利で、大原では避けられない根掛かりによるテンヤのロストやマメなリーダー交換も、道具が2セットあれば瞬時に持ち替えることが出来ます。強風の日や激流の中では真価を発揮できないであろう「kaijin テンヤマダイ 240L」の他に、MHクラスのオールマイティなタックルがもう1つあると安心かつ効率よく釣りを楽しめると思います。今回は旧モデルの230MHを使いましたが、俄然、私の心中では「kaijin テンヤマダイ 240MH」「240H」への興味も急上昇! 機会があれば手に入れて、レポートさせて頂きます。

そんなこんなで沖上がりも近い10:30。鯛飯サイズと目の下1尺にちょっと足りないくらいのサイズも何枚か獲れて、ヒラメもあるから「お土産には充分かな」どと思っていたところ、着底している遊動カブラに「ざらり」という微かな魚信。明確なアタリは無いものの、重みを乗せた長めのストロークでアワセると、いつもより強気の1.5kgまで締め込んだドラグを引き出す元気な走り。竿を気持ちよく曲げてゴンゴンゴンと首を振るファイトに船長も「タイだな」とタモを持って観に来てくれました。痛快な走りも柳腰でタメ、やがてスイスイと浮かせて海面を割ったのは55cm/2.3kg、イワシを食って丸々としたコンディションの良いマダイでした。

かくして、この日の釣果はマダイが2.3kgを頭に15枚と、2.75kgのヒラメ1枚。

船中全員がツ抜け達成という好日でした。マダイの最盛期は春の乗っ込みと思われがちですが、産卵期のマダイは神経質で気難しく、大きな個体が釣り易い季節は秋だと思います。かく言う私の人生最大のマダイ(10.2kg)を釣ったのはテンヤマダイブームが大原を席巻していた9月の太東沖でした。是非、流行りの頃より数段進化した現代の専用竿を手に、ワールドレコード級のマダイを求めて、豊穣の海へお出掛けください!

2010年9月、太東沖で出た10.2kg。秋こそテンヤマダイの季節!

▼タックルデータ
リール:スピニングリール 3000番台
道糸:PE0.8号
リーダー:フロロカーボン2.5号4.5m
テンヤ・カブラ:3〜5号
付けエサ:冷凍エビ
▼船宿:富士丸 (千葉県いすみ市 大原港)
レポート:フィールドスタッフ 白畑義基
今年のキハダフカセ釣りは6月下旬から開幕し、連日、好調が続いています。
乗合船は茅ヶ崎、葉山鐙摺に加え、千葉の勝山からも出船しています。魚のサイズも、初期は20㎏以下も時々混じりましたが、現在は平均で25㎏前後あり、30㎏~40㎏級まで上がっています。いつデカいキハダが食っても獲れるように、ラインシステム、ドラグ調整は万全にしましょう。
さて、私は8/4の金曜に有休をとって葉山鐙摺・長三朗丸から出船!
イワシを積んで沖へ向かい、途中で波をザッパンザッパン浴びるも、場所に着くと既に他船が魚を掛けている。すぐ鳥付きのキハダを発見し、今回上乗りをしてくれた石垣玄船長が撒き餌開始!
魚が餌を取り、舵を握る栗飯原由己・大船長の「はい、やって」の合図で投入。
「40~50mくらいのところに魚はいます。(道糸を)出し過ぎても食わないよー」
今回の餌はマイワシ、カタクチイワシも混じっていましたが、フカセなら遠くへ泳がせるため、マイワシがいいですね。背中の色がグリーンがかった、活きの良いものがベスト。
キハダ、カツオとも活きの悪い餌には見向きもしないので、鼻掛けかカマ掛けでイワシを弱らせずに投入し、沖へ流します(カマ掛けの方が良く潜りますが、不慣れなら鼻掛けでも良い)。この時、潜りながら船から遠ざかっていくイワシがベスト。船から離れないイワシや、海面を弱々しく泳ぐイワシは即座に交換する。
船下には撒かれたイワシが固まり、群を作っている。これは周辺に魚がいるため。イワシにしてみたら、ここで群れずに散らばったらあっという間に捕食されてしまうのです。そしてほどなく、胴の間で流していた人のドラグが鳴った!
これを皮切りに船中あちこちでキハダが食いだし、竿が曲がり、ドラグが鳴り続ける。掛けた人はミヨシ(舳先)か艫へ移動してやり取りし、他の釣り人もオマツリに注意しながらイワシを流すのが作法。そしてミヨシで取り込まれたのは20㎏級のキハダ。この流しでは4人くらいアタっていたが、筆者にはアタらず。
大船長が「デカいハリを使っていると、イワシの泳ぎが悪いから食わない。カットヒラマサの13号がいいよ」とアナウンス。
素早く同サイズのふかせキハダ13号にサイズダウン。南方延縄結びで結び直す。潮回りして投入すると、すぐさま道糸が走り出した!しかし、「ハリが小さく、掛かりが浅いとバレる」と考え、猛スピードで突っ走っている最中に追いアワセを入れた瞬間、ハリス切れ!
「マイワシが小さめなので、小バリなら当たる」と判断し、ハリを結び直していると、隣でもアタリ!
筆者もオマツリを回避しつつ、ある程度流しても食わないので、念のためゆっくり回収している最中に再び食った!
私の場合、初期ドラグは2.5㎏だが、ファーストランは強烈。そのまま走らせ、止まったところで追いアワセを入れる。何度か走るが、スピニングバウト215で走りを食い止め、魚が頭を振り始めたら竿を立ててリフトする。この時、ドラグが緩いといつまでも寄らないため、徐々にドラグを締めていく(筆者は5㎏まで上げる)が、道糸やハリスの強度1/4までが限界。それ以上締めたら切れる。ドラグを締める時もひと目盛ずつ締めるよう意識しよう。最初のダッシュでは無理に止めず、魚が止まってからじっくりやり取りしたい。ただ重いだけの時は容赦なく距離を詰め、反転した時も竿を立てて「人間の負担を軽くし、魚に最大のプレッシャーをかけ続ける」ことを心がけよう。

魚が真下に潜った後は、ぐるぐる回り出す。この時もリフトしたときにドラグが滑らなければ大丈夫だ。今回はタモ入れが浅く、ベールを返した瞬間にまた20mほど持っていかれ、オマツリまでしたが、玄船長のサポートで何とか23㎏をキャッチ。

この魚は、撒いたイワシの他、イカやシマガツオかハタンポのような小魚も捕食していた。
その後もアタリは続き、一時はミヨシで4人同時にやり取りするような状況まであったが、ドラグを締めすぎたのか竿が折れたり、ハリス切れといったバラシも多発し、船中でヒットは16回。キャッチは5本。最大は28㎏。カツオも6㎏級の大型が混じった。

このフカセ釣り、エサのイワシがエサ屋さんで買える限り出船しますが、9月10日現在、エサが入手困難になっているため、今後はスポット出船の予定とのことです。
ヒット率も良いので是非、挑戦してください。

【タックル】
竿:アルファタックル MPG スピニングバウト215
リール:スピニング5000番クラス
道糸:パワーアイWX8 5号
ハリス:プレミアム万鮪 18号
ハリ:ふかせキハダ 13号
釣り船:長三朗丸(ちょうざぶろうまる) 神奈川県葉山町 葉山鐙摺(はやまあぶずり)港
レポート:フィールドモニター 二上あや
昨年から予約する度、時化で中止 。年を挟み、やっと出船出来ました。

御前崎から出船し、ポイントの金洲まで1時間半。コバルトブルーの金洲の海が迎えてくれました。竿入れ時間6時になり、一斉に投入します。
極太ハリス30号・針18号の強気な仕掛けは、2メートル。指示棚30メートルで、ハリス分下げずに棚でコマセを振って待ちます。カツオは待っても1分と船長。どんどんやり変える方が良いとの事。コマセを振って指示棚で待つと竿先にアタリ!
瞬発力のあるカツオの強烈な引きを、スピニングバウト215で交わし魚を浮かせ、釣りたかった(食べたかった)数年越しの本命のカツオ!!無事にタモ入れしていただき、嬉しすぎました。



その後も船長が細かくポイント探してくれますが、あまり反応がなく、カツオが船の下を通りかかった時に、少し釣れる程度。なかなかの厳しい状況が続きます。
すると五目狙いにシフトチェンジのアナウンス。仕掛けを3本針ウィリーに変え、金洲の美味しい魚を狙います。


指示棚50メートル、コマセを振って待つと、アタリあり。しかし針がかりしなかったり、巻き上げ途中にバレてしまったり、お魚を取り込めません。周りでは金洲ジャンボイサキがバタバタと上がっています。

やっと針がかりして、元気な引きをみせて上がってたのは、初めて釣ったウメイロでした。背中の黄色が綺麗です。

カツオは難しい日だったようですが、カツオの顔が見れて、いつかは釣ってみたかったウメイロも釣れて楽しい釣行となりました。
ロッド:MPG ヘッドクォーター スタンディングバウト
釣り船:茂吉丸 (静岡県御前崎市)
レポート:フィールドスタッフ 山崎裕
フィールドスタッフの山崎です。
相変わらずタイラバ漬けの釣行で、メインとして通ってるのが静岡県は御前崎。
ここは外海でちょっと走れば金洲や八方という有名なポイントにアプローチできます。
釣れる魚は、タイは勿論のこと、タイラバで釣れるフィッシュイーターは何でも釣れちゃう魅惑のエリアです。で、釣れる魚のアベレージが大きい!!
過去に何度もフックアウトやラインブレイクをして悔しい思いをしてきた場所でもあります。
どうにかならんかなー?? と、悩みに悩んでタックルの見直しを思い付きます。
そうだ!! グラスソリッドのロッドならこの悩み解消できるかも?!と、MID ARM GS73-190Mをチョイス。これがタイラバ用として、あつらえたようにしっくりと手になじみます。リールシートからロッドエンドまでが420mmと長く脇ばさみも苦になりません。
グラスソリッド特有の柔らかさもあってファーストタッチの時、魚に違和感を与えないような造りです。また無限に曲がるパラボリックなアクションもただ曲がるだけで無くトルク感がある力強さを持ち合わせています。
実釣1日目はカンパチでその成果を発揮してくれました。
青物のパワーファイトでもMID ARM GS73-190Mは暴れること無く力強く魚をリフトしてくれました。

実釣2日目はハタラバ便。
この日も50cmのキジハタ(アコウ)を釣り上げました。

ハタ類を釣る時には当たったら即ゴリ巻きが基本。根に潜られてしまうと、魚は踏ん張って出て来てくれません。MID ARM GS73-190Mはフルベンドしながら魚を根から引き剥がすようにリフトし続けます。
根を切ればあとはバラさないよう揚げるだけ。MID ARM GS73-190Mは途中魚が暴れても往なす柔らかさも持ってます。


グラスソリッドロッドは御前崎のようなフィールドに適してるかもしれません。MID ARM GS73-190Mは強力な私の相棒になりそうです。
【タックル】
ロッド:MID ARM GS 73-190M
リール:テイルウォーク エランワイドパワープラス
釣り船:伊達丸 (静岡県御前崎市)
レポート:フィールドモニター 鷲谷康幸
今年の相模湾も開幕からカツオがオキアミコマセに口を使うスタート。
15kg未満のキメジも多く、楽しめるようですが1日間隔で好不調を繰り返しています。
そんな中での私のエビング2戦目は台風明け2日目、やはり台風明け初日は良い釣果だったようですがどうなるのか? 今回も定宿の茅ヶ崎・一俊丸から。
茅ヶ崎港を出た船は途中の小さな反応を流しつつ相模湾を西へ、真鶴の手前辺りで徐々に船団ができ始めます。
周りの状況を見るとポツポツとコマセ釣りではカツオが上がっている模様。同船者のエビンガーにカツオがヒットするも僕とお祭りでバラし、ごめんなさい…。
ポツポツと上がっていたカツオの勢いも次第に衰え、分家したナブラ?を僚船と2隻で追いかけます。 もう1船の方はキハダクラスを頻繁に掛けては切られを繰り返している様子、チャンスあり?かとスピニングバウトにスイッチし、しゃくり続けると「ゴン!」と気持ちの良いアタリ!
ネムリバリをカンヌキに掛けるために鬼合わせを3回、MPGのしっかりしたバットにフッキングの手応えが伝わります。 最初の走りを耐える覚悟で体制を整えたのですが、ドラグも出ないまま、MPGの柔軟なパワーのおかげか瞬殺で上がってきたのは小型のキメジ。

その後はノーチャンスで船中キメジ1本と寂しい釣果になってしまいました・・・しかし、貴重な価値ある1本に満足!
今回のエビングタックルは、メインのキハダ用にいつものMPGヘッドクォータースピニングバウト215、カツオ用にCRAZEEジギングシャフトS63MH。 CRAZEEは去年まではMを使っていましたが、ゴリ巻き必須の乗合船ではもう少しパワーがあったほうが良いと思い、今年からパワーを一段階上げてMHにしています。 カツオ狙いは12~16号程度の細ハリスと素早い仕掛け投入が有利ということでタックルを分けており、周りでカツオメインに当たっているナブラには即座にカツオ用へスイッチできるようにタックルは2セット用意しています。

それと、今季のエビングはワームの他にバケ皮を併用してみています。エビングはワームだけでも問題なく釣れる釣法ですが、船下を通ってもなかなか口を使わない魚やシーズン後半のコマセについた魚をどうにか攻略できないものかと試行錯誤中なのです。今回のキメジもバケ仕掛けが決め手になったのかは定かではありませんが一つの実績にはなりました。現時点ではまだ本調子ではない今年の相模湾ですが、ボチボチコマセにつき始める頃かと。 シーズン後半には小田モンと言われる大型の回遊もあるので可能性がゼロではない限り狙っていきたいと思います!
【タックル】

●キハダ用
ロッド:MPGヘッドクォータースピニングバウト215
リール:10000番
PE:4号400m
ハリス:22号
針:キハダマグロ用15号、ケイムラ系ワームx2、バラフグ魚皮
ジグ:250g
●カツオ用
ロッド:CRAZEE ジギングシャフトS63MH
リール:8000番
PE:4号300m
ハリス:12号
針:メジカツ用15号、ケイムラ系ワーム、バラフグ魚皮
ジグ:250g
釣り船:一俊丸(神奈川県 茅ヶ崎漁港)
釣行日:2023年8月24日
レポート:フィールドモニター 岡崎敬久
各地で真鯛がかなり厳しい状況になってきてしまったので、気分転換を兼ねて好調らしい東京湾の夏タチウオに行ってきました。
東京湾では今が旬の夏タチウオですが、通称「夏タチ」は型が小さく指幅3本のF3が主体です。ですが、時折ドラゴン級も顔を見せることがあるというので、当然数より型狙い!で大型ドラゴン狙いの釣法はやや難易度高めですが、掛けて楽しいテンヤ一択ですw

浦安の船宿「吉野屋」さんから朝7時に出船です。すぐそばにあるディズニーランドと羽田空港を横目に一路、ポイントの猿島沖を目指します。行程約1時間ちょっとで到着。波風弱く薄曇りですが、時々晴れ間も見える釣り日和です。

魚探反応はいつも通り有り、最近では東京湾で主流の天秤釣法で良い日には30本以上あがることもあるそうです。ただサイズが小刀、短刀クラスのF2~3本サイズが殆どだそうで…
船長からのアナウンスで、棚は水面から45〜55m前後を狙って下さいとのことでした。すぐさまイワシを付けて投入し、指示棚でロッドをしっかりシャープに叩き、テンヤを弱ったイワシのように踊らせながら超微速で巻き上げ、時どき止めてステイし、アタリを待つ…そして潮が緩んだような棚を見つけたら更に集中的に攻めて…を繰り返そうとすると、すぐさまチタントップを軽く跳ね上げるアタリ⁉︎ すかさず合わせを入れてフッキング♪まぁまぁのサイズらしい良い引きです。タチウオは上に泳いでくる場合もあるので、急いでMAXスピードで巻き上げます…がここで痛恨のミスが発覚します…リールをロッドにセットした際に完全に締めておらず仮止め状態で正確に巻けずにグラつきます💦巻きながら隙を見て締め込みますが…案の定、途中でテンションが抜けて…バラしました。貴重なチャンスにやらかしてしまいました⤵︎⤵︎
しかし今日はいつもと少し違う様子で、テンヤにもその後も間断なくアタリが続きます!(この日はテンヤが一番アタリ良く竿頭でした。)結局11:30頃まで、時折すごいスコールにも何度か遭遇しましたが、飽きることなく釣れ続いてくれました。最初はF3が多く掛け損ないや、バラしも多数あり悩まされましたが、終盤にはF4〜F5オーバーのドラゴンクラスも釣れて、久々に掛けていく楽しい釣りができました(笑)

ただし、最近の傾向みたいですが、11:30以降はアタリも遠くなってしまいましたが数、型ともに満足できるものでした‼︎
次回また東京湾に行くチャンスがありましたら、今度は少しロッドが柔らかく、食い込みが良さそうなロッドの方が東京湾には向いていそうなので、アルファソニックの今年発売された新製品!細見でチタントップのアルファソニック・タチウオテンヤGZ 180MHで是非、挑戦してみたいと思います。
東京湾のタチウオはこれからが本番です!天秤、ジグ、テンヤのお好きな方法で是非出かけてみてください。大型ドラゴン狙いならテンヤが断然おススメです!
【タックル】
ロッド:アルファソニック タチウオテンヤ 190 / kaijin タチウオテンヤ 91 175H
リール:ベイトリール150HG&XG
ライン:PE 1号+ナイロン6号
テンヤ:40号 夜光、赤金、ブラックなど

レポート:フィールドスタッフ 山崎 裕
毎年恒例の夏休み瀬戸内遠征へ行ってきました。
今年はアルファタックルの中でもルアーに特化したブランドCRAZEEシリーズの組み合わせで明石・高松の海を攻略してきました。
タックル構成は
リール:クレイジーBC SW150/R
タイラバ:クレイジータイラバヘッド60g
PE0.6号リーダーフロロ3号
この組み合わせでチャレンジして行きます。
ちなみにキャスラバ用ロッドにはtailwalkのL−JIGGYS(エル・ジギーズ) SSD S631+スピニングリールはSPEAKY 3000HGXで、ラインはPE0.8号+リーダーフロロ4号。
船は毎年お世話になってる明石タイラバでは有名な海豚さん。
船長の話ではここ数日水潮の二枚潮になっててラインに角度を付けると当たりがぼやけてしまうという状況だとのこと。
ヘッドは鉛60gからスタートしましたがすぐにタングステン100gにチェンジ。
同船者のヒットパターンを参考にボトムまで落としたら超ゆっくりに巻いてきます。
ボトムから4~5巻き目ぐらいにラインを止められるような当たり。その当たりと同時に竿先を下に向けさらにゆっくり巻きます。魚が反転するタイミングで竿を起こします。
そうすればカエシまで貫通させることが出来るフッキングになります。
クレイジータイラバシャフト672MLはタイラバロッドとしてはちょっと硬めの部類。
しかし弾き飛ばすような硬さではありません。竿を充分に曲げて魚を浮かすことが出来ます。
時折鯛が首振りしますが、難なく追従してばらす心配はありません。
船長にすくってもらった鯛はイワシを捕食してるのか黒い55cmの立派な魚体です。

ここでタイラバ釣りについて大事なことを。
どんな釣りでも道具の優先順位は魚に近いところが上位に来ます。それはそうですね。魚との接点はハリなんですから。ですので、ハリ~糸~竿~リール の順番になりがちなんです。
しかしタイラバ釣りは一日中リールを巻くのが仕事。
リールの優先順位がとたんに高くなります。
一日中巻いていてゴリゴリしたりクラッチの切れが悪かったりドラグの調整が思うように行かなかったりするとストレス溜まりまくります。楽しく釣りが出来ません。クレイジーBCリールはお値段安いのにしっかり作り込まれていて一日中無巻き倒してもストレスになるようなことはありません。
翌日からは海を渡り高松へ。ここで3日間、船は高松の海を知り尽くしたワンピースさんにお世話になりました。同じ瀬戸内海でも明石と高松では様子が違います。船長のスタイルにもよりますが高松では夏は60gメイン。45~80gまで使いますが潮や活性によって鉛やタングステンを使い分けています。
この日は小潮周り。島と島の間の潮通しのいいカレント部分(流れがあるところ)にベイトが溜まりやすくなっているので重点的にそのような場所を流します。
ワンピースさんでは船長考案のビックネクタイが流行っています。魚はこのビックネクタイを何だと思っているのか不思議です。フックセッティングも高松仕様に替え、シンカーはタングステン60g。ボトムから5巻目ぐらいにネクタイを引っ手繰るようなヒット。船下に入り込むような潮でしたがクレイジータイラバシャフトはフルベンドしながらもぐいぐい魚を浮かせてくれます。
クレイジーBCリールのドラグの出もスムース。PE0.6号リーダー3号でも不安無くファイト出来ます。
揚がってきたのは60cmの立派なサイズ。

これはクレイジータックルの勝利ですね。シャローの浅いとこではキャスラバで。自分的にはtailwalk L−JIGGYS SSD S631の長さが丁度いい取り回しサイズ。気持ち良くシンカーを飛ばせます。


SLJ的にCRAZEE CASJIG投げたんですが「ヒラ」という魚釣りましたよ。

その後もクレイジータイラバタックルで釣れ続けます。

最後はアルバトロスバレットの180Lでフルベンドさせながら獲りました。今年はクレイジーシリーズを使っての明石高松タイラバでしたがそのポテンシャルはとても大きいものでした。手に入れやすい価格帯ですのでこれからタイラバを始めようとする方には必要かつ充分なタイラバセットだと感じました。
是非みなさんも使ってみてくださいね。
レポート:フィールドモニター 川野 誠
7月1日に解禁された富岡沖のマダコ。
今年は6月解禁の羽田〜川崎エリアもシーズン当初は台風の大雨の影響なのか昨年までの数釣りが楽しめるほどの釣果も聞けていませんでした。自分は週末満員の金沢八景『野毛屋』さんから富岡沖へ。
富岡沖は金沢八景からすぐそこなので、八景エリアの船宿さんもほぼ満員な感じで富岡沖はタチウオ船団ばりのエギタコ銀座(笑)
水深15m〜ほどのほぼ根掛かりのない平場をユキちゃん船長が丁寧に流してくれますが朝方の雨のせいなのかポツンポツンと潮先の方々だけ釣れる感じ…ですが釣れてるのは羨ましい700g〜の食べ頃のサイズばかり。
ここで船下の釣りからアルファソニック餌木タコ180tiのレングスを活かしてアンダーキャストで距離を稼いで扇状に探りを入れていく作戦に、すると、潮変わりのタイミングで着底すぐの小突きに『ドチャっ』っといきなり覆い被さる本命のノリ感!!
大事に竿先を下げつつ、さらに深く抱かせるために小突き続けながらオクトパスライト54Lをゆっくり巻きとりフルパワーフッキングでベリベリっと底から剥がして持ち上げると今シーズンイチの重量感〜!!

お隣さんにタモお願い致したら口径小さいので船下でドタバタでしたが(笑)ちゃんとエギが2本とも口まわりに刺さっていて無事にネットインし測ってみると2.2kgのナイスバディ🐙
これがあるからエギタコはやめられません〜。
このあともポツポツ3杯なんとか追加することができました。日並みのイイ時を狙って真夏の照りタコに通いたいと思います。
なにせ柔らかくて美味しいですからね~

【タックル】
ロッド:アルファソニックエギタコ180ti/アルファソニックルエギタコLTD165
リール:テイルウォーク オクトパスライト54L
ライン:PE 3号
仕掛け:自作3本スナップリーダー
オモリ:25号

レポート:アルファタックルスタッフ・丸橋
スタッフTが言い出しっぺとなって、外房・飯岡の夏ビラメに行ってきました!
今回は総勢5名ですが、実はヒラメ未経験者がほとんどなので少々不安・・・しかし「あまりやったことがなくても梅花丸さんだったら大丈夫」と聞き「なんとかなるだろ~」てなノリで。








【梅花丸(ばいかまる)】
千葉県旭市・飯岡港 HPは上の梅花丸の文字をクリック!

【使用タックル】
ロッド:
①MPG シブキF190
人気のMPGライトゲームロッド・シブキは0アクションでも横流し80号まで対応できる。曲がっていくときの気持ち良さはMPG100%ならでは。気持ちく良く曲がるがバットパワーがあり、かなりの大物でも安心してやり取りできる。ヒラメに限らずライトタックルにイチオシで、外房のコマセハナダイ五目にも良いが、コマセマダイ80号錘でも無理なくこなす汎用性の高さがある。
②Kaijinライトヒラメ215/FSL
カーボンフルソリッドを長尺で使っているバットジョイントモデル。カーボンフルソリッドならではの粘りと、軽快さと感度、喰い込みの良さも持っている。一味違うライトヒラメロッドをお探しの方にお薦め。同シリーズでラインナップしている2.4mモデルの「240/FSL」は波が高いときに対応しやすく、置き竿派の人にも良い。
③ミッドアームGS 73-190M
GS=グラスソリッドブランクのバットジョイントモデル。持ち重りしやすいグラスソリッドだが、190というショートレングスであることもあって軽快な操作感で扱える。錘負荷30~80号の190MLもあるが、ヒラメでの横流し時の負荷を想定した場合は40~100号の「190M」がお薦め。定価19000円という買いやすさも大きな魅力。
リール:
①サイバード船PG200PH
PE3号200mキャパシティの中型ベイトリール。MAXドラグ7kg、力を入れやすい丸型アルミノブ装備で、船タコにも適している。定価14,500円という価格帯を超えるスペックとデザイン。
②ディーノ船150PH
ライトヒラメをさらに軽快に楽しめる小型ベイトリールだが、PH=パワーハンドルモデルは力強い巻き取りができる。定価8,000円と買いやすい価格帯だが、必要十分以上の性能を持つ。
③テイルウォーク エランワイドパワープラス
テイルウォークブランドの中型ベイトリール。上の写真で、言い出しっぺ・スタッフTが使ったもの。MAX12kgという非常に強いドラグ力を持ち、ベアリング数も10+1とハイスペック。
【最後に・・・ヒラメのお薦めレシピ】

捌いたヒラメの身に小麦粉・溶き卵・香草パン粉の順で付けてバターで焼くだけ。お好みでハーブを入れても良い。粉チーズを入れると美味しいよ!