レポート:フィールドスタッフ テル岡本

下地スタッフが市販アカムツ仕掛で釣り上げた9,5kgのビッグワン。アルファタックルのスローガン「一生の歓喜を一瞬で」を体現する快挙!!

近年新規釣場の開拓もあり関東~東海のアカムツ、関東のベニアコウに希少性が無くなりつつある現在、唯一「深場の幻魚」で有り続けると言って差し支えないであろう深海ターゲットが数kg以上の、いわゆる大アラ。ルックス、釣趣、味覚と三拍子揃い「完璧な深海ターゲット」として差し支えない魅惑の魚。

そんな「大アラ」を求め、TEAMメンバーと共に足繫く通う釣場の一つが東伊豆稲取沖。今回は11月~7月がシーズンとなる同沖の釣りを、釣行記を交えて解説してゆく。

一目で極上と知れるグラマラスな1,6kg。初挑戦のアルファタックル金城スタッフ

安貞丸 アラ五目概要

何れ劣らぬ高級魚揃いの深海ターゲットの中で「一番美味い魚は何か」と問われた際、迷う事無く推すのが本種。稲取沖は筆者10代の昔からアラ釣場として名を馳せたポイントだが、周辺各所のご多分に漏れず周辺各所と同様の乱獲による低迷期を経てン10年、2020年新春に突如復活の爆釣で再びクローズアップ。航程10~十数分の至近ポイントで8kg超の大アラも浮上する稲取沖は正しく「東伊豆の至宝」。複数の8kg超を筆頭に3人で船中20数本など筆者若かりし頃を遥かに上回る爆釣に度肝を抜かれたが、その後も8kg、9kgと正真正銘の大アラが度々浮上し「完全復活」を思わせる。

とは言え大アラは「行けば必ず釣れる」程イージーな魚で無いのもまた事実。そう簡単には出逢えないからこそ、大本命を手にした際の喜びは格別なのだが…大アラ不在の場合は小~中サイズのアラ、アカムツ、イズカサゴ(鬼カサゴ)を筆頭にムツ、ウッカリカサゴ、ユメカサゴ等々、中深海の各種ターゲットが姿を見せ「高級魚五目」の様相を呈す。

アラと並ぶ大本命アカムツ

こちらもメインの「鬼カサゴ」ことイズカサゴ

縄切魚カゴカマス。タチウオ並みの歯に注意

「黒ムツ」ことムツ。アラポイントで混じるのは1kg前後

最も数が多いのは「喉黒カサゴ」ことユメカサゴ。小型主体だがカサゴ類トップクラスと謳われる美味魚

稲取沖 アラ五目タックル

筆者御用達の稲取アラタックル。ロッドはストレガ231

ロッドは中深場対応6:5~7:3調子の2,3m前後モデル。錘負荷150~250号程度。リールは電動リール3000or500番リールにPE4~5号をフルキャパシティ。仕掛は片天2本鈎のハリス10~12号。鈎は藤井商会「フジッシャーホタ18号、又はKINRYU鋼太地ホタ17号に「激臭匂い玉7φ」のコンビネーション。チモト周辺にバケカラーとリンクするヤマシタ「マシュマロボールL」を配す。バッテリーはハピソンのリチウムイオンバッテリーYQ-101」を持参。

筆者愛用のフック。フジッシャー毛鈎をメインにサメが極端に多い際は空鈎の「鋼ホタ17号」をセレクト

バッテリーは大型電動にも対応可能なハピソン「YQ-101」を持参

25年5月15日・7月10日の釣行より

5月15日

アルファタックル&バリバススタッフ3名とチームメンバー2名に筆者の計6名で7時半スタート。この日はメーカースタッフの中深海研修釣行でアカムツとの「ダブルメイン」を想定した胴突3本鈎仕掛を使用する。スタートからこの釣りの税金的存在のツノザメが連発し暫し我慢の時間。10時前、筆者の35㎝小アラを口火にアルファタックル金城スタッフの1,6kg他、船中立て続けに中小アラが浮上。

一旦静寂が戻った11時45分、アルファタックル下地スタッフに強烈なアタリ。周囲は大型ツノザメだろうと静観も、ラスト10mでいきなりラインが艫側に走り「ボコーン!!」海面に弾けたのは正真正銘、紛う事なきビッグなアラで船内大興奮。一手ずつ噛み締める様に手繰り寄せたのは9,5kgのビッグワン。人生初アラが最大級と「持っている」下地スタッフにcongratulations!!

これを見て即座にアラ用天秤仕掛にチェンジしたメンバーが2kg級を追釣、更に中小が次々取り込まれ、この日は0,8~9,5kgが船中14本。アカムツは終ぞ姿を見せなかったが、劇的な1日となった。

バリバス久保スタッフに1kg級。この日は同級を3尾キャッチ

アラ初挑戦のアルファタックル下地スタッフが「一生モノ」の9,5kg。同地でも滅多にお目にかかれない大物だ

7月10日

出船前に「前回はお連れさん達の面倒見が忙しくて竿先に集中してなかったですね」と安藤船長に苦笑され、今回は「ガチでいくよ」と言いつつも「日陰になるのはどの席?」と体調最優先の辺りが今ひとつガチじゃないのでは…今回は全員が片天仕掛のアラ専門仕様で6時半スタート。7時過ぎに川添アルファタックル・フィールドモニターが釣り上げたのは…アカムツ。「前回メインで狙って一尾も出なかったのにいきなりですか。」と船長が苦笑する。8時過ぎ、井口氏に小アラ。これが口火で喰い始め、筆者の1,1kgを最大に全員に次々ヒット。これにイズカサゴ、アカムツ、ウッカリカサゴ等が混じり、14時過ぎの納竿までに4人で小アラ11尾、イズカサゴ3尾、アカムツ2尾にウッカリカサゴ1尾。他には縄切魚ながら美味なカゴカマスも浮上し土産に。「5月の時とは群れが違う感じですね。サイズが皆小振りですから」と安藤船長は申し訳なさそうだが、1,1kgの小サイズでも腹腔内に脂肪塊を蓄えており、1週間熟成後の刺身で極上の味覚を堪能。と言う訳で肝心のビッグワンとの対峙は11月以降のお楽しみ…と相成った次第。

朝一アルファタックル川添モニターがアカムツ。今日は君じゃない!?と微苦笑

井口氏に小アラとウッカリカサゴのダブル。この日は「小」のみも5尾で竿頭

井口氏は鬼カサゴも釣り上げご満悦

終盤に金澤氏がアカムツ。他に小アラ、鬼カサゴで土産

アルファタックル川添モニターは小アラ4尾で2番手に

ストレガ231を気持ちよく絞り込んだのは…

当日最大は筆者の1,1kg。腹腔内に脂肪を蓄えた極上美味ながら「最大がそれじゃあ5月とは群れが違いますね」と安藤船長は苦笑い

終盤の鬼カサゴ2連発で何とか形に

複数持参で使い分ける。稲取沖アラのエサ

フジッシャー毛鈎+マシュマロボール+激臭匂い玉のコンビネーション。画像は「旨味加工」を施したサバとスルメイカ。

肝付ゲソの半割。鰭脚がセンターになる様に眉間を割り、鰭脚に鈎掛けする。

この日筆者が用意したエサはサバ短冊(幅1cm・長さ16~18cm)とサンマ半身斜め半割の魚2種とスルメスリット入り短冊(幅1cm・長さ16~18cm)、スルメ肝付ゲソ半割、デッドの小型ヤリイカ(全長15~16cm)のイカ3種で計5種類。(スルメ短冊はヤリイカ短冊に置き換えも良い)

サンマエサ、肝付ゲソは高いアピール力が期待されるが、ツノザメ活発の場合はそちらが早く逆効果。

またデッドのヤリイカ一杯掛けは小振りでも潮の流れが緩いと「泳ぎ」が悪く食いが悪い、目立つ分サメの餌食になり易い傾向が。

「イカエサが効く」釣場が多い傾向のアラだが、サバも実績が高い。サバとイカ短冊をベースに、状況を見ながら他を織り交ぜていくのがお勧め。

迷い過ぎは禁物だが、フジッシャー毛鈎同様に状況を見極めてテンポよく使い分ける事が釣果に繋がる。

切り札は「黒い秘密兵器」!?

 稲取沖を筆頭とする関東以南の中深場全般に筆者が持参するフジッシャー毛鈎のカラーは基本的に鉄板3色(青紫・橙・濃緑)と白(蛍光紫)、赤紫、黄緑、茶色、水色、赤、ピンク、水色に黒の計11色。

多くの場合鉄板カラー3色で事足りるが、白や茶色が流れを変えたケースもあり。銚子以北の低水温域に有効な赤系はこれまで伊豆海域で効果を見せていないが、万が一を想定して若干数は持参する。そんな中で「黒」は長らくベンチウォーマー的存在だったが、21年初夏にはここ稲取沖で「この色しか喰わない」切り札的効果を見せ付け、やはり引き出しは多いに越した事は無いと再認識。但し闇雲なカラーチェンジは迷走に繋がり逆効果。過去のデータを踏まえて理論的に行うのが大前提だ(と言いつつインスピレーションだったりするが!?)

ディープマスター タックルデータ 稲取沖アラ五目

ロッド:アルファタックル ストレガ231

リール:3000番

ライン:ゴーセン ダイバーX8  4~5号

仕掛

ヨリトリ器具:

フジワラ 5連ボールベアリングサルカン5×5 

天秤:ヤマシタ 船天秤K型 2,3mm50㎝ 

鈎:KINRYU 鋼 太地ホタ17号 

深海バケ:藤井商会 フジッシャー毛鈎 ホタ18号

集魚ギミック:

ニッコー化成 激臭匂い玉7φ 

ルミカ 輝泡レッド 

ヤマシタ マシュマロボールL

錘:フジワラ スカリー200号 

バッテリー:ハピソン リチウムイオンバッテリーYQ-101 

船宿紹介

アラ以外にもアカムツ、鬼カサゴ、アマダイなど中深場メインで出船する安貞丸。600mラインのアコウダイ等も可能(要相談)

アカムツ名人の父・安藤正義の跡を継いだ「アカムツ王子」こと安藤雅基船長。物腰柔らかで懇切丁寧、初心者も安心して中深場釣りが楽しめる。

安貞丸(あんていまる) 静岡県稲取港

℡ 080-5103-2453

仕立専門

4名まで¥60,000 

1名増 ¥10,000 氷付

交通 R135稲取温泉入口~稲取港。漁協直売所「こらっしぇ」横のキンメダイオブジェ前に係留

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

天候が合わずなかなか釣りに行くタイミングがありませんでしたが、ようやく凪予報でふるさと納税の返礼品(無料乗船券)もありましたので、外房・飯岡港の幸丸さんからテンヤ真鯛午前船に行ってきました。

曇りの影響で朝は比較的暖かく、北西の微風で海は穏やかですが、ウネリが残っている感じでした。ポイントまでは50分前後で水深20mを狙うようです。

到着後、キャストして底~4m上までを誘ってみますが、反応がありません。少し誘うスピードを落として底から少し上で止める時間を入れると…ツンっとトップが微かに動くアタリが…掛けました!800グラムくらいの食べごろサイズです。誘うタイミングとスピード、ラインの角度、棚を合わせて先ほどアタリのあった状況を再現すると…またアタリが…今度はハナダイでした。やや魚の活性は低いようですが、しっかり餌を見せてあげることで、辛うじてアタリが出る感じです。
しかし、連発して8枚を超えたところで、急にアタリが遠くなります。状況は刻々と変化しますので、また答え合わせを試していきますが、正確な答えがなかなか出にくいです。潮、光の強弱など自分では変えることが出来ない要因でまったく魚が口を使わない時もありますが、それでも色々試していくことで何とかポツポツと真鯛を拾っていく感じになりました。掛かってくるのは相変わらず600~800gがメインです。

ポイントは根回りでしたが、船長が大物を求め沈船や漁礁などを探してくれますが、なかなか大物チャンスは来ません。それでも小型ながら入れ食いになるタイミングもあり、テンヤが底に着く前からアタックして来る状況も多々ありました。フォール中も油断せずにラインをゼロテンションに保ちつつ素早くラインを止められるように準備は怠れません。

魚の状況を見ると、底は潮が冷たいのか濁っているのか(上の方は澄潮でした)真鯛の体色がやけに白っぽかったり、紫がかっている個体もいましたので、それも活性の上がり切らない理由の1つだったのかもしれません。掛けても抜けてしまう事も多く、薄皮1枚であがってくる魚も何回もありました。テンヤは即掛けが原則ですが、合わせのタイミングを少し遅らせたり、しっかりしたアタリを待ったり状況を見極めます。色々な情報を考えながら工夫していくことで、しっかり魚の状況に合わせて(それでも全くダメな状況もあります。)あとは魚が口を使うことを祈って集中する(祈る)だけです(笑)

最終的に大物のチャンスはありませんでしたが、最後までポツポツと真鯛を追加して26枚、ハナダイ、その他外道が10数枚で魚数としては40匹を超えたので1か月ぶりの釣りとしては良いリハビリになりました(笑) 

飯岡沖では2~3㎏位の中鯛サイズも混じる感じで、真鯛は高確率で釣れています。是非、お正月用の尾頭付きを確保しに行かれてみては如何でしょうか?

ROD:
alphatackle  kaijin瀬戸内テンヤゲーム S230H/S240H+                        kaijin テンヤマダイ

REAL:tailwalk DURIZE 3000S XGX

ライン:tailwalk PowerEye WX8 0.8号+フロロ3号

テンヤ:遊動8号

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ・のりおみ)です。

涼しい風が吹きはじめると、どうにも気になるのがカワハギの動向。今シーズンは釣果情報を見る限り、例年ほど数が伸びていない印象を受けます。実際現場へ出てみると、どうやら今年は季節の進行が少し遅れ気味の様子。そこで今回は、東京湾と相模湾の現状をレポートしていきたいと思います!

今回の相棒は「アルファソニック カワハギ 173MH」。2025年の新作です。「25アルファソニックカワハギ」には「175M」と「173MH」の2タイプがあり、担当の飯澤さんによると、

・175M:宙〜ゼロテンの釣り向き

・173MH:王道のカワハギアクション

とのこと。

私は、迷わず“オールラウンダー”の173MHをチョイスしました。

まずは東京湾のカワハギから様子を探ってきましょう。神奈川県横須賀市久比里の「山下丸」さんで竹岡沖へ。水深10m前後のポイントでは、30cm級の良型から悶絶のワッペン級まで、幅広いサイズが顔を見せてくれました。

ただ、厄介な問題が‥‥‥サバフグの猛攻です。「フグにハリ30本盗られた」との情報をキャッチして50本用意して臨んだところ、当日同船者に「前回は100本使い切った」と言われる始末。結果は釣りよりハリス交換のスキルが問われるような状況でした。

上手な方でもツ抜けに苦労しているのは “カワハギよりサバフグが元気”なのが今の竹岡沖のリアル。とはいえ、ワッペン級の数も多く、魚影は濃厚。シーズン後半の伸びしろに期待が持てそうです。

それでは、相模湾の様子はどうでしょう。神奈川県鎌倉市腰越の「多希志丸」さんから出船。港前の岩礁帯では中型主体ながら群れが固まりつつあり、1枚掛けると同じ流しで連釣する場面もありました。

しかしここでも悩ましいのが、エサ取りキタマクラの多さ。スローな誘いには即反応されてしまい、エサが持ちません。

とはいえ、カワハギの群れを見つけてテンポ良く攻めれば数は伸ばせます。今は“手返し重視”で活性の高い個体をテンポ良く拾っていく、そんな釣り方がハマるタイミングといえそうです。

一筋縄ではいかない、2025年秋のカワハギ釣り。状況が刻々と変わるなかで、アングラーを支えてくれるのは、シンプルで汎用性の高いタックル。その点で「アルファソニック カワハギ 173MH」は、“This is カワハギ竿”と言いたくなる安心感があります。

決してカワハギ釣りを専門にしているわけではない私でも、経験豊富な名手の中でしっかり釣果を手にできたのは、この竿のおかげ。「私にはアルファソニックカワハギという強い味方があったのだ」そんな国定忠治ばりの感傷に浸れる、充実の釣行でした。

ちなみに、「アルファソニック カワハギ 173MH」のティップからベリーにかけてのガイド配置にもぜひご注目を。道糸がブランクに触れない絶妙なセッティングが施され、細部にまで“釣り人目線”の工夫が光ります。

▼タックルデータ

竿:アルファソニック カワハギ 173MH

リール:小型両軸リール

道糸:PE 1号

オモリ:25号

▼船宿:

山下丸(神奈川県横須賀市 久比里)

多希志丸(神奈川県鎌倉市 腰越漁港)

釣りビジョンの特番「三山ひろし 演歌の釣道」のアマダイ釣りで講師役を務めました。アマダイ初挑戦の三山さん、カワハギ釣りとのリレー便で実釣3時間未満のムチャ振りにも関わらず見事、本命・アマダイをGET♪ 放送は2025年12月21日(日)予定です、ぜひご高覧ください!

竿:アルファタックル 24アルファソニック タチウオ 180MH

リール:tailwalk エラン SW電動100 100DH/R

レポート:フィールドモニター 二上あや

先月から気になってたシマアジ五目へ出掛けて来ました!

5時前には出船するので、少し離れた宿で席札を取ってから、港へ向かいます。

まだ夜の明けぬ港は暗く、出船を待つ釣り人と船、そして居付きのネコが静かにこれから迎える朝を待っています。

やがて中乗りさん到着。

皆さんにご挨拶され、出船準備をされてます。その横には準備の終わった釣り人が乗り込みを待っています。

私は右ミヨシ2番目の席札でした。

出船準備ポイント迄は20分位で、近いのは魅力です!

中乗りさんに伺うと、仕掛け2.5mでクッションを考えないで言うと、ビシの位置は下から3〜4mがあたりが多く出るとのこと。船長の合図で釣りがスタートします。

コマセを振り魚信を待ちますが、モーニングサービスどころかアタリがさっぱり無く、暫らく我慢の釣りでしたが、8時前に船内でアタリが出始めます!

カジメが生えていたり、根があるポイントなので、着底したら素早く2m巻きそこからコマセを振り、棚3〜4mを重点的に探り、5m迄探る。

しゃくるなどのコマセワークでの 扱いやすさと、いつ何時やってくるかも知れないシマアジチャンスにはShibukiF191 のバラシにくさが発揮されるはす!

待望のアタリ!めちゃくちゃ元気に引き、巻き上げ途中にも引き込みをみせ、本命かもとワクワクしていたけど色が違う…。

メイチダイの登場。

小さいエソ、ハコフグ、ムロアジ、イサキと気がつくと5目達成。

ソーダが回ってきたようでしたので、6目目指して高棚、底から10mで待ってみても反応イマイチ無し。唯一高棚での可愛らしいアタリはまたもハコフグで不発。

イサキのダブルを追加して、終了の時間となってしまいました。

当日、本命シマアジは2隻とも型見ずとなり、今後に期待します!

【釣行データー】
釣行日:2025年10月12日
釣り船:安田丸(千葉県館山市 相浜港)
ロッド:MPGシブキF191
リール:1000番クラス電動リール
ライン:PE4号

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

例年ですと終盤で小刀F2クラス主体となる東京湾のタチウオですが、今年はまだ良いサイズのものが数上がるということで急ぎ東京湾に行ってきました。

船宿はいつもの浦安の船宿吉野屋さんから定刻の7時に出船です。

予報では台風接近で少し雨風の荒れ模様…の予定でしたが、青空が出ています。。。最近では日が差さない時間帯や曇りや雨の日にかなり釣れているようなので、嫌な予感でいっぱいです(笑)

ポイントはいつもの横須賀沖周辺で、水深は50~70m前後、指示棚は35~55mと浮き沈みがやや多くみられました。

最初は棚の状況を知るためにジャークしつつ微速で指示棚を通してきます。途中、潮が軽くなる場所があれば重点的にジャークを入れて様子を見ますが、いきなり食い上げてきてヒット!F3.5のこの時期としては良型でした。どうやら朝のサービスタイムのようで投入すればガンガン当たってきます(笑)

続いてもジャークを止めずに微速で巻き上げてくると、CTSチタントップに微かにタチウオが付いてきている感触があります。ジャークを止めて、微速のまま合わせを入れずタチウオを焦らすように我慢して巻き続けていると…ドンとテンヤをひったくっていきました!3㎏設定のドラグが少しだけ引き出されます!良いサイズのようです。時折、全速で水面の方にあがってくるのでラインが緩まないようにヴィレイヤーDGをフルスピードで巻き上げ、また途中でバックスライドされてロッドを少し伸されながらも凌いで巻き上げてくると、水面に銀の魚体が浮きました!F5ドラゴンゲットです!2本目からドラゴンで幸先良い感じですが…その後も順調にアタリ、F4クラスが主体ながらあっという間に10本を超えて順調に数を伸ばしますが、ここでサービスタイムは終了しました。それからは忍耐でパターンを探していきますが、当日はステイではアタリが遠く、微速で焦らすように巻き続けて強く当たるまでタイラバのように我慢して乗せるか、激しくジャークしたまま微速巻きで当たってくるかのどちらかでした。アタリが遠くなる時間も無く、納竿時間までポツポツと釣れ続き、20本を超えてカウントは分からなくなってしまったので止めてしまいました(笑)。平均サイズはF4主体で悪くは無かったのですが(約半分はF3以下でしたのでリリース)、ビッグワンには恵まれず、ドラゴンサイズは1本のみとなりました。

台風シーズンですが、水温がまだ高いせいか例年よりタチウオはかなり釣れ続けていますので、テンヤ初挑戦としても今の時期は最適かもしれません。もちろんF7、130㎝を超えるスーパー神龍もいるようなので、大物チャンスもまだありそうです。イワシの消費量は多めですので、最低でも20匹は持参された方が良いと思います。是非、釣れなくなる前に早めの釣行をお勧めします。

ロッド:
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 180MH  
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 160MH

リール:tailwalk ヴィレイヤーDG 100HG-PH/R

ライン:tailwalk PowerEye WX8 1号 + フロロ8号

テンヤ:40号 

カラー:マッドブラック、ブルーピンク、チャートグロー

レポート:フィールドモニター 川野誠

記録的猛暑が長引いた夏でしたが、ようやく御彼岸すぎから徐々に朝晩だけ涼しくなってきたらばカワハギに行きたくなっちゃいます。

この日も剣崎の定宿『瀬戸丸』さんに行ってきました。1号船は初心者の方々で人数多めでしたので親方の18号船に振り分けられ出船しました。数年前までならワラサフィーバーで土日祝日はパーキング停められないくらいの混雑ぶりだった剣崎ですけどすっかり上がらなくなってしまい空いてる漁港でちょっと寂しいですね。

まだ水温も高めでゲストの活性は高いけれどカワハギは群れも固まっておらず、ポイントを拾い釣りしながら移動な感じで浅場から深場までマメに移動を繰り返してくれましたが・・・潮色や流れも悪く食い渋りな1日に…

それでもアルファソニックカワハギ166Lと170MHを使い分け、放流サイズを含めてなんとかツ抜けることが出来て今後に期待しつつ納竿となりました。

すると竹岡沖で爆ってるとの情報を得て翌週は金沢八景『弁天屋』さんから。
極上な小粒の剥き身アサリにワクワクで平日なのにほぼ満員で出船。

大貫〜竹岡の浅場を丁寧に流してくれますがサバフグまみれ…針だけがバリバリやられて行きます。

それでもパタっとサバフグが大人しくなるタイミングで中型のコロンとしたキモの入ってそうなカワハギがポツン〜ポツン〜と釣れてくれてこれから晩秋〜初冬にかけて期待が出来そうですね。

最盛期のキモパンを求めてまた今シーズンも通い続けますよ~♫

【タックル】
ロッド:アルファソニック カワハギ 166L 170MH
リール:テイルウォーク バサルCA73L

レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

GLASSLAM(グラスラム)。
2019年から発売されてきたアルファタックルのグラスソリッドロッド・シリーズ。
そもそもグラスソリッドは、汎用性が高く、破損しにくい安心感がある素材。
高価なものが多いグラスソリッドロッドですが、煌びやかなデザインやアルミハンドル装備といったカスタムロッド的なイメージを保ちつつも手ごろな価格を実現したのが、このグラスラム。
グラスロッドの良さをもっと気軽に味わって楽しんでもらえるといいな、というのがグラスラムシリーズに込められたアルファタックルのメッセージでもあります。
基本的には「ワンオフモデル(1回しか作らない)」で、いつも大人気をいただいています。
(注:SiCガイドを搭載した上位グレードであるグラスラムオーバーシリーズはワンオフではありません)

今年の秋は、ムーチングアクションを持つ190SS/220SSと、やや重めの錘に適応する73アクション万能系230M/230MHの4アイテムが発売されます。

今回は、まず190SS/220SSをご紹介しましょう。

上品な淡いピンクが190SS、落ち着いたダークブラウンが220SS。どちらもゴールドアルマイトのアルミハンドル。

フェルールジョイント部。
アルミリールシート上部にフェルールを差し込み、リングを回して固定します。ロッドブランク部分は完全ワンピースです。

ブランクとガイド部分のアップ。カスタムメイドのような美しさ。

80号錘を下げたところ。短いほうが190SSで、長いほうが220SS。錘負荷はどちらも30~120号。ほぼ5:5と言える、いわゆるムーチングアクション。60~100号くらいのコマセ五目(東京湾ならライト40号~ノーマル80号のコマセマダイや、もちろんアジやイサキにも)やヒラメなど活き餌での喰わせ釣りに最適。シマアジでは60号錘の南房エリアだけでなく、100号錘でもまだ少し余裕があるので東伊豆出船の遠征シマアジ五目までカバーできます。グラスソリッドのムーチングアクションなので、ハリス切れをできるだけ防ぐ、という点では非常にメリットがあります。
さらに、どちらも短めなので、プレジャーボートなど小型の船で喰わせ釣りの置き竿としても使い勝手がいいです。

これは300号錘(約1100グラム)を下げた画像。グラスソリッドなので、こんなに曲がってもあまり不安がない。

今回の190SS/220SSで自分が個人的にかなり気に入っているのは、フロントグリップ。スリップレスラバーという、名前のとおりとても滑りにくいラバーで、握り心地も良い。そして、細身に作られているので手の小さな自分でもしっかりと握りやすい。

ラバー表面は鱗模様のようになっていてさらにグリッピングがアップ。そしてGlasslam alphatackleとロゴが入っているのですよ。カッコいい~~~

太もも上部にロッドエンドを当ててフロントグリップを握るとちょうどいい感じのファイティングポジションとなる。ちなみに、この画像では250号錘を下げています。ロッドを少し立て気味にしていますが、バット部分はあまり強く曲がっていない=まだ余裕がある。

実際にフロントグリップを握っているところのアップ。

リアのセパレート部。キーパーポジションの自由度が高い。

どうですか、今回のグラスラム。素敵でしょ。
予定通りなら10月下旬頃に入荷予定です。お楽しみに。

スペックなどの詳細は右をクリックしてご覧ください。グラスラム製品ページ

レポート:フィールドモニター 二上あや

お友達からイカを釣ってみたいのイカへのラブコールを受けて、スルメイカが良さそうなのでイカ釣り名人の松本さんにもお手伝い頂き、出掛けて来ました。

4時過ぎに港へ到着すると、釣り人たちが用意を始めています。

私はスルメイカ船はかなり久しぶりですが、美味しい釣りたてイカを食べたい!の気持ちで臨みます!

5時前には出船。まだ真っ暗な海を疾走します。ポイント迄は30分程度で到着。

船長の合図があり、釣りスタートです。

まずはイカ釣り始めてのお友達にレクチャーしてから、私も釣りを始めました。

オモリは180号、水深150m。

着底を確認、糸ふけを取ったら目線より上までしゃくりあげ誘います。

リールを巻きながら竿先を下げ、またしゃくりあげるを繰り返し、イカがいる棚を探ります。中乗りさんからボトム付近が良いと聞き、3m位までを重点的に調べることにしましたが暫しアタリなく、たまに船内で上がる程度…。懸命にしゃくりますがイカの応答なく‥。

期待し続け意気盛んにしゃくっていると、やっとその時が来ました!

違和感を感じもう一度しゃくると、竿が曲がります!

海人スルメイカは、大型多点掛けも対応する頼もしさがあり、もちろん追い乗り大歓迎なので、手巻きでグリグリと巻きながら貪欲に追加を待ちますが、多点掛けの気配が無かったので、単発で巻き上げる事にしました。

時折みせる強い引きに、バレるなバレるなと海人スルメイカのしなりを頼りに願いを込め、徐々に上がって来ます!

良型のスルメイカが船縁から見え、慎重かつ的確に取り込もうと、焦らずテンションを緩まぬようにし、本命スルメイカが取り込まれました!

釣りに出掛けて沢山釣れるのも嬉しいのですが、厳しい時こそ手にした魚は喜びが大きいです!

イカ釣り始めてのお友達も、海もイカのご機嫌も厳しい中で、ミッションコンプリート!当日の船全体釣果はかなり厳しめでしたが、内容の濃い釣行となりました。沖干しもご厚意で頂き、ご縁に感謝した釣行となりました。

【釣行データー】

釣行日:2025年9月27日
釣り船:千葉県 勝浦松部漁港 和八丸
ロッド:海人スルメイカ180-150
リール:500番台電動リール

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

毎年恒例のこの時期開催される仕立て船にお誘いいただき、約14時間の鯛(耐)久釣りマラソンに飯岡港の幸丸さんから行ってきました。

まだ暑さの残る9月の中旬ごろに、朝4時頃に港を出て18時頃納竿まで港に戻らない過酷な釣りです(笑)

幸いなことに今年はまだ大鯛が釣れている(前日はお祭り騒ぎ)ようなので期待して出船しますが…現実は甘くなかったです。。。

ポイントまでは40~50分で、海は良い凪でほぼ無風に近い状況でした。ポイントの水深は漁礁などの障害物がある45m前後で、魚の反応は昨日に比べるとだいぶ落ち着いてしまったようです…2枚潮で表層の流れは早めでしたので、まず試しに10号から落としてみます。魚は少し浮き気味らしく、底から8mくらい上まで1m刻みで様子を見つつ試していると、底から5m付近で何かが触りました。鯛じゃないようなアタリでしたが、更に少しずつ上にデッドスローで上げるとトップが小気味良く入りました!引きは明らかに鯛で、1㎏ちょっとありそうな真鯛でした。ドラグ設定は前回の教訓を生かして2㎏なのでこのくらいのサイズではドラグは微動だにしませんw

続いて少し潮が払い出してきたので、底を切って緩いカーブフォールをさせながら寄せていると…コツっと来たので合わせると今度も真鯛でジャスト2㎏でした。型は悪くないのですが、狙っている特鯛サイズには遠く及びません。どうやら朝のサービスタイムらしいので、間を開けずにどんどん仕掛けを落としていきます。少しアタリは遠く渋めですが、当たれば良いサイズの真鯛のようです。すると今度も小さな居食いするような微かなアタリ…合わせますが2枚潮の影響もあって魚がしっかり針に乗りません。すかさずリールを鬼巻きして魚の重みを感じたときに追い合わせを入れ、更に強引に10mくらい浮くまで巻き続けます。どうやら今度はもう少し大きめの真鯛のようです。ですが、まったくドラグは出ません。kaijin瀬戸内テンヤゲーム S240H+は良い感じに曲がりながら頭の振りを交わしてくれます。確実に浮いた感触で少しペースを落とし浮かせて来ると、良いサイズの真鯛3.7㎏でした。とりあえず任務完了です(笑)

するとここからアタリが遠の始めます。サービスタイム終了のようで、ポツポツアタリはあるのですが、小さな真鯛やハナダイなどが殆どで日が高くなるにつれて今度は巨大なウマヅラハギの猛攻が始まってしまいます。独特の啄むようなフニャフニャしたアタリ方で何度合わせてもなかなか掛かりません。希に小鯛が混じりますが、かなりの数のウマヅラが居る様で、大鯛に辿り着くことが難しい状況です。船中たまに何かしらの魚は掛かりますが、少し日が傾くまでは厳しいかな…と思っていましたが…

夕まづめを迎える前に、またチャンスは来ました!ポイントが変わり35m前後の漁礁の上でしたが、漁礁の上に乗っている時に底から3m前後をフワフワとさせていると、魚が急にエビを引っ手繰っていきました!2㎏(MAX3.5㎏設定)のドラグを引き出していきます。kaijin瀬戸内テンヤゲーム S230Hが大きく曲がりますwこちらも負けず一瞬の隙を見ては巻き続けもはや格闘ですwかなり元気な真鯛のようですが、思うほどの重量感は無く、少しすると浮いてくる感じがしました。あがった魚は尾筒の太いとても元気な3.7㎏の真鯛でした。勢い的にはもう少し大きいかと思いましたが(笑)

その後も小鯛~1㎏前後、ジャンボハナダイ(1.5㎏)、マハタ、ショウサイフグ、ウマヅラハギなどが釣れ続け、夕まづめに突入しましたが前日のような大物ラッシュは無く、時間が来て鯛久マラソン終了となりました。お祭りとはなりませんでしたが、十分夏の風物詩として楽しめました。まだ大鯛特鯛チャンスは残っている筈ですので、大博打になるかもしれませんが、是非大鯛にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ROD:alphatackle  Kaijin瀬戸内テンヤゲーム S230H

alphatackle  Kaijin瀬戸内テンヤゲーム S240H+

alphatackle  Kaijin テンヤマダイ

REAL:tailwalk DURIZE 3000S XGX

ライン:tailwalk PowerEye WX8 1~1.2号+フロロ5号

テンヤ:遊動8~12号

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ・のりおみ)です。

9月に入っても残暑は厳しいですが、朝夕にはどこか秋の気配が漂う今日この頃。そんな中、金沢八景から癒しのターゲット・カサゴ釣りに出かけてきました。今回もお気に入りのニュータックルが大活躍してくれたので、その模様をレポートします!

今回の相棒はアルファソニック LG73 190M(左)とアルファソニック別誂きす165H(右)。

デビューから5年、数々の魚種を仕留めてきたメタルトップ搭載の万能竿「LG73」。そして和竿風の渋い外観に、チタンソリッドティップやチタンフレームガイドなど最新技術を盛り込んだ「別誂きす」。

普段なら「LG73」とその兄弟竿「LG82」の2本で挑むカサゴ釣りですが、今回はあえて「別誂きす」のポテンシャルを確かめるべくスピニングタックルを投入。その結果は、想像以上の働きぶりでした。

アルファソニック LG73 190Mはチタントップがオモリの着底や魚信をしっかりと“見せて”くれる一本。竿先をゆっくり持ち上げて聞きアワセれば、自然とハリ掛かりしてくれる頼れる横綱格です。

ここで取り出したのが画像のアルファソニック別誂きす165H。新修丸さん特製の船宿仕掛けは、一般的なカサゴ仕掛けより長いハリス(40cm)のマニアック仕様。そこで、オモリが着底したら一度竿先を上げてから、ゆっくり底を取り直し、さらに3cmほど底を切ってエサが障害物の隙間にふわりと入り込むイメージを演出したところ、これがビンゴ。

シロギスの胴突き仕掛け(厳密に言うとそのハリス)を船下で踊らせるのと全く同じ作法で、海底の岩陰に潜むカサゴを丁寧に攻略することが出来ました。オモリを底に置かないことで根掛かりを防ぎつつ、アタリの明確さもキープ。アタリが出た瞬間に即アワセするか、食い込みを待って聞きアワセるか──その判断を支えてくれるのも、チタントップの反応の早さと表現力ならでは。

かくしてこの日の釣果は、暑さを避けたショート便、しかも取材の合間の釣りにも関わらず、最大26cmを頭に49匹! 東京湾のカサゴのポテンシャルと、新旧2本のアルファソニックが釣りのイメージを形にしてくれたおかげで、大満足の癒し釣行となりました。

気軽に楽しめる一方で、やり込むほど奥深い東京湾の小物釣り。アルファタックルの幅広いラインナップから、自分に合った一振りを見つけて、ぜひこの釣趣と秋の味覚をお楽しみください!

▼タックルデータ

竿:アルファソニック別誂きす165H

リール:4000番台スピニングリール

道糸:PE 1.2号

竿:アルファソニック LG73 190M

リール:小型両軸リール

道糸:PE1.5号

仕掛け:船宿仕掛け(胴突き2本針/ハリス2号/全長110cm)

オモリ:20号

▼船宿:新修丸 (神奈川県横浜市 金沢八景)