レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ・のりおみ)です。
2025年は6月の解禁から9.1kgのモンスターを皮切りに大物ラッシュに沸く飯岡沖のヒラメ釣り。その盛況を取材するために遅れ馳せながら行って参りました。結論から申しあげると型も数も期待出来るアタリ年ムード! ノーマル&ライトタックル、それぞれの釣り模様をレポートします!

今回持ち込んだ釣り竿は、「HB(ハイパーブレード)ヒラメ255」と「kaijin ライトヒラメ 240/FSL」の2本。
「HB(ハイパーブレード)ヒラメ255」は道糸PE3号前後のノーマルタックルによる置き竿でのヒラメ釣り、道糸PE1.5号前後で主に手持ちで楽しむライトタックルヒラメのどちらもこなすMPG(マグナムパワーグラス)ブランクによるスローなマルチ仕様。
「kaijin ライトヒラメ 240/FSL」はGSSカーボンソリッドとチューブラーバットを組み合わせたワン&ハーフモデル。繊細な穂先を持つライトタックル専用竿ですが80号オモリまで守備範囲の軽快かつ頼れる仕様です。

まずは「kaijin ライトヒラメ 240/FSL」で飯岡沖の今期の様子をチェックします。今回は船宿紹介の取材も兼ねた乗船。そのため、“朝イチのフィーバータイム後”から実釣開始となりました。
着底後に竿先を1m上げる“やや高め”のタナ取りで、いきなり1投目からヒット。ナイスキーパーとなる2kg弱のヒラメが顔を出し、食い気・型ともに申し分ないスタートです。続く投入でも同じタナでアタリ。穂先に出る“居食い”のサインから「これはまぁまぁの型だな……」の予測通り、上がってきたのは2.3kgの満足サイズ。
しなやかな曲がりを楽しみつつ、危なげなくネットインできる操作性はこのロッドならではです。今回お世話になった「幸丸」さんはノーマル・ライト問わずオモリ80号統一でしたが、この竿なら全く問題なし。隙間時間の釣りでもしっかり結果を出せる頼もしさを実感しました。

陽が高くなってからは「HB(ハイパーブレード)ヒラメ255」による置き竿の釣りにシフト。こちらも着底から1m底を切る釣り方を継続しました。
手持ちでこまめにタナ調整できるライトタックルと異なり、置き竿は地形変化への追随が遅れがち。しかしこの竿は、オモリのボトムタッチやイワシの挙動といった“釣り場の情報”を大きく穂先に伝えてくれるため、大事な変化を見逃しません。また、食い込みがスムーズで、ハリ掛かり後は魚を暴れさせずにスイスイ浮かせる低反発かつ粘りのある調子は、MPG素材ならではの持ち味。サイズにかかわらず竿身が気持ちよく曲がり、視覚的にも楽しめる一本です。
風当たり舷での払い出しの流しでは竿を立てた置き竿スタイルで対応し、漁礁や複雑な地形では手持ちでトレース精度を上げる。置き竿と手持ちの釣りをシームレスに移行できる懐の深さが、ヒラメ釣りの幅を多彩に拡げることを可能にします。

かくして、この日の釣果は2.3kgを頭にリリースを含めてヒラメ10枚。1.5kg未満の個体をリリースしても6枚がクーラーに収まる大満足の釣行となりました。
残念ながらこの日は上がりませんでしたが、連日4kg超えの良型も顔を出す飯岡「幸丸」の寒ビラメ。これからは水深10m前後の近場での釣りがメインになるとのことで、大物狙いのベテランアングラーは勿論、ビギナーにも楽しみな季節に突入します。
是非、この機会にアルファタックルのヒラメ専用竿からお好みの1本を見つけて、肉厚大判の寒ビラメの豪快かつ繊細な釣り味と味覚を心ゆくまでお楽しみください!
▼タックルデータ①
竿: HB(ハイパーブレード)ヒラメ255
リール:中型両軸リール
道糸:PE2.5号
先糸:フロロカーボン8号
ハリス:フロロカーボン6号
ハリ:角セイゴ13号/トリプル8番
ステイト:エステル4号30cm
オモリ:80号

▼タックルデータ②
竿: kaijin ライトヒラメ 240/FSL
リール:中型両軸リール
道糸:PE1.5号
先糸:フロロカーボン6号
ハリス:フロロカーボン6号
ハリ:角セイゴ13号/トリプル8番
ステイト:エステル4号30cm
オモリ:80号
▼船宿:幸丸(千葉県旭市 飯岡港)

【おしらせ】
「釣りフェス2026 in Yokohama」にて、待望の新作に触れてきました!
昨年の発表から待ち焦がれていた『ストレガ(STREGA)200』が遂にお目見えしました。繊細でありながらパワフルな底力を感じる最高級クラスの一振り。正直お値段も張ってますが、ヒラメやマハタなどのライトな泳がせ釣りは勿論、一発大物もあり得る遠征でのコマセ五目や昨今大型化している沿岸のマダイやシマアジ、中深海のオキメバルにもイイ仕事をしてくれそうなお値段以上の手応えでした。リリースは最終調整に入っている模様ですので、手に入ったらあれこれ使い倒してレポートいたします。乞うご期待!
レポート:フィールドモニター 二上あや
●恵津丸でキンメ釣り
12月初旬、千葉県南房総市乙浜港へ出掛けた。同地では高級魚キンメダイ釣りがハイシーズンを迎えている。良い日に当たれば定数40尾も釣れる事もあると聞き、否が応でも期待が膨らむ。

舘山道、富浦インターから30分。千葉県は南房総市乙浜港 恵津丸(えつまる)さんへ乗船した。
到着時刻は15時半。既に釣り人が集まり賑わっていた。座席は満員御礼、夜キンメダイ釣りはシーズン限定で釣果が期待される為、人気がある。
船釣りと言えば、出船時間の関係で寝不足になる事が多いのだが、夜キンメダイ釣りでは前日の夜はしっかりと睡眠が取れて渋滞もあまりない時間に走行し、出船も16時過ぎと、体に優しく無理せず楽しめる釣りだ。
当日のタックル

当日はキンメの多点掛けを狙う。そのため、しなやかさとパワーを両立したロッドをセレクトした。
・使用タックル
ロッド:HB AKAMUTSU 195
リール:3000番台電動リール
ライン:PE4号300m
・仕掛け・・・以下の面で2通り用意しました。
幹糸22号10本仕掛け4.4m
※仕掛けが短い分裁き易く、幹糸が太い為お祭りをほどきやすい利点と、棚が分かれば枝間が短い為、お宝ザクザクとなる。
幹糸7号8本仕掛け7m
※仕掛けが長い分、幅広く喰い棚を探れるのと、上記仕掛けより比較的安価で手に入れられる
オモリ:150号
静かな立ち上がり
小春日和の夕刻、釣友と港へ到着。恵津丸の女将さんが軽トラを港へ付けて、順番に乗船名簿を記入。代金を支払うと釣座を指定されるので、荷物を船へ運ぶ。当日は中乗りさんが乗船していたので、座席まで荷物の運搬を手伝っていただいた。

16時過ぎに出船。ポイント迄夕日の綺麗な海を眺めて進む。日があるうちは、クロムツメインで狙う模様。フラッシャーサビキの仕掛けの下4本にサバエサをセット。ポイントへ到着したが、船長は反応が全く出てないとの事。
今日はバリバリ喰いの立つ日ではないのか?しっかりと拾い釣りをしていくのかなと考えていると、後ろや隣や私の仕掛けをサバが絡ませて、お祭り騒ぎ。そんな事が続き釣りにならない時間が過ぎてく。
️上目のタナで本命キンメダイ!

明るいうちはクロムツメインで、ボトム付近を探るが、日が暮れて暗くなりミヨシの方が本命を釣り上げた。やる気スイッチオン!船長からはボトム指示だが、上棚迄探って見ることにした。底取りから1メートル、2メートル、3メートルと待ちを入れながら探ると、3メートルでガグガクと竿先から魚信。

サバも見えるため、追い食いは期待せずに一尾づつ丁寧に取り込みをするようにと船長からのアナウンス。HB AKAMUTSU 195から魚の確信を伝えられ、柔らかく竿が曲がり、時折見せる引きを見てはワクワクが止まらない。

どうにか取り込んだのは、本命のキンメダイ!小さくても良く引いた嬉しい本命!今日は全く反応無いと嘆く船長ですが、船中ポツンポツンとたまに上がってる様子。
スミヤキ混じりでキンメ拾い釣り
先程の投入で反応のあった上棚3〜4mを探ると、今度は4メートルで反応有り。大事に巻き上げるとキンメとスミヤキのダブル。スミヤキが活発で、本命との釣り分けも出来ず難しい状況。

時折現れる本命に喜びながらも、20時過ぎた所で終わりの合図。残念ながらキンメでクーラーを赤くする事は出来なかったが、厳しい状況でもどうにかツ抜けは出来た。ゲストはクロムツ2尾にスミヤキ5尾。暴れん坊のサバは私にはかからなかった

船長に伺うと2月位までは、出船する予定との事。まだまだ高級魚乱舞のチャンスはありそうなので、是非出掛けて頂けたらと思う。

レポート:フィールドモニター 川添法臣
こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ・のりおみ)です。シーズン中には足繁く通うほどその魅力にハマっている、シマアジ釣りフリークの筆者。今回は、ロッドの特性に添って使い分けている3タックルを紹介します。

【シマアジ釣りのタックル】
シマアジは釣りあげるのが難しいからこそ、面白い。そんな好ターゲットを相手に、2024〜2025年シーズンのシマアジ釣りは試行錯誤を積み重ねる沢山の機会に恵まれました。タックル、仕掛け、アプローチを見直し、ようやく手応えをつかみ始めたところです。今回は、私が実際に使っている「ターゲットサイズ別」のタックル3セットを紹介します。
【大型狙いのパワータックル】
3kg以上のシマアジを視野に入れたパワータックルから紹介します。
《グラス素材竿のタックル》
竿:アルファタックル HB シマアジ 210
リール:中型手巻き両軸リール エクストラハイギア
ライン:よつあみ ウルトラ2PE2.5号
ハリス:フロロカーボン4号以上

《MPG素材を使用》
MPGと呼ばれるグラス素材のブランクスを使用したHB(ハイパーブレード)シリーズのシマアジ専用竿。210と175の2モデルがありますが、2025年シーズンは210を使用。短めの175も改めて触ると、それぞれに良さがあります。また、MPGの厚巻きブランクを採用した「ストレガ200」が2025釣りフェスで発表されましたが、発売は未定。ストレガ200も今後が楽しみな一振りです。
【2kg級もOKな万能タックル】
次に、2kg級シマアジにも対応可能な万能タックルを紹介します。
《チタン製穂先搭載竿のタックル》チタン製穂先搭載竿のタックル
竿:アルファタックル アルファソニック シマアジ 190M
リール:中型手巻き両軸リール ハイギア
ライン:よつあみ ウルトラ2PE2.5号
ハリス:フロロカーボン3号以上

《チタン素材を使用》
CTSと言うチタン製の穂先を持つアルファソニックシリーズのシマアジ専用竿。190cmという全長が扱いやすく、シャクリ・アタリ取り・ファイトを高い次元で支えます。イサキにも流用できますが、パワーはやや“お釣り”が来るほど。信頼の一振りです。
【1kg前後のシマアジを想定したタックル】
最後に、1kg前後のシマアジを想定したタックルを紹介しましょう。
《カーボン素材竿のタックル》
竿:アルファタックル Kaijin マダイゲーム 210/FSL
※現行品はKaijin マダイゲーム 215/FSL
リール:テイルウオーク エラン100 DENDO 100-DH/L
ライン:シマノ タナトル8 PE2号
ハリス:フロロカーボン1.75号以上

《カーボン素材使用のフルソリッド》
GSSカーボンのフルソリッドブランク、KaijinシリーズのLTマダイ竿です。ノリの良いしなやかな調子で、シマアジには正直パワー不足なのですが、掛けた魚を暴れさせない「柔よく剛を制す」を地で行くタイプです。私は一世代前の青いブランクスの210/FSLを使用していますが、現行のマダイゲーム215/FSLもこれに近いフィーリングの一振りです。また、LTヒラメの専用竿・Kaijin ライトヒラメ 215/FSLも守備範囲内と思われ、マダイゲームの弱点を補う一手として期待しています。リールはコンパクト電動のエラン100。やっぱり直感的に扱い易いレバー式の巻き上げスイッチと、クラス最軽量345gの快適さは武器になります。

その日の釣況によってアプローチの仕方からガラッと変わるシマアジ釣り。適材適所のタックルセレクトで、その楽しみは何倍にも拡がります。
みなさんも是非、アルファタックルから幅広くリリースされている専用竿やゲームロッドから、手に合うお気に入りの一振りを見つけてください!
レポート:フィールドモニター 川野誠
爆釣した東京湾マダコからはや数年…
渋い年が暫く続いてましたがマダコってそんなもんだよね〜でもどうやら今年は湧いてるみたいよ!?と事前情報ながら開幕初日に一之瀬丸仕立てにお誘いをうけ行って来ました。

仕立て&乗合でなんとマダコ船4艘!!
しかも満員御礼!
さすがのエギタコ人気ですね〜。
テンタチ名船長のハルトくんの舵で定刻に出船し一路メジャーポイント川崎沖へ。
既に沢山の船がびっしり岸沿いにいらして見てるだけでもポロポロっと釣れてて期待は高まるばかり!!
ハルト船長は先端付近のテトラに切り替わるエリアに船を停めて『はいどうぞ〜根掛かり気をつけて』で着底すぐあの独特なムニュなお触り♫

HBエギタコを丁寧に小突き続けて優しく持ち上げれば300gほどのなんとかキープサイズ🐙
ベタ凪だったのもあって右舷左舷と巧みな操船でまんべんなく船中で嬉しい悲鳴が早々と飛び交ってました~明らかに昨年までより数は居ますね。

その後も転々と移動してくれドコでも誰かしらすぐ釣り上げながら定量の方々が増えてきたので保護の意味合いもあって大満足の早上がり♫
キロアップを含む19タコに出会えました〜おチビ達は優しくリリースして来月の富岡沖の解禁までに大きく育ってくれるの期待しながら帰路につき安定の〜刺身、唐揚げ、蛸飯で晩酌は賑わいましたよ。
アルファタックルは新作の竿やリール、タコエギと豊富なラインナップ!!
まだエギタコ未経験な方はチャンスな今年かと〜是非ともデビューして柔らかくて美味しい釣りたてマダコでタコパしてみてくださいね😊

【タックル】
ロッド:
HB(ハイパーブレード) エギタコ180MH
アルファソニック エギタコ180
リール:テイルウォーク バサルVT73L
仕掛け:PE4号、自作ダブルスナップ
オモリ:20〜30号
釣り船:一之瀬丸 神奈川県横浜市 金沢八景
レポート:フィールドスタッフ テル岡本


深海研究所実釣編の第4回のお題は昨年12月上旬の三重県伊勢志摩御座港「智栄丸」で実施した遠征釣行。初日はアラとアカムツをトップターゲットに据えた中深場、2日目は同宿ディープの看板ターゲット・鬼カサゴに挑むもハードな潮況と体調不良のダブルパンチに見舞われ大苦戦。予想外の厳しい結果となったが…その後同宿の鬼カサゴ釣況は順調に推移。志摩沖本来の数・型共出ている事、年間通じて狙えるターゲットである事を踏まえて最も海況が安定するこの時期に「引き続き有望な釣物&釣場」として紹介させて頂く次第。

【智栄丸 鬼カサゴ釣り概要】
優美で複雑な地形のリアス海岸が続く伊勢志摩国立公園の海エリア、志摩半島の最先端部に位置する御座港から航程1時間弱、志摩沖の水深100~180mに広がる岩礁底はオニカサゴのパラダイス。
潮具合が良ければ1時間流しっ放し、ダブルは勿論、3本鈎仕掛にトリプルもさして珍しくなく、釣果は一人で20尾以上…どれを取っても関東周辺とはレベルの異なる「鬼口密度」の濃さに驚かされる。
また同ポイントで様々なゲスト、エキストラが姿を見せるのも大きな魅力。過去2回の釣行ではフサカサゴ、ウッカリカサゴ、最も数が多いアヤメカサゴ、ヒオドシなどカサゴ類を筆頭にホウボウやチカメキントキ、ヒメダイ、アカイサキ、珍魚ホンフサアンコウ、タコetc…と百花繚乱。他にもアマダイ、キダイ、ハチビキ、キツネダイ、エビスダイ、原稿執筆時には65㎝マハタの報告もあり、高級魚五目の様相も呈する。





「棚は仕掛分上げて」智栄丸推奨のオニカサゴ釣法
オニカサゴ釣法は海底地形や地域、船長により異なる指示が出るケースも珍しくない。100%それでなければ釣れない訳ではないが、やはり郷に入らば郷に従え、が釣果への最短コース。ここでは「智栄丸」小川船長お勧めの釣法を紹介。
1.オモリ着底後は素早く仕掛け分を巻き上げる。
2.誘いは上から下。竿を立てた状態から棚取りの位置に降ろす、の繰り返し。
3.オモリが底を叩いたら素早く仕掛け分を巻き上げる。
4.棚の取り直しは10m程巻き上げてから行う。
5.手持ちの誘いが断然有利。
6.アタリが有ったら竿をリフトし、しっかりとハリに掛ける。
以上が鬼を食わせるまでの大まかな流れ。
智栄丸は船宿HPで志摩沖鬼カサゴ釣りを画像入りで丁寧に解説しているので、釣行前にはそちらも是非チェックして欲しい。
【志摩沖鬼カサゴタックル】

ロッドは専用、若しくは中深場対応先調子気味の2m前後。錘負荷150~200号程度。リールは電動リール3000or500番リールにPE4号をフルキャパシティ。仕掛は片天2(~3)本鈎のハリス6号。鈎は藤井商会「フジッシャーフカセネムリ15号、又はKINRYU柄長鈎15号(漁業鈎)+ヤマシタ「パニックベイト オニカサゴS2号」にニッコー化成「激臭匂い玉7φ」のコンビネーション。チモト周辺にバケorタコベイトカラーとリンクするヤマシタ「マシュマロボールL」を配す。


【24年12月5~6日の釣行より】
5日 中深場五目

前回釣行では2日間鬼カサゴを攻めたが、今回は初日水深250~300mラインの中深場五目、2日目鬼カサゴの2本立て。直近の中深場出船ではグッドサイズのアラが複数上がり、こちらも期待は充分。
8時半、250mでスタート。当日は海況、自身の体調(目眩・頭痛)共に今ひとつの厳しい状況に加え、いきなり電動リールがモーター不良のアクシデントに見舞われ、一投目から戦意喪失。
船中35㎝前後のムツやユメカサゴがポツポツと喰い続くが、正直釣況は今ひとつ。小川船長も「今日のムツは型が小振り」と顔をしかめる。
ムツとユメカサゴ各4尾で迎えた13時、スマッシュヒットがHBアカムツ235を襲う。スワ、大本命と一瞬目眩が吹き飛んだが…まさかの鈎掛りせず。これでテンションも体調も急降下し実質リタイア。直後に舳先の磯氏が船中唯一のアラを仕留めて何とか形にしてくれる。

この流し、飯島氏がメダイらしきをバラし、ラストはややサイズアップのムツ。連戦初日は惜しくも低空飛行のまま納竿の声を聞く。
6日 鬼カサゴ
二日目はメインの鬼カサゴ。前述の通り「手持ちで誘い続ける」が智栄丸お勧めのスタイルだが、先ずは自身の体調等諸々考慮して「仕掛全長1,8m(ここが重要)で置き竿、ウネリの上下動で錘が常に海底をトントンと叩く状態をキープ」をセレクト。前アタリを見逃さぬように竿先を注視し僅かでも違和感が有れば即座にロッドを手に取り、深呼吸の速さで竿先をゆっくり「聞く」イメージで深呼吸のスピードでリフトアップ、本アタリに繋げる「省エネタイプ」のディープマスターベーシック。「省エネ」とは言うものの根掛りを回避すべくウネリのピッチに合わせた棚設定と頻繁な底の取り直し、一刻も竿先から目を逸らさず、あらゆる情報を見逃さない集中力は必須。その意味では全く手抜きでも楽チンでも無いが。
7時15分、水深150mでスタート。イイ感じに潮が効き、小振りながら一投目に本命キャッチ、2流し目にはキープサイズ0,8kgの2連発。早々に土産を確保し一安心。


3流し目には「目の覚める様なアタリ」にスワ大鬼!?と期待したが、海面に現れたのは35㎝アカイサキとウッカリカサゴのダブルで微苦笑。テンポの良い釣りに前回釣行時並みの数釣りも夢ではない、と思えたが。

直後、それまで素直だった潮方が一転しあらぬ方向にラインが走りだす。小川船長が渾身の操船で対応するも、かなり釣り難い状況に。時を同じく今朝は何とか治まっていた目眩・頭痛が発症し一気にトーンダウン。
10時半過ぎ、鬼カサゴ初体験の飯島氏が船中最大含むダブル、磯氏もやや小振りながらダブルを披露し気を吐く。直後、こちらも今日イチのアタリを捉えたが…1kgチョイのウッカリカサゴで残念!

チャンスタイムと思われたが、この後潮が更に早くなり左右舷のオマツリ頻発する事態に。
自身の目眩も一際強まり、仕掛操作が疎かになると根掛りが多発し満足な釣りにならず。終盤はセミリタイア状態となり12時半、納竿の合図を聞く。
自身の体調に起因する部分が少なからず、でピリッとしない2日間となった今回の伊勢志摩遠征だが、釣行後も(潮次第ながら)鬼カサゴは順調な釣れっ振りをキープ。トップ十数尾の報告も少なくない。
釣期はほぼ周年ゆえ、自身の体調を踏まえ、気候の良い時期に是非再挑戦したい志摩沖の鬼カサゴだ。
【ディープマスターのワンポイント】
鈎は細軸軽量、バケカラーは鉄板3色で

志摩沖に限らず全てのオニカサゴ釣場で本命のアプローチを最優先するならフジッシャー毛鈎フカセネムリ15号の様な身餌の泳ぎをよりナチュラルに演出する「小振りで軽量の細軸バリ」が大正解。
(但し千葉県勝浦沖、静岡県石花海など、大アラが高確率で混在するポイントでは鬼カサゴの食いを極力落とさず、ビッグボーナスを高確率で手中に収めるべく藤井商会の「改造延縄真鯛12号」とKINRYUの漁業用「柄長鈎15号」の選択を奨めるが。)
根掛りした際も鈎が折れる事でスムーズかつ最小限のロスで仕掛回収が出来るのもポイントだ。
バケカラーは青紫、橙、濃緑の鉄板3色を持参すれば殆どの場合対応可能だが、時に白(蛍光紫)、黒、茶などのイレギュラーなカラーが効果を発揮する場合も有る。故に出来る限り各色持参し、状況に応じたフレックスな対応が望ましい。
付け餌はサバ短冊が基本で疑似餌もOK

サバ短冊は筆者鬼カサゴ釣りのベーシックベイト。3枚に下して身肉を削ぎ、表皮+3mm程度のペラペラ状態に。これに塩少々とタップリの旨味調味料を塗して2~3日冷蔵、味付け&余分な水分を絞り冷凍ストック、釣行時に幅1,5cm・長さ15~18㎝程度の大振り短冊にカットする。入手できればソウダガツオも効果大。このサイズはアピールと同時に小型の鈎掛りを幾何かでも回避したい(リリースサイズの鈎掛りを完全に避ける事は不可能だが)意図も併せ持つ設定だ。
潮況にもよるが魚影が抜群に濃い志摩沖では当然ながらエサの消費量も多くなる。初釣行時は2日分のつもりで持参したサバ短冊が1日で底を突きかけ帰港後スーパーに走りサバを購入、急遽ホテルで身餌を仕込む羽目に。こんな事にならぬ様、付け餌は充分に持参したい。
またニッコー化成「ロールイカタン」などのワーム類も実績あり。ゲーム性のアップと身餌の節約!?を兼ねて使ってみるのも一興だ。

【ディープマスタータックルデータ 志摩沖 鬼カサゴ】
ロッド:アルファタックル HBオニカサゴ200 詳しくはこちら→
リール:3000番
ライン:ゴーセン ダイバーX8 4号 詳しくはこちら→ https://www.gosen-f.jp/special/diverx/
ヨリトリ器具:フジワラ 5連ボールベアリングサルカン5×5 詳しくはこちら→
http://fishing-fujiwara.com/product/5ballbearing-swivel/
天秤:ヤマシタ 船天秤K型 2,3mm50㎝ 詳しくはこちら→
https://www.yamaria.co.jp/yamashita/product/detail/47
水中灯
ルミカ 輝泡レッド 詳しくはこちら→ https://lumica-shop.com/products/kihou
鈎:KINRYU 柄長針15号(漁業用鈎)
深海バケ:藤井商会 フジッシャー毛鈎 フカセネムリ15号
集魚ギミック:ニッコー化成 激臭匂い玉7φ 詳しくはこちら→
ヤマシタ
マシュマロボールL 詳しくはこちら→
https://www.yamaria.co.jp/yamashita/product/detail/138
錘:フジワラ スカリー150号 詳しくはこちら→
http://fishing-fujiwara.com/product/scurry/
バッテリー:ハピソン リチウムイオンバッテリーYQ-105 詳しくはこちら→
https://hapyson.com/products/battery/461
【船宿紹介】


智栄丸 三重県志摩御座港
℡ 090-2345-9325
オニカサゴ乗合8時間…¥15,000 6時間…¥13,000(最初の申込者希望で決定)
第1・第3週の土日と月曜に出船。仕立は随時。
アクセスはこちら→https://zekkouchou.com/chieimaru/
レポート:二上あや
タックルの問題でこれまではなかなか手を出しにくかった、キンメダイ釣り。
去年ライトに初挑戦して楽しかったので、今年も行ってきました。
ライトと言うのは、通常のヘビータックルより小さいリール、PEも細くなり、オモリは200号。
手持ちの中深場竿・イカ竿でチャレンジ出来るのが魅力です。
私はハイパーブレード・アカムツ195を使いました。アカムツ同様に口切れを防ぎたいキンメ釣りでの200号錘では最高です。
集合は午前2時半、3時には出船です。ポイント迄走ること2時間ちょっとで片貝海溝と呼ばれるポイントへ。船長の細かなアナウンスによると、只今海底340mだけど、皆さんが着底する頃には、270m位になるとの事。仕掛けの着底迄2、3分の間に水深がそれだけ変わる絶妙なポイントを狙ってくれてます。
第1目は当たりなく空振り。2投目は当たるが、ガクガクど引きがおかしい…サバのオンパレード。3投目でやっとサバの中に1尾キンメが!

下潮が早いので、しっかりと着底を見逃さないのが鍵。ボトム着底でガクガクときました!キンメの追加です。
しかしここのポイントは着底が分かりづらく、底取り直すとPEは何処までも出てしまうので、やり辛さを感じてました。
そこで船長は、大きくポイントを変更、走る事30分。
「水温が1.5度低くなったから、先程より潮が飛んでない」と船長のアナウンス通り、仕掛けを落とすと底立ちがしっかりと取りやすくなり、良い反応が!!

ハイパーブレードアカムツの視認性に優れたオレンジカラーがキンメのアタリを伝えてます。
少しずつ巻き上げ始めると、重みが増して行くのを感じたので、電動スイッチオン!ガクガクと良い引きを見せてくれる度竿が何度もしなり、MPGの粘りでキンメ多点がけにも屈し無い引きが楽しい!

これぞキンメ釣りと言った、多点がけに成功!!
これはテンション上がります!
このポイントでは船内どこかでは当たりが出て、9時半過ぎにラスト流し。
ボトム中心にふわりフラッシャーサビキを動かしてみるとゴゴッと良いアタリ!

大事に巻き上げると40㎝に届きそうな良型を追加して納竿となりました。

【釣行データー】
釣行日:2025年4月19日
ロッド:HB(ハイパーブレード)アカムツ195
リール:500番サイズ
【釣り船】
二三丸(ふみまる) 千葉県九十九里町 片貝漁港

レポート:フィールドモニター 二上あや
冬になると美味しいお魚がいる中深場釣りが気になる私ですが、今回はクロムツオニカサゴのリレー釣りに行きました。今回の釣り船は二宮丸さんです。
3:30分に港へ集合し、用意出来次第出船となります。

暗いうちが勝負のクロムツから始めます。
用意して来た 5本針に、サバの短冊を付け仕掛けを落とします。

約100mで止まり、喰い棚を探りながらステイすると3m付近で早速アタリ!
巻き上げスイッチオン!
しかし、よく引き過ぎるし、暴れ過ぎてる…。上がって来たのはやはりサバ…。
釣れたマサバのお腹は光っていて体高もあり美味しそうなのでキープ!
アタリあってもサバばかりで本命に会えずにいましたが、ふと辺りを見回すと、空が白み始めクロムツタイムも終わりへ向かいます。段々と深場へと船長が流してくれ、やっと本命らしきアタリ!

その直後に激しめのアタリもあり、サバも付いた模様。
サバパラダイスに陥っていた私は、さっきの本命らしきアタリはクロムツかどうかも自信が持てずに巻いていたのですが、サバとクロムツのダブル!やっとの本命に喜びです!良かった〜!
しかしその後もサバ5点掛けと、元気なサバに苦戦…。
そんな時に仕掛けふわふわ作戦が良いと聞いたので、PEラインを張らずにオモリを底に付けたまま、仕掛けをふわっと弛ませる誘いにしてみました。
HBアカムツ195は扱いが良く操作しやすいので海中をイメージしてアタリを出す事が出来ました!
これは本命だよね⁈と自分に言い聞かせながら巻き上げると、クロムツダブルが上がってきました!
ふわふわ作戦成功です!!
空が明るくなり、流しが200mを過ぎた頃、オニカサゴを狙いに向かいました。

オモリを120号へ付け替えて投入し、130m付近で着底。
先程釣れた、ゴマ鯖を生エサの切り身にしてエサにします。
手持ちで底を切り、誘いを入れ待ちますが、アタリありません。
そこで底ダチを取り直し、誘いを入れてから、置竿にしてみました。
船の揺れにあわせて、底に着くとオモリが跳ねるので、オモリの跳ねないギリギリを意識して、細かく棚を調整してると、ゴンゴン!!
合わせを入れて巻き上げると、水面に上がって来たのは、期待通り赤い魚体の本命オニカサゴでした!!

釣って楽しく、食べて美味しいお魚のお土産が出来ました!
クロムツ狙いのゲストで釣れたマサバですが、40cm以上の豚サバと言われるジャンボサイズ程はありませんでしたが、とても美味しく頂きました!

サバが邪魔! と釣りをしてるときは思うかも知れませんが!
ゲストのお魚を含めて、釣りの後も楽しんで頂けたら嬉しいと思いました。
【釣行データー】
●ロッド HB(ハイパーブレード) アカムツ195
●リール 500番台電動リール
釣行日:2025年2月11日
釣り船:二宮丸(ふたみやまる) 神奈川県三浦市宮川港
レポート:フィールドモニター 川野誠
師走のドタバタと仕事の追い込みでヘロヘロな体調だし大人しく家で寝てれば良いのでしょうがストレス発散はやはり釣り糸を垂れるのが釣り人の一番の回復薬ですよね🎶

マダコフリークな方々からお声掛けもらって金沢八景『一之瀬丸』から禁漁前の年内ラストチャンスの出船が釣り納め🎣
お正月の食卓にはマダコでしょ〜🐙
ほぼ🈵満船の大人気!!
前日の出船でも3キロが出たそうで常磐まで行けなくとも期待は膨らみますよね。
この日は風もほぼなくとても穏やかな陽気で船長スパンカー畳んで激アツなポイントをちゃんと左右舷切り替えしてくれながら船中ポツポツと釣れていきます🐙
昼前あまりの陽気の良さにウトウト加減も根回りを攻めてくれたので全集中しゴリゴリを交わしたその時ヌンっと重みがあって愛竿『HBエギタコ』でフルパワーフッキング!!トルクフルな巻き上げで根の中からブワ〜っと浮いてきたのは立派な1.7kg🐙

これで無事にお正月の食卓が〜とかなりニヤケ顔になっちゃいました😏
終わってみれば食べ頃サイズも5杯獲れて大満足な釣り納めとなりました🎶
年が明け釣り始めは正月三日🎣

先月、三が日仕立てやろうよ〜と週末船長の金井ちゃんから誘われ金沢漁港『蒲谷丸』さん行ってきました。ちゃんと前日に下調べ釣行してきたと豚鼻息荒くチョット北風強めの久里浜沖を愉快な仲間と目指しました。

まさかのポイント到着すぐソニック166Lにオモリトントンのステイで教科書みたいなアタリの目感度からバタバタっと釣れちゃって船長金井ちゃん益々のドヤ顔(笑)

丁寧に流し替えてくれましたがその後はポチンポチン〜と…
前日は沖上がり1時間半前の潮変わりタイミングでバリバリ連チャンモードになったそうですがそぅ上手くは行かずに沖上がり😅
バラシが悔やまれるツ抜け出来ずも型揃いで血抜きもバッチリでまたまたお正月の食卓を彩ることが出来ちゃいました😋
さてさて、いよいよ今年もマルイカな季節の到来かな🦑
今シーズンもノリノリなの期待ですよね🎶
【タックル】
・ロッド
タコ/HBエギタコ180MH
カワハギ/アルファソニックカワハギ 166L 170MH
・リール テイルウォーク バサル73
仕掛け・自作仕掛け
オモリ・30号
レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。
横浜・大阪・新潟に名古屋と、展示会で出逢ったニュータックルたちが店頭に並び始めましたね。前回、サンプルをお借りしたアルファソニック「ディープシーカー」の製品版が手に入り、ちょっと様子見のつもりで船に持ち込んだところ、思いのほか大活躍したので緊急インプレをお届けします。釣り物は早春のマアジ、走水沖の本格ビシアジでの実釣レポートです。

今回レポートするのはアルファソニック「ディープシーカー」82-180MH(画像右)。錘負荷80号〜200号の8:2調子。オニカサゴやクロムツなどのライト深海は勿論、アマダイやビシアジ釣りにも流用できる中深場の基本的な一振りです。
私が普段ビシアジで愛用しているのは「HB(ハイパーブレード)AJI 180」(画像左)というMPG(マグナムパワーグラス)と中弾性カーボンのコンポジット竿で、今年で7年目になる相棒。波気があっても思わぬ大型の個体が来ても、MPGならではの柳腰で無駄に魚を暴れさせず、ハリスを護りながらハリ穴を広げないビシアジ専用竿の傑作です。
──なんですが、「ディープシーカー」にとって本領のオニカサゴ釣りは来月の予定だし、手に入ったら早く使いたいのが釣り人の性。そこで「ちょっと試しに」くらいの気持ちで持ち込んだ今回の釣り。結果から申しあげると大潮周りの激流に臨んで大活躍でした。その模様をお届けします!

釣行日の3月9日は大潮で北西の風9mの予報。文字通り潮流の早い走水では難しいコンディションになることを予想していましたが、朝イチの投入が上の画像。相当気を付けて糸の出し入れをしても、道糸が怖いくらい斜めに入り込む激流の中での釣りです。
130号ビシを使っているみなさんには船長から15号のオモリが配られ、ビシの中に入れるよう指示がありました。私は150号のアンドンビシも持ち込んでいたのでこれを使っています。図をご覧頂くと分かるとおり、右側(船首側)の釣座の方の道糸がこの角度で入ってきていますので、気を抜くとオマツリしてしまいます。このような状況では、仕掛けの投入時になるべく船縁から遠くへビシを振り込むことによって、潮下の釣師との仕掛けの接触を避けることが出来ます。大袈裟に言えば、150号のビシを潮上へキャスト出来なければ、高確率で周囲の釣師とオマツリしてしまう難しい海況でした。
そこで活躍したのが「ディープシーカー」の“軽さ”と絶妙な“アクション(ここでは“調子”の意味)”でした。
仕掛けの振り込みは軽さと調子で対応し、激流で難しくなる底取りはアルファソニックの売りであるCTS(コンポジック・チタン・ソリッド)穂先の感度の良さがアシストしてくれました。しかも魚が掛かるとベリーが柔軟に曲がり込み、硬いだけの先調子竿とは釣趣もマアジの脆い口吻を護る追従性も段違い。安心してファイトすることが出来ました。

ここで、今回「ディープシーカー」が気付かせてくれたTipsをひとつ。
さっきまで入れ掛かりでアタリがあったのに、急に沈黙するような場面。特に春先に見られる現象なのですが、このような場面に遭遇したら、一旦底を取り直してからジギングのように竿をシャクリ上げ、リールを巻きながら、最初のタナ取りより3m上までを探ってみてください。さっきまで釣れていたタナの1m上か2m上で、シャクリを止めるようなアタリがあったらビンゴ。次の投入も同じ釣り方で釣れ続ける筈です。
この際気を付けたいのは、コマセで上気した魚が浮いている状況なので、コマセを撒き過ぎないよう、アンドンビシへのコマセの追加は取り込み2〜3回につき1回程度に絞るのがお薦めです。
この釣り方の魚探反応を捉えたのが上の画像です。さっきまで釣れていた底付近の魚群と、5m浮いた食い気のある魚群。そして右上がりに斜めに入ったラインは、魚が掛かって電動リールで巻き上げ、45mで空っぽになったビシの軌跡です──ご理解いただけましたでしょうか。

マアジにおける春先の「探る釣り」。これは東京湾内のLTアジでやっていた釣り方でしたが、まさか走水の150号ビシでも出来るとは何とも意外な発見でした。この釣りを可能にしたのは「ディープシーカー」の軽さと操作性がもたらした賜物。
ちなみにこの釣りではテンビンと仕掛けの間に“何となく”付けているクッションゴムを外してみてください。シャクリの途中でハリ掛かりせずともアタックがあったことや、2本針のどちらに掛かっているかが分かるようになると、攻略中のワクワクが止まりませんよ♪ 2024年の早春、アルファソニック「ディープシーカー」で一歩進んだビシアジ釣りの深淵をご体験ください。

▼タックルデータ
タックル:アルファソニック ディープシーカー 180MH
リール:小型電動リール
道糸:PE3号(300m)
天秤:腕長30cm
オモリ:アンドンビシ150号
ハリス:フロロカーボン2号
ハリ:ムツ10号
エサ:イカ赤短冊(赤タン)
▼船宿:関義丸 (神奈川県横須賀市 走水港)
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
アマダイ。漢字で書くと甘鯛。名前の通り、ほんのりと甘みがある食味。
地味な印象があるものの船釣りでは安定した人気がある。
自分は、友人たちと行く年末の釣り納めは、昔からアマダイだ(リレー船にするけど)。
2021年の年末に、釣ったアマダイとアジを釣りの後輩がやっている居酒屋へ持ち込んだときのこと。
「テルさん、最近静岡でシロアマダイがすげ~釣れてるらしいんだけど知ってる?」
と後輩に言われて「え!ホント?」と調べ、2022年1~2月でシロアマダイ釣りに静岡へ3回出かけた。
その時のことは旧アルファタックルブログに掲載しています。
「3度目の正直! シロアマダイチャレンジ@静岡」
http://alphatackle.blog27.fc2.com/blog-entry-508.html
上の記事内で書いていますが、この時は全長4.5m3本針というアマダイ仕掛けとしてはかなり特殊な仕様のものを使っていました。そんな仕掛けを使ったこともきっかけで、その後のアマダイ釣りでも仕掛けや餌のことをずいぶん色いろと考え、様々なことを試してみました。今回は、そんなイロイロについて書いてみましょう。今回のブログは、ちと長いですよ~~~。
【ロッド】
アマダイ用ロッドは、82くらいのアクションで小突き誘いがしやすいものが良い、と言われることが多いですよね。結論からいうと、やはりそれはそのとおり。アルファタックルロッドの中でイチオシと言えるのはズバリ「アルファソニックLG 82-185MH」です。


アルファソニックLGでは、73-190Mや73-190MHもアマダイで使いやすい。73モデルは幅広く使いやすいので、アマダイはごくたまにしかやらない、という人には73モデルのほうがいいと思います。
また、MPGではシブキFシリーズも良い。グラスマテリアルのロッドとしてはかなり感度が高い。MPGのように中空構造のグラスではなく、普通のグラスソリッドだと感度は悪くなり、いわゆる「エサ取り」のアタリが分かりにくくなってしまう。
シブキFシリーズの良さは、魚が掛かった時の曲がり(見た目が美しい)や、大型が掛かったときの安心感という点もある。操作性は非常に良く、軽量なカーボン素材のロッドと比べても遜色ない。
シブキFは、190、191、220、221の4モデルありますが、どれでも問題ありません。積極的に誘っていくなら190か191。191のほうが小突きやすくなりますが、掛かったときの引きを楽しむなら190。誘い下げの幅を大きくとりたいなら220か221。2.2mなので、置き竿的に使うのにもいいですが手持ちでも疲れることはありません。

と、ここまでは相模湾・東京湾の60~80号オモリを使ったアマダイ釣りの場合のこと。
静岡県の駿河湾や遠州灘では、100~120号オモリ指定の釣り船が多く、そうなるとロッド選択が異なってくる。


最初の話しに戻ると、60~80号オモリではアルファソニックLG 82-185MHがイチオシ。最大の理由はチタントップによる高感度。アマダイ釣りでは、本命以外のエサ取りの魚が多く、それらにエサのオキアミを取られてしまったことに気づかないと、エサがないのに釣りを続けることになるため、かなり小さなアタリでも明確に分かる高感度はとても重要。このモデルはチタントップCTSならではの高感度を持ち、アマダイ釣りでも大きなメリットになる。唯一の欠点らしきものを言うとしたら、185センチという長さはアマダイ釣りの場合、わずかに短いと感じることがあること。特に、誘い下げの場合で大きく下げたいときはロッドをかなり立ててから下げていくことになるので、それが少し面倒だな・・・と思う時があるかもしれません。
【仕掛け】

※自分が書いた図のため、拙いものでスミマセン。

オモリとテンビンの間に「下駄」を履かせているのが特徴。
以前のブログで紹介した仕掛けは、上図をもっと極端にしたもので全長4.5m3本針で「下駄」は1.5m。遠州灘のシロアマダイ釣りに行ったときに竿頭になった人から教わった仕掛けです。非常に効果を発揮する状況がある反面、潮の流れがあまりない時(もしくは船が流れないのも同義)は「下駄」を履かせても仕掛けが垂れ下がりやすくなるのが欠点です。相模湾など潮が緩めの場合が多い釣り場では効果を発揮しません。
そして、全く逆に全長を非常に短くする「短仕掛け」も面白い。全長は1m。小突くような誘いを重視する場合に良いと言えます。潮が緩く仕掛けが垂れ下がりやすい状況で、アマダイの基本と言われる水底から1m前後上のタナを意識しやすいというメリットがあります。この短仕掛けについては、自分的にはまだまだ試さないとしっかりしたことが言えないのですが、明らかに効果が高い場面があるのは間違いなく、ショートロッド・40号オモリ・PE0.8~1号といった組み合わせで使うと非常に面白い仕掛けです。これから、特に潮が緩い時にもっと試してみます。
ここ2年ほど、仕掛けについても色々試した結果・・・結局はベーシックとされる2m2本針というのがやはり基本なのだなとあらためて思いました。状況によって長仕掛け・短仕掛けがそれぞれ効果が出る場面がありますが、どんな時でも2mのノーマル仕掛けからスタートするべきですね。先人が長い間で培ってきた仕掛けや釣法は、様々な試行錯誤の積み重ねのうえに出来上がっているということを再認識したこの2年でした。
ただ、アマダイ仕掛けは幹糸・ハリスともに3~4号が標準的ですが、もう少し太くてもアマダイの喰いには差がなさそう。大きなアマダイを狙う人は、少なくとも4号にしておいたほうがいいと思います。自分は、シロアマダイ狙いではハリスを5~6号にして針は太めの軸のものにします。
【エサについて】
相模湾・東京湾のアマダイ釣りでは、エサはオキアミが一般的です。いっぽう、遠州灘ではホタルイカを使うことも多い(遠州灘の船宿で準備してくれるエサはホタルイカの場合がけっこうあって、オキアミを使いたい人は持参してくださいというのも珍しくない)。そして、自分が遠州灘で仕掛けとともに教えていただいたエサは「イカの短冊」。

自分は、この2年ほど、相模湾のアマダイ(アカアマダイ)でもイカの短冊(イカタン)をメインで使い続けてみました。アカアマダイもイカタンで釣れます。ただ、良く「ポニョ」と呼ばれる25センチ以下のサイズはイカタンを喰いきれないようです。イカタンを使っているときはアタリがあっても乗らないというケースがかなり増えました。小さいアマダイを釣るとちょっと可哀そうな気持ちになるので、それは別にかまわないのですが・・・。
イカタンのメリットはエサ持ちが非常にいいことですが、アタリの数はオキアミのほうがかなり多くなります。ホタルイカもオキアミに比べればエサ持ちがいいですが、イカタンのほうが圧倒的にエサ持ちがいいです。ホタルイカとイカタンでは、アタリの数は変わらないように思います。
イカタンは釣具店でも売っていますが、自分は長めのイカタンを使いたいので自作しています。気分の問題かもですが、ケイムラ加工します。
あと、アマダイでも「特エサ」として使う人がいるのは「イソメ」。しかし、自分はまだ試していないので語れません。

さて。色々な試行錯誤の結果、現時点で自分が得た結論は2mの標準仕掛けを中心にして、状況によっては仕掛けを長く、または短くして楽しんでみる、というものになりました(たいした結論ではないですねww)。状況によって・・・というのは主に潮の流れの緩急。流れが強ければ長めにして、緩ければ短め。しかし、小突き誘いが明らかに効くとき、誘い下げがいいとき、ほぼ置き竿的に誘いは少なめのほうがいいときなど、仕掛けだけでなく、その時に合わせた誘い方ももちろん重要。いろいろやってみたからこそ、今後はもう少し確信をもってアマダイ釣りに臨めそうです。
とりとめのない内容になっちゃった気がしますが、多少なりとも見て下さった方のためになれば幸いです。

最後に、入稲福さんや二上さんと一緒に行った静岡県・大井川漁港の藤丸さんのご紹介。
とても親切にしていただきました。自分たちのように仕立てれば、乗合のときの100号オモリではなくもっとライトでやらせてもらえます。仕立ては8人。自分たちはPE1.5~2号、オモリ60号。
トイレが広くてとてもきれいなので、女性も安心ですよ。
【藤丸】
TEL 090-7435-4965
静岡県焼津市 大井川漁港
乗船料:11,000円(エサ・氷付き)
ブログ:https://ameblo.jp/junpei03051226/
ありがとうございました!