レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
少し前になっちゃいますが、2週続けて相模湾マルイカへ行ってきました。
3月18日は葉山芝崎・五エム丸 3月25日は松輪江奈(剣崎)の瀬戸丸さんから。

3月18日の五エム丸さんでは、釣り情報さんに長年在籍していた加藤さんと偶然にも一緒。せっかくなので、最後に2人揃って写真を撮ってもらいました。
加藤さんには取材でたびたびお世話になり、その時は撮ってもらう側だったので一緒に普通に釣りをすることがとても新鮮な感じ。

この日、加藤さんが使っていたのはアルファソニックマルイカGZ N-LTD 147UL/TISL。
そう、井上直美さん完全監修モデル。なおちんリミテッド。
加藤さんは朝から絶好調。Nリミテッドの性能をバッチリ引き出し、終始「宙」の釣り。

この日の釣り場は江の島沖85~90m。前半は潮も緩め。自分はアルファソニックマルイカGZ 154XXUL/GSL-Lを使っていました。このモデルはいちおう水深60mより浅い状況が合っているのですが、これくらいの水深でも潮が緩ければバッチリと性能を発揮します。

この日のスッテ。左が下。一番下だけ直ブラで、上の4本は直結。黄色系に反応が良く、グリーンもやや明るめにするなど偏った配色にしましたが、効果あり。ただし、江の島沖に各船が集まってきて、どうやらイカがスレた感じになった頃から効果が薄れました。

自分の釣果は16杯。中盤までは絶好調の加藤さんと競り合っていましたが、後半、ほとんど触りを出せずに大失速でした。後になって考えると触りを出せなかった理由はなんとなく分かって、勉強になりました。

ちょうど1週間後の3月25日は、松輪江奈港の瀬戸丸さんから。

朝はこんな感じ。途中から雨で、後半はかなり降られました。
25日は18日と釣り場と状況ともにガラリと変わり、この日は城ヶ島沖48~55m。水深がかなり浅くなり、釣果はかなり上向き。エリア・水深ともに大きく変わったのにアタリスッテの傾向は同じような感じ。つまり、黄色系が活躍。途中から上のスッテにけっこう乗るようになったので、最初は5本だったスッテを6本にしたのですが、その時の配色は上から黄色・ピンク・黄色・ピンク・濃いめのグリーン・ケイムラという感じ。
この日も城ヶ島周辺に船が多く集まりました。やはり後半はイカがスレた感じになって釣れるサイズも小さくなりました。スレる前は黄色系、スレてきてからはピンクに良く乗りました。いずれにしろ、ほぼ全てを上の4本の黄色かピンクで釣りました。
途中からかなりの雨で、スッテ配色の写真は無しです・・・

最終釣果は46杯。前週はプライベートでしたが、この日は仕事でした。前半のおよそ3分の2は色いろお仕事をしてました(お仕事の内容はいちおう秘密で・・・)。
後半はアルファソニックマルイカGZ 154XXUL/GSL-Lを使い、状況がこのロッド向き(水深60m以内で風と波がひどくない)だったこともあって2時間で20杯くらい釣れて楽しかったです(つまりこの2時間は仕事終了して普通に釣りしました)。
4月に入ってからも、マルイカは好調続き。今年はマルイカをほとんどやったことがない人にもいいですよ。日によって多少違いますが、水深60m前後の日が多く、これなら初めての人でもなんとかなるはず。初めての人、慣れていない人のために、お薦めタックルを書いておきますね。
【ロッド】
アルファソニックマルイカGZ 160UL
Kaijinマルイカ 160L
どちらも宙釣り・ゼロテン両方をこなせるモデルです。もちろん上級機種であるアルファソニックのほうが性能が上と言えますが、Kaijinも充分なパフォーマンスです。なので、どちらを選ぶかはご予算次第。本当なら今年の新製品SHIONマルイカ160Lもオススメなのですが、4月下旬入荷予定なので現時点ならこの2つになります。
【リール】
ディーノFUNE 150DH
ディーノFUNEはDH(ダブルハンドル)とPH(シングルハンドル)がありますが、マルイカやカワハギのようなテクニカルな釣り物ではDHがいいです。このリール、定価1万円ですが充分です。あ、リールは絶対に手巻きがいいです。電動リールだと、乗った感覚・重みがとても分かりにくいのです。
【仕掛け】
初めての人、慣れていない人はスッテ4本もしくは5本までにしましょう。また、直ブラ仕掛けがいいです。最初は市販品でOK。例えばヤマシタさんの「タグリグSSTB3.8/5-1 4本S」。
これはスッテ同士の間(幹間)が100cmとやや短めの直ブラ4本仕掛けで扱いやすく、オール直ブラなのでバラシにくい。取り込みの時も慌てずゆっくりとやってもバレにくいのが直ブラ仕掛け。
錘は50号と60号を用意しましょう。1個ずつではなく、最低でも2個ずつ。予備は必要です。錘はフジワラさんのスカリーが一番いいです(落ちるのが早いだけでなく、まっすぐ落ちるのでオマツリが減る)。
さて、肝心なのは釣り方ですよね。せっかくなので簡単にビギナー様向けに書いておきます。
というか、動画で勉強するのが最も早いです。
井上直美さんのマルイカレクチャー動画がありますよ。
マルイカ釣りでは「宙釣り」と「ゼロテンション釣法(ゼロテン)」の2通りのやり方がありますが、最初はやはり宙釣りからのほうがいいと思います。経験のある人がバッチリ教えてくれるならゼロテンでももちろんいいです。
「宙釣り」をまずお薦めする理由は、ゼロテンよりやることが少ないからです。ゼロテンでは錘を底に着けた状態で釣りをするのですが、船の上は常に揺れているのでゼロテン状態をキープするためには常に何かしらの動作をしていなければならず、それに神経を使っていると肝心のアタリが分からなくなったり、そもそもアタリが分かる状態にできない場合もあります。なので、まずは宙釣りなのです。
動画でももちろん出てくるのですが、肝心なことだけ書きましょう。
①船長の合図があったらすぐに投入! そのためには、スッテがきちんときれいに投入器に収まっているか事前にしっかり確認しておきましょう。
②仕掛けを落とすときはロッドを下向きに。そのほうが仕掛けが早く落ちます。仕掛けが早く落ちたほうがチャンス増大。
③着底したらすぐにリールを巻く。ハンドル1~2回転巻きつつ、下に向けていたロッドを水平に。これで水底から1m強のところに錘が位置します。ここまでの動作をいかに早くするかが、非常に重要です。
④その状態で2秒くらい、ロッドをピタリと止めて穂先を注視。少しでも怪しい動きがあったら軽くロッドを立てる(強くアワセる必要は全くありません。強いアワセはむしろNG)。
⑤ロッドを立てたときに重みを感じたらリールを巻く。最初は重みが分かりにくいでしょうが、一度上まで巻き上げてみてください。イカが付いていなければ「このくらいだとイカが付いていないんだ」とその感覚を覚えておきましょう。しかし、大きめのイカなら重さが分かると思います。
⑥アタリが無かったら誘いを入れる。どんなふうに誘っているかは、動画を見るといいです。
⑦3~4回誘ってもアタリが無ければ、リールを20回ほど巻いて、また落とす。この動作を巻き落としといいます。ギア比7:1くらいの小型リールだと、20回巻くとだいたい10mくらいになります。巻き落としは非常に重要です。3~4回誘ってダメなら必ずやりましょう。
以上が、投入から誘いの一連の動作です。いちおう文章にしましたが、動画を見ましょうwww
さあ、みなさん。美味しいマルイカを釣りに行きましょう!
レポート:フィールドモニター 川野誠
好釣な1月のスタートを切った今季のマルイカ。大阪ショーを挟んで2月に入り上下動がありながらも各地で好釣をキープしていて、休みの日にシケも多く毎週とまでは沖に出れなかったけれど2月は3回乗れて平均25杯だったので、不調すぎて既に出船が無くなり寂しい思いをしてた昨年のことを思い返すと嬉しい釣果ですよね♫
各メーカー様の新作スッテもリリースされ始め、いよいよアルファのニューロッドも発売されたので行ってきました剣崎江奈港『瀬戸丸』さん。平日でも12名の乗船とこの釣りの人気の高さを感じます!
両ミヨシには名人が座ってもらえてるので1号船マサシ船長も安心でしょう〜。左舷2番目に座って談笑しながら河岸払いしました。3月に入り出船時間も6時半に早まってますが、ここのところ朝イチは反応が薄くこの日も約1時間クルージングで城ヶ島西沖83mからスタートするも全員空振り…若干深めのポイントを探ってくれたらヤル気のある群れ発見で右舷ミヨシ名人4連チャンくコ:彡

その後も100mレンジまで探ってくれてポツポツは拾えるけれど中小サイズばかりの単発で数は伸ばせずな昼近くなったタイミングで剣崎沖へ移動するとコチラはいい潮色でブッコミからブワッブワと大中サイズのヤル気な気配となったので、『なおちん』こと井上直美さん監修な渾身の新作ロッド『N-LIMITED』に持ち替えてみると宙釣り用の作りだけどゼロテンでもバッチリやれて、短さ&軽さ&操作性の良さ&チタントップの目感の出方と、どれを取っても名竿の予感なフィーリングです!!

午前中の不調が嘘のようにアタリを出せてバケツもみるみる増えまして大満足の沖上がりタイムアップになったらなんと竿頭とのこと♫

船長も『朝から剣崎沖に来てたら倍は獲れてたかもね』と言ってましたがこればかりは時の運ですもんね〜また次回に期待大で船宿さんからゴン太な三浦大根と春キャベツお土産にもらい、ゲソ煮とエンペラキャベ炒めで舌鼓となりました。
まだオモリ60号メインの水深だけれども来月後半にはかなり浅場でも顔が見れるの期待して新作アルファソニックマルイカGZ154XXULの出番も楽しみにしたいと思います。さぁ釣って楽しく食べて美味しいマルイカ!!チャンレンジするなら今年ですよ〜。

竿・アルファソニックマルイカGZ 167XUL/LEFT(メイン)
アルファソニックマルイカGZ N-LIMITED 147UL/TISL (サブ)
リール・テイルウォーク バサル73
仕掛け・自作6本(直結4直ブラ2)、5本(直結)
オモリ・60号
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
前回から一週空けて、再びマルイカ。また小網代からですが、今回は翔太丸さん。

天気は快晴。朝は北風強めでした。

スターティングメンバーはこんな感じ。左が下、右が上。下だけ直ブラで上4つは直結というのは前回と変わりません。というか、これは自分のスタンダードと言えます。もちろん6本にすることもあれば、超浅場では3本にすることもありますが、水深が深い今の時期、スッテの数を増やすと着底が遅くなるので基本的には5本。幹間1mで、錘部分は1.2~1.5mにしているので5本のスッテで5mのレンジをカバー。
スッテカラーは、全体的には2週前とあまり変わっていませんが、派手めの色を少し上にしてみました(前回は上から2番目と4番目)。特に大きな理由はないですが、しいて言えば派手めの色に乗ってくるイカはやる気があると思っているので、上にしてもスッテを抱きにくるかな? という気持ち。ちなみに、一番上のスッテは井上直美さんプロデュースのラトル入りモデル。カラーはブルーグリーンだったかな。背中に「なおちん」とプリントされています。せっかく手に入れたので先発入りしてもらいました。そしたら、1杯目はこのスッテに来ましたよ~~~ラトルが効いたのかな?
注)なおちんモデルはアルファタックル製品ではありません・・・スミマセン
3番目の派手めカラーにも時々乗りました。この日の朝も、派手な色は効いている感じがしましたが、隣の人は一番下のケイムラで釣ってました。どちらかと言えばそのほうが今の時期のフツーな釣れ方と思うのですが、自分のほうは一番下とその上のケイムラといった定番カラーには乗らず、ほとんど上の3つでした。スッテカラーによる釣れ方の違いって、分かりやすい時もありますが、分からないことも多々ありますね。でも今年は今のところ派手めが強いと感じます。

この日は、朝に少々釣れたものの時間が経つに従ってキツイ状況に・・・天気は北風が弱まってきて良くなったのですが・・・。水深はだいたい100m前後。浅い時で85m、深い時で107mくらい。
あ、話しは全然変わりますが、晴れた日に三浦半島の西側の船に乗ると、写真のように富士山の眺めが最高です!
メインロッドは発売となったばかりのアルファソニックマルイカGZ 155XUL/GSL-L。前回と違って製品版を使いました。もちろんアクションなどはプロトと変わりませんが、どんな年でも最初に製品版を使うときは「やっと出来てきたなぁ~~」と嬉しいものです。
結果は最後にしておくとして、この日もツラかったデス。
なので、せめてちょっとは皆さんのタメになるようなことを書いておきましょう。

スタートは一番下だけ直ブラでしたが、とにかくアタリが少ない(途中はほぼアタリ無し)。そんなとき、自分は直ブラを増やしたりします。この日も、下から2番目もチョチョイっと直ブラに変更(写真)。これをチョチョイっとするには直結仕掛けを自作、もしくはそのような仕掛けを購入することが前提になるのですが、次の機会に仕掛けの自作と、この簡単直ブラチェンジについてお伝えしますね。
この日のように何をどうやってもアタリが出ないという時、直結から直ブラにする、もしくは直ブラの数を増やすというのはやってみたほうがいいです。直結のまま色んな誘い方を試すのはもちろんなのですが、周りで直結仕掛けを使っている人も釣れていないなら多くの人は既に色んな誘い方を試しています。直結仕掛けというのはアタリが出やすいのがメリットですが、スッテ自体の動きは直線的です。いっぽう、直ブラではスッテがホワホワと動くので「誘う」という点では直ブラより上です。なお、直ブラにするとき、そのスッテは「サスペンド」などのタイプが良いです。サスペンドタイプはホワホワとした動きを出しやすいのです。
もうひとつ。釣り座のセッティングについて。
下の写真は、この日の自分の釣り座。平日ということもあって、お客さんは自分を入れて4人と少なかったので、けっこう広々と使わせてもらいました。ロッドを置く場所はやや離しています。これは、右手を軽く伸ばして無理なくロッドを斜めに置ける位置。イカを取り込むとき、自分の体の真正面は広々としていたほうがトラブルが起きにくいからです。そういう配置にするために、自分はクランプ式で場所を自由に選べるロッドスタンドを持って行きます(船べりの穴に突っ込むタイプも持って行きますが、それだと場所が限られてしまい都合のいい場所にロッドを置けない場合がある)。
ただし、お客さんが多くお隣との間隔が取れないときはそんなふうにできないことももちろんあります。

オマケにもう一つ。

オモリ置き。自分の友人は自作している人もいます。座っている横にそのままオモリを置いてもいいのですが、時々ゴロゴロっと転がっちゃいますよね。それを防ぐためにオモリ置きがあるといいです。写真のものは自分ちの近くのホームセンターで売っていたもので、マルイカで使う60号くらいまでのオモリを置くのにすっごく具合がいい。ゴムなので滑らない。おススメです! DIY用品とか売ってるエリアのゴム部材コーナーにありました。

はい!釣果はこんな感じ!
この日はちょうど?ツ抜けできず・・・船中、7、9、9、11と言わば横並びに近い感じですが、気分的には「ツ」が抜けるか抜けないかはちょっと違う・・・最後の頃「やったぜツ抜けたぜ!」の時に2回連続でハモノ(イカを食べちゃう魚のことをハモノといいます)にやられ、ガックシ。
てな感じで前回と似たような厳しい釣果となってしまいました。船長によれば、この日は群れも小さめだしハモノがいるせいで動きも速かった、とのこと。前回同様に他の船も厳しかったようですが、どの船もやはりイカはけっこういると言っていますから、今後に期待です!
【タックル】
ロッド:アルファソニックマルイカGZ 154XXUL/GSL-L
リール:エランSWライト 73L
ライン:PE0.8号(パワーアイWX8)+フロロカーボン3号(リーダー)
オモリ:50号
釣船:神奈川県三浦市 小網代 翔太丸(しょうたまる)
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
最初に・・・今回は前半は釣りのお話しで、タイトルにあるように後半は釣りじゃないお話しですww
今シーズン初のマルイカへ行ってきました。昨年はワケあってあまり行けなかったこともあり、とっても久しぶりのマルイカです。行先は、千葉県の小湊。寿々木丸(すずきまる)さんにお世話になりました。

朝、港を出てすぐに船長からアナウンス。
「朝のうちはサバが多いかもしれないので、直結にしておいたほうがいいと思います~」
それを聞いて、5本のうち一番下だけ直ブラにしていた自分は、一番下も直結に変更。
小湊のマルイカ釣りのいいところは、港を出て10分程度の場所で投入することもある点。この日も、さほど走らないうちにイカの気配があったようです。しかし、水面でサバらしき魚のハネが・・・。鳥もかなり増えてきて、ヤバイ感じ。しかし、イカもいるようなので投入の合図。水深は60m弱で、意外と浅め。
で、幸先よく1杯めを掛け、巻いてくるとガタガタガクガクとやっぱりサバもちょっかいを出してくる。案の定、イカは外れてしまいました・・・。そしてその後もしばらくはサバの猛攻! 5回掛けて、1杯取れればマシという状況。

後半は、水深70~80mとやや深い水深を中心に攻めましたが、イカの触りは少なく、かなり渋い感じ。実はこの日、ワケあって小湊向きとはいえない、かなり軟らかめの穂先のゼロテンロッドを使いました。外房である小湊は太平洋に直接面した釣り場なので、穏やかな日でも波長が長いウネリは入ってきます。その点が相模湾や東京湾とは異なる、小湊という場所の特徴です。
そんな小湊で使いやすいのは、ゼロテンモデルでもあまり軟らかすぎず、短すぎないロッド。現行品で言えば、アルファソニックマルイカGZの「160UL」がお薦めです。「167XUL」は、長さはあるものの、穂先の軟らかい部分が長いため、小湊のような釣り場では穂先が震えてしまいやすく、結局イカの触りが分かりにくくなります。
せっかくなので、小湊マルイカでの注意点というか、コツを少々。ゼロテン釣法前提のお話しです。
①穏やかな日でも、波長が長いウネリによる船の上下動がある=船が上がっているときはゼロテンを取りにくい⇒このタイミング(船が上がっているとき)では、無理にゼロテンを取らずに誘う。誘っているうちに、船が下がってきてゼロテンになった時に、誘いを止めてアタリを見る。また、釣りをしているときもウネリを見て、船が上がる前に誘いを止めてアタリを見るなどウネリに合わせた誘いと止めをする。
②仕掛けを落として着底する少し前からロッドを水平にしてすぐゼロテン状態を取れるようにするのは他の釣り場でも同じですが、自分は小湊の場合はロッドを水平より少しだけ上向きにします。そうすることで、着底時のゼロテン調整幅が少し大きくなるからです。ロッドがやや下向きになっていると、着底時に船が上がっているタイミングだとすぐにゼロテンがキープできなくなります。
③ロッドによっては、通常よりも穂先を少しだけ曲げた状態でゼロテンにするのも有効。ウネリによって船が下がった時に、ゼロテンよりもマイナス(つまり糸が弛む状態)になりやすく、その時に穂先が震えてアタリが出なくなる、またはラインが弛んでアタリが分からなくなってしまうのですが、それを防ぐためにほんのわずかですがいつもより穂先に掛かるテンションを強くしておく。穂先が最適な状態より曲がってしまうことも出てきますが、穂先が震えて分からないよりマシという考えです。それで意識しておくといいのは、その状態のときには「穂先が戻る」アタリが出やすいこと。実はこの日、軟らかめの竿を使っていた自分は途中からこの作戦に切り替えて、戻るアタリで掛けていきました。戻るアタリの場合は、イカが乗っているかすぐには分かりにくい時もあるので、アワセた後に乗っているかどうか判別するための巻きを長めにします。
久々のマルイカに四苦八苦しましたが、やっぱりマルイカ釣りは面白い!
なにがって、状況に合わせて工夫していき、それがうまくいったときが最高。
いよいよ4月。今シーズンのマルイカはどんな感じになるのか楽しみですね!

釣り船:寿々木丸(千葉県 小湊港)
寿々木丸ホームページ
寿々木丸キャプテンのブログ
とここまでは釣りのことでしたが、たまにはオマケのお話しも。
実は、自分は完全にたった一人で釣りに行くことは多くはないんです。誰か一緒のほうが楽しいですから。この日は平日に突然行くことにしたので、「釣りに行かない?」と前日の午後に声をかけてOKな人もそうそういないワケです。で、今回は単独で行動が自由なので、たまには釣りの帰りも楽しんでみました。

小湊から勝浦までは、そう遠くない。そして千葉の勝浦と言えば「タンタンメン」ですよ。
勝浦のタンタンメンは一般的なものと異なり「醤油ベースにラー油」「タマネギと挽肉」などといった特徴があります(もちろん店によってちょっと違ったりもしますが)。
詳しくは「勝浦タンタンメン企業組合」のページをご覧ください。
今回、帰りに立ち寄ったのは「はらだ」というお店。人気店の一つです。

はらだのタンタンメンは、柔らかなブツ切りタマネギ。自分がこの店を好きな理由です。見た目どおり、もちろん辛い! ただし「薄め」にしてもらうこともできます。麺もスープも、ちょっとずつ食べないと辛くてムセますよ~。あと、自分のように汗かきの人は、ハンカチやタオルを持って行くといいです。辛くても、自分はスープを全部飲みます。
はらだ(勝浦タンタンメン企業組合のお店紹介ページ)
※勝浦タンタンメンのお店は火曜定休が多いです。「はらだ」も火曜定休。
美味しくタンタンメンをいただいて帰り道。最初はそのまま帰るつもりでしたが、圏央道へと向かう途中の道端には菜の花がチラホラ。場所によっては見事に群生していました。そこでふと思い出したのは、昔見た、菜の花畑の中をローカル線の電車が走る風景。たしか、それを見たのはこれから乗る圏央道の市原鶴舞インターチェンジの近くだったような・・・。

思い出して行ってみたのは、小湊鐡道(こみなとてつどう)の高滝駅近く。タイミング悪く、電車は走ってきませんでしたが、こんな風景をしばし楽しみました。
興味がある人は千葉観光ナビのこのページをご覧ください。
千葉県では、日本の道100選にも選ばれている道沿いの花を楽しめる「房総フラワーライン」とか、牛や馬、羊がいる「マザー牧場」、今回も小湊へ行く途中でその前を通った「鴨川シーワールド」などなど、釣りの帰りにちょっと立ち寄って楽しめるような場所がけっこうあります。時間と気持ちに余裕があったら、たまにはそんなのもいいと思いますよ~。
アルファタックル・フィールドスタッフの柳沢テルです。
シーズンになり、マルイカの話題がちょくちょく出てくるようになってきましたね。自分も2回続けてのマルイカレポートで恐縮です。
本当は、少し前に富士五湖の一つ「西湖」へヒメマス釣りに行ったのですが、ひどい雨のうえにヒメマスは超ご機嫌斜めだったのでレポートに出来ずじまいでした・・・。西湖のヒメマス釣りにいい竿あるんですよ! でも、それはまた今度。
ところで、特にマルイカフリークというほどではない人でも、最近のマルイカ釣りでは「ゼロテンション釣法(通称:ゼロテン)」なるものが主流になりつつあることは知っている方が多いのではないかと思います。以前はオモリを底から離して釣りをする、いわゆる「宙の釣り」が主流でした。。
ゼロテンという釣り方が出てきて、アルファタックルでもゼロテン対応ロッドを発売したのが2016年なので、既に8年近くになります(アルファタックルは各メーカーの中でもかなり早くゼロテンロッドを出したほうでした)。そして今やゼロテンの人が少なくても7割、日によっては船中ほとんどの人がゼロテン、マルイカ初体験でもゼロテンから、とか、3年前にマルイカを始めたがゼロテン以外やったことがない、という人も少なくありません。

当時、大手メーカーからはゼロテンロッドは発売されておらず、スタンダードグレードながら絶大な人気となりました。
さて今回のブログでは、マルイカのゼロテン釣法と宙釣りについて、あらためて考えてみたいと思います。まず、ゼロテンション釣法におけるメリットについて。
非常に軟らかな穂先を備えた専用竿を使い、オモリを底に着けた状態にすることによって、マルイカの触りを大きく分かりやすく見えるようにできることが最大のメリットと言えるでしょう。また、オモリを底に着けた状態をキープすることで仕掛けが安定するということもメリットの一つに挙げてもいいと思います。
そして、やはりデメリットはあります。
①波の上下動が大きい時にゼロテンをキープするのが難しい
②風や波で穂先がブレやすく(穂先が軟らかいため)、アタリが分かりにくい時がある
③ゼロテンを取る時間を長くするとオマツリしやすくなる
④水深が深い時は糸フケが出やすく、アタリが取りにくくなる時がある
⑤ロッドによってアタリが出やすい角度が違う
⑥穂先が非常に軟らかいため、ロッドの破損リスクがある(ゼロテンではないロッドと比較した場合)
といったように、実は多くのデメリットがあります。
勘違いしないで欲しいのですが、今回このブログは「宙の釣りも見直そう」というテーマもありますが、当然ですがゼロテンを否定するものではありません。ただ、ゼロテンをやるときは、上のようなデメリットがあることを分かっていたほうがいいです。

上に挙げた6つのデメリットのうち①~④は、宙の釣りではあまり気にしなくて良いことになります。つまり、荒れ気味の天気や水深が深い場合、無理をしてゼロテンするのではなく宙の釣りに切り替える、という選択肢があるわけです。
いっぽう、宙の釣りでのデメリットは何か。
- イカのやる気がないとき、竿先に出るアタリがかなり小さくなることがある
- 波がある時は船の上下動によって仕掛けも動くため、仕掛けが一点で静止する時間が短い
他にもデメリットと言える点はあるかもしれませんが、こうやって改めて挙げてみると意外と少ないですね。
逆にメリットと言えるのは
①初めての人でもやりやすい
②オモリが宙にある=道糸がたるまず「糸フケ」が出ない
③イカが浮いているときに対応しやすい
というようなことかと思います。
①に関してですが、船の上下動が少ない時は慣れていない人でもゼロテンキープができると思いますが、波がある時などは難しくなってしまいます。宙の釣りでは、オモリが底に着いたらリールを3回程度巻けば、それでアタリを取れる態勢になるため簡単です。
②については、自分は特に水深が深い時に宙釣りでのメリットが大きくなると考えています。水深が80mを超えてくると仕掛けを落としてすぐの時は道糸が潮の影響を受けてわずかにたわんでいる場合が多く、そのためイカのアタリが出にくくなります。宙の釣りでも底に着くまでは同じですが、底について素早くリールを巻いて錘を浮かすことによって道糸が張りやすくなります。ゼロテンでも、最初にリールを巻いて落し直せば道糸が張りますが、再びゼロテン状態にするまでにタイムラグが生じ、最もイカが反応する投入直後においてそのタイムラグはとてもマイナスになります。
③イカが浮いているときですが、ゼロテンでもスッテの数を増やす、スッテ間隔を長くする、錘の部分の糸を長くすることなどで浮いているイカに対応できますが、宙釣りではリールを巻くだけなので対処がとても簡単。
とここまで書いたように、宙釣りでのメリットは無視できない面があります。いっぽう、ゼロテンでももちろんメリットはあり、状況に応じて宙の釣りとゼロテンを使い分けることが理想的であると言えなくはありません。しかし、宙の釣りとゼロテンでは、それぞれの釣法に適したロッドがけっこう異なるという点が悩ましいところです。ですが、両方をうまくこなせる便利な存在のオールラウンダーモデルがあるのです。アルファソニックで言えば「145UL」がそれです。また、今年の新製品であるKaijinマルイカ160Lもそういったモデルです。


ゼロテンション釣法が主流、というよりほとんどとなってきた今だからこそ、今一度「宙の釣り」について考えてみました。今季、水深90~100mを攻めているときに、自分もあらためて「宙の釣りのメリット」というものを考え直してみました。なぜか。理由は単純で、アルファタックル・フィールドスタッフのなおちんこと井上直美さんはそういった深場を攻める時期でも宙の釣りでコンスタントに竿頭もしくはそれに近い釣果を出しているからです。
もちろん、マルイカ釣りのエキスパートである彼女だから、という面は多々あるのですが、水深が深い時やゼロテンを取りにくい波・風がある状況では「宙の釣り」が活きてくるのも事実。また、ゼロテンと宙の釣りをミックスしたスタイルもあります。「ゼロテンがいい」「宙釣りがいい」ということではなく、皆さんもあらためてこういったことを考えてみてはいかがでしょうか。


今季はアルファソニックマルイカGZや新生Kaijinマルイカの登場によって、アルファタックルのマルイカロッドが大充実。しかし、それだけにロッド選びで悩む人もいると思います。悩んだ時は、ぜひお問い合わせください。メール、フリーダイヤルのどちらでも大歓迎ですよ!
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