レポート:フィールドモニター 川嶋正嗣

個人的に赤い魚が好きなもので、ちょっと良い情報が入るとムラムラ?してしまう?わたくしです。今回伺ったのは、静岡県・網代港の「ゆたか丸」さんです。

梅雨入りしたはずですが、天気は良好ベタ凪。
釣況は最近はオナガはポチポチ、そろそろカツオの準備もしてとの事でしたので「スタンディングバウト1652」を予備とし、本命には、私のお気に入りの万能ロッド?「ディープオデッセイ アカムツ220」を選択しました。

注)オナガは標準和名ハマダイです。

朝一からサバが元気が良く、サバ対策の大きく切ったサバやイカタンもサバに食われます。このサバは邪険にしないで下さい。餌になります。ただ大きく切った分、サバが沢山釣れる事はなかったので、一定の効果はあったのか? 船長も察して、ポイント移動をまめにしてくれていました。

途中、カツオの反応が出たようなので、カツオ釣りに。20m付近に巨大反応らしいのですが、コマセに反応せず。そんな中でも、何とか良型カツオを釣り上げ、お土産確保。同行の釣り仲間何名かにもカツオが取れました。

カツオ釣りも中々厳しそうなので、オナガ狙いに再度チャレンジ。サバが居なくなり、ここでオナガのアタリが出てきます。私も小さいながら、3連発。すいません。写真は撮りませんでした。当日はあまり大きなオナガは上がらず、仲間がキロオーバーを上げたに留まりました。

そしてアタリが遠のき、再度カツオチャレンジとなります。時間的にここのポイントで最後のようです。相変わらず、カツオは口を使わず、アタリも無し。そんな中、船長の棚指示が広くなり、30m〜20mと指示が出たので、下から探ってみたところ、途中でロッドが押さえ込まれ、ラインが出ます。前半のカツオとはちょっと重みが違ったので、慎重にやり取り。上がってきたのは、キメジでした。

想定はしていたものの、クーラーボックスは35ℓ。遠征には大型クーラーを用意しないとダメですねーと反省しつつ、無理やり押し込み、時間前に納竿しました。

ゆたか丸さんでの釣行は快適でした。行きや帰りはキャビンでしっかり寝れます。エアコンもつきます。釣り座にイケスもついているので、魚を仮に入れられます。長ハリスの釣りではバケツが邪魔な時もあるので、快適ですねー

この写真は同行した、御夫婦2人の釣果です。他の写真はゆたか丸さんのHPより頂きました。一生懸命釣らないとアタリも出せない状況だったので写真を撮るのをサボってしまいました。すいません。

ゆたか丸さんでは、今後、新島裏に出船もするとの事。こちらではアオダイ、ヒメダイ、ウメイロなどの魚が楽しめるので、こちらも気になるところです。

今回使用した仕掛けはオナガ用は12号6mの2本針と8号6mの2本針。カツオ用は14号2.5mの1本針。オナガのポイントはオマツリも多いので、仕掛けは多めに用意した方が良いです。私も3組用意しましたが、全て無くなり、現地で作りました。

五目釣りは色々な魚が釣れるのが楽しいです。また遠征釣りは普段あまりお目にかからない魚が釣れるのも楽しいです。興味のある方は是非チャレンジしましょう‼︎

使用ロッド:MPG ディープオデッセイアカムツ220

釣り船:ゆたか丸(静岡県熱海市 網代港)

レポート:フィールドモニター 二上あや

静岡県御前崎港・茂吉丸(しげきちまる)さんから、金洲へ行ってきました。

五目釣りと、様子次第ではカツオも。
金洲らしい魚と言えば、ハマダイ・ヒメダイ…アオダイ・ウメイロ・ムロアジ等で、私がよく通うフィールドでは見られない魚なので、どんな魚に会えるかワクワクします。

今の時期は、金洲の竿入れ時間が6時ですので、4時過ぎに出船。

金洲の計画を立てると、ことごとく時化に見舞われて中止になっていた私ですが、どうした事か、本日はベタ凪の金洲です。

竿入れ時間になり、五目スタート!

棚は40メートル。五目の仕掛けは、シマアジ用の8号仕掛け3本針にオキアミとイカタンの抱き合わせ。

「太めのハリスだし、魚がかかっても外れたり切れたりしないから、サメ避けに早巻きで上げて」と、船長より指示がありました。

船縁から海をみると、水族館で見るときよりずっと近く、リアルな大きなサメが目の前をウロウロと、船の周りに数匹待ち構えて居るのがよく見えます。これは怖すぎます。

棚で止め、仕掛けが馴染んでからコマセを振り、ピタッと止めると、ギュンギュンと強くSHIBUKI  F 221が絞り込まれる。

時折叩くような引きで、姿を見せてくれたのはウメイロでした!

ウメイロは体格の割にトルクフルな引きを魅せてくるので、アタリの直後の突っ込みや、巻き上げ途中の引きをSHIBUKI  F 221に託してみると、グングンと竿がしなるのが楽しくてたまらない!

そして海面にはウメイロの綺麗な黄色の斜線が見えてきます!

さあ!取り込みとなりますが、あの待ち構えて居るサメの陰がどんどん濃くなり、私の釣ったウメイロに急速で向かって来ますので、急げ急げと電動リールの巻き上げ速度はMAXで魚を引き寄せ、サメ被害はなんとか回避…。

ドキドキハラハラしながらのサメとの追いかけっこです…。

何はともあれ、このサメとの勝負には勝ち、無事取り込めましたが、どんなに早く巻いても、魚のアタリを感じ巻き上げている途中で、突然竿が海にささり、サメに仕掛けごと持っていかれる被害も続出。

魚の反応は悪くないのですが、サメとの試合に勝てるかどうかで釣果が決まってしまいます。

後半カツオ狙いに変更しましたが、私はヒラソーダのみでホンガツオには残念ながら出会えませんでした。

大物狙いで泳がせ釣りをしていた友人が大型のオオニベを釣り上げ、船内も沸き、金洲遠征釣りを楽しむ事が出来ました。

金洲の素晴らしいフィールドで、また釣りが出来たら嬉しいと思っています。

【タックル】

ロッド:MPG シブキF221
リール:500番電動リール
ライン:PE4号

釣行日:2025年6月7日

レポート:フィールドモニター 二上あや

昨年から予約する度、時化で中止 。年を挟み、やっと出船出来ました。

凪の金洲。

御前崎から出船し、ポイントの金洲まで1時間半。コバルトブルーの金洲の海が迎えてくれました。竿入れ時間6時になり、一斉に投入します。

極太ハリス30号・針18号の強気な仕掛けは、2メートル。指示棚30メートルで、ハリス分下げずに棚でコマセを振って待ちます。カツオは待っても1分と船長。どんどんやり変える方が良いとの事。コマセを振って指示棚で待つと竿先にアタリ!

瞬発力のあるカツオの強烈な引きを、スピニングバウト215で交わし魚を浮かせ、釣りたかった(食べたかった)数年越しの本命のカツオ!!無事にタモ入れしていただき、嬉しすぎました。

カツオ釣れました~
お友達にもカツオ!
釣りたてのカツオはきれい

その後も船長が細かくポイント探してくれますが、あまり反応がなく、カツオが船の下を通りかかった時に、少し釣れる程度。なかなかの厳しい状況が続きます。

すると五目狙いにシフトチェンジのアナウンス。仕掛けを3本針ウィリーに変え、金洲の美味しい魚を狙います。

ムロアジはたくさん泳いでました
金洲にもウマヅラ

指示棚50メートル、コマセを振って待つと、アタリあり。しかし針がかりしなかったり、巻き上げ途中にバレてしまったり、お魚を取り込めません。周りでは金洲ジャンボイサキがバタバタと上がっています。

お友達がダブルでジャンボイサキ

やっと針がかりして、元気な引きをみせて上がってたのは、初めて釣ったウメイロでした。背中の黄色が綺麗です。

ウメイロやった~

カツオは難しい日だったようですが、カツオの顔が見れて、いつかは釣ってみたかったウメイロも釣れて楽しい釣行となりました。

ロッド:MPG ヘッドクォーター スタンディングバウト

釣り船:茂吉丸 (静岡県御前崎市)

レポート:フィールドモニター 鷲谷康幸

今年の相模湾も開幕からカツオがオキアミコマセに口を使うスタート。
15kg未満のキメジも多く、楽しめるようですが1日間隔で好不調を繰り返しています。
そんな中での私のエビング2戦目は台風明け2日目、やはり台風明け初日は良い釣果だったようですがどうなるのか? 今回も定宿の茅ヶ崎・一俊丸から。
茅ヶ崎港を出た船は途中の小さな反応を流しつつ相模湾を西へ、真鶴の手前辺りで徐々に船団ができ始めます。

周りの状況を見るとポツポツとコマセ釣りではカツオが上がっている模様。同船者のエビンガーにカツオがヒットするも僕とお祭りでバラし、ごめんなさい…。
ポツポツと上がっていたカツオの勢いも次第に衰え、分家したナブラ?を僚船と2隻で追いかけます。 もう1船の方はキハダクラスを頻繁に掛けては切られを繰り返している様子、チャンスあり?かとスピニングバウトにスイッチし、しゃくり続けると「ゴン!」と気持ちの良いアタリ!
ネムリバリをカンヌキに掛けるために鬼合わせを3回、MPGのしっかりしたバットにフッキングの手応えが伝わります。 最初の走りを耐える覚悟で体制を整えたのですが、ドラグも出ないまま、MPGの柔軟なパワーのおかげか瞬殺で上がってきたのは小型のキメジ。


その後はノーチャンスで船中キメジ1本と寂しい釣果になってしまいました・・・しかし、貴重な価値ある1本に満足!

今回のエビングタックルは、メインのキハダ用にいつものMPGヘッドクォータースピニングバウト215、カツオ用にCRAZEEジギングシャフトS63MH。 CRAZEEは去年まではMを使っていましたが、ゴリ巻き必須の乗合船ではもう少しパワーがあったほうが良いと思い、今年からパワーを一段階上げてMHにしています。 カツオ狙いは12~16号程度の細ハリスと素早い仕掛け投入が有利ということでタックルを分けており、周りでカツオメインに当たっているナブラには即座にカツオ用へスイッチできるようにタックルは2セット用意しています。

それと、今季のエビングはワームの他にバケ皮を併用してみています。エビングはワームだけでも問題なく釣れる釣法ですが、船下を通ってもなかなか口を使わない魚やシーズン後半のコマセについた魚をどうにか攻略できないものかと試行錯誤中なのです。今回のキメジもバケ仕掛けが決め手になったのかは定かではありませんが一つの実績にはなりました。現時点ではまだ本調子ではない今年の相模湾ですが、ボチボチコマセにつき始める頃かと。 シーズン後半には小田モンと言われる大型の回遊もあるので可能性がゼロではない限り狙っていきたいと思います!

【タックル】


●キハダ用
ロッド:MPGヘッドクォータースピニングバウト215
リール:10000番
PE:4号400m
ハリス:22号
針:キハダマグロ用15号、ケイムラ系ワームx2、バラフグ魚皮
ジグ:250g


●カツオ用
ロッド:CRAZEE ジギングシャフトS63MH
リール:8000番
PE:4号300m
ハリス:12号
針:メジカツ用15号、ケイムラ系ワーム、バラフグ魚皮
ジグ:250g

釣り船:一俊丸(神奈川県 茅ヶ崎漁港)

釣行日:2023年8月24日