レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

茨城県鹿島旧港の義心丸さんから真鯛狙いで行ってきました。
最近は浅場で良いサイズの真鯛が上がっているので期待です。

風は南東で少し吹いている程度でしたが、前日までの低気圧低下によるウネリがまだ少し残っていて、あまり真鯛釣りに適したコンディションではありませんでした。さらに朝の出ていた船によると狙いのポイントにはまったく魚の反応が無く、蛻の殻という情報でした…

灘の大鯛ポイントを諦め、沖の水深26~29m前後の岩場~砂利場などを流して、真鯛を狙っていきます。

幸い、一投目からアタリが有り、ポイント入れ替え後は必ずと言って良いほど何かしらの魚からのコンタクトがある状況です。しかし、魚が小さいのか魚種が違うのかアタリが小さくてしかも掛かりが悪く、やっと掛かったのはハナダイでした。そのような状況で時折、小型の真鯛は顔をポツポツと見せますが、良型の真鯛は現れません。岩礁のせいか底付近ではカサゴが入れ掛かりになってしまい、パターンを少し変えて底から3m~4m付近をエビを追わせるように誘います。するとコッコッコッと真鯛らしいアタリがあり、合わせると僅かにドラグが出ます。あがってきたのは1㎏超の良型真鯛でした。今日はこのパターンかな?と思いつつ、同じパターンでトレースして来ると、今度は誘い上げからの落とし込み中にグッとロッドが入りました。掛けるとロッドが一瞬止まり、おやっ⁉っと思った瞬間に一気に斜めに走り出しました。走りのストロークが長くてロッドをグイグイと青物によくみられる引き方をするので、これは青物…と自分含めた周りの人たちも全員思っていましたw ただ不思議と一度止まると、今度はショートストロークになり、時おり鯛のような叩きも見せます?? デュライズのドラグをやや緩めにしていたこともありましたが、ゆっくりやり取りしていると、抵抗が弱くなり浮いてきて……白い魚体……2㎏超の良型真鯛でした(笑)
今日はこのパターンかもしれないとほぼ確信を得て、今度も同じパターンを試しますが…三度目はありませんでした。。。ここでポイント入れ替えして、再度試すと…やっぱり来ました!今度も1㎏半くらいの良型wただやっぱり大鯛には届きません。中鯛止まり…これも最近鯛釣りに行っていなかったので当たり前ですが…頻繁に通い続けないと大鯛には会えません(笑)

ちなみに今回新しく持ち込んで試したtailwalkの新しいスピニングリール、デュライズ3000S XGXですが、巻き心地もスムースで、ドラグの滑り出しが非常に滑らかで安定していますので、大鯛が来ても真っ向勝負できそうです。次回は新しいロッドと組み合わせて再チャレンジしたいと思います。

その後も終わりまでポツポツと外道が多数混じりながら時間となり、納竿となりました。釣りとしてはアタリが多く、テンヤ真鯛のリハビリとしては十分でしたが、やはり大物チャンスが欲しかったのが心残りです…水温も低くベイトも居るので、まだもう暫くは鹿島で大鯛を狙うチャンスがあると思いますので今後も大鯛を狙いたいと思います。真鯛の自己記録を更新したい方は今がチャンスかもしれません。

釣果:真鯛6枚、他ハナダイ、カサゴ、ホウボウ、ショウサイフグなど沢山w

【タックル】
ROD:alphatackle Kaijin テンヤマダイ 240MH/240H

REEL:tailwalk DURIZE 3000S XGX

ライン:tailwalk Power Eye WX8 0.8号+フロロ3号

テンヤ:遊動8~10号

レポート:フィールドモニター 二上あや

ひとつテンヤや巻物(ジグ&タイラバ)を使い、真鯛、ハナダイ、ホウボウ、カサゴやソイなどをターゲットにし、釣れた魚全部が本命というテンマキ船に乗って来ました。

時期的には、大鯛がチャンスあるようでワクワクです。
前日の午前船は魚の喰いが悪かったようですが、本日はどうなるのでしょうか?

5時定刻に出船。40分程度走り、実釣開始。

私は一つテンヤタックル。水深は25m前後で、やや風波があったので誘導式の10号からスタート。船の揺れがあるので、あまり大きな誘いはせず、優しくそっと竿を動かし、魚にエサを見つけてもらえるようステイを長くします。

間も無く反対舷で真鯛がアタリますが、痛恨のバラシ。

お隣で友人がショウサイやホウボウを釣り上げますが、私はアタリが遠く魚信が欲しい所です。 

誘いを入れずズル引きをしてみたり、固定テンヤにして8号にしてみたり、底に置いたまままにしたり色々試しましたが、なかなか反応ありません。

遠投して広く誘うのが有効とアドバイスを頂き、海人テンヤマダイ230MHで軽快にテンヤを投げます。しっかり張りのあるブランクでキャストがしやすいので、仕掛けが狙った所に落とせるのが気に入ってます!

何流しか目に、テンヤの号数を6号まで落としてみると待望のアタリが!ビシッと合わせが決まり、竿が弓なりに曲げられ良く引きますが、引きが怪しい‥。ジージーとドラグを鳴らしながら上がって来たのは、ホシザメ‥。釣れた魚が全部本命ですが、こちらは残念でした。

次にアタリがあったのも、また同じような引きでホシザメのお替わり‥。

またアタリ!って竿を曲げたけど、鯛の3段引きもなく、またサメかな?も思っていると、近年飯岡・鹿嶋エリアでは、個体数が減っていると噂のイシガレイ!ヒラメに見間違える良型でした。

その後反対舷1kgアップの真鯛が上がりましたが、私達の舷ではハナダイ、ショウサイフグ等が上がりますが、真鯛には出会えずに終了となりました。

友人はハナダイも

しかし、釣れたイシガレイはとても美味しく頂きました!

【タックル】
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S XGX

釣り船:植田丸(茨城県 鹿嶋旧港)

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

茨城県・鹿島港の植田丸さんから春めいてきた海の様子を見にロング便で行ってきました。ポイントは南方面で銚子灯台が割と近くに見える水深30~40m前後でした。

南風が強めに吹いていたことと水深がややあることもあって「Kaijinテンヤマダイ240H」を選択して臨みました。このKaijinテンヤマダイ240Hはベリーからバットにかけて張りがあり、バットは大鯛相手でも十分に強く、かつ穂先は多少の強風でもブレる事無く、魚からのコンタクトをしっかりと目感度と手感度で伝えてくれます。全体のバランスも良く価格もお手頃な方ですので、これからテンヤを始める方にもおススメできます。

今回はノッコミが近い春の大鯛狙いでしたが、釣れる真鯛はまだ小型が多く、最初のうちは魚体が真っ白で活性はかなり低くアタリも遠めでした。

活性が低いせいか、底から3m前後の少し上の棚を狙いますが殆どアタリが無く、ほぼ底付近を静かに漂う感じの方がアタリ多く貰えました。魚種は豊富で真鯛、ハナダイ、カサゴ、ホウボウ、メバル、ショウサイフグ、トラフグ、その他にエサ取り多数で魚数だけでも20匹を超える春らしい五目釣りができました。真鯛は残念ながら1kgちょいが最大でしたが、船中では1~2㎏前後がときおり顔を見せていましたので、もう少ししてタイミングが合えば中鯛大鯛祭りが始まるかもしれません。釣れた鯛はエビ類を吐き出していたのでやる気が少し出てきたようで今後が楽しみです。

真鯛9枚、ハナダイ2枚、カサゴ5尾、ホウボウ、メバル、ショウサイフグ2尾、トラフグ、その他エサ取り多数…

本日もなかなかの悶絶釣行でした(笑)

ROD: 
alphatackle Kaijin テンヤマダイ 240H
alphatackle アルファソニック テンヤゲーム 220MH

REEL: スピニング3000番
ライン:tailwalk PowerEye WX8 0.8号+リーダー フロロカーボン3号
テンヤ:遊動8~10号

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。

シマアジも一段落、秋風に誘われて出掛けたのは大原の「ひとつテンヤマダイ」。お気に入りのニューロッドを手に、富士丸さんから出船しました。

今回持ち込んだのは「Kaijin テンヤマダイ 240L」。カブラを操作し易い長さがあり、食い込みの良い穂先を持つ繊細な調子のロッドで、コストパフォーマンスにも優れています。特に、凪模様の浅場がメインとなる秋の釣りに最適で、初心者にもぜひおすすめしたい一振りです。

──で、この日の釣り。遊動式のカブラ(17.5g)を装着して沖へと繰り出しました。初めての流しからマダイの反応は上々で、開始1時間で早くもツ抜けを達成。500g以上の“塩焼きサイズ”のみキープし、それ以下の個体は魚体に触れずに船べりでリリースするという、自分なりのルールで釣りました。

「秋は底を釣れ」というマダイの格言はありますが、そんな釣りをしているとたちまち幼魚サイズのマダイやフグ類に食い荒らされ、エサがいくらあっても足りません。着底直後に素早く底を切って、サイズアップするタナを捜しながら良型のアタリを選んで掛けて行きます。

いつもは遊動式のカブラ専用竿として使っているKaijin テンヤマダイ 240Lですが、あまりに好調に釣れるのでいつもの鋳込み式のカブラも試してみました。

結果はご覧の通り、柔軟な調子でありながら、竿を曲げながら魚の重みを乗せてフッキングすれば、硬い上顎を貫通させるパワフルな一面も体感出来ました。これまで手に馴染んだオールラウンダーの「230MH」も用心で船に持ち込みましたが、「240L」一本で一日楽しめると確信しました。

──とはいえ、富士丸さんはこれまでに100m以上の深場や激流の潮の中で大鯛を狙ってきた経験もあり、今回はお守り代わりに持参したテンヤタチウオのタックルでも試してみました。非常に興味深い体験が出来たので、その結果はまたの機会に。

かくして、この日の釣果はキープした500g以上のマダイが21枚。本来のキーパーサイズである“鯛飯サイズ”(約300g)も含めれば、30枚を超える釣果となり、入れ掛かりの一日を堪能しました。今回は数釣りのレポートとなってしまいましたが、こうした小型の群れの中にも7キロ、10キロといった大物が潜んでいるのが秋のマダイ釣りの醍醐味です。シンプルな道具で挑む“ひとつテンヤマダイ”で、秋の味覚を大いに楽しんでください!

▼タックルデータ

竿:Kaijin テンヤマダイ 240L(画像左・手前)
リール:スピニングリール 3000番台
道糸:PE0.8号
リーダー:フロロカーボン2.5〜4号4.5m
テンヤ・カブラ:5号(17.5g)前後
付けエサ:冷凍エビ

▼船宿:富士丸(千葉県いすみ市大原港)

レポート:フィールドモニター 二上あや

大鯛ダービー開催で賑わう飯岡港・梅花丸(ばいかまる)さんへ出掛けてきました。
午前も午後も2隻出し、満席と言う人気宿です。

支度をして4時半に出船。
風も波もある中で、夜明け前の真っ暗な海をポイントまで走ります。北上し真沖でストップ。

最近の傾向はテンヤ号数10〜12号で釣れる事が多いと聞き、10号からスタート。
ミヨシの1番に座席を構えたのですが、波と風で体を手摺で支えつつの遠投。

釣り辛い中でもアタリが!!

海人テンヤマダイ230MHは、ハリが有り操作性が良いいので、こういうタフな状況でも扱い易く、しっかり掛けられます。

着底間も無くのアタリで合わせが効き、ファーストフィッシュから本命を取り込むことが出来ました!

朝のファーストフィッシュは本命でした!

程なく本命を追加!今日は良い日なのかなと、意気揚々と仕掛けを落としますが、ゲストも活発。。。

着底と同時に合わせが綺麗に決まると、カサゴ!

サバ河豚のダブル…。

船内は本命真鯛、ベラやハナダイ、反対舷ではガンゾウヒラメやでかいトラフグも上がり賑わってました。

ゲストも色いろ。
友人も本命マダイ

終了時間間近で、良く引くハナダイ追加で終了となりました。
例年、今の時期は大鯛が上がるようし、ゲスト混じりで楽しめそうですので、是非テンヤマダイにお出掛けください。きっと楽しい釣行になると思います。

ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000 XGX

釣り船:梅花丸 (千葉県旭市 飯岡港)

レポート:フィールドモニター 二上あや

9月7日、釣りジェンヌさんが開催されている、『ひとつテンヤ釣り体験』に参加してきました。

釣りジェンヌさんでは、釣り経験が少ない方でも気軽に参加出来る釣り教室を開催していて、今回は「初めてだけど、船釣りをやってみたい!」と声を掛けてくれた友人との参加です。

午前船を終えた船が戻り、船宿は人々で賑わう中、午後船チームの私達は総勢38名、2隻に分かれて船に乗ります。

30度越えの灼熱の甲板は汗だくですが、出船前のレクチャーを真剣に聞いていて、参加者の皆さんの情熱を感じました。

ポイント迄は20分。この時期の大原では、3号から5号の軽いテンヤを使う事も多いようですが「今回は初めての方も多いので最初はテンヤ8号からやってみましょう」とアナウンス。

船釣りが初めての友人にも、先生が横についてくれて、真剣な面持ちで仕掛けを落としています。すると間も無く竿が曲がり、初めての真鯛を手にしました!満面の笑みで、本当に私も嬉しい瞬間でした。

さて、初挑戦の友人に釣っていただいたので、私も釣らないと…。カジメの層を避ける為、着底後すぐリールを4回巻いてからゆっくりと誘うとアタリ!しかし上手く合わず残念。。。釣れた人の誘導テンヤの色を参考に金ピンクに変更し、仕掛けを落とすと、コンコン!明確な鯛のアタリが海人テンヤマダイ230MHから伝わってくる。ビシッと合わせが決まり、小気味よい引きです!小振りながらも本命の真鯛!!嬉しすぎる!!

船内では、時折ハタやシイラが掛かったり、楽しい雰囲気でしたが、真鯛の活性は今ひとつ。それでも皆さんアタリを感じたり、釣られて楽しまれていました。

釣りの楽しい輪が広がって行けばば良いなと思いながら帰路に着きました。

【タックル】
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S XGX

釣り船:長福丸(千葉県いすみ市 大原漁港)

釣りジェンヌ
釣りジェンヌは、女性も釣りを楽しみたいをお助けするボランティア団体です。「女性のための楽しい釣りイベント」を定期的に開催しています。釣りに興味がある女性の皆さん、ぜひ釣りジェンヌのWEBサイトをのぞいてみてください!

レポート:フィールドモニター 二上あや

前々から予定していました金洲釣行が時化予報のため、予定を変更し福島県の一歩手前の平潟港まで遊びに行ってきました。

金洲は時化なのに、平潟はベタ凪。

船長からドラグはゆるゆるにしといてと、アドバイス頂き出船。45分程走り、ポイントへ到着。
早速小さなアタリがあり、合わせるとベラ。

その後もしばらくベラに遊んでもらってましたが、やはり本命マダイが欲しいところ。

ベラを避け、マダイのアタリを探すべく上棚を探ろうかと考えていると、竿に怪しい動きがあり、すかさず合わせると何かが乗りました!!
しかしマダイの様な三段引きもベラの暴れも無いものの重く、途中グイグイとよく引きます。

海人テンヤマダイで魚の引きを吸収しながら慎重にやりとりして上がって来たのは、ヒラメ!!

本命で無くとも、しっかり違和感を感じてからの合わせが決められて、無事に上げられた魚なのて、とても嬉しかったです。

潮が動かないので反応は薄いものの、忘れた頃に誰かが竿を曲げ、本命マダイや北の魚のイメージがあるソイ等、様々な魚が船中に取り込まれます。

しかし私はベラに弄ばれ、ショウサイフグにかじられ、カサゴや黒メバルに癒して貰ったものの鯛は今回は縁が無く残念‥。

急きょ振替となった釣りでしたが、普段とは違う景色も、テンヤタックルで良型ヒラメも釣ることが出来て楽しめた釣行となりました。

【釣行データ】
釣行日:2024年7月6日
釣り船:大栄丸 (茨城県 平潟港)
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク SPEAKY 3000S XGX

レポート:二上あや

朝イチのシマアジから、イサキあわよくばマダイ を狙い、ロックへリレーする盛り沢山なリレー釣りに出掛けてきました。

シマアジポイントの指示棚は上から10メートル。乗船している皆で棚を合わせて、コマセを巻き指示棚でアタリを待ちますが反応無く、近くでシマアジを狙って居る船も模様が無いようでしたので、早々にシマアジに見切りをつけ撤退。

イサキ狙いで真鯛も混じると言うポイントへ移動します。指示棚25メートル。2号ウイリー仕掛けにチェンジ。

ロッドはアルファソニックLG73-190MH

アルファソニックLG73 190MHの竿先がチョンチョンと僅かに動き、本日初の生命反応を確認。

ファーストフィッシュはウマヅラ

コマセを入れ替え投入すると、本日初のイサキ! ほっとしました。

ポツリとたまに喰うのですが、食い込みが浅いのか、巻き上げバレてしまい中々取り込めない状況…。

次は気を取り直してロックフィッシュ場へ。

今期初のテンヤで狙うロックフィッシュですが、模様はどうでしょうか?
海人テンヤ真鯛240MHに持ち替え、投入し様子を見ますが、なんだかアタリ遠く苦戦気味。水温16度とまだまだ低いようですが、同船の方がカサゴや真鯛を釣りチャンス到来か⁈

アタリが遠い中でカサゴ登場

着底後の小さなツンツンと言うアタリをKaijinテンヤ真鯛240MHの竿先が捉えて透かさず合わせも決った!! そして綺麗なマダイが!!

マダイ釣れた! ロッドはKaijinテンヤマダイ240MH

アタリを捉えて、何の魚が掛かったのかなと、引きを楽しみながら巻くテンヤ釣りの楽しさを改めて感じました。

お友達のキジハタ!

ロック場も反応は少なめですが、忘れた頃に誰かが竿を曲げるような形で、キジハタに良型のアカハタも上がり船内が沸きました。

良型のアカハタが出ました!!

まだ水温低く口を使い辛い状況でしたが、次期に好適期になりと思いますので、ロックフィッシュ釣りにまた行きたいと思います。

【釣行データー】
釣行日:2024年5月11日
釣り船:乙浜漁港 有希丸(千葉県南房総市)

ーーータックルーーー
【コマセ】
ロッド:アルファソニックLG73 190MH
リール:1000番電動リール
ライン: PE3号

【ロック】
ロッド:Kaijinテンヤマダイ240MH
リール:tailwalk SPEAKY3000S XGX

レポート:フィールドモニター 二上あや

秋から予定していた南房の夜キンメが、南からの風が強く、残念ながら出船中止になった為、急きょテンヤマダイに変更し、外房の飯岡・梅花丸さんへ行って来ました。日の入り前の暗いうちから船に乗り込み、満員御礼の2隻出し。私は15号船のミヨシに席を構えて出船です。ポイントまでいつもより遠く、片貝方面へ向かっているようです。

船長の合図で一斉に投入します。「漁礁の上なので根掛かり注意、遠投が有利、水深30メーター、糸を出し過ぎ注意」等々、細かなアナウンスを聞き、船内は一同真剣モードに。

日が登る頃、パタパタと本命が上がりはじめました。

そんな中で私は、ファーストフィッシュはキタマクラ、

からのカサゴラッシュ…。

根魚は好きですが、今は真鯛が釣りたい!周りが本命の真鯛を釣る中での、一人ゲスト三昧の蚊帳の外…

どうしても真鯛釣りたいので、真鯛ラッシュしてたお隣さんの釣り方を参考に真似てみる。

着底後に、ゆったりと誘い上げから誘い下げ、ボトム着底後ゼロテンで胸の高さでキープ。

すると、海人テンヤ真鯛の竿先がチョンチョンと動く小さなアタリ!すかさずバシッと合わせが決まり、9時過ぎにやっとの思いで本命1枚!

周りは釣れてる中での本命坊主の苦しい展開でしたが、やっと光が見えてきました。

遠投有利の言葉を思い出し、イメージ通りに遠投出来る海人テンヤマダイで着底させてから底立ちをとる。誘ってからステイで、数枚追加!!!

正直、ほっとしました…。

アタリを取って乗せても、巻き上げ途中でのスッポ抜けも多く、悔しい事も多かったですが、終わってみればつ抜けの好釣果でした。

かけ損じや誘い、テンヤの色や号数に悩みながら、アタリを出してからの、合わせの一連が上手く行った時の喜び。テンヤマダイはとても面白い釣りだと思います。是非チャレンジして楽しまれて下さい。

【ロッド】海人テンヤマダイ230MH
【釣り船】千葉県飯岡港 梅花丸

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

いよいよ待望の季節がやってきました!飯岡の大鯛祭りです。ここ最近少し始まるのが遅れ気味ですが、今年も無事に始まってくれたようです。しかし例年のような盛り上がりは無く、少し控えめな釣果が多いような気がしますが…一応毎日、大鯛はあがっている様子なので9月に入ってからほぼ毎週1回のペースで飯岡港の幸丸さんに通い続けました。

今年の飯岡大鯛祭りは、やはり全体的にあたりが遠く…魚が少ないような印象でした。ただ良いタイミングでポイントに入って活性のある魚の群れに当たると、掛かれば良型以上という大鯛祭りになるという感じでした。ただアタリが全く出なくなる時間も割と多く、ちょっと初心者向きとは言いにくいめんがあります。いつもならほぼ確実にお土産になるような小鯛や外道のハナダイなどさえ当たらないケースがあり、クーラーボックスが空っぽのままで帰宅することになった方も多いかと思います。

そんな厳しい状況でも、やはり大鯛には夢があります。繊細なアタリを取って掛けていく、さらにはライトタックルで漁礁や沈船をかわしつつ、硬めのドラグ設定で強烈な引きを凌いでやりとりをするのが醍醐味です。これは飯岡独自のテンヤマダイスタイルになると思います。通常のテンヤマダイ釣法は0.6~0.8号のPEラインを使い、さらにリーダーはフロロの1.6~2.5号くらいを使用しますが、飯岡の大鯛祭りで通用しない場面が多くあります。理由は大鯛が鋭利な牡蠣殻などが付いた漁礁や沈船などの根の近くについているので、餌を食べた瞬間に根に向かって走り、通常の1㎏前後のドラグ設定ですと瞬殺でラインブレイク、あるいは持っても数秒~10数秒で呆気なく切られてしまうからです。

大物は真鯛だけではなく、石鯛などもいますので非常に強敵です。(今年は大鯛をばらしまくった後に、やっとの思いで大物を掛けたのですが、大鯛と思いきや大石鯛でした。超高級魚でとても美味でしたがw)

アタリの出し方も独特で、通常はリフト&フォールで幅広く探っていきながらパターンを見つけるのですが、活きエビを使用して、ほぼ棚を底付近にしてひたすらステイ…を続けて鯛が自ら持っていくアタリを待つスタイルが多いです。ただ他のパターンでも全く当たらないというわけでもなく、フォール中(釣り開始の1投目のフォール中20秒後にいきなり3.8㎏の大鯛が食ったこともありました。)あるいはスロー巻き、中層にステイなどでも当たる時は極まれにありました。ただリアクションやリフト&フォールでは殆どアタリは出ませんでした。時合いは朝一、昼、夕まずめが多かった気がします。

また風と潮流れによる影響か、全く同じタックル仕様で同じ釣り方でも右舷と左舷、あるいは前と後ろでもアタリのある無しが明確に分かれ、とても難しい運にかなり左右されることも多かったです。

そのような中で、飯岡大鯛祭り最終回となるかもしれない⁉ラストチャンスを求めて午後船に行ってきました。

ポイントは港より約1時間のいつもより少し深い障害物のあるポイントでした。テンヤを着底させて少し浮かせたままステイすると、コツコツと小さな鯛属らしきアタリがあります。合わせるとドラグは1㎜も出ませんが、1㎏前後のまずまずの真鯛でした。少しアタリの間は空きますが、少しまた上でステイし続けると、同じように鯛属らしきアタリが出ます!今度は一瞬の溜めの後、ドン!とロッドを叩きました。なかなかの良い引きです。MAX3.5㎏設定のドラグをわずかに引き出しながら抵抗を続けます。完全に浮かせて障害物から離したのを確信してから鯛の突っ込みに合わせながらロッドをコントロールして寄せてくると3㎏オーバーの良型でした。そして今度は連続してまた同じようにアタリがあり、掛けると良い感じに突っ込みます。どうやら先ほどと同じくらいのサイズの真鯛…が、無念のフックオフ…やらかしました。今年は何故かハリ外れのバラシも多い気がします。

この日は順調かと思われましたが、その後アタリは遠くなり…ポツポツと船上には良型の2~4㎏くらいの真鯛があがりますが、なぜか左舷の後ろ側の釣座にのみ集中してしまい、他はさっぱりアタリが出ません。しかも当たっている人のパターンは完全ベタ底ステイ釣法で、私個人的には一番苦手な釣り方です(笑)
その後、右舷にもやっと大物らしきヒットがあるも、そのやり取りを見る限り、鯛ではなくアカエイで…切られたようです。。。しばらくアタリが出ないので、パターンを変えて大きくリフトしてフリーフォールさせていると、リフト時に一瞬追いかけて当たった感じがしたので、そのままフリーで落とすと、やっぱり食いました!今度は2㎏オーバーの真鯛です。しかしこのパターンも1回のみ…何が正解なのか全くわかりません。

その後、アタリが無くなったので、夕まずめとなり大坂船長の判断で別の障害物ポイントへ移動…吉と出るか凶と出るか…到着後、一投目からアタリが頻繁に出ます!が残念ながら小物の真鯛やハナダイです。船中他でも魚はあがりますが、やはり小鯛ハナダイがメイン…アタリがあるのは飽きなくて良いのですが、サイズが小さい…

ワンチャンを求めてロングキャストしますがアタリは無く、船下までテンヤが戻ってきてしまったので少し浮かせてステイしていると、一瞬トップが振れた気がしたので合わせるも根掛かり…割と浮かせていたのに何で根掛かり⁉と思いつつ、一瞬ロッドを下ろしラインを緩めると何だか動く気配がします。もう一度確認のためにも合わせを入れると生命感が伝わってきます。が、動きません。。。数秒の後、ドラグをジ、ジ、ジ、ジジジ、ジ―――とゆっくりと引き出しながら動き出したので頭には「巨大アカエイ」という文字が浮かびました(笑)が、さらにその数秒後、急激にドラグ音がギャー―――と悲鳴をあげて一気に真下に突っ込みました!魚が変わりました!鯛属、それもかなり大型の頭の重さと強さです!!掛けたのはkaijinテンヤマダイの240MHだったので、トップが水面に突き刺さる勢いで根元から曲がります。ドラグ設定はやや緩めたもののMAX3㎏なので、体は勿論、ロッドへの負荷も相当なものです。硬いドラグ設定をものともせず、激しい突っ込みを何度も繰り返して抵抗しますが、魚の頭が横から上を向いた瞬間に巻き寄せて距離を縮めます。少し時間はかかりましたが中層まで来ると鯛の抵抗も半減して観念したようです。ようやく白い巨体が見え始め、水面近くになると大きな空気泡を出してボコっと浮きました。確実に5㎏はあると確信しましたが、まだ水面で激しく抵抗し続けます。回して寄せて船長の構えるタモに導いてようやく収まりました。その後、計測したところ、6㎏オーバー、6.4㎏のオスの元気な特鯛でした。残り時間10分足らずのまさに最後の死闘となりました。最初から最後までこの日は大坂船長マジックで型物だけで船中20枚以上の久々の超大鯛祭りでした。

通い続ければこんな日もあります。もちろん釣れない日だって沢山あります。ですが行かない事には100%釣れません。大鯛を釣りたいのなら通い続けなくてはいけないのだと改めて思う日になりました…

【タックル】

ロッド:

alphatackle Kaijin テンヤマダイ 240MH

alphatackle Kaijin テンヤマダイ 240H

リール:スピニングリール3000番

ライン:PE 0.8~1号+ナイロン3~4号、PE1号+フロロカーボン4号

テンヤ:遊動6~10号 ブラック、レッド、ホワイト、グリーンゴールド、オレンジゴールド