レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ・のりおみ)です。シーズン中には足繁く通うほどその魅力にハマっている、シマアジ釣りフリークの筆者。今回は、ロッドの特性に添って使い分けている3タックルを紹介します。

シマアジ釣りのタックル
シマアジは釣りあげるのが難しいからこそ、面白い。そんな好ターゲットを相手に、2024〜2025年シーズンのシマアジ釣りは試行錯誤を積み重ねる沢山の機会に恵まれました。タックル、仕掛け、アプローチを見直し、ようやく手応えをつかみ始めたところです。今回は、私が実際に使っている「ターゲットサイズ別」のタックル3セットを紹介します。

【大型狙いのパワータックル】
3kg以上のシマアジを視野に入れたパワータックルから紹介します。
《グラス素材竿のタックル》
 竿:アルファタックル HB シマアジ 210
 リール:中型手巻き両軸リール エクストラハイギア
 ライン:よつあみ ウルトラ2PE2.5号
 ハリス:フロロカーボン4号以上

《MPG素材を使用》
MPGと呼ばれるグラス素材のブランクスを使用したHB(ハイパーブレード)シリーズのシマアジ専用竿。210と175の2モデルがありますが、2025年シーズンは210を使用。短めの175も改めて触ると、それぞれに良さがあります。また、MPGの厚巻きブランクを採用した「ストレガ200」が2025釣りフェスで発表されましたが、発売は未定。ストレガ200も今後が楽しみな一振りです。

【2kg級もOKな万能タックル】
次に、2kg級シマアジにも対応可能な万能タックルを紹介します。
《チタン製穂先搭載竿のタックル》チタン製穂先搭載竿のタックル
竿:アルファタックル アルファソニック シマアジ 190M
リール:中型手巻き両軸リール ハイギア
ライン:よつあみ ウルトラ2PE2.5号
ハリス:フロロカーボン3号以上

《チタン素材を使用》
CTSと言うチタン製の穂先を持つアルファソニックシリーズのシマアジ専用竿。190cmという全長が扱いやすく、シャクリ・アタリ取り・ファイトを高い次元で支えます。イサキにも流用できますが、パワーはやや“お釣り”が来るほど。信頼の一振りです。

【1kg前後のシマアジを想定したタックル】
最後に、1kg前後のシマアジを想定したタックルを紹介しましょう。
《カーボン素材竿のタックル》
竿:アルファタックル Kaijin マダイゲーム 210/FSL
※現行品はKaijin マダイゲーム 215/FSL
リール:テイルウオーク エラン100 DENDO 100-DH/L
ライン:シマノ タナトル8 PE2号
ハリス:フロロカーボン1.75号以上

《カーボン素材使用のフルソリッド》
GSSカーボンのフルソリッドブランク、KaijinシリーズのLTマダイ竿です。ノリの良いしなやかな調子で、シマアジには正直パワー不足なのですが、掛けた魚を暴れさせない「柔よく剛を制す」を地で行くタイプです。私は一世代前の青いブランクスの210/FSLを使用していますが、現行のマダイゲーム215/FSLもこれに近いフィーリングの一振りです。また、LTヒラメの専用竿・Kaijin ライトヒラメ 215/FSLも守備範囲内と思われ、マダイゲームの弱点を補う一手として期待しています。リールはコンパクト電動のエラン100。やっぱり直感的に扱い易いレバー式の巻き上げスイッチと、クラス最軽量345gの快適さは武器になります。

その日の釣況によってアプローチの仕方からガラッと変わるシマアジ釣り。適材適所のタックルセレクトで、その楽しみは何倍にも拡がります。
みなさんも是非、アルファタックルから幅広くリリースされている専用竿やゲームロッドから、手に合うお気に入りの一振りを見つけてください!

レポート:フィールドモニター 二上あや

先月から気になってたシマアジ五目へ出掛けて来ました!

5時前には出船するので、少し離れた宿で席札を取ってから、港へ向かいます。

まだ夜の明けぬ港は暗く、出船を待つ釣り人と船、そして居付きのネコが静かにこれから迎える朝を待っています。

やがて中乗りさん到着。

皆さんにご挨拶され、出船準備をされてます。その横には準備の終わった釣り人が乗り込みを待っています。

私は右ミヨシ2番目の席札でした。

出船準備ポイント迄は20分位で、近いのは魅力です!

中乗りさんに伺うと、仕掛け2.5mでクッションを考えないで言うと、ビシの位置は下から3〜4mがあたりが多く出るとのこと。船長の合図で釣りがスタートします。

コマセを振り魚信を待ちますが、モーニングサービスどころかアタリがさっぱり無く、暫らく我慢の釣りでしたが、8時前に船内でアタリが出始めます!

カジメが生えていたり、根があるポイントなので、着底したら素早く2m巻きそこからコマセを振り、棚3〜4mを重点的に探り、5m迄探る。

しゃくるなどのコマセワークでの 扱いやすさと、いつ何時やってくるかも知れないシマアジチャンスにはShibukiF191 のバラシにくさが発揮されるはす!

待望のアタリ!めちゃくちゃ元気に引き、巻き上げ途中にも引き込みをみせ、本命かもとワクワクしていたけど色が違う…。

メイチダイの登場。

小さいエソ、ハコフグ、ムロアジ、イサキと気がつくと5目達成。

ソーダが回ってきたようでしたので、6目目指して高棚、底から10mで待ってみても反応イマイチ無し。唯一高棚での可愛らしいアタリはまたもハコフグで不発。

イサキのダブルを追加して、終了の時間となってしまいました。

当日、本命シマアジは2隻とも型見ずとなり、今後に期待します!

【釣行データー】
釣行日:2025年10月12日
釣り船:安田丸(千葉県館山市 相浜港)
ロッド:MPGシブキF191
リール:1000番クラス電動リール
ライン:PE4号

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。2024年、ちょっと意地になって追いかけていた魚が居ます。その魚はシマアジ。4月の金洲解禁から、5月の大原や乙浜でのイサキの混ざり物…と毎回の釣行でハリ掛かりまでは漕ぎ着けながら、ことごとくハリス切れや口切れでバラシてしまうスランプに陥っていました。

悩んだ挙げ句、その日に持ち込んだのは「MPG SHIBUKI 190 SNIPER」。カタログ落ちした旧製品ですが、最近急に持てはやされているカーボンモノコックハンドルやスモールトリガーシートを2015年から採用していたライトゲーム用ロッドで、錘負荷30〜80号の7:3調子。MPG(マグナムパワーグラス)チューブラーの内側に中弾性カーボンを配置することで、MPGのパワー・強度・粘り強さを損ねることなく、ブランクスのスリム化と軽量化を実現した次世代型MPGロッドでした。

その進化型が、現行の白いブランクスが目を引く「21 SHIBUKI F190」となり、100% MPGとなって更に喰わせもコマセもこなす軽快で懐の深い操作性が光る一振りとなっています。

──で、この日の釣り。

出船前から濃い霧が立ちこめ、沖出しの間もミストを浴び続けているような肌寒い日並みでした。1投目でハリ掛かり直後にハリス切れでバラシ、2投目は一文字足らずのマアジが釣れ、本当ならアタリの多さに奮起する場面ですが、スランプに陥っていると弱気になってしまい「今日もまた…」などと思い始めていたところ待望のアタリ。大船長に「バラす前に早く上げちゃいな!」と励まされ、ビシを掴んだ後は操舵室から出て来た船長がハリスを手繰り、大船長がタモ入れしての三人掛かりで船中一枚目。「ちっせぇな」と大船長は苦笑いだったものの、わたしにとってはスランプ克服の大切な一尾となりました。

この1枚目で心の余裕が生まれ、イサキの混じる流しでも上のタナに狙いを絞ってシマアジの釣果を重ねることに成功。潮が緩んで食いの渋るタイミングにはハリスを1.5号に落としても獲り込めるようになり、この日の私的最大1kgのシマアジもこの時合いでの魚でした。

かくして、この日はちいかわサイズのシマアジを3枚と、ジャンボイサキを含むイサキ5本とマアジ1本で沖上がり。

シマアジ釣りは、釣れるタイミングでいかに手返し良くタナをサーチしながらコマセの中で仕掛けを動かし、細ハリスを護りながら口切れする前に獲り込めるかが釣果の分かれ目。9月に入ってからは更に成長して1.5〜3kgクラスも上がっているシマアジ。スリリングなファイトをアルファタックルのMPGで釣果に結びつけてください!

▼タックルデータ

竿:アルファタックル/MPG SHIBUKI 190 SNIPER

リール:中型両軸リール

道糸:PE2号

コマセビシカゴ:FL60号

テンビン:腕長30cm

クッション:直径1.5mm×長さ30cm

船宿仕掛け:ハリス1.75〜1.5号/ムツ9号 3本針

付けエサ:潮の効かないタイミングに、一番先のハリにイカの短冊切り

▼船宿:つる丸 (千葉県いすみ市大原漁港)

レポート:二上あや

朝イチのシマアジから、イサキあわよくばマダイ を狙い、ロックへリレーする盛り沢山なリレー釣りに出掛けてきました。

シマアジポイントの指示棚は上から10メートル。乗船している皆で棚を合わせて、コマセを巻き指示棚でアタリを待ちますが反応無く、近くでシマアジを狙って居る船も模様が無いようでしたので、早々にシマアジに見切りをつけ撤退。

イサキ狙いで真鯛も混じると言うポイントへ移動します。指示棚25メートル。2号ウイリー仕掛けにチェンジ。

ロッドはアルファソニックLG73-190MH

アルファソニックLG73 190MHの竿先がチョンチョンと僅かに動き、本日初の生命反応を確認。

ファーストフィッシュはウマヅラ

コマセを入れ替え投入すると、本日初のイサキ! ほっとしました。

ポツリとたまに喰うのですが、食い込みが浅いのか、巻き上げバレてしまい中々取り込めない状況…。

次は気を取り直してロックフィッシュ場へ。

今期初のテンヤで狙うロックフィッシュですが、模様はどうでしょうか?
海人テンヤ真鯛240MHに持ち替え、投入し様子を見ますが、なんだかアタリ遠く苦戦気味。水温16度とまだまだ低いようですが、同船の方がカサゴや真鯛を釣りチャンス到来か⁈

アタリが遠い中でカサゴ登場

着底後の小さなツンツンと言うアタリをKaijinテンヤ真鯛240MHの竿先が捉えて透かさず合わせも決った!! そして綺麗なマダイが!!

マダイ釣れた! ロッドはKaijinテンヤマダイ240MH

アタリを捉えて、何の魚が掛かったのかなと、引きを楽しみながら巻くテンヤ釣りの楽しさを改めて感じました。

お友達のキジハタ!

ロック場も反応は少なめですが、忘れた頃に誰かが竿を曲げるような形で、キジハタに良型のアカハタも上がり船内が沸きました。

良型のアカハタが出ました!!

まだ水温低く口を使い辛い状況でしたが、次期に好適期になりと思いますので、ロックフィッシュ釣りにまた行きたいと思います。

【釣行データー】
釣行日:2024年5月11日
釣り船:乙浜漁港 有希丸(千葉県南房総市)

ーーータックルーーー
【コマセ】
ロッド:アルファソニックLG73 190MH
リール:1000番電動リール
ライン: PE3号

【ロック】
ロッド:Kaijinテンヤマダイ240MH
リール:tailwalk SPEAKY3000S XGX