レポート:フィールドモニター 二上あや
何かと忙しい8月でしたが、ふと時間が出来たので、1人でふらっとライトヒラメへ出掛けてきました。

ライトタックルを使うライトヒラメですが、狙う魚は小さいわけではなく、時に大判が現れる可能性も考え、ELAN SW DENDO 100DH/-R には、PE1.5号をセットしロッドはShibuki F221を使用しました。

朝3時半集合、4時過ぎに出船となりました。当日の第1番目のポイントは、30分もかからずに到着! エンジンがスローになる音が聞こえてくると釣り人はソワソワし始めます。
当日は中乗りさんも同船いただき、タモ取りなどフォローしていただけて、大変ありがたいです。
10センチ前後のマイワシが配られ、船長の合図とともに、仕掛けを投入します。私はエサのイワシは鼻掛け、孫針はトリプルフックをお腹側につける派です。
ボトムへ着くと、ブルブルと竿先に反応あり。竿から伝わるボトムの様子から、砂地の中にツブ根があるようなのでそのキワに仕掛けが置けるように、アタリを待ちます。
すぐに良い反応! ブルブルが激しくなり、いつ合わせるかドキドキしながら竿先を注視していると引き込みが見られ、今だ! と合わせがバッチリ決まり、Shibuki F221がしなやかに曲がりを見せて、本命ヒラメが無事取り込まれました!

早い段階で本命が釣れると心に余裕を持って釣りが出来るので、その後も順調に追加する事が出来ました!

アタリが遠くなると船長がポイントを次々と回ってくれて、後半のポイントへ。
仕掛けを投入してブルブルからのアタリを取るとしっかりと乗った! 巻いていると、ジージーとドラグが出てる! 今度はサイズが良いかも知れないと思い慎重に巻いてくると、3.28キロの良型でした!

良型含め、数も釣れて大満足な釣行となりました!
秋にかけて、ヒラメの数釣りが期待されるシーズンですので、是非チャレンジしていただければと思います!
【釣行データー】
釣行日:2025年8月23日
釣り船:千葉県 飯岡漁港 忍丸

【タックル】
ロッド:MPGシブキ F221
リール:テイルウォーク エランSW DENDO 100DH/R
レポート:フィールドモニター 川嶋正嗣
久しぶりの釣り。久しぶりの船宿。久しぶりの銭洲。
遠征釣りは色々な釣りが楽しめます。まずは餌釣り。ムロアジを釣るのですが、良い日なら入れ食いです。水面でも食ってきます。(当日は中々難しかったですが、、、)
そして、五目釣りも、ウメイロ、アオダイ、ヒメダイなど美味しい魚がクーラーボックスを彩ります。(今は大型ヒメダイが中心のようです。)
そしてせっかく銭洲に来たのですから、カンパチをはじめとした、大物釣りを楽しみましょう!(今は良型カンパチが好調の模様)
当日は夏真っ只中の晴天、ベタ凪。台風9号は下にあるので、多少のウネリはありましたが、気になりません。今回、お世話になったのは、南伊豆 手石 「忠兵衛丸」さんです。
今回のタックルチョイスは。ムロアジ用として、シブキR231。

シブキで五目も考えていたのですが、五目用に私が用意したのは、「ディープオデッセイ アカムツ220」です(写真を撮り忘れました)。このロッドを選択する理由は、五目をやる際に使うオモリが150号〜200号を使う為、また大型のフエダイ系の魚が多点掛けをした際にも充分耐えられる事が理由です。
そして大物用は「ヘッドクォーター・スタンディングバウト1652」をチョイス。

オールMPGロッドという、ちょっと贅沢な道具で、自分でも悪くない選択だったと思っています。
当日の釣況は最初のムロアジ釣りはポチポチ。

何とか餌は確保‼︎
カンパチをメインに狙いますが、ヒラマサ、ハタ、モロコなど何が喰ってくるか、わからないのも活き餌釣りの楽しいところ。餌のムロアジがデカいので、ドキドキが止まりません‼︎
さあ、いよいよカンパチ釣り開始‼︎前半にタナとりをし直そうと、仕掛けを着底させ、タナまで巻き上げようとした際に、デカムロが暴れてすぐに強烈な引き‼︎合わせて電動もハイスピードで巻き上げます。のされながらも巻き上げてきます。手応えからすると、良型の予感、、、
しかし残り10数m位でハリス切れ。同行の仲間もダブルヒットでしたが、こちらもオマツリでバラシ。ここが時合いと信じてすぐに投入しますが、それ以降は多少のアタリ?や餌抜かれがありましたが、船中まだカンパチなどは取り込まれません。餌も途中無くなりそうになったので、再ムロ釣り。ここではイージーにムロアジをゲット。すぐにカンパチ狙いを再開。そして、しばらくすると前アタリが続きます。喰え!喰え!と念じながら、竿を持つ手にも力が入ります。そして結果は、、、
バラした魚よりはヤリトリしやすかったです。8kgオーバーのヒレナガカンパチでした。

反対側の同船者も私のものよりも大きい、11kgオーバーのカンパチをあげていました。残り時間も少しとなり、五目狙いに変更。良型ヒメダイを4尾追加して、久し振りの銭洲釣行は終わってしまいました。

同行の仲間もカンパチをゲット。
今期から銭洲釣行を始めて、カンパチは4戦3勝。その中で15kgオーバーも釣っています。
初心者の方も情熱があれば、釣れます‼︎

是非こんな美味しそうな魚達を釣って食べましょう‼︎
レポート:フィールドモニター 二上あや
静岡県御前崎港・茂吉丸(しげきちまる)さんから、金洲へ行ってきました。
五目釣りと、様子次第ではカツオも。
金洲らしい魚と言えば、ハマダイ・ヒメダイ…アオダイ・ウメイロ・ムロアジ等で、私がよく通うフィールドでは見られない魚なので、どんな魚に会えるかワクワクします。
今の時期は、金洲の竿入れ時間が6時ですので、4時過ぎに出船。

金洲の計画を立てると、ことごとく時化に見舞われて中止になっていた私ですが、どうした事か、本日はベタ凪の金洲です。
竿入れ時間になり、五目スタート!

棚は40メートル。五目の仕掛けは、シマアジ用の8号仕掛け3本針にオキアミとイカタンの抱き合わせ。
「太めのハリスだし、魚がかかっても外れたり切れたりしないから、サメ避けに早巻きで上げて」と、船長より指示がありました。
船縁から海をみると、水族館で見るときよりずっと近く、リアルな大きなサメが目の前をウロウロと、船の周りに数匹待ち構えて居るのがよく見えます。これは怖すぎます。
棚で止め、仕掛けが馴染んでからコマセを振り、ピタッと止めると、ギュンギュンと強くSHIBUKI F 221が絞り込まれる。
時折叩くような引きで、姿を見せてくれたのはウメイロでした!

ウメイロは体格の割にトルクフルな引きを魅せてくるので、アタリの直後の突っ込みや、巻き上げ途中の引きをSHIBUKI F 221に託してみると、グングンと竿がしなるのが楽しくてたまらない!
そして海面にはウメイロの綺麗な黄色の斜線が見えてきます!
さあ!取り込みとなりますが、あの待ち構えて居るサメの陰がどんどん濃くなり、私の釣ったウメイロに急速で向かって来ますので、急げ急げと電動リールの巻き上げ速度はMAXで魚を引き寄せ、サメ被害はなんとか回避…。
ドキドキハラハラしながらのサメとの追いかけっこです…。
何はともあれ、このサメとの勝負には勝ち、無事取り込めましたが、どんなに早く巻いても、魚のアタリを感じ巻き上げている途中で、突然竿が海にささり、サメに仕掛けごと持っていかれる被害も続出。
魚の反応は悪くないのですが、サメとの試合に勝てるかどうかで釣果が決まってしまいます。
後半カツオ狙いに変更しましたが、私はヒラソーダのみでホンガツオには残念ながら出会えませんでした。

大物狙いで泳がせ釣りをしていた友人が大型のオオニベを釣り上げ、船内も沸き、金洲遠征釣りを楽しむ事が出来ました。




金洲の素晴らしいフィールドで、また釣りが出来たら嬉しいと思っています。
【タックル】
ロッド:MPG シブキF221
リール:500番電動リール
ライン:PE4号
釣行日:2025年6月7日
レポート:フィールドモニター 二上あや
東京湾でシーズンインした、エビで狙うマゴチに挑戦してきました。

エサのサイマキは、車海老のことで海老の王様と呼ばれる美味しいエビを餌にして、マゴチを釣ります。

出船前に船長が丁寧なレクチャーをしてくださいました。
・棚どりはリールを巻いて調整するより、着底後に竿先を下げて、水面から目線の高さ迄、竿を上げるとボトムから1mの棚になる
・アタリが出たら、少しづつ竿先を下げて送り込む
・合わせは待ちすぎない。あくまでイメージですが、1分待つより5秒待つ方の方が釣果をあげるケースが多い
・サイマキは口から針を入れて、脳天を避けて硬いところに刺す
・エサのサイマキは、足が動いても、横に倒れたら交換
船が走っている間、大事な要点を頭にインプット。
波風強くびしょ濡れになりながらポイント到着。
常連さんにサイマキの付け方を教わり、さあ第一投です!
張り切って投入しますが、暫しアタリもなく静かな船内…。

SHIBUKI F 221が、海況悪くうねりや波風を吸収してくれているので、ごちゃごちゃした海でもアタリに集中出来ます!やり辛い状況下でも分があると感じました。
ポイントを幾つか移動すると、コンコン!
やっとアタリが来た!
ビシッと合わせが決まり、マゴチの硬い口に針が喰い込み竿がしなったこの瞬間、テンションMAX!

取り込みを慎重にやり取りしていると、船長が操舵室からダッシュでタモ入れしに来てくれ、本命マゴチが無事に取り込まれました!

その後パクパクタイムの時合いがあるかなと期待しましたが、終始拾い釣りで皆さんポツポツ釣られてました。
今回は釣り辛い状況下で活性低めでしたが、マゴチ釣りを楽しめるシーズンはまだまだこれからですので、海の良い日に出掛けてみたいと思っています。
【タックル】
ロッド:MPG シブキF221
リール:ディーノ船 150PH/R
ライン:PE2号
釣り船:新明丸 (神奈川県横浜市 鶴見)
レポート:フィールドモニター 川嶋正嗣
久しぶりにマハタ狙いに行ってきました。

徐々にですが、春の到来を感じるようになってきましたが、当日は寒波の影響で寒く、やはりまだまだ防寒対策はしっかりとやらなければなりません。
今回お世話になったのは、洲崎港「第二美吉丸」さんです。房総半島では、マハタ狙いの船もぼちぼちありますが、当店のお客様の常宿という事もあり、のんびり出来るのと、あわよくば、大型のマハタが狙えるので、ここ数年利用させていただいています。
今回は釣り仲間4名、その他のお客様2名の計7名でのチャレンジです。当日は風も弱まり、ベタ凪。南房辺りは前日は出れたけどシケ気味、翌日は出船中止が既に決定済みとの事。
釣り回数が減っている私にとって、運が良いです。そんな運も味方して、釣果も、、、
3kgオーバーを釣り上げ、ゲストも色々楽しめました。


良型カンコやキントキ、マトウやほぼ本命のホウキハタなども船中上がっていました。

今回も使用タックルはシブキR231。
他社にも似たロッドはあると思いますが、しなやかな穂先、穂持ち、良型の引きをしっかりと受け止めてくれるところが気に入っています。カーボンロッドやグラスソリッドロッドですと、どこかは良いが、どこかがイマイチと思い、このロッドが気に入っている理由です。
マハタ釣りは一か八かという面もありますが、根魚五目的な要素もあり、お土産は確保出来ると思います。もうすぐ終盤になりますので、お早めの釣行を計画して下さい。
レポート:フィールドモニター 二上あや
2025年初釣りは、南房へ。
美味しそうなお魚を釣りに行ってきました。
釣り船は鴨川・太海港の聡丸さん。
ここではフラッシャーサビキでクロムツ本命&他にも美味しいゲストフィッシュも狙える五目釣りをさせてくれて、さらにアマダイまでリレーする魅力的な釣りです。

深夜なのか早朝なのか・・・、AM2時には受付・出船となります。
ポイントまでは30分程度、船宿特製フラッシャーサビキ仕掛けに200号の錘を付け、指示棚160〜180mの中で、魚が喰うタナを探ります。今回使用したロッドはHB(ハイパーブレード)アカムツ195。
早々に、170メートル付近で当たり出てるよ!とアナウンス。私も175mでガグガクと竿先が震えてます!しかし巻き上げ途中で、オマツリトラブル多発、何投目かでどうにかゲストフィッシュが上がってきました!
東の空が白み始め、クロムツ狙いの150号に変更。
水深120m前後,ボトムから5mまで探ります。根掛かりもあるとの事なので、底立ちをとったらすぐオモリを海底から離し、1mずつ食い棚を探ります。底から2mのところでガガガッと竿をたたくようなアタリが!

HBアカムツ195がしなやかに曲がり、確かな魚の引きにワクワクしながら巻き上げると、本命クロムツとご対面!
やがて日も昇り切り、クロムツタイム終了。アマダイへ移動。

SHIBUKI F 221に持ち替え、オモリ80号でアマダイを狙います。
水深120m、着底後にオモリをトントン1m巻いてからゆったり誘い上げると、アタリ!
めちゃくちゃ元気に引くので、本命じゃないかな?と上がって来たのは良型キダイ!嬉しいゲストです。

船内ではアマダイがポツポツ上がりますが、小1時間でタイムアップ。
アマダイは残念でしたが、食べて美味しい魚の釣果となりました。
【タックル】
●ムツ
ロッド:HB アカムツ 195
リール:D社電動リール 500番
ライン:PE4号
仕掛け:フラッシャーサビキ
●アマダイ
ロッド:MPG SHIBUKI F221
リール:S社電動リール 400番
ライン:PE2号
釣り船:千葉県鴨川市 太海港 聡丸
レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。2024年、ちょっと意地になって追いかけていた魚が居ます。その魚はシマアジ。4月の金洲解禁から、5月の大原や乙浜でのイサキの混ざり物…と毎回の釣行でハリ掛かりまでは漕ぎ着けながら、ことごとくハリス切れや口切れでバラシてしまうスランプに陥っていました。

悩んだ挙げ句、その日に持ち込んだのは「MPG SHIBUKI 190 SNIPER」。カタログ落ちした旧製品ですが、最近急に持てはやされているカーボンモノコックハンドルやスモールトリガーシートを2015年から採用していたライトゲーム用ロッドで、錘負荷30〜80号の7:3調子。MPG(マグナムパワーグラス)チューブラーの内側に中弾性カーボンを配置することで、MPGのパワー・強度・粘り強さを損ねることなく、ブランクスのスリム化と軽量化を実現した次世代型MPGロッドでした。
その進化型が、現行の白いブランクスが目を引く「21 SHIBUKI F190」となり、100% MPGとなって更に喰わせもコマセもこなす軽快で懐の深い操作性が光る一振りとなっています。
──で、この日の釣り。
出船前から濃い霧が立ちこめ、沖出しの間もミストを浴び続けているような肌寒い日並みでした。1投目でハリ掛かり直後にハリス切れでバラシ、2投目は一文字足らずのマアジが釣れ、本当ならアタリの多さに奮起する場面ですが、スランプに陥っていると弱気になってしまい「今日もまた…」などと思い始めていたところ待望のアタリ。大船長に「バラす前に早く上げちゃいな!」と励まされ、ビシを掴んだ後は操舵室から出て来た船長がハリスを手繰り、大船長がタモ入れしての三人掛かりで船中一枚目。「ちっせぇな」と大船長は苦笑いだったものの、わたしにとってはスランプ克服の大切な一尾となりました。

この1枚目で心の余裕が生まれ、イサキの混じる流しでも上のタナに狙いを絞ってシマアジの釣果を重ねることに成功。潮が緩んで食いの渋るタイミングにはハリスを1.5号に落としても獲り込めるようになり、この日の私的最大1kgのシマアジもこの時合いでの魚でした。

かくして、この日はちいかわサイズのシマアジを3枚と、ジャンボイサキを含むイサキ5本とマアジ1本で沖上がり。
シマアジ釣りは、釣れるタイミングでいかに手返し良くタナをサーチしながらコマセの中で仕掛けを動かし、細ハリスを護りながら口切れする前に獲り込めるかが釣果の分かれ目。9月に入ってからは更に成長して1.5〜3kgクラスも上がっているシマアジ。スリリングなファイトをアルファタックルのMPGで釣果に結びつけてください!

▼タックルデータ
竿:アルファタックル/MPG SHIBUKI 190 SNIPER
リール:中型両軸リール
道糸:PE2号
コマセビシカゴ:FL60号
テンビン:腕長30cm
クッション:直径1.5mm×長さ30cm
船宿仕掛け:ハリス1.75〜1.5号/ムツ9号 3本針
付けエサ:潮の効かないタイミングに、一番先のハリにイカの短冊切り
▼船宿:つる丸 (千葉県いすみ市大原漁港)
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
アマダイ。漢字で書くと甘鯛。名前の通り、ほんのりと甘みがある食味。
地味な印象があるものの船釣りでは安定した人気がある。
自分は、友人たちと行く年末の釣り納めは、昔からアマダイだ(リレー船にするけど)。
2021年の年末に、釣ったアマダイとアジを釣りの後輩がやっている居酒屋へ持ち込んだときのこと。
「テルさん、最近静岡でシロアマダイがすげ~釣れてるらしいんだけど知ってる?」
と後輩に言われて「え!ホント?」と調べ、2022年1~2月でシロアマダイ釣りに静岡へ3回出かけた。
その時のことは旧アルファタックルブログに掲載しています。
「3度目の正直! シロアマダイチャレンジ@静岡」
http://alphatackle.blog27.fc2.com/blog-entry-508.html
上の記事内で書いていますが、この時は全長4.5m3本針というアマダイ仕掛けとしてはかなり特殊な仕様のものを使っていました。そんな仕掛けを使ったこともきっかけで、その後のアマダイ釣りでも仕掛けや餌のことをずいぶん色いろと考え、様々なことを試してみました。今回は、そんなイロイロについて書いてみましょう。今回のブログは、ちと長いですよ~~~。
【ロッド】
アマダイ用ロッドは、82くらいのアクションで小突き誘いがしやすいものが良い、と言われることが多いですよね。結論からいうと、やはりそれはそのとおり。アルファタックルロッドの中でイチオシと言えるのはズバリ「アルファソニックLG 82-185MH」です。


アルファソニックLGでは、73-190Mや73-190MHもアマダイで使いやすい。73モデルは幅広く使いやすいので、アマダイはごくたまにしかやらない、という人には73モデルのほうがいいと思います。
また、MPGではシブキFシリーズも良い。グラスマテリアルのロッドとしてはかなり感度が高い。MPGのように中空構造のグラスではなく、普通のグラスソリッドだと感度は悪くなり、いわゆる「エサ取り」のアタリが分かりにくくなってしまう。
シブキFシリーズの良さは、魚が掛かった時の曲がり(見た目が美しい)や、大型が掛かったときの安心感という点もある。操作性は非常に良く、軽量なカーボン素材のロッドと比べても遜色ない。
シブキFは、190、191、220、221の4モデルありますが、どれでも問題ありません。積極的に誘っていくなら190か191。191のほうが小突きやすくなりますが、掛かったときの引きを楽しむなら190。誘い下げの幅を大きくとりたいなら220か221。2.2mなので、置き竿的に使うのにもいいですが手持ちでも疲れることはありません。

と、ここまでは相模湾・東京湾の60~80号オモリを使ったアマダイ釣りの場合のこと。
静岡県の駿河湾や遠州灘では、100~120号オモリ指定の釣り船が多く、そうなるとロッド選択が異なってくる。


最初の話しに戻ると、60~80号オモリではアルファソニックLG 82-185MHがイチオシ。最大の理由はチタントップによる高感度。アマダイ釣りでは、本命以外のエサ取りの魚が多く、それらにエサのオキアミを取られてしまったことに気づかないと、エサがないのに釣りを続けることになるため、かなり小さなアタリでも明確に分かる高感度はとても重要。このモデルはチタントップCTSならではの高感度を持ち、アマダイ釣りでも大きなメリットになる。唯一の欠点らしきものを言うとしたら、185センチという長さはアマダイ釣りの場合、わずかに短いと感じることがあること。特に、誘い下げの場合で大きく下げたいときはロッドをかなり立ててから下げていくことになるので、それが少し面倒だな・・・と思う時があるかもしれません。
【仕掛け】

※自分が書いた図のため、拙いものでスミマセン。

オモリとテンビンの間に「下駄」を履かせているのが特徴。
以前のブログで紹介した仕掛けは、上図をもっと極端にしたもので全長4.5m3本針で「下駄」は1.5m。遠州灘のシロアマダイ釣りに行ったときに竿頭になった人から教わった仕掛けです。非常に効果を発揮する状況がある反面、潮の流れがあまりない時(もしくは船が流れないのも同義)は「下駄」を履かせても仕掛けが垂れ下がりやすくなるのが欠点です。相模湾など潮が緩めの場合が多い釣り場では効果を発揮しません。
そして、全く逆に全長を非常に短くする「短仕掛け」も面白い。全長は1m。小突くような誘いを重視する場合に良いと言えます。潮が緩く仕掛けが垂れ下がりやすい状況で、アマダイの基本と言われる水底から1m前後上のタナを意識しやすいというメリットがあります。この短仕掛けについては、自分的にはまだまだ試さないとしっかりしたことが言えないのですが、明らかに効果が高い場面があるのは間違いなく、ショートロッド・40号オモリ・PE0.8~1号といった組み合わせで使うと非常に面白い仕掛けです。これから、特に潮が緩い時にもっと試してみます。
ここ2年ほど、仕掛けについても色々試した結果・・・結局はベーシックとされる2m2本針というのがやはり基本なのだなとあらためて思いました。状況によって長仕掛け・短仕掛けがそれぞれ効果が出る場面がありますが、どんな時でも2mのノーマル仕掛けからスタートするべきですね。先人が長い間で培ってきた仕掛けや釣法は、様々な試行錯誤の積み重ねのうえに出来上がっているということを再認識したこの2年でした。
ただ、アマダイ仕掛けは幹糸・ハリスともに3~4号が標準的ですが、もう少し太くてもアマダイの喰いには差がなさそう。大きなアマダイを狙う人は、少なくとも4号にしておいたほうがいいと思います。自分は、シロアマダイ狙いではハリスを5~6号にして針は太めの軸のものにします。
【エサについて】
相模湾・東京湾のアマダイ釣りでは、エサはオキアミが一般的です。いっぽう、遠州灘ではホタルイカを使うことも多い(遠州灘の船宿で準備してくれるエサはホタルイカの場合がけっこうあって、オキアミを使いたい人は持参してくださいというのも珍しくない)。そして、自分が遠州灘で仕掛けとともに教えていただいたエサは「イカの短冊」。

自分は、この2年ほど、相模湾のアマダイ(アカアマダイ)でもイカの短冊(イカタン)をメインで使い続けてみました。アカアマダイもイカタンで釣れます。ただ、良く「ポニョ」と呼ばれる25センチ以下のサイズはイカタンを喰いきれないようです。イカタンを使っているときはアタリがあっても乗らないというケースがかなり増えました。小さいアマダイを釣るとちょっと可哀そうな気持ちになるので、それは別にかまわないのですが・・・。
イカタンのメリットはエサ持ちが非常にいいことですが、アタリの数はオキアミのほうがかなり多くなります。ホタルイカもオキアミに比べればエサ持ちがいいですが、イカタンのほうが圧倒的にエサ持ちがいいです。ホタルイカとイカタンでは、アタリの数は変わらないように思います。
イカタンは釣具店でも売っていますが、自分は長めのイカタンを使いたいので自作しています。気分の問題かもですが、ケイムラ加工します。
あと、アマダイでも「特エサ」として使う人がいるのは「イソメ」。しかし、自分はまだ試していないので語れません。

さて。色々な試行錯誤の結果、現時点で自分が得た結論は2mの標準仕掛けを中心にして、状況によっては仕掛けを長く、または短くして楽しんでみる、というものになりました(たいした結論ではないですねww)。状況によって・・・というのは主に潮の流れの緩急。流れが強ければ長めにして、緩ければ短め。しかし、小突き誘いが明らかに効くとき、誘い下げがいいとき、ほぼ置き竿的に誘いは少なめのほうがいいときなど、仕掛けだけでなく、その時に合わせた誘い方ももちろん重要。いろいろやってみたからこそ、今後はもう少し確信をもってアマダイ釣りに臨めそうです。
とりとめのない内容になっちゃった気がしますが、多少なりとも見て下さった方のためになれば幸いです。

最後に、入稲福さんや二上さんと一緒に行った静岡県・大井川漁港の藤丸さんのご紹介。
とても親切にしていただきました。自分たちのように仕立てれば、乗合のときの100号オモリではなくもっとライトでやらせてもらえます。仕立ては8人。自分たちはPE1.5~2号、オモリ60号。
トイレが広くてとてもきれいなので、女性も安心ですよ。
【藤丸】
TEL 090-7435-4965
静岡県焼津市 大井川漁港
乗船料:11,000円(エサ・氷付き)
ブログ:https://ameblo.jp/junpei03051226/
ありがとうございました!
レポート:アルファタックルスタッフ・丸橋
スタッフTが言い出しっぺとなって、外房・飯岡の夏ビラメに行ってきました!
今回は総勢5名ですが、実はヒラメ未経験者がほとんどなので少々不安・・・しかし「あまりやったことがなくても梅花丸さんだったら大丈夫」と聞き「なんとかなるだろ~」てなノリで。








【梅花丸(ばいかまる)】
千葉県旭市・飯岡港 HPは上の梅花丸の文字をクリック!

【使用タックル】
ロッド:
①MPG シブキF190
人気のMPGライトゲームロッド・シブキは0アクションでも横流し80号まで対応できる。曲がっていくときの気持ち良さはMPG100%ならでは。気持ちく良く曲がるがバットパワーがあり、かなりの大物でも安心してやり取りできる。ヒラメに限らずライトタックルにイチオシで、外房のコマセハナダイ五目にも良いが、コマセマダイ80号錘でも無理なくこなす汎用性の高さがある。
②Kaijinライトヒラメ215/FSL
カーボンフルソリッドを長尺で使っているバットジョイントモデル。カーボンフルソリッドならではの粘りと、軽快さと感度、喰い込みの良さも持っている。一味違うライトヒラメロッドをお探しの方にお薦め。同シリーズでラインナップしている2.4mモデルの「240/FSL」は波が高いときに対応しやすく、置き竿派の人にも良い。
③ミッドアームGS 73-190M
GS=グラスソリッドブランクのバットジョイントモデル。持ち重りしやすいグラスソリッドだが、190というショートレングスであることもあって軽快な操作感で扱える。錘負荷30~80号の190MLもあるが、ヒラメでの横流し時の負荷を想定した場合は40~100号の「190M」がお薦め。定価19000円という買いやすさも大きな魅力。
リール:
①サイバード船PG200PH
PE3号200mキャパシティの中型ベイトリール。MAXドラグ7kg、力を入れやすい丸型アルミノブ装備で、船タコにも適している。定価14,500円という価格帯を超えるスペックとデザイン。
②ディーノ船150PH
ライトヒラメをさらに軽快に楽しめる小型ベイトリールだが、PH=パワーハンドルモデルは力強い巻き取りができる。定価8,000円と買いやすい価格帯だが、必要十分以上の性能を持つ。
③テイルウォーク エランワイドパワープラス
テイルウォークブランドの中型ベイトリール。上の写真で、言い出しっぺ・スタッフTが使ったもの。MAX12kgという非常に強いドラグ力を持ち、ベアリング数も10+1とハイスペック。
【最後に・・・ヒラメのお薦めレシピ】

捌いたヒラメの身に小麦粉・溶き卵・香草パン粉の順で付けてバターで焼くだけ。お好みでハーブを入れても良い。粉チーズを入れると美味しいよ!
レポート:フィールドモニター 二上あや
東京湾のマゴチ釣りに行ってきました。
東京湾エビマゴチは初めての釣り物なので、事前の下調べからワクワクです。
当日の予報は、北寄りの暴風。なんとか出船しましたが、海はバチャバチャ、雨風は予報より強くなり、海のコンディションは良くないですが、マゴチの食い気はどうでしょうか?
千葉県側へ走る事30分。ポイントに着き、気がつくと大船団が周りに出来ていて、この釣りの人気ぶりを知りました。
エサの付け方を達人に教わり、サイマキの口の少し手前の窪みに刺し、エビの頭付近に針を抜く。サイマキが元気なほどチャンスか増えるので、このエサ付けがかなり重要との事。
さあ実釣です。水深20メートル前後まで落とします。

朝のチャンスタイムに、お隣の下地さんがSHIBUKI F221を曲げ、本命マゴチを早々に釣り上げました!!

私にもゴンコンとフグとは違うアタリを、アルファソニックLG73から感じて、待ってから合わせますが、竿に乗った直後にバレてしまいました。残念。合わせが弱かったのかなと反省。

その後もアルファソニックLG73 190MHがアタリを出しますが、上手くやり取りが出来ません…

気分転換にSHIBUKI F221にチェンジ。
わちゃわちゃした波をSHIBUKI F221が吸収してくれ、すぐにアタリが出ましたが、待ち過ぎたのかアウト。本当に駆け引きと合わせのタイミングが難しいです。
上がりまてあと30分位しかない…
どうしても釣りたいと、エサもフレッシュなサイマキに付け替えて投入。
SHIBUKI F221の穂先がアタってます!!
これはラストチャンスかも知れないので、慎重にやり取りし、やっと魚を乗せる事が出来た!!
SHIBUKが大きなカープを描いて上がってきたのは、本命60センチのマゴチでした!!

アタリがあったら、竿先を下げ送り込む
引き込みなければゆっくり竿を上げ開く
それでも引き込まなければ、ゆっくり巻きながら竿先下げる。
この繰り返しの中で、勝負をかけて合わせるのが良いと、船長からアドバイスを頂きました。
ムズ面白いマゴチ、教わった事を次回の釣行に活かしたいです。

【釣行データー】
タックル
①アルファソニックLG 73-190MH+ディーノFUNE
②MPG SHIBUKI(シブキ)F221+バサルVT81R
釣り船:神奈川県横浜市 金沢八景 一之瀬丸
釣行日:2023年5月20日