レポート:フィールドスタッフ 椎名義徳
12月30日、茅ヶ崎港 ちがさき丸よりコマセキハダ狙いで釣行してきました。
水温の低下とともにキハダもほとんど旅立ってしまい、11月一杯でほとんどのコマセキハダ船が撤収。12月も半ばを過ぎると連日アタリすらないといった厳しい釣況が続き、唯一出船を続けたちがさき丸もこれが最終日。
99%はアタリすらないだろうと予想される中、それでもマグロ狂が16人も集まり、最後の一発を夢見て6時30分に出船。
時折ソナーにはチラチラとマグロの反応が映るようですが、コマセには興味がないのか、スルーされるばかり。
それでも黙々とコマセを撒き続けていると、昼近くになってトモ側でヒット!の雄叫び。サメもいないので大事にやりとりし、キャッチ成功! 奇跡の1本は42キロでした。おめでとうございます!
年内最終日ということもあり、早めの13時に揚がるよと告げられていましたが、沖揚がり間際にチラッとソナーに反応が出たということでもう少しやってみよう!となり…。
そして13時10分、またもや奇跡!なんと私のスタンディングバウト183Sが突き刺さりました!!

手応え的にアベレージサイズと判断。このくらいのサイズならとファーストラン後は遊ばせることなく強気でグイグイと巻き上げていきます。
『えっ?もう上がっちゃったの!?』とのギャラリー達の声。
僅か5分ほどで勝負がつきました。このサイズであればもはやスタンディングバウト183Sの敵ではありません。

釣れ上がった魚をよく見ると、これがまたなんとビンチョウマグロ(27キロ)でした。

キハダではありませんでしたが本当に最後の最後にやりました!

今シーズンは82.6キロのモンスターキハダも釣り上げましたが、最後の奇跡の1本にテンションはその時以上。

まるで年末ジャンボ宝くじを当てた気分です。
愛竿スタンデングバウト183S、来シーズンも頼みますよ!
【タックルデータ】
ロッド:MPGヘッドクォーター スタンディングバウト183S
リール 6000番電動リール
道糸 PE10号500m
遊動式テンビン+Lサイズプラビシ130号
ハリス フロロカーボン26号 18m
ハリ キハダ用16号
船宿:神奈川県茅ヶ崎港 ちがさき丸
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
皆さま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
初釣りも行ってきましたが、それはまた今度書かせていただくとして、今回はノットのお題で。
今回ご紹介するノット。
ものすごく簡単なのに、とっても強い。
こんなんでホントに平気なの? と思うかもしれませんが、かなりの大魚でも問題ない。
あのテル岡本さんは、金具の結び目にはほとんどこのノットを使っています。
深海釣りでの超大物「アブラボウズ」の50kgオーバーでも大丈夫なのです。
前置きはこれくらいにして、その結びをご紹介しましょう。
画像では分かりやすくするためにヒモを使っていますが、この結びはナイロンやフロロカーボンといったモノフィラメントラインが前提となります。

まず、ラインの末端をただのダンゴ結びします。このダンゴは強く締めてください。

左のリングは、ヨリモドシの輪っかと思ってください。ダンゴにしたラインの末端を輪っかに通します。

その次に、上の画像のように、2本のラインをまたいで結びます。ただの固結び、といったらいいでしょうか。

固結びを完全に締めることなく、リングのほうへ動かしていきます。

固結びをリング近くまで動かしたら、最初に作ったダンゴを固結びに当たるようにズラします。ここが、この結びでの一番重要な点。このダンゴが固結びにきちんと隙間なく当たらないと切れてしまいます。きちんと隙間なく当たっていれば、ものすごく強いです。
固結びをリングまで動かしたいのと、ダンゴを固結びに当たるまでズラしたいので、この写真の前の段階では完全に締めないのです。

これは実際のモノフィラメントラインとスナップスイベルに結んだ画像。
ライン末端をカットすれば出来上がりです。
このノットは、ヨリモドシやスナップなど、金具にモノフィラメントラインを結ぶ時に使います。
コマセマダイでヨリモドシを中ほどに入れたテーパーリーダーなんかでもいいです。
ルアーのアイへの直結でもOK。コブを固結びに当てる結びなので、ある程度の太さがある場合に適しています。だいたい3号以上なら大丈夫。
とにかく簡単な結び方なので、慣れれば10秒もあれば結べちゃうことと、結ぶ時のラインの無駄な余りをとても少なくできることもメリット。
この結び方は、下記のテル岡本さんの動画の中で見ることができます(5分18秒くらいから)。
自分も、10数年前にテル岡本さんからこの結び方を教わりました。
この動画の中では「深海簡易結び」と言っていますが、先日岡本さんに「あの結び方の呼び名ってありますか?」と聞いたら「ただのダンゴ結びだよね・・・」と言ってましたwww
ちなみに自分は「岡本結び」と呼んでます。
この結び方、上に書いたようにモノフィラメントライン3~4号以上のものを金具に結ぶ時には、とってもお薦めです。自分も、この条件ならほぼこの結びしか使いません。
皆様もぜひお試しください!
レポート:フィールドモニター 二上あや
渡りの大ダコが狙えるこの時期の常磐沖。
是非とも良型を釣りたくて、食べたくて行ってきました。

東京湾でマダコ釣りと言えば、錘は30号前後ですが、常磐では80号〜100号をメインに使います。
当日は暴風予報・波高の為、大ダコが期待出来る大竹沖ポイントではなく、那珂湊沖でスタート!
日の出前の真っ暗闇の中、水深20〜30メーターを80号錘で小突きますが、爆風の上に底潮早すぎて.あっという間に80号の錘の仕掛けが払い出して釣り辛い。
そんな中でもみんな真剣に小突き、マダコを誘い出しています。
すると、隣でエギの上にケミホタルを付けて誘っていた友人の竿が曲がります。
暗いうちは、光でアピールするのも良さそうです。

やがて日が昇り、辺りが明るくなると、ポチポチ船内にマダコが上がり始めます。

そしてその時は来ました!
Kaijin餌木タコ180MHで小突いてると、何やら重さを感じる。でも潮で勘違いしてるのかも知れないと、確認の意味を込めてじっくり小突く。小突きを止めてみると、やはり重い。これは間違いないと、竿を立て合わせてみると乗った!一定の速度で巻くと、本命マダコの登場です!

常磐タコ釣りは、大ダコに備えて電動リールも良いと思いますが、私はKaijin餌木タコ180MHのメリット「軽くて小突きやすい」を活かせるように、電動リールではなく軽量の手巻きリールを選択しました。

片手で小気味よく小突居ていると、柔らかな穂先が… ん?
抑えられるような重みがある。
これは!?と一呼吸待ってから合わせると、キター! 先程より重みがある! バラさないように慎重に巻くと、本命サイズアップに成功!!

無事お正月に美味しいタコが食べれそうです。この時期の常磐タコ釣りはかなりの人気の釣り物なので、ご興味ある方はお早めの船宿予約をお勧めします。
【釣行データ】
ロッド:Kaijin 餌木タコ180MH
リール:中型手巻きの両軸リール
釣り船:仙昇丸(せんしょうまる) 茨城県ひたちなか市 那珂湊港

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。暖かな11月で年末感皆無の2024年でしたが、12月の声を聞いてから一気に歩みを早めた冬の気配。今年も12月の解禁以来、数型共に順調で5kgクラスも上がっているとの情報をキャッチ。日立久慈港「大貫丸」から出船しました。

今回持ち込んだのは「Kaijinライトヒラメ240/FSL」と、ニューフェイスの「Kaijinライトヒラメ215/FSL」。どちらもライトタックル(以下LT)ヒラメ専用竿で、「240/FSL」はカーボンフルソリッドの竿身とチューブラーのバットセクションを持つ絶妙な調子のワンハーフ仕様。「215/FSL」はフルソリッドブランク・バットジョイント仕様で軽快なフィーリングが持ち味のLTらしいショートロッドです。

まずは今回、初登板の「Kaijinライトヒラメ215/FSL」のファーストインプレッションから。画像はLTでは中心的な60号錘を背負った立ち姿。本来ならロッドホルダーを使わずに、持ち前の軽快さを楽しみたい竿ですが、竿の調子を見て貰うために竿掛けに固定しています。刈込み(風下舷)の流しで竿先は船底へ向かっていますが、言うてもこの程度。アタリの見やすい曲がり具合です。

続いて、刈込舷でより前に仕掛けを出す攻めの80号錘の場合。この日は風が強く流しが速かったため、ここまで曲がりましたが、バット(竿元)にはまだ余裕があります。実釣には全く差し支えありませんが、個人的にはここまで来ると「Kaijinライトヒラメ240/FSL」に持ち替えるかなぁ、といったところでしょうか。払い出し(風上舷)の流しの時には「215/FSL」を、刈込みの流しでは「240/FSL」に持ち替えて攻略する、という楽しみ方もアリだと思います。

──で、この日の釣り。
日の出前は何人もの竿が一斉に曲がって、船長と中乗りさんのタモが追いつかない程の高活性な日並みでした。やがて陽が高くなるとアタリは落ち着いたものの徐々に釣れるサイズがアップする好展開。解禁から1週間ほど経っていましたが、この海域の豊穣を目の当たりにする釣況でした。

強めの風に押されて流しが早く、どちらかというとノーマルタックルに分があるような日並みでしたが、50号〜80号錘を臨機応変に付け換えて仕掛けを安定させながら、アタリが期待出来るラインを流す。この釣りを可能にするのは、ある程度の長さがある「Kaijinライトヒラメ240/FSL」ならでは。更にカーボンソリッドの穂先が可視化する目感度の高さが、払い出しの流しで道糸を長く出すと微かになってしまう初期アタリの重みの変化をつぶさに捉え、遠くのバイトでも強靱なバットセクションを活かしたストロークの長いアワセで確実に鉤を撃ち込むことを可能にします。

カメラを置いて竿を出したのは7時過ぎでしたが、取材の片手間でもギリ座布団サイズの70cmを頭に7枚を獲れる絶好のヒラメ日和でした。解禁間近の好釣が落ち着く頃、楽しみなのがイワシの到来。船長も「イワシが来れば型モノも狙っていけます」と太鼓判を捺す日立沖の“寒ビラメ”。曲がりに定評のあるアルファタックルのヒラメ竿で、大判にも安心のやりとりと、常磐ものの冬の味覚を存分にお楽しみください!

釣りビジョンで放送中の「きょうも大漁!関東沖釣り爆釣会」にて、7代目リーダー・百川晴香さんも「Kaijinライトヒラメ240/FSL」で人生初のヒラメをキャッチします! 水温低下で状況一転、活性ダダ下がりとなった日立沖のヒラメを相手に、丁寧なエサ付けとタナ取りキープの基本テクニックだけで、竿頭にあと1枚の釣果へと漕ぎ着けます。2025年1月20日の放送をどうぞお見逃しなく!

▼タックルデータ
リール:小型両軸リール
道糸:PE1.5号(300m)
先糸:フロロカーボン6号150cm
ハリス:フロロカーボン6号75cm
ハリ:角セイゴ17号/トリプル#8
ステイト:エステル3号40cm
オモリ:50〜80号

▼船宿:大貫丸 (茨城県日立市 日立久慈漁港)
レポート:フィールドスタッフ 椎名義徳
相模湾のコマセキハダもそろそろファイナル。

11/12の釣行では14.5キロのメボウと47.2キロのプチモンスターの2本を釣獲できたが、今日は如何に。平日にもかかわらず夢追い釣り人17名が乗船。

6時半の出港。およそ30分ほどのクルージングでソナーが魚影をキャッチ。
指示ダナ40メートル。コマセの振り出しは45メートルから。それより下にはビシを下ろさないようにとの指示でスタートフィッシング。
開始から20分。『船に着いたよ』のアナウンス直後に右舷側でヒット。
およそ20分ほどのファイトで30キロサイズが無事キャッチ。
船を立て直し、リスタート後の続くヒットは私のスタンディングバウト183Sに。
勢いよく100メートルほど疾走されたところで手ごたえ確認。
リフトアップしたバウトの復元が比較的早いのでレギュラーサイズ以下と判断。
10分弱のファイトで17.4キロをキャッチ。
その30分後、再び私のバウトにヒット。
一気に200メートルほど引き出され、止まってからの手ごたえもかなりの重量感。

20分ほどのファイトで浮上してきたキハダは堂々とモンスターと呼べるサイズ、61.7キロ!


その後も船中2本のキハダサイズが上がり、最後に私も33.4キロを追釣!

12月とは思えない盛り上がりで沖揚がりを迎えた。
当日の私の釣果は17.4キロ、33.4キロ、61.7キロの計3本!

水温も21度を下回ってきており、キハダも旅立ち目前。
次回釣行までチャンスが残っているかなぁ……
【タックルデータ】
ロッド MPGヘッドクォーター・スタンディングバウト183S
リール 6000番電動リール
道糸 PE10号500m
遊動式テンビン+Lサイズプラビシ130号
ハリス フロロカーボン26号 12m
ハリ キハダ用16号
船宿 茅ヶ崎港 ちがさき丸
レポート:フィールドスタッフ 椎名義徳
今シーズンのキハダは凄いですね。
25~30キロのレギュラーサイズが主体ですが、特に10月中旬頃はトップで3本、4本といった釣果も珍しくなく、キハダ初チャレンジでいきなりゲット!なんて人も多かったのでは。
朝晩の冷え込みも増してきたこの頃は、さすがにアタリも少なくなってきましたが、その代わりに50~60キロのモンスターサイズのヒットが目立つようになってきました。
その分、難易度が高まってきますが、それが本来の相模湾のコマセキハダ。
0か1、難攻不落のモンスターキハダを如何に落とすことがこの釣りの醍醐味でもあると私は思っております。 そして10月28日、茅ヶ崎港一俊丸に乗船。念願叶って82キロのモンスターキハダを釣り上げることができました。
【10月28日】コマセキハダ、船宿記録82.6キロ浮上。土曜はライト泳がせ船に出船、来週はライブベイトも! | 釣船 湘南 茅ヶ崎 一俊丸 (kazutoshimaru.net)
しかし、その後は3回釣行し、釣行毎にヒットはさせたものの、全てキャッチには至らず。運を使い果たしてしまったのか…
11月12日、小田原早川港の坂口丸に乗船。6時の出船で東方向へ進みます。

1時間半ほどのクルージングで城ケ島沖の船団に合流。

指示ダナ30メートルでスタートとなります。
開始から2時間ほど経ったところでコマセが効きだし、船のまわり、そして船下にも反応が入るようになってきました。
ここで私のスタンディングバウト183Sにヒット。
走りが止まったところでしばしの駆け引き。
手ごたえからさほど大きくはないと判断。ロッドを起こし、魚の頭をこっちに向けたところで一気に巻き上げ、まずは14.5キロのキメジをゲット。

2発目のヒットは12時近くになってのこと。
ファーストラン、セカンドランで引き出されたラインは300メートル。

レギュラーサイズとは明らかに違う重量感。
ドラグを締め、スタンディングバウトを立てしばらく耐えていると、バット部分から深く曲がり込んでいたブランクスが徐々に戻ってきます。
ロッドにかかるテンションが常に一定になるようブランクスの曲がり込みが戻った分ラインを巻き取っていくと、徐々に魚の引きも弱まり、それまで巻き取りができなかった電動リールも巻き上げができるようになってきました。
300~100メートルの間は魚をさらに弱らせる目的でゆっくりと時間をかけながら巻き上げ、100メートルを切ったところから巻き上げ速度を上げ、サメゾーンを逃げ切るべく、ガンガン巻き上げます。
ビシが見えたところでラインを船長に託し、ハリスをたぐってもらうとグッドサイズのキハダが浮上!
2本のギャフが打たれ、取り込まれたキハダは47.2キロ!



【タックルデータ】
ロッド MPGヘッドクォーター・スタンディングバウト183S
リール 6000番電動リール
道糸 PE10号500m
遊動式テンビン+Lサイズプラビシ130号
ハリス フロロカーボン26号 12m
ハリ キハダ用16号
船宿 小田原早川港 坂口丸
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
どうしても船釣りレポートが多いアルファタックルブログですが、今回はワカサギ!
長野県は北アルプス山麓にある、木崎湖というところへ行ってきました。
晴れれば山の景色あり、温泉はあちこちに、そして美味しい蕎麦と、まさしく「信州」の醍醐味が揃い踏みの場所です。


最近は年に一回くらいになっちゃいましたが、木崎湖には昔から年に数回程度行ってました。10月くらいまでなら、ワカサギ釣りでも普通のボートを借りて自分で操船するのですが、今回は11月下旬ということもあって(寒いので)ドーム船にしました。
今回お世話になった「木崎湖パウワウ キャンプ&アウトドア」さんでは定員14名の大型ドームの他に、定員6名の小型ドームもあり、今回は小型ドームを貸し切りで使わせてもらいました。

ドーム船なので、仕掛けは5本針。なので、4尾くらい付けば上出来。

今回使ったのは、リールはワカサギB.I.D電動と、ロッド(穂先)はワカサギB.I.Dトップ。
ワカサギB.I.D電動は、その操作が超カンタンなので初めての人でも全く問題なく扱えるワカサギ用超小型電動リール。そのシンプルさで価格も超お手頃なんです(税抜定価6000円)。寒い時期のワカサギ釣りは、ほぼ底の釣りだけとなることがとても多いので「仕掛けを落して巻き上げる」という最もシンプルな機能だけで充分に釣りができます。
リールはシンプルなモデルの物で良いのですが、考えるべきなのは穂先のチョイス。ワカサギB.I.Dトップは、実は11種類もラインナップがあります。長さが22センチと28センチ、レギュラーテーパーとファーストテーパー、そして穂先の軟らかさはSSS、SS、S、Mといった具合(SSSが一番軟らかくMが硬い)。
穂先の選び方は「穂先が完全には曲がり切らない程度の強さを選ぶ」こと。従って、使うオモリの号数にも左右されます。今回の場合、オモリは2号(後で2.5号も)。2号は約7.5グラムなので、それだけを見ると4~10グラムというスペックのF28Mなどを選択することになりますが、自分はF28SSにしました。F28SSは、スペック上では1~4グラムですが、穂先の角度を調整できるアジャスターを使って穂先を下向きにセットすることで分かりやすくアタリを出すことができます(上の写真で、右側の赤いリールではアジャスターを付けて穂先を下向きにしています)。さらに、オモリを底に付けて軽くゼロテンにするならオモリ号数は関係なくなります。ゼロテンで細かいアタリを分かりやすく出せるのは最も軟らかいSSSとなります。
穂先の長さは22センチと28センチがありますが、同じSSという硬さでも長いほうがバレにくくなります。自分の場合は連掛け重視なら28センチで、細かいアタリを見るなら22センチという考え方。また、ドーム船は、床に空いた穴から仕掛けを垂らすわけですが、その穴の大きさはボート屋さんによってマチマチです。穴が小さいなら短いほうがやりやすくなります。氷上の穴釣りでも22センチの方が扱いやすいと言えます。
オモリを2号にしたのは、今回の小型ドーム船では釣り座が向かい合わせとなるため、オモリを重めにしないとオマツリしてしまうためです。また、ワカサギのサイズが平均8センチ程度と良く、それが3尾くらい付くとさらにオマツリしやすくなります。

今回は、ワカサギ釣りとしては超遅めの朝8時半くらいのスタート。釣果は、午後まで釣りして150尾くらい? 遅めスタートとしてはマアマアかな。ワカサギを美味しく持ち帰るには、釣れたワカサギをこまめにクーラーに入れていくこと。どんな魚でもそうですが、サイズが小さいワカサギは大きな魚より気を使うべし。


そんなこんなで、久しぶりのドームワカサギを堪能しました。
もちろん、釣りの後の温泉と新蕎麦も。
みなさんも旅行がてらのワカサギ釣りに行ってみては。
信州はいいところですよ~~~(両親が信州育ちなので信州びいきですwww)

【釣りとその他いろいろデーター】
●釣行日:2024年11月30日
●使用タックル
リール:ワカサギB.I.D電動
ロッド(穂先):ワカサギB.I.Dトップ
●ボート
木崎湖パウワウ キャンプ&アウトドア
キャンプ場でもあるので、キャンプ&釣りなんてのもいいですよね。
●蕎麦
手打ちそば 山品(食べログ)
ここに限らないですが、蕎麦がなくなると早めに終わります。
●お薦めの温泉
葛(くず)温泉・高瀬館
葛温泉は11月20日くらいからはスタッドレスタイヤ装備が必要です。
ゆーぷる木崎湖
木崎湖からすぐのところにあります。大人700円と安いです。
●今回泊まった宿
ロッジしろがね
ここは、木崎湖からさらに北の小谷村(おたりむら)というところにある隠れ家的な宿。
料理が美味しく、落ち着いた雰囲気。白馬乗鞍スキー場が至近です(歩いてもすぐ近く)。
レポート:二上あや
南房のロックフィッシュといえば、例年10月までが最盛期というイメージでしたが、今年は秋になっても暑い日が続き、まだいけるのでは?と思い南房・有希丸の船長さんに連絡してみました。すると、出船するとのことで友人と出かけてきました。

同船の方がコマセでイサキをやるとの事で、私達も急きょバチコンにチャレンジすることに。バチコン仕掛けにはワームでなく、オキアミを付けてボトムまで落とします。着底後に巻き上げ始めると、もう魚が乗り早々に本命イサキが!
しかし後が続かず、コマセ組も沈黙が続きますが、突然沈黙を破り、魚が乗りました! なんだなんだと思いつつ引きを楽しみながら上がって来たのは、メイチダイ!

その後間もなくメイチダイをもう一枚追加しますが魚の反応が薄くなりすぎて、ロックフィッシュにチェンジ!
テンヤは8号で様子を見つつスタートしますが、着底分からず、12号へチェンジ。普段は遠投して手前に寄せつつ広範囲に根を探る事が多いのですが、今回は底潮がとてつもなく早く着底が分かりづらい。
12号でも落としたままだど、どこまでも仕掛けが流されてしまうので、落とす時間をカウントしつつリールのベールを返し着底の確認を徹底。ロックに隠れてる魚達を釣るには、激早潮の中で、いかに仕掛けをボトムに沿わせられるかが本日の課題のようです。
底が取れたので海人テンヤマダイで根を感じつつ探ると、何か違和感を感じて竿をあおると瞬時に合わせが決まった! 本命アカハタ!!

根だか魚かわからなくても、少しでも違和感あったら、とにかく合わせる!のが私のモットーです。



今年はカサゴが少ないようで、竿曲げたらアカハタという展開で、順調に数を伸ばしすことが出来、つ抜けに成功!!

私の今シーズンのロックフィッシュはこれにて終わりとして、また来シーズンも楽しみたいと思います。
【釣行データー】
釣行日:2024年11月23日
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S-XGX
釣り船:千葉県南房総市 有希丸
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
たまにはこんなお題で。
アルファタックルと言えば「船の竿」というイメージが強いかと思いますが、リールもあれば便利グッズもあるのですよ。

イカ師絶賛! その名もイカ~す袋!
釣ったイカを入れる袋です、ハイ。
この袋のいいところは、かなり大きなサイズのイカでもすっぽりと入れられる60センチという長さがあること。美味しいイカを美味しいまま持って帰るには、クーラーの中の氷にイカを直接触れないようにして、イカを1パイずつ袋に入れるのが理想的。そうすればクーラーも汚れないし、もし誰かにおすそ分けするときだってそのまま渡せる。袋に入れたまま冷凍すれば、冷凍ヤケも防げるし。
このイカ~す袋は、極厚ポリエチレンの袋なので、とっても破れにくいのです。だから、この袋に海水とイカを入れて、酸素を注入して輪ゴムでギュッと止めて「活きイカ」で持ち帰ることもできちゃう! イカしてるでしょ! チャック付きの「贈答用」もあります。
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濡らさない! W.T.C バッグシリーズ
船の上は、晴れている日でも濡れないことはないですよネ。そして当然、濡らしたくないものはある。
そこでこのW.T.Cシリーズ。W.T.Cってナニ? Water Tight Coating の略なのですが「熱可塑性を持つポリウレタン系の樹脂によるコーティング」で、このコーティングを施すことによって防水性・耐水性・撥水性が飛躍的に向上するのです。アルファタックルのW.T.Cシリーズは、しなやかなナイロン生地にW.T.Cコーティングを施しているので、使わないときはコンパクトに畳めちゃう。また、縫製ではなく「ウェルダー加工」という熱圧着で各所を加工しているので、そこから水が入ってくることもない。

持ち運びしやすいサイズのドライタンクとトートバッグの2アイテム。ドライタンクは30×19×24センチでレインウエアや財布、タオルなどを入れるのにちょうどいいくらいの大きさ。トートバッグは60×20×58センチとかなりの大型なので、ニーブーツやライフジャケットを入れてもまだまだ余裕。今の時期に必須のかさばる防寒着を楽々入れておける。
このW.T.Cシリーズ、かなり使えます!
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コスパがいいって、こういうこと。アルファタックルの小型両軸リール ディーノFUNE
アルファタックルのリールって・・・ちょっとマイナーな存在になってしまってるんですが、もちろんイイモノあるんですよ。ぜひ紹介したいのが、この「ディーノ船」。メーカー希望小売価格は8,000円(店頭売価はもっと安い)。安い! 自分はマルイカとカワハギでのメインリールにしています。

ギア比は、7.3:1。個人的には、このくらいのギア比はマルイカとカワハギで最も使いやすいと思ってます。ベアリング数は3+1。価格が安いだけあってベアリングは少なめですが、そもそも両軸リールのベアリングは、スプールの両サイドとハンドル軸に入っていれば機能的な問題はありません。ブレーキはマグネット方式。カワハギではキャストすることもありますが、マグネットブレーキはキャストに慣れていない人でも扱いやすいのが良い点。ブレーキの強さは外側のダイヤルで調整しますが、船釣りでキャストする場合は最大にしておきます。その逆に、キャストしないマルイカでは最小にして落下スピードを上げます。マルイカとカワハギの場合はダブルハンドルモデルを使いますが、ラインキャパシティは1号300m。万が一、高切れしても釣りを続けられるキャパシティ。下巻きして1号または0.8号200mでもいいですね。
シングルハンドルモデルもあって、こちらは2号200m。1.5号なら300m。タチウオやライトヒラメ、ライトアマダイにちょうどいいです。
このリール、コンパクトな扁平ボディなのでパーミングがすごくしやすいのもいいところ。マルイカやカワハギのように、ひっきりなしに誘いを入れる釣りでは、操作性が良いという点は重要。そして、自分はこれを2シーズン使ってきましたが、トラブルレスで丈夫! 値段が安いリールでも充分以上に使えるといういい例です。
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タチウオロッドって、実は・・・
さて、最後はロッドのお話で締めましょう。
すっごく昔のことですが、アルファタックルの船竿で「夢人タチアマウィリー210」というモデルがありました。1つのモデルでタチウオ・アマダイ・ウィリーシャクリの釣りに使えます、という超欲張りな竿でした。ですが、実は全く無理なく使えちゃうんです。昔も今もタチウオやアマダイのロッドは先調子のロッドが使いやすい。だいたい8:2くらい。使う錘号数はどちらも60~80号。竿の長さは1.8m前後と、ロッドに求められる主要スペックはほぼ同じと言えます(注:昔は少し長め=特にアマダイはそうでした)。だから、タチウオロッドは、今でも「先調子のライトゲームロッド」を使うような釣りに流用できちゃうのです。もちろん、タチウオテンヤの40~50号にもいいです。
アルファタックルでは現在アマダイの名前を冠した専用モデルはないですが、アルファソニックやKaijinのタチウオはアマダイにもバッチリなんですよ。

錘を下げている上の写真は、アルファソニックタチウオ180MHと、Kaijinタチウオ180M。下げている錘は、どちらも80号。あまり曲がっていないほうがアルファソニックタチウオ180MH(錘負荷40~100号)で、もう1本はKaijinタチウオ180M(錘負荷30~80号)。
錘負荷のMAXが20号違うので、そのせいもありますが、Kaijinのほうがやや曲がります。どちらにするかは好みですが、タチオウテンヤにも使う人はより先調子であるアルファソニックのほうがいいかもですね。また、アルファソニックはチタントップCTSなので、やはり感度面では上です。アマダイで考えた場合は、小突き誘い重視の人はアルファソニックで、ゆったりとした誘いはKaijinのほうがやりやすいといった感じではないかと思います。また、東京湾では60号でのコマセ五目の釣りがありますが、その目的ではアジの口切れを防ぎやすいKaijinのほうがいいです。
そうそう「タチウオテンヤの竿も色いろ使えるの?」と思った人もいるでしょう。アルファソニックタチウオテンヤの175や190、アルファソニックタチウオテンヤGZなどのように穂先が極端に曲がるモデルは、汎用性が高いとは言えません。アルファソニックタチウオテンヤ190Mのように、あまり極端な曲がりではないモデルは同じように汎用性が高いです。
自分は、毎年初釣りは友人が仕立ててくれる三浦半島・剣崎のイシダイ五目に行くのですが、今度はアルファソニックタチウオ180MHを使ってみようと思ってます。この釣りも、ウィリーシャクリと一緒でガンガン誘うし、イシダイの口にしっかり針を掛けるには、これくらい先調子がいいんですよ。
皆さんも、いろいろ使ってみてください。あ、もちろん無理がない範囲でお願いしま~す。
レポート:フィールドモニター 二上あや
大判と呼ばれる大ヒラメを狙いに行って来ました。
大判ヒラメはどんなアタリなのか、引きなのか…期待に胸膨らませ出船。

今回は活きイワシエサではなく、自前でサビキとコマセを用意してエサを調達します。
サビキは3号、エサ釣りオモリは40号。港から15分程度走った所で、エサのアジを釣ります。
アジを釣れるか釣れないかで、ヒラメの釣果は大きく左右するので、しっかり釣りたいところ。願いを込めてサビキを落とすと、落としてる途中でアタリが!そこが喰い棚だと思い、次の投入もそこで仕掛けを止めると反応あり、重みがどんどん増します。

多点がけのアジを取り込み、足元の桶へ。20尾くらいあれば釣りになるそうで、エサを確保出来てホッと一安心。
エサのアジ場から大きく移動。1時間程走り、いよいよヒラメを狙います。
常連さんに大判がゴロゴロ居ると聞き、更に期待値が上がります!
私のヒラメ仕掛けは、大判狙いのハリス10号・エサは一番大きなアジを選び、朝イチあるかも知れないドラマに備えます。
根掛かりが多いと聞いていたので、2メートル棚を切る。
ブルブルブルとアジが大物が側に居て逃げ回るのをデッキスティックから感じる。程なく強い引き込みがあり、竿をあおって合わせると、しっかりと乗った!

デッキスティックがカーブを描きながらしなり、時折見せる強い引き込みをかわし、水面には良型の本命ヒラメが!!

大判では無いものの、なかなかの良型。朝イチの本命に素直に嬉しい!!
朝は活性高く、落とすたびにエサが暴れる反応が感じられ、ドキドキしっぱなし!

ヒラメ40という、アタリから引き込み迄じっくり待つと言う言葉は、ここでは不要なのかと思う程、早い展開でヒラメが乗るので、これも楽しい!

喰いの悪い時間もありましたが、良型本命を追加。
しかし、今回は大判と呼ばれるサイズはお預け。
12月からは今回のようなエサの調達は無く、活きイワシエサが用意されるようです。
大判祭りもありそうですので、是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
【釣行データー】
釣行日:2024年10月26日
ロッド:MPGデッキスティック フルアームド 73-232
リール:電動リール1000番