レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

前回から一週空けて、再びマルイカ。また小網代からですが、今回は翔太丸さん。

天気は快晴。朝は北風強めでした。

スターティングメンバーはこんな感じ。左が下、右が上。下だけ直ブラで上4つは直結というのは前回と変わりません。というか、これは自分のスタンダードと言えます。もちろん6本にすることもあれば、超浅場では3本にすることもありますが、水深が深い今の時期、スッテの数を増やすと着底が遅くなるので基本的には5本。幹間1mで、錘部分は1.2~1.5mにしているので5本のスッテで5mのレンジをカバー。

スッテカラーは、全体的には2週前とあまり変わっていませんが、派手めの色を少し上にしてみました(前回は上から2番目と4番目)。特に大きな理由はないですが、しいて言えば派手めの色に乗ってくるイカはやる気があると思っているので、上にしてもスッテを抱きにくるかな? という気持ち。ちなみに、一番上のスッテは井上直美さんプロデュースのラトル入りモデル。カラーはブルーグリーンだったかな。背中に「なおちん」とプリントされています。せっかく手に入れたので先発入りしてもらいました。そしたら、1杯目はこのスッテに来ましたよ~~~ラトルが効いたのかな?
注)なおちんモデルはアルファタックル製品ではありません・・・スミマセン

3番目の派手めカラーにも時々乗りました。この日の朝も、派手な色は効いている感じがしましたが、隣の人は一番下のケイムラで釣ってました。どちらかと言えばそのほうが今の時期のフツーな釣れ方と思うのですが、自分のほうは一番下とその上のケイムラといった定番カラーには乗らず、ほとんど上の3つでした。スッテカラーによる釣れ方の違いって、分かりやすい時もありますが、分からないことも多々ありますね。でも今年は今のところ派手めが強いと感じます。

この日は、朝に少々釣れたものの時間が経つに従ってキツイ状況に・・・天気は北風が弱まってきて良くなったのですが・・・。水深はだいたい100m前後。浅い時で85m、深い時で107mくらい。
あ、話しは全然変わりますが、晴れた日に三浦半島の西側の船に乗ると、写真のように富士山の眺めが最高です!

メインロッドは発売となったばかりのアルファソニックマルイカGZ 155XUL/GSL-L。前回と違って製品版を使いました。もちろんアクションなどはプロトと変わりませんが、どんな年でも最初に製品版を使うときは「やっと出来てきたなぁ~~」と嬉しいものです。

結果は最後にしておくとして、この日もツラかったデス。
なので、せめてちょっとは皆さんのタメになるようなことを書いておきましょう。

スタートは一番下だけ直ブラでしたが、とにかくアタリが少ない(途中はほぼアタリ無し)。そんなとき、自分は直ブラを増やしたりします。この日も、下から2番目もチョチョイっと直ブラに変更(写真)。これをチョチョイっとするには直結仕掛けを自作、もしくはそのような仕掛けを購入することが前提になるのですが、次の機会に仕掛けの自作と、この簡単直ブラチェンジについてお伝えしますね。

この日のように何をどうやってもアタリが出ないという時、直結から直ブラにする、もしくは直ブラの数を増やすというのはやってみたほうがいいです。直結のまま色んな誘い方を試すのはもちろんなのですが、周りで直結仕掛けを使っている人も釣れていないなら多くの人は既に色んな誘い方を試しています。直結仕掛けというのはアタリが出やすいのがメリットですが、スッテ自体の動きは直線的です。いっぽう、直ブラではスッテがホワホワと動くので「誘う」という点では直ブラより上です。なお、直ブラにするとき、そのスッテは「サスペンド」などのタイプが良いです。サスペンドタイプはホワホワとした動きを出しやすいのです。

もうひとつ。釣り座のセッティングについて。
下の写真は、この日の自分の釣り座。平日ということもあって、お客さんは自分を入れて4人と少なかったので、けっこう広々と使わせてもらいました。ロッドを置く場所はやや離しています。これは、右手を軽く伸ばして無理なくロッドを斜めに置ける位置。イカを取り込むとき、自分の体の真正面は広々としていたほうがトラブルが起きにくいからです。そういう配置にするために、自分はクランプ式で場所を自由に選べるロッドスタンドを持って行きます(船べりの穴に突っ込むタイプも持って行きますが、それだと場所が限られてしまい都合のいい場所にロッドを置けない場合がある)。
ただし、お客さんが多くお隣との間隔が取れないときはそんなふうにできないことももちろんあります。

オマケにもう一つ。

オモリ置き。自分の友人は自作している人もいます。座っている横にそのままオモリを置いてもいいのですが、時々ゴロゴロっと転がっちゃいますよね。それを防ぐためにオモリ置きがあるといいです。写真のものは自分ちの近くのホームセンターで売っていたもので、マルイカで使う60号くらいまでのオモリを置くのにすっごく具合がいい。ゴムなので滑らない。おススメです! DIY用品とか売ってるエリアのゴム部材コーナーにありました。

はい!釣果はこんな感じ!
この日はちょうど?ツ抜けできず・・・船中、7、9、9、11と言わば横並びに近い感じですが、気分的には「ツ」が抜けるか抜けないかはちょっと違う・・・最後の頃「やったぜツ抜けたぜ!」の時に2回連続でハモノ(イカを食べちゃう魚のことをハモノといいます)にやられ、ガックシ。

てな感じで前回と似たような厳しい釣果となってしまいました。船長によれば、この日は群れも小さめだしハモノがいるせいで動きも速かった、とのこと。前回同様に他の船も厳しかったようですが、どの船もやはりイカはけっこういると言っていますから、今後に期待です!

【タックル】
ロッド:アルファソニックマルイカGZ 154XXUL/GSL-L
リール:エランSWライト 73L
ライン:PE0.8号(パワーアイWX8)+フロロカーボン3号(リーダー)
オモリ:50号

釣船:神奈川県三浦市 小網代 翔太丸(しょうたまる)



レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

既に12月から始まっている相模湾・東京湾マルイカ。自分も12月に一度行きましたが、横浜や大阪のショーが終わって、ようやく落ち着いてきたので2か月ぶりに出撃してきました。
12月と違い、既に多くの釣り船がマルイカに出船しています。フィールドモニターの川野誠さんもバンバン行ってますね。

この日は、三浦半島先端に近い小網代・大和丸さんから。大和丸常連のYさんSさんと一緒。この写真は沖上がりして帰港途中のものですが、昼過ぎにはご覧のとおりベッタベッタの凪日和。お日柄は最高でした。お日柄はネ・・・

ロッドは間もなく発売するアルファソニックマルイカGZ 154XXUL/GSL-L。この画像の竿は昨年もずっと使っていたプロトモデルなので、穂先以外は無塗装のものです。
ちなみに、自分は一番先端のスッテは写真のように垂らしておき、2番目はマットに引っ掛け、3番目以降を投入器に入れるスタイルです。

この日はスッテ5本。左が一番下で、右が上。一番下のみ直ブラで、あとは直結。最初は明るいグリーンのスッテは上から2番目のみにしてましたが、それに時々乗ったので後半は下から2番目にも似たような色を入れました。今のようにまだ早い時期ではケイムラもしくはブルー系がテッパンで、通常なら下から2番目にもそういう色を入れますが(最初はそうしてました)、この日はそこのケイムラにはあまり乗らなかったので変えました。幹間は100センチで、自分はフロロ5号と太いです。5号でも乗りには影響がないと思っていて(実際、太いことによる影響はほとんど感じたことが無い)、幹糸が太ければトラブルが少ないため、そのようにしています。
※この時期(早期=3月下旬くらいまで)の自分的レギュラー配色は、一番上がブルーまたはケイムラ、2番目ピンク、3番目イエロー系、4番目もブルーまたはケイムラ、5番目(直ブラ)が写真のような濃いめのグリーンです。同じ色を続けなければ配置を変えても良し。ピンクは様子次第で替えることもあります。スッテのサイズまたは形は、隣同士が全く同じにならないようにしています。

途中経過。オケが寂しい・・・。実は朝にちょっとだけですがチャンスタイムあり。しかし、なんとそんな時に4回連続で巻き上げ途中に「抜けて」しまい出足最悪・・・最近、手がむちゃむちゃかじかむ(特にリールを巻く左手)ようになってしまい、朝の早い時間はリールを巻くのがギクシャクギクシャク。そりゃ抜けますわ・・・

この日は仕事ではなくプライベート。ですが、ひとつの目的は「水深が深い早期に、新製品アルファソニックマルイカGZ 155XXUL/GSLがどれくらい活躍できるか」を再確認することです。昨季も水深が深い時に試していますが、あらためてやってみました。
ちなみにこの日は6:30am小網代出船⇒朝から一気にカメギ根へ(水深80~85m)⇒小網代沖(水深100~105m)⇒城ヶ島周り(たま~に投入)⇒剣崎沖まで探索クルーズタイム⇒剣崎沖(80~85m)⇒1:30pm沖上がり という感じ。80mより浅い時はほぼ無し・・・深いッス。イカ付いてない回収でもツラいッス・・・。掛けてから60mくらい巻いた時に外れたりすると・・・ホント最悪・・・

結論から言うと、水深100mでもアルファソニックマルイカGZ 155XXUL/GSLはバッチリ活躍してくれますよ。ただし、穂先がかなり軟らかいモデルなので、潮が速い時は穂先が曲がり過ぎてしまうのでアタリが出にくくなる時があり、極端に曲がってしまう時は同じアルファソニックマルイカGZでも160ULや167XULのほうがやりやすい場合があります。急潮になるほど穂先が軟らかすぎない160ULが使いやすくなります。

話しは変わりますが、マルイカのゼロテンション専用モデルは色々ある船竿の中で最も破損しやすいロッドです。これはアルファタックルだけでなく、どこのメーカーのロッドでも同じ。ゼロテンロッドを折ってしまう典型的パターンとして、巻き上げ時の「巻き込み」があります。自分は、それを防ぐために一番上のスッテの上、つまりリーダー部の下端に写真のようなソフトビーズを3個入れます。自分が良く使うのは東邦産業さんの「発光玉ソフト」の3号。これはクッション的な役割ではなく、仕掛けが上がってくるときの目印です。浮力があるので、時には仕掛けよりだいぶ先に上がって来たりすることもあります。

そして、目印ビーズ以上に重要なのは「ちゃんと糸を見ていること」です。船釣りの場合、色分けされたPEラインを使うわけですが、例えばテイルウォークのパワーアイWX8では「ピンク」「ブルー」「レッド」「ホワイト」「グリーン」と10mごとにラインカラーが変わります。時々ラインを切ったりするので、先端にあるラインカラーが変わることはあっても順番は変わりません。レッドから始まっている状態なら次はホワイトになるわけです。巻き上げてくるとき、例えばレッドになったら残りが20m、ということをしっかり覚えて意識しておき、残り10mになったら巻くスピードを少し遅くして、最後にリーダーが来たらとにかく気を付ける(その時に目印ビーズが役に立つ)。自分的には、この「20m」を意識することが大事。20mから気にすることで巻き込みを最大限に防止できます。
今回のアルファソニックマルイカGZ 155XXUL/GSLは「アルファソニック史上で最も軟らかい穂先」を持つモデルですが、折れにくいグラスソリッドトップにしているので、巻き込みや糸絡みなどのトラブルが無ければ、ほぼ折れませんヨ。

この日は、朝のチャンスタイムの超出遅れが響き、結局ツ抜けするのが精一杯。数が少ないからザルの下にイカが固まってさびし~感じ・・・次はもっと頑張らないとネ。

夜は、家族は皆不在でひとりぼっち。なので飾り付けは一切無しの「オトコのイカ料理」。
どれも超カンタンなものばかり。でも美味い!


【この日のイカ料理】

①左上の皿 マルイカ寿司&湯掻いただけのゲソ
マルイカ寿司は、白飯に「紅ショウガ」「小ネギ」「白ゴマ」を混ぜ合わせて、イカの胴体にそれを詰め込んで輪切り。昔、三崎漁港近くにあった釣具屋さんで教えてもらったレシピ。これがウマイ。
ゲソは、湯掻いただけのものを塩を入れたゴマ油にチョイ着けするだけ。簡単だけど最高のアテ。

②右上の皿 ただの短冊切り
ただの細切り短冊。自分は上記のゴマ油でも食べますが、大好きなのが「まぐろユッケ丼のタレ(モランボン)」にコチュジャンを少し混ぜてゴマを振りかける食べ方。食べた人はみんな「これは美味いネ!」と言ってくれます。時々、船上でも作って食べるくらい大好き!

③左下の皿 ニンニクの芽とイカをゴマ油とバター、醤油で炒めたもの。この日、友達がくれたヤリイカを使いました。こういうジャンクな料理はビールに最高ですヨネ!

1パイだけ釣れたムギイカも食べようと思いましたが、おなかがいっぱいになっちゃったので、出し汁に漬けこんでおきました。それは丸ごとホイル焼きにするつもりです。これも美味いんですよね~~

さて、そんなこんなで今年の初戦は不満足な結果でしたが、この日はどの船もキツかったようです。しかし、今年に入ってからどの船も竿頭20~30杯となかなかいい感じで継続中(もっと釣れてる日も)。なんか、今シーズンは良さそう(期待を込めて)!
相模湾・東京湾では剣崎の「瀬戸丸」「喜平治丸」「一義丸」、小網代では「大和丸」「翔太丸」、葉山では「たいぞう丸」「長三朗丸」「五エム丸」、茅ヶ崎の「一俊丸」、平塚の「庄治郎丸」などマルイカの人気船が出船中。
千葉の小湊でも「寿々木丸」「小沢丸」さんが出ていて、こちらもいい感じ。

さあ、皆さんもマルイカに行ってみてください。
もし自分を見かけたら、気軽にお声がけくださいネ。

【タックル】
ロッド:アルファソニックマルイカGZ 154XXUL/GSL-L
※このモデルの実釣動画ありますよ
歴代アルファソニックマルイカ・ゼロテンション史上で最も軟らかい穂先を備えた「極軟調」モデルを実釣解説

リール:エランSWライト73L 
今回はワケあり久々にこのリールを使いました。いや~早くアルファソニックCP使いたい~~~サンプルはあるんですが、釣具店の展示会とかがあって、まだ使っちゃダメなんス・・・4月下旬に初回入荷予定! もっと早く入らないかな・・・

ライン:テイルウォーク パワーアイWX8 0.8号マークド+リーダーフロロ3号(1ヒロ)
※アルファソニックGZシリーズは、穂先部ガイドは小さめなのでリーダーは3号推奨。

仕掛け:5本(下だけ直ブラ 上4本直結) オモリ50号

【釣行データー】
釣行日:2026/2/18
釣船:神奈川県三浦市 小網代港 大和丸

レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

始まっちゃいました!相模湾マルイカ。
ちょっと試したいこともあり、行ってきました。

釣り船は、神奈川県の三浦半島先端近くの小網代港・大和丸さん。
相模湾の向こうには白い富士山が見えました。

風景写真続きですが・・・東にはきれいな朝日。
天気は良いのですが、風はかなり強く、波高し。

しかし、イカのご機嫌は悪くない。
この写真では、1杯オケの中に落っこちてしまいましたが3杯掛けでした。

この日、自分の最終釣果は15杯。
試したかったこと(ヒミツですww)が、まったくうまくいかなかったので15杯で終わっちゃいましたが、普通に釣りをしていればかなり数が伸びたでしょう。

ちなみに、この日はいくつかのロッドを使いましたが、2026年に発売するゼロテンションモデルも使用しました。かなり!攻めたモデルです! 今はまだ詳しく言えませんが、乞うご期待。とっても軽量です! くらいは言っておきましょう。
そして、この写真に写っているリールも2026年の新製品(画像はロゴ無しのプロト)。NEWゼロテンロッドと合わせたときのバランスは素晴らしく良いです!
ロッド、リールともに横浜釣りフェスティバルでお披露目です(詳しくはその時に)。
あ、それにとうとう井上直美さんモデルも2026年に発売です!
つまり2026年は、ゼロテンモデルと井上直美さんモデルが出ちゃうわけです。
ぜひ!アルファタックルブースに見に来てください!!!

さて、当日の釣りのことを少しお話ししておきましょう。
この日の水深は80~90m。オモリは50号を使いました。
スッテは5本。自分の場合、一番下を直ブラで上の4本を直結にすることが多いです(特に水深が深い時には)。
ただ、この日は下のスッテばかりに付いたので後半は4本(下1本直ブラ)にしました。
この日のように上に全く付かないのならスッテを減らすことは有効です。
落下が速くなること、そしてスッテの本数が減るとアタリは分かりやすくなります。
例えばスッテ4本と6本では、「アタリの分かりやすさ」という点でけっこう差が出ます。
マルイカに限らず、船のイカ釣りでは数を釣りたいし、タナも広くカバーしたいので慣れてくるとスッテの本数を増やしたくなりますが、時にはスッテの数を減らすほうがいい時もあることは意識しておくといいですよ~~

カラーはブルー系が一番良く、直ブラに付けていた濃いグリーンが次に良かったです。
上の写真でも、その2つにイカが付いています。
やっぱり早い時期のマルイカではブルー系は定番ですね。
自分は、早い時期はスッテ5本の中にブルー系(もしくはケイムラ系)を2本入れることは珍しくないです。ただ、この日、他の人はピンク系にも乗るよ~と言ってました。
周りの人と仲良くなって、どの色に乗っているか、何番目のスッテに乗っているかを聞くといいです。特に、自分が今一つ釣れていないときは、他の人の情報を参考にしてみるのもいいですね。

さあ、今季のマルイカはいかに!? 期待しましょう!


レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

今年、駿河湾と相模湾はムギイカの当たり年。沼津近郊の夜釣りでは束(100杯)超えは珍しくなく、相模湾(こちらは日中)でも竿頭60~70杯をキープしています(5月半ば現在)。
で、5月15日に私も相模湾のムギイカへ行ってきました。船は三浦半島・小網代の翔太丸さん。

あ、そうそう、ムギイカってのはスルメイカの子供で、相模湾~駿河湾あたりでの呼び方です。麦の収穫時期=初夏に獲れることからそう呼ばれます。

この日の出船は朝6時頃。濃霧なので、船はゆっくりと。

濃霧ということもあって近場(小網代沖)から釣りスタート。朝から順調。オケがだんだん茶色になっていきます。

自分の仕掛け。ムギイカ狙いなので、プラヅノ中心。この写真のツノは8センチですが、ヤリイカ用11センチでも可(注:ダブルカンナはオマツリしたときに大変なのでやめたほうがいいです&マルイカスッテ用スナップが入らない場合も多いデス。お薦めはコレかな~)。合計9本で、上の6つが直結。事前に聞いた話から、かなりブルー系に偏らせています。下はラッキーマルイカ狙いでしたが・・・あまり意味はなかったですね。ただ、下のほうにはイカが掛からないとしても、仕掛け全体を長くするためには必要です。

【仕掛け説明】・・・興味がある人は、上の図と説明をじっくり見て&読んでくださいネ。
写真では下3本が直ブラでスッテにしてますが、自分のお薦め仕掛けの詳細は上図の通り。ムギイカ狙いなら直結部分はオールプラヅノでいいです。しかし、今年少ないとはいえマルイカをちょっと期待したい人は下2本の直ブラにはスッテを付けるといいですね。幹間は1.5m。ムギイカは上に高い反応が出ることが多く、仕掛けは長いほど有利。しかし、扱いやすさを考えると上のような感じが現実的です。これなら14mカバーできるわけです。ゼロテンでは、底を切れない=仕掛けの長さが底からカバーできる範囲。宙釣りなら底を切って釣りをするので、多少仕掛けが短くても巻いて上げることでなんとかなりますが、それでも仕掛けは長めが有利。9本は、扱うのがなかなか面倒くさいので、直結6本+直ブラ1本にしてもいいと思います。それでも10mほどカバーします。それより短くなるとムギイカでは不利になってきます。逆に、慣れている人ならオール直結の10本くらいまでチャレンジしましょう。自分のお薦めで下が直ブラなのは、長い直結で自分がミスしない自信がないから(笑)
どんな仕掛けでも、オモリ部分は最低1.5m~できれば2mで仕掛けを少しでも上げたほうがいいです。
あと、幹糸は全て5号。自分はマルイカでも5号です。乗りは変わらず、仕掛けは絡みにくい。ムギイカの時は、仕掛けが絡みにくいことはとても重要。5号の仕掛けが売ってなければ自作しましょう。
この日は、この長い仕掛けでもムギイカが付いたのは上から4本目までが一番多かったです(8割くらい)。前半はやはりブルー系が強く「濃いブルー」「薄いブルー」の2色が大活躍。今回の状態ならブルー系を上の7本のうち最低3本は入れるといいですね。
仕掛けが長くてツノやスッテの数が増え、イカが多点で掛かると仕掛けがヨレやすくなります。それを防ぐために、直結のスナップはスイベル付きがいいです。また、自分の直ブラ仕掛けはビーズを使い、直ブラ部はラインが1本なのですが、途中に小さなスイベルを結んで入れてヨレ対策。各所にスイベルがあることでかなりヨレ防止となります。
それと、オマツリ防止のためにオモリ号数は船長指示を必ず守ること。長い仕掛けでオモリを軽くすると落下時に仕掛けが流されやすくなり、オマツリだらけになります!

そうそう。ムギイカ釣りは、多点掛けも多く忙しい釣り。3つ4つ掛かっていたら、いちいちイカをオケに入れずに足元に落としておきます。次の一投で仕掛けを落下させているときに足元に落っことしたイカをオケに入れるのですが、何もないとイカが流れていってしまったりします。なので、自分は水が流れていく方向にタオルなどを置いて「堰き止め」とします。たったこれだけの、大したことないことでも効果大。釣りの効率アップには重要です。人によっては、立派な自作堰き止めグッズを持ってきてますネ。

出船してから3時間くらいは濃霧でしたが、9時半過ぎから晴れてきました。実はこの時点で40パイほど釣っていて「今日はかなりイケそう!」と思っていましたが・・・

途中から探索時間が長くなり、こんな写真を撮ってもらう余裕も・・・朝の状態だと、写真撮るヒマなんて無かったです。

この日の最終釣果は45杯。つまり後半は・・・。反応があっても乗らなくなり、群れの移動も早く・・・。まぁ、イカあるあるですよ。でも、ここのところあまりイカ釣りに行けていなかったので、船中3番目は自分的には「なかなか頑張りました」。

希望的観測も入れると、ムギイカはまだまだ楽しめそう。ムギイカは、やはりマルイカ釣りとは違う楽しさ・難しさがあります。アワセにしても、触り(アタリ)が出た時に瞬発的に合わせるのではなく、ちょっとゆっくりめに竿を上げるほうがいいです。また、チョコチョコピコピコとした触りが多い時、自分はそれで合わせずにタタキを入れて、一瞬止めてからロッドを上げます。多点掛けになりやすい。

今回お世話になった翔太丸と小菅哲也船長(通称てっちゃん船長)。いつも陽気で、的確なアドバイスをくれます。
翔太丸ホームページ

おまけ。小網代からすぐのところにある「松原農園」の直売所では、美味しい野菜を売ってます。もうちょっと後になると美味しい枝豆「はねっ娘」が出てきます。

で、晩ご飯のおつまみは松原農園で買ったそら豆とサラダ玉ねぎ。そしてもちろんムギイカ。ムギイカは沖漬けにしておいたものを、ただホイルにくるんだだけの「ホイル焼き」。これが美味いんです。自分の沖漬けタレは「ダシつゆ2:酒1:ミリン1」の割合で混ぜたものを500mlペットボトルに入れ、その中に擦ったショウガを加えたもの。500mlで今回のような小さいムギイカなら50杯くらいは漬けられます。
ムギイカの沖漬けを1杯ずつラップにくるんで冷凍し、それを輪切りにしたルイベもお薦め。小さなムギイカは、たいして解凍しなくても輪切りに出来ます(逆に、解凍しすぎると輪切りにしにくい)。自分の場合は既にショウガも入っているので、何もつけずにそのまま食べちゃいます。
沖漬けのタレを作るのに良く言われるのは醤油:酒:ミリン=1:1:1。ですが、沖漬けのタレには、みんなけっこう自分なりのレシピがあって、色いろ工夫するのが楽しいです。友人はショウガではなく鷹の爪(唐辛子)を入れたりしてますね。

ムギイカは、難しいところがあるとはいえ基本的には釣りやすく、イカ釣りをほとんどやったことがないという人にもお薦めです。マルイカ釣りをやってみたかったけど、難しそう・・・などと思ってこれまでにチャレンジしてこなかった方。今年は初チャレンジにうってつけ!ぜひぜひ行ってみてください!

最後に、アルファタックルお薦めのマルイカ(ムギイカ)タックルをご紹介します。

【ロッド】
Kaijinマルイカ160L
アルファソニックマルイカGZ160UL

ご予算が厳し~、という人にはスタンダードグレードのKaijin。しかし、上級モデルのアルファソニックは穂先部にトルザイトガイドを搭載していることもあって感度が高いです。このどちらもゼロテン&宙釣りのどちらもこなすオールラウンドモデル。なので、例えば上の図の仕掛けほどではなく直結5本+直ブラ2本でも、ムギイカが上ずっているときは底をきればいいのです。その意味で、この2つはゼロテン専用モデルのアルファソニックマルイカGZ167XULより、慣れていない人のムギイカ向きと言えるのです。自分はゼロテンオンリー、と言う人にはもちろん167XULです!

【リール】
アルファソニックから出している、かなり買いやすく性能も良いリールが「ディーノ船150」です。定価は税抜1万円。このダブルハンドルモデルがお薦め。ラインキャパシティは1号300m。下巻きをして0.8号200mくらいがマルイカとしてはちょうどいいくらいです。不精せずに下巻きをして、糸を全て巻いた状態でスプールにほぼいっぱいくらいにしましょう。0.8号の場合は、リーダー3号を1.5~2mくらいFGノットやPRノットで接続します。1号ならスイベル直結でもいいのですが、結び目が切れてしまう可能性があることと、一番上のツノの上からPEラインだとイカにとても見えやすくて良くない、という面があります。

アルファタックル・フィールドスタッフの柳沢テルです。
今回は、初めてのマルイカ釣りをサポートしてきましたよ~。

お世話になったのは神奈川県の三浦半島、小網代港の翔太丸さん。
過去、マルイカロッドのテストや動画撮影で何回もお世話になってきました。もちろんプライベートの釣りでも遊ばせてもらってます。

今回、自分がサポートするのは愛子ちゃん&サトルくん。
実は、愛子ちゃんは自分の従弟の娘(これって呼び方がないんですよね)。魚と釣りが大好きで大学も水産系、少し前まで水族館勤務~今は三浦半島の漁協で働いています。
普通、水深100mを超えるような時期のマルイカ釣りに初めての人は連れてこないのですが、愛子ちゃんたってのお願いもあってチャレンジ!

そしたら、なんとビックリ一投目から掛けました!

バラすこともなく記念すべき初マルイカをキャッチ。一投目で釣っちゃうなんてスゴイわ・・・

てな感じで順調な滑り出しでしたが、もちろん釣りを始める前にしっかりレクチャーしました。
せっかくなので、自分が初めての人にマルイカを教えるとき、どうするかを書いてみますね。
初心者の方だけでなく、マルイカ釣りを教える機会がある人はじっくりと読んでください。

【まず釣り座のセッティングから】
自分の場合は、投入機は右巻きの人は右に置かせます。右でリールを巻く人は左手でロッドを握るので、左側にロッドを置くと取り込み時の動作がスムーズになるからです。ただし、本来、船釣りでは竿先への糸絡みや仕掛けの手前マツリを防ぐため、ロッドを風上側(船のミヨシ側)に置くのが基本です。マルイカでは、自分は手巻きリールを使うので、取り込み時のスムーズな動作を重視することと、竿が短いので糸が穂先に絡んでいてもすぐに直せるので、マルイカ釣りの場合のみ、そうセッティングします。
そして、上の写真では手前の投入機とロッドホルダーの間にグレーの板のようなものがありますが、これはパンチカーペットを細長く切ったマット。取り込みのときにスッテを引っ掛けると楽なのです。これがないといちいち投入機にスッテを入れないといけないのですが、カーペットにスッテを引っ掛けることで手間を省きます。ただし、あとでスッテを投入機に入れ直すことは忘れずに。


【釣りの動作】太字は大事なところですよ!
①投入は船長の合図があったら即座に! これは鉄則です。投入が遅いと既にイカは通り過ぎてます。
②仕掛けを落としている時は、ラインが出ていく方向にロッドを向けて、できるだけ抵抗がかからないようにする。ラインが素直に真下に落ちていくなら、ロッドはほとんど逆さにするくらい。ラインが斜めに出ていくなら、穂先をそちらに向けてロッドとラインが一直線になるように
③着底したら、即座にリールを2~3回巻いて底を切る。このとき、基本的にはロッドは下向きになっているので、底に着いたらロッドを水平まで戻しながらリールを2~3回巻くとだいたい1mくらいは底を切ることになります。
④底を切ったら、できるだけロッドをピタリと止める(ロッドはほぼ水平に近い状態)。このタイミングが最もアタリが出やすい。ロッドをピタリと止めていないとアタリが分からない。ロッドを止めるまでをいかに早くするかが重要。
⑤アタリが無ければ、いわゆる「叩き」を行って誘い、再びロッドをピタリと止める。この時も、できるだけ「ピタリ」と止めることが重要。
⑥叩きを4~5回やってもアタリが無ければ、10mくらい巻き上げて、再び落とす。これがいわゆる「巻き落とし」。だいたい、リールのハンドルを20回くらい回せば10mくらい上がります。あとは叩く、止める、巻き落とすの繰り返し。

とここまでが誘いです。

サトルくんは、ちょっと苦労しましたが初マルイカキャッチ!
1パイ目まで時間がかかってしまったのは、WBC中継で気を取られていたから(笑)

二人ともキャッチする場面も。もう出き過ぎっていうくらい。先生冥利に尽きます。

ご褒美に? 船上マルイカ料理を食べさせてあげました。
マルイカユッケ(右の皿)と、ゴマ油&塩に漬けて食べるだけの超簡単料理。しかし、これが美味いのです! ま、ご褒美というか、遊びの釣りの時はよほどの悪天でない限り、いつも食べてますけどねw

2時間もすると、二人とも既に何回もマルイカ釣りをしたかのように慣れてきました。
ちなみに仕掛けは上だけ直結+下4本が直ブラ(オモリは50号)。取り込み時には、上のスッテにイカが掛かっていた時は必ず上のスッテだけは水面から上に出すように、下の4つに掛かっていたらマットにスッテを掛けて落ち着いて取り込むように、とだけ教えました。

自分は、マルイカ釣りに限らず、人に釣りを教えるときはなるべく難しくなく、最初は必要最小限のことだけ教えます。最初に教えたことが出来たらもう一つ次のステップを教えます。だいたいできるようになったら、何かあったときだけアドバイスします。今回、後半に教えたのは投入機にはきちんとスッテを入れるように、とだけ。投入時にトラブルを起こしていたので、良く見たらスッテ間のラインが投入機の外に出ていて、投入時にスッテがそれを拾って手前マツリしていたのです。スッテ間のラインがちょっと飛び出ているようなら、投入機をガコガコと揺らせばたいていはきれいに収まります。

今回はプライベートの釣りで、なおちんも一緒。
自分が教えている間、着々と昼ご飯用のマルイカを釣ってくれましたww

今回、前半は釣りをせず、つきっきりでレクチャー。普段はそこまでやらないのですが、やはりこの時期のマルイカは水深も深く(この日はだいたい90~100m)、難しいからです。昼ごはんのイカ料理のあとはもちろんしっかり釣りしましたよ~

さすがなおちん。後半にラッシュをかけて25ハイで竿頭。この厳しいシーズンにこれくらい釣ると満足感ありますよね。

今回、なおちんがメインで使用したロッドはアルファソニックマルイカ148MH。昨年秋に発売したNEWモデル アルファソニックマルイカGZ 160ULと使い分けています。水深が深くアタリが小さい今の時期は、短いためにアタリが見やすく感度も高いチタントップの148MHを多用するそうです。彼女は、基本的には宙の釣りがメイン。ゼロテン有利と思われがちな昨今ですが、宙の釣りが有利な場面も少なくありません。水深が深く潮の流れがあるときは、ゼロテンだと途中のラインがわずかに弛みがちになり、アタリが出にくくなる時があります。この日の後半もそうでした。
なおちん流ロッドの使い分けなど、機会があったら聞いてみてください。


で、この日、初めてマルイカ釣りをした愛子ちゃんは、最終的にはなんと9杯。この時期に初めてでツ抜け目前というのはかなり素晴らしいことだとマルイカ釣りをしている人には分かってもらえますよね。
先生の自分も嬉しかったです!

あ。最後にビギナーさんのためのロッドチョイスについて。自分は、初めての人には宙釣りから教えるのですが、最近は最初からゼロテンでという人も多くなってきたので、宙・ゼロテンともにご紹介します。どれを選ぶかは下に書いてあることを参考にしてください。

アルファソニックマルイカ 148MH
基本的には宙釣りモデル。しっかりしたタタキの誘いがしやすい。なおちんのように宙釣りエキスパートを目指すなら、これ。宙釣りのための最初の1本であり、そのままずっと使えます。

アルファソニックマルイカ 145UL
オールラウンダーモデルの名作150ULの後継機種で、150ULのグリップエンドを5センチ短くして操作性をアップしたモデル。ゼロテン、宙釣りともにこなし、穂先の曲がる部分が長いのでバラシにくいモデルとも言える。最初は宙釣りから始めるとしても、そのうちにゼロテンもやりたい、という人にお薦め。

アルファソニックマルイカGZ 160UL
ここに挙げる3つのモデルの中では、ロッドが長めのため、最もゼロテンがしやすい。もちろん宙の釣りもこなす。最初からゼロテンをやる、という人にイチオシ。

オマケ:ビギナーの皆さんへのお薦めリール
アルファタックル DINO(ディーノ)船 150DH/R(右巻き) 150DH/L(左巻き)
価格が安いのに(税抜定価8,000円)、落下がスムーズで早い。ラインキャパシティは1号300mで、一般的にはマルイカには少し多いと思うでしょうが、これは何か大きなトラブルがあっても問題なく釣りを続けられるキャパシティ。ギア比は7.3:1で、自分はこれくらいのギア比が最もマルイカ向きだと思います。さらに、DH=ダブルハンドルで細かいことがしやすく、アームは100㎜で巻き取り楽々なんです。

マルイカ釣りは、たしかに簡単な釣りではありません。しかし、上に書いたような基本的なことがきちんとできれば、愛子ちゃんのようにちゃんと釣れるのです。マルイカは当たり年かも?と言われる今年の関東マルイカ、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。