レポート:フィールドモニター 岡崎敬久
今年は早い段階で消息不明となってしまった日立沖のタチウオですが、先週になり急に戻ってきた⁉らしく、緊急招集が掛かり日立久慈港の大貫丸さんより行ってきました。比較的、急な出船予定でしたが、到着するとお客さんは満員…ミヨシに乗せてもらいますが、これが後々不幸を招くことになるとは…
日立でも朝はだいぶ暖かくなり、気温は10℃程で我慢できないほどの寒さではありませんでした。しかし海の方は時化続きだった為か、水温が14.7℃と少し季節が逆戻りしてしまったようです。しかも数日前までは活性が非常に高かったタチウオも時化を挟んでしまってウネリも残ったせいか、反応はあるものの食いがかなり悪くなってしまいました。復活を祈りつつ5:00過ぎに出船です。
ポイントはかなり近くて港から20分前後。以前と同じポイントでした。ドラゴン級が多く混じるとのことなので、期待して今回もタチウオテンヤで挑みます。水深は27~30m前後と浅く、反応も底から5~15m上まで出ている状況でした。テンヤを落とし着底後、15m上まで様々なアクションを試しつつタチウオからの反応を探ります。タチウオは水深や反応が刻々と変化するので、常に臨機応変に対応していかないとアタリを出すことができません。

とりあえず基本のシェイクを入れつつ、微速巻き上げで試すとポイントにより18、22、26mと各所で僅かに潮が軽くなる所でアタリが出る感じでした。
すると、いきなりアルファソニックタチウオテンヤGZ160MHのチタントップ(CTS)を大きく跳ね上げるアタリで掛けて、順調に1本めからF5ドラゴン級が出ました!
その後もコンスタントにアタリを拾えますが、型が小さいせいか掛かりが悪く、サイズがF4クラスばかりで、中盤まで時折F4.5が混じる程度でした。ですが、ようやくチャンスが来ました!水深18mで掛けると、5㎏のドラグ設定のラインを易々と出しながら、長いストロークで泳ぎ続けます。重さもあり、今までのサイズとは明らかに異なる引き…大物です。浅いせいか船を嫌うように泳がれますが、徐々に距離を詰め水面に現れたのは紛れもないF6を優に超えるスーパードラゴンクラス!慎重にリーダーを持ちぬき上げますが、重くて長くてしかもミヨシでしたので水面から2m以上あったので、腕だけでは引き抜けず、体ごと後ろに下がって引き抜いたところ…船に半分入りましたが、最後に抵抗したドラゴンは手すり部分を尻尾で叩いて…この瞬間に針が外れ、空を舞いながら海に戻って行きました・・・大失態です。
しかし、ここで意気消沈するわけにもいかず、またチャンスはあると気を取り直してテンヤを誘い続けます。ですがやはりF4クラスが多く良いサイズがきません。しかもまたパターンが変化してアタリがあってもショートバイト1回で掛からなくなり、作戦を変更して群れ反応(この時の反応は底から5~6m)から少し離れた水深15~16m前後を狙います。一旦、底付近まで落としたテンヤを踊らせながら、スローに時に早めに30㎝~1m前後の間隔であげて、アタリが出ても構わずそのまま16mまで続けます。そしておそらくタチウオが誘い上がってくる限界と思われるところ巻き上げを止めて、タチウオが見ていると信じて叩き続けると、いきなり食い上げ、あるいは食い込む強烈なアタリが来ます。このパターンで浅いところでヒットするのはドラゴン級ばかりで、その中でも先ほどのF6超ほどではありませんが、かなり強く泳ぐドラゴンもヒットし、やり取りを楽しみながら、今度は無事に船上に上げることができました。ほぼF6(131㎝、1.7㎏)でしたww

更にドラゴンクラスを連発し、時折F4クラスも混じりましたが、ほぼ良型ばかりで最後まで比較的コンスタントに釣れて楽しむことができました。
またいつ消えるか分からない日立沖のタチウオですが、まだまだ肉厚でドラゴン級も多数居そうですので、挑戦される方は急ぎましょう(笑)

ロッド:
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 180MH
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 160MH
リール:tailwalk ヴィレイヤーDG 100HG-PH/R
ライン:tailwalk PowerEye WX8 1号+ナイロン10号
テンヤ:40号
カラー:ブラック、グロー、ゴールド等
レポート:フィールドモニター 二上あや
ひとつテンヤや巻物(ジグ&タイラバ)を使い、真鯛、ハナダイ、ホウボウ、カサゴやソイなどをターゲットにし、釣れた魚全部が本命というテンマキ船に乗って来ました。

時期的には、大鯛がチャンスあるようでワクワクです。
前日の午前船は魚の喰いが悪かったようですが、本日はどうなるのでしょうか?
5時定刻に出船。40分程度走り、実釣開始。

私は一つテンヤタックル。水深は25m前後で、やや風波があったので誘導式の10号からスタート。船の揺れがあるので、あまり大きな誘いはせず、優しくそっと竿を動かし、魚にエサを見つけてもらえるようステイを長くします。
間も無く反対舷で真鯛がアタリますが、痛恨のバラシ。

お隣で友人がショウサイやホウボウを釣り上げますが、私はアタリが遠く魚信が欲しい所です。
誘いを入れずズル引きをしてみたり、固定テンヤにして8号にしてみたり、底に置いたまままにしたり色々試しましたが、なかなか反応ありません。
遠投して広く誘うのが有効とアドバイスを頂き、海人テンヤマダイ230MHで軽快にテンヤを投げます。しっかり張りのあるブランクでキャストがしやすいので、仕掛けが狙った所に落とせるのが気に入ってます!
何流しか目に、テンヤの号数を6号まで落としてみると待望のアタリが!ビシッと合わせが決まり、竿が弓なりに曲げられ良く引きますが、引きが怪しい‥。ジージーとドラグを鳴らしながら上がって来たのは、ホシザメ‥。釣れた魚が全部本命ですが、こちらは残念でした。

次にアタリがあったのも、また同じような引きでホシザメのお替わり‥。
またアタリ!って竿を曲げたけど、鯛の3段引きもなく、またサメかな?も思っていると、近年飯岡・鹿嶋エリアでは、個体数が減っていると噂のイシガレイ!ヒラメに見間違える良型でした。

その後反対舷1kgアップの真鯛が上がりましたが、私達の舷ではハナダイ、ショウサイフグ等が上がりますが、真鯛には出会えずに終了となりました。

しかし、釣れたイシガレイはとても美味しく頂きました!

【タックル】
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S XGX

釣り船:植田丸(茨城県 鹿嶋旧港)
レポート:フィールドモニター 岡崎敬久
茨城県・鹿島港の植田丸さんから春めいてきた海の様子を見にロング便で行ってきました。ポイントは南方面で銚子灯台が割と近くに見える水深30~40m前後でした。

南風が強めに吹いていたことと水深がややあることもあって「Kaijinテンヤマダイ240H」を選択して臨みました。このKaijinテンヤマダイ240Hはベリーからバットにかけて張りがあり、バットは大鯛相手でも十分に強く、かつ穂先は多少の強風でもブレる事無く、魚からのコンタクトをしっかりと目感度と手感度で伝えてくれます。全体のバランスも良く価格もお手頃な方ですので、これからテンヤを始める方にもおススメできます。
今回はノッコミが近い春の大鯛狙いでしたが、釣れる真鯛はまだ小型が多く、最初のうちは魚体が真っ白で活性はかなり低くアタリも遠めでした。

活性が低いせいか、底から3m前後の少し上の棚を狙いますが殆どアタリが無く、ほぼ底付近を静かに漂う感じの方がアタリ多く貰えました。魚種は豊富で真鯛、ハナダイ、カサゴ、ホウボウ、メバル、ショウサイフグ、トラフグ、その他にエサ取り多数で魚数だけでも20匹を超える春らしい五目釣りができました。真鯛は残念ながら1kgちょいが最大でしたが、船中では1~2㎏前後がときおり顔を見せていましたので、もう少ししてタイミングが合えば中鯛大鯛祭りが始まるかもしれません。釣れた鯛はエビ類を吐き出していたのでやる気が少し出てきたようで今後が楽しみです。

真鯛9枚、ハナダイ2枚、カサゴ5尾、ホウボウ、メバル、ショウサイフグ2尾、トラフグ、その他エサ取り多数…
本日もなかなかの悶絶釣行でした(笑)
ROD:
alphatackle Kaijin テンヤマダイ 240H
alphatackle アルファソニック テンヤゲーム 220MH
REEL: スピニング3000番
ライン:tailwalk PowerEye WX8 0.8号+リーダー フロロカーボン3号
テンヤ:遊動8~10号
レポート:フィールドモニター 岡崎敬久
消えていたタチウオの反応が現れたとのことで、またまたドラゴン狙いで日立久慈漁港の大貫丸さんから行ってきました。
ポイントはまたさらに近く、港から20分かからないところで、水深は35m前後です。出港より1時間程度探索したでしょうか、船速が落ちまだ真っ暗なうちからタチウオ反応が見つかり釣り開始です。
反応は底から15m前後あるようで、かなりの数がいる様です。イワシを付けてテンヤを落とすといきなりアタリがありますが、前回同様朝のうちはサイズが小さいらしく、なかなかヒットまで持ち込めません。ようやく掛けるも案の定、F3.5クラスでテンヤ釣法としてはイマイチなサイズです。その後、好調にアタリが続き、同クラスを連発できますが、5本目にしてやっと少しまともなF4超クラスが入ってその状況のまま日の出まで続きました。このままでは持ち込んだ餌のイワシ30匹が無くなってしまうかと心配しましたが…要らぬ心配でしたw
日が昇ったとたん、テンヤに好反応だったタチウオが全く反応しなくなり、急にアタリが遠のき、入れ食いの状況は僅か1時間ほどで終わってしまいました。ジグの方にはまだポツポツと掛かっているようですが。風も弱く澄み潮の影響か、明るくなったことでタチウオの警戒心が一気にレベルアップし移動も速くなった感じです。
底の方はかなり暗いのか、夜光タイプのテンヤで反応の下付近を狙うと稀にアタリが貰える感じでした。ただ、アタリが遠くなってからの方がサイズがやや良く、F5のドラゴンも何本か混じりつつ、いよいよ残り10分となります。ジグでもあまり活発とはいかず、テンヤ組は相変わらずアタリは遠く、最後の流しになります。テンヤを落とし底から4m付近の31mでやや鋭い振動を小刻みに与え、じっくり焦らし見せて一瞬止めると…GZ180のチタントップCTSに前アタリの震える感覚が出ます(;゜д゜)ゴクリ…そのまま止めて待つこと約2秒…ゴンとCTSが強い力で引き込まれました! ドラグ5㎏設定のヴィレイヤーDGからラインを楽々引きずりだして泳ぎます。最初はかなり抵抗が激しく巻けませんでしたが、ロッドのパワーでいなすうちに、良いサイズの魚体が浮いて見えてきました。

無事に船上に上がり、今日一のF5を余裕で超えるドラゴンでした。

この時期は風が強く海が悪い日が多々ありますので、タチウオの群れが安定して見つかる保証はありませんが、今の日立沖付近のポイントであれば余程の時化などの状況変化が無ければ少し長く滞在してくれそうですので、群れの反応のある今のうちがチャンスです。

ただ時化明けや定休日明けなどは群れが大移動していて探索に時間が掛かったり、場合によっては見つからないで終了ということもあり得ますので、クーラーボックスが空のまま帰ることもあるかもしれないと覚悟が必要です…

【タックル】
ロッド:
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 180MH
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 160MH
リール:tailwalk ヴィレイヤーDG 100HG-PH/R
ライン:tailwalk PowerEye WX8 1号+ナイロン10号
テンヤ:40号
カラー:ブラック、グロー等
レポート:二上あや
南房のロックフィッシュといえば、例年10月までが最盛期というイメージでしたが、今年は秋になっても暑い日が続き、まだいけるのでは?と思い南房・有希丸の船長さんに連絡してみました。すると、出船するとのことで友人と出かけてきました。

同船の方がコマセでイサキをやるとの事で、私達も急きょバチコンにチャレンジすることに。バチコン仕掛けにはワームでなく、オキアミを付けてボトムまで落とします。着底後に巻き上げ始めると、もう魚が乗り早々に本命イサキが!
しかし後が続かず、コマセ組も沈黙が続きますが、突然沈黙を破り、魚が乗りました! なんだなんだと思いつつ引きを楽しみながら上がって来たのは、メイチダイ!

その後間もなくメイチダイをもう一枚追加しますが魚の反応が薄くなりすぎて、ロックフィッシュにチェンジ!
テンヤは8号で様子を見つつスタートしますが、着底分からず、12号へチェンジ。普段は遠投して手前に寄せつつ広範囲に根を探る事が多いのですが、今回は底潮がとてつもなく早く着底が分かりづらい。
12号でも落としたままだど、どこまでも仕掛けが流されてしまうので、落とす時間をカウントしつつリールのベールを返し着底の確認を徹底。ロックに隠れてる魚達を釣るには、激早潮の中で、いかに仕掛けをボトムに沿わせられるかが本日の課題のようです。
底が取れたので海人テンヤマダイで根を感じつつ探ると、何か違和感を感じて竿をあおると瞬時に合わせが決まった! 本命アカハタ!!

根だか魚かわからなくても、少しでも違和感あったら、とにかく合わせる!のが私のモットーです。



今年はカサゴが少ないようで、竿曲げたらアカハタという展開で、順調に数を伸ばしすことが出来、つ抜けに成功!!

私の今シーズンのロックフィッシュはこれにて終わりとして、また来シーズンも楽しみたいと思います。
【釣行データー】
釣行日:2024年11月23日
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S-XGX
釣り船:千葉県南房総市 有希丸
レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。
シマアジも一段落、秋風に誘われて出掛けたのは大原の「ひとつテンヤマダイ」。お気に入りのニューロッドを手に、富士丸さんから出船しました。

今回持ち込んだのは「Kaijin テンヤマダイ 240L」。カブラを操作し易い長さがあり、食い込みの良い穂先を持つ繊細な調子のロッドで、コストパフォーマンスにも優れています。特に、凪模様の浅場がメインとなる秋の釣りに最適で、初心者にもぜひおすすめしたい一振りです。

──で、この日の釣り。遊動式のカブラ(17.5g)を装着して沖へと繰り出しました。初めての流しからマダイの反応は上々で、開始1時間で早くもツ抜けを達成。500g以上の“塩焼きサイズ”のみキープし、それ以下の個体は魚体に触れずに船べりでリリースするという、自分なりのルールで釣りました。

「秋は底を釣れ」というマダイの格言はありますが、そんな釣りをしているとたちまち幼魚サイズのマダイやフグ類に食い荒らされ、エサがいくらあっても足りません。着底直後に素早く底を切って、サイズアップするタナを捜しながら良型のアタリを選んで掛けて行きます。

いつもは遊動式のカブラ専用竿として使っている「Kaijin テンヤマダイ 240L」ですが、あまりに好調に釣れるのでいつもの鋳込み式のカブラも試してみました。
結果はご覧の通り、柔軟な調子でありながら、竿を曲げながら魚の重みを乗せてフッキングすれば、硬い上顎を貫通させるパワフルな一面も体感出来ました。これまで手に馴染んだオールラウンダーの「230MH」も用心で船に持ち込みましたが、「240L」一本で一日楽しめると確信しました。

──とはいえ、富士丸さんはこれまでに100m以上の深場や激流の潮の中で大鯛を狙ってきた経験もあり、今回はお守り代わりに持参したテンヤタチウオのタックルでも試してみました。非常に興味深い体験が出来たので、その結果はまたの機会に。

かくして、この日の釣果はキープした500g以上のマダイが21枚。本来のキーパーサイズである“鯛飯サイズ”(約300g)も含めれば、30枚を超える釣果となり、入れ掛かりの一日を堪能しました。今回は数釣りのレポートとなってしまいましたが、こうした小型の群れの中にも7キロ、10キロといった大物が潜んでいるのが秋のマダイ釣りの醍醐味です。シンプルな道具で挑む“ひとつテンヤマダイ”で、秋の味覚を大いに楽しんでください!

▼タックルデータ
竿:Kaijin テンヤマダイ 240L(画像左・手前)
リール:スピニングリール 3000番台
道糸:PE0.8号
リーダー:フロロカーボン2.5〜4号4.5m
テンヤ・カブラ:5号(17.5g)前後
付けエサ:冷凍エビ
▼船宿:富士丸(千葉県いすみ市大原港)
レポート:フィールドモニター 二上あや
大鯛ダービー開催で賑わう飯岡港・梅花丸(ばいかまる)さんへ出掛けてきました。
午前も午後も2隻出し、満席と言う人気宿です。
支度をして4時半に出船。
風も波もある中で、夜明け前の真っ暗な海をポイントまで走ります。北上し真沖でストップ。
最近の傾向はテンヤ号数10〜12号で釣れる事が多いと聞き、10号からスタート。
ミヨシの1番に座席を構えたのですが、波と風で体を手摺で支えつつの遠投。
釣り辛い中でもアタリが!!
海人テンヤマダイ230MHは、ハリが有り操作性が良いいので、こういうタフな状況でも扱い易く、しっかり掛けられます。
着底間も無くのアタリで合わせが効き、ファーストフィッシュから本命を取り込むことが出来ました!

程なく本命を追加!今日は良い日なのかなと、意気揚々と仕掛けを落としますが、ゲストも活発。。。
着底と同時に合わせが綺麗に決まると、カサゴ!

サバ河豚のダブル…。

船内は本命真鯛、ベラやハナダイ、反対舷ではガンゾウヒラメやでかいトラフグも上がり賑わってました。




終了時間間近で、良く引くハナダイ追加で終了となりました。
例年、今の時期は大鯛が上がるようし、ゲスト混じりで楽しめそうですので、是非テンヤマダイにお出掛けください。きっと楽しい釣行になると思います。

ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000 XGX
釣り船:梅花丸 (千葉県旭市 飯岡港)
レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
千葉県いすみ市の大原港と言えば、外房の船釣りを代表する港のひとつ。
代表的な釣り物をざっと挙げるだけでも、ヒラメ、ハタ、イサキ、シマアジ、フグ、ハナダイ、ルアーキャスティングなどなど非常に多彩。そして、大原での人気釣り物として忘れてはいけないのが「一つテンヤ」での真鯛釣り。今から15年以上前に専用ロッドが出て、あっという間に外房での人気釣り物になりました。
そんな大原港では、毎年「一つテンヤ真鯛釣大会」が開催されます。毎年、と言ってもコロナ禍の影響のため、最後に開催されたのが2019年で、今回は5年ぶりの開催となりました。今回、自分も大会に参加してきました。当日の釣りだけでなく、この大会の楽しさ・素晴らしさに重点を置いてレポートしたいと思います。













そして、ジャンケン大会や抽選会など、釣果に関わらずたくさんの賞品が用意されているのもこの大会の楽しみの一つ。かなり多くの人に、大はクーラーボックスから、地元いすみ市の美味しい特産品まで当たります。だから、全てが終わるまで参加者の皆さんは帰ることなく楽しんでいました。


さてさて、ちょっとは釣りとかタックルの解説をしておきましょう。
大原では、ここのところ釣れていた水深は20m程度の場所と、10m前後(時には5~6mも)のかなり浅い場所の2通りだったようです。20m程度なら、よほど潮が早くなければテンヤ6~8号、10mともなれば3号でも平気。そのいっぽうで、つる丸さんが最後に行った水深40mという場所もある。40mでは、潮が早くなければ8号でもいいものの、潮が速ければ12号以上を使う可能性もある。また、20mくらいでも潮が速いと10号でも底が取りにくい時があります。自分の場合、何があるか分からないのでテンヤは4号から15号まで用意していきます。中心になる8号と、6号/10号は多めにかつ各色を準備。いずれにしろ、一つテンヤでの基本「確実に底を取れる重さのテンヤを使う」ことは重要です。
アルファタックルの一つテンヤロッドの場合、MH表示で3~15号、Hなら4~20号となっています。ここで注意して欲しいのは、3~15号と書いてあってもMAX15号で潮が速いとシャッキリ操作することはできなくなってくるということです。一つテンヤをある程度やってくると何本かのロッドを使いたくなりますが、2本持つならMHを2本ではなくMHとHを1本ずつのほうが正解です。注意したほうがいいのは、メーカーが違うと同じMHでもパワーが同じではないこと(もちろんアクションその他の面でも変わりますが)。ちなみに、慣れれば強い竿を弱く(繊細に)使うことはできますが、弱い竿を強く使うことは基本的には(物理的には、と言いますか)できません。
ロッドについて、もう一つ。アルファタックルのテンヤロッドは、チタントップCTSを持つアルファソニックと、カーボンソリッドトップのKaijin、買いやすい価格帯のFTという3つのグレードがあります。しかし、グレードよりも、特に穂先の素材による特性の違いを気にしてください。チタントップは、感度は非常に高い。そして、とてもしなやかです。この「高感度」「しなやか」という点で多くのメリットがあり、特にボトムでテンヤをステイさせているときに出るアタリは手感度・目感度ともにとても良く、他の素材だと分からないアタリがはっきり出ます。しかし、穂先まである程度の張りがあり、潮が速い、もしくは水深が深いときに操作性がいいのはKaijinです。例えば、水深がさほど深くないときはアルファソニックのMH、深場・急潮・重いテンヤの場合にKaijinのHという2本を持っていると対応できる状況の幅が相当広くなります。この大会当日は、なおちんと自分ともにアルファソニックをメインで使いましたが、Kaijinも用意していました。それは、必要を感じたときに使い分けるためです。上に書いてあるのは考え方・使い分けの一例ですが、一つテンヤをもっと頑張ろう! という人は竿の特性を踏まえたうえで実際の攻め方を考えてみるともっと面白くなると思います。誘い方・シャクリ方も、竿の特性によって多少変えてみると良いです。具体的には、アルファソニックなら小さくシャクって止める時間を長くする、Kaijinなら大きめのシャクリで、240という長さも活かしてフォールも意識する、という感じですね。

いや~それにしても、とても楽しい大会でした。じゃんけん大会、表彰式、抽選会といった流れもとてもスムーズ。これだけ大きな大会だと、時々何かの準備をして間が空いてしまったりしがちですが、そういったこともなく、大原の船長さんや関係者の皆さんのチームワークの良さを感じました。
皆さんも、機会があればそんな楽しい大原の釣り大会に参加してみたらいかがでしょう。
一つテンヤの他にも、ヒラメ釣り大会もありますよ(今年3月に行われたヒラメ釣り大会は、なんと参加者600名超!)。
最後に、大原の船長の皆様、関係者の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
あ、この日の模様は、同じつる丸さんで同船取材をされていた隔週刊つり情報さんに掲載されます。ぜひそちらもご覧ください。
レポート:フィールドモニター 二上あや
9月7日、釣りジェンヌさんが開催されている、『ひとつテンヤ釣り体験』に参加してきました。
釣りジェンヌさんでは、釣り経験が少ない方でも気軽に参加出来る釣り教室を開催していて、今回は「初めてだけど、船釣りをやってみたい!」と声を掛けてくれた友人との参加です。
午前船を終えた船が戻り、船宿は人々で賑わう中、午後船チームの私達は総勢38名、2隻に分かれて船に乗ります。

30度越えの灼熱の甲板は汗だくですが、出船前のレクチャーを真剣に聞いていて、参加者の皆さんの情熱を感じました。
ポイント迄は20分。この時期の大原では、3号から5号の軽いテンヤを使う事も多いようですが「今回は初めての方も多いので最初はテンヤ8号からやってみましょう」とアナウンス。

船釣りが初めての友人にも、先生が横についてくれて、真剣な面持ちで仕掛けを落としています。すると間も無く竿が曲がり、初めての真鯛を手にしました!満面の笑みで、本当に私も嬉しい瞬間でした。

さて、初挑戦の友人に釣っていただいたので、私も釣らないと…。カジメの層を避ける為、着底後すぐリールを4回巻いてからゆっくりと誘うとアタリ!しかし上手く合わず残念。。。釣れた人の誘導テンヤの色を参考に金ピンクに変更し、仕掛けを落とすと、コンコン!明確な鯛のアタリが海人テンヤマダイ230MHから伝わってくる。ビシッと合わせが決まり、小気味よい引きです!小振りながらも本命の真鯛!!嬉しすぎる!!

船内では、時折ハタやシイラが掛かったり、楽しい雰囲気でしたが、真鯛の活性は今ひとつ。それでも皆さんアタリを感じたり、釣られて楽しまれていました。

釣りの楽しい輪が広がって行けばば良いなと思いながら帰路に着きました。
【タックル】
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S XGX

釣り船:長福丸(千葉県いすみ市 大原漁港)
釣りジェンヌ
釣りジェンヌは、女性も釣りを楽しみたいをお助けするボランティア団体です。「女性のための楽しい釣りイベント」を定期的に開催しています。釣りに興味がある女性の皆さん、ぜひ釣りジェンヌのWEBサイトをのぞいてみてください!
レポート:フィールドモニター 二上あや
前々から予定していました金洲釣行が時化予報のため、予定を変更し福島県の一歩手前の平潟港まで遊びに行ってきました。
金洲は時化なのに、平潟はベタ凪。

船長からドラグはゆるゆるにしといてと、アドバイス頂き出船。45分程走り、ポイントへ到着。
早速小さなアタリがあり、合わせるとベラ。

その後もしばらくベラに遊んでもらってましたが、やはり本命マダイが欲しいところ。
ベラを避け、マダイのアタリを探すべく上棚を探ろうかと考えていると、竿に怪しい動きがあり、すかさず合わせると何かが乗りました!!
しかしマダイの様な三段引きもベラの暴れも無いものの重く、途中グイグイとよく引きます。

海人テンヤマダイで魚の引きを吸収しながら慎重にやりとりして上がって来たのは、ヒラメ!!
本命で無くとも、しっかり違和感を感じてからの合わせが決められて、無事に上げられた魚なのて、とても嬉しかったです。

潮が動かないので反応は薄いものの、忘れた頃に誰かが竿を曲げ、本命マダイや北の魚のイメージがあるソイ等、様々な魚が船中に取り込まれます。

しかし私はベラに弄ばれ、ショウサイフグにかじられ、カサゴや黒メバルに癒して貰ったものの鯛は今回は縁が無く残念‥。



急きょ振替となった釣りでしたが、普段とは違う景色も、テンヤタックルで良型ヒラメも釣ることが出来て楽しめた釣行となりました。
【釣行データ】
釣行日:2024年7月6日
釣り船:大栄丸 (茨城県 平潟港)
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク SPEAKY 3000S XGX