レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

GLASSLAM(グラスラム)。
2019年から発売されてきたアルファタックルのグラスソリッドロッド・シリーズ。
そもそもグラスソリッドは、汎用性が高く、破損しにくい安心感がある素材。
高価なものが多いグラスソリッドロッドですが、煌びやかなデザインやアルミハンドル装備といったカスタムロッド的なイメージを保ちつつも手ごろな価格を実現したのが、このグラスラム。
グラスロッドの良さをもっと気軽に味わって楽しんでもらえるといいな、というのがグラスラムシリーズに込められたアルファタックルのメッセージでもあります。
基本的には「ワンオフモデル(1回しか作らない)」で、いつも大人気をいただいています。
(注:SiCガイドを搭載した上位グレードであるグラスラムオーバーシリーズはワンオフではありません)

今年の秋は、ムーチングアクションを持つ190SS/220SSと、やや重めの錘に適応する73アクション万能系230M/230MHの4アイテムが発売されます。

今回は、まず190SS/220SSをご紹介しましょう。

上品な淡いピンクが190SS、落ち着いたダークブラウンが220SS。どちらもゴールドアルマイトのアルミハンドル。

フェルールジョイント部。
アルミリールシート上部にフェルールを差し込み、リングを回して固定します。ロッドブランク部分は完全ワンピースです。

ブランクとガイド部分のアップ。カスタムメイドのような美しさ。

80号錘を下げたところ。短いほうが190SSで、長いほうが220SS。錘負荷はどちらも30~120号。ほぼ5:5と言える、いわゆるムーチングアクション。60~100号くらいのコマセ五目(東京湾ならライト40号~ノーマル80号のコマセマダイや、もちろんアジやイサキにも)やヒラメなど活き餌での喰わせ釣りに最適。シマアジでは60号錘の南房エリアだけでなく、100号錘でもまだ少し余裕があるので東伊豆出船の遠征シマアジ五目までカバーできます。グラスソリッドのムーチングアクションなので、ハリス切れをできるだけ防ぐ、という点では非常にメリットがあります。
さらに、どちらも短めなので、プレジャーボートなど小型の船で喰わせ釣りの置き竿としても使い勝手がいいです。

これは300号錘(約1100グラム)を下げた画像。グラスソリッドなので、こんなに曲がってもあまり不安がない。

今回の190SS/220SSで自分が個人的にかなり気に入っているのは、フロントグリップ。スリップレスラバーという、名前のとおりとても滑りにくいラバーで、握り心地も良い。そして、細身に作られているので手の小さな自分でもしっかりと握りやすい。

ラバー表面は鱗模様のようになっていてさらにグリッピングがアップ。そしてGlasslam alphatackleとロゴが入っているのですよ。カッコいい~~~

太もも上部にロッドエンドを当ててフロントグリップを握るとちょうどいい感じのファイティングポジションとなる。ちなみに、この画像では250号錘を下げています。ロッドを少し立て気味にしていますが、バット部分はあまり強く曲がっていない=まだ余裕がある。

実際にフロントグリップを握っているところのアップ。

リアのセパレート部。キーパーポジションの自由度が高い。

どうですか、今回のグラスラム。素敵でしょ。
予定通りなら10月下旬頃に入荷予定です。お楽しみに。

スペックなどの詳細は右をクリックしてご覧ください。グラスラム製品ページ

レポート:フィールドモニター 川野誠

毎年この時期はマルイカばかりで剣崎方面からの出船をすると沖上がり真鯛師の方々に漁港や休憩所とかで『1枚持って行きなよ~』なんてお裾分けを頂いたことしかない真鯛にあまりにも不調続きなマルイカが出船中止なのと誕生日の有給なので自ら『目出鯛』釣りたいな〜との思いでコマセ真鯛船に乗ってきました。

今季は久里浜沖が3月から好調のようで剣崎の定宿『瀬戸丸』さんも朝イチから久里浜沖へフルスロットル!!フェリーの航路沿いにはまるでタチウオ船団かのようにびっしりです。

朝チャンス逃さないよう丁寧にね~とのシンゴ船長からのアドバイスで指示棚の5m下までPEの色分けをしっかり見つめ一呼吸置いてから3回コマセを振りながら指示棚にセットし10m仕掛けを漂わせ2mほどまで糸をそろそろ送りアタリを待ちます。

朝は3分ほどの待ちで回収と投入を繰り返し常にやる気のある魚が食べに来られる距離をコチラからプレゼンする気持ちでやり変えてた3セット目『ズドンッ』とミッドアームGS64の穂先が海面に突き刺さりました!!トルクフルな段のあるツッコミが良型マダイの証です。

お隣さんにタモ入れして頂き船中1枚目の2キロ弱をゲット〜嬉しいバースデーフィッシュでした♫

しかし前日までは竿頭がツ抜け出来る位にアタリが多かったらしいですがこの日は常連さんも口々に食いつき悪いね~とのこと。ハリス長を変えたりガン玉を付けたりしましたがその後が続きません…

しかし9時半過ぎに潮が変わるとウソのように船中アチコチでアタリ出しまして自分も連チャンからのハリス切れのバラシと悔やまれた後のやり直しでもう1枚追加することが出来、予報の通り南西強風で1時間早上がりの帰港となりました。

トップが6枚だったこの日胴の間で4枚サイズ揃いで獲れたのはとても嬉しかったです。白子もバッチリ入ってて家族にも大好評でした♫

剣崎方面も始まればまだまだ好調が続きそうなマダイにマルイカ期待しながら通っちゃいそうです。

竿:ミッドアームGS 64-220ML
リール:小型電動リール
仕掛け:道糸PE3号、自作テーパー仕掛け10m、12mの2本針

竿・ショートアームGS64 220ML

リール・小型電動リール

仕掛け・PE3号、自作テーパー仕掛け10m、12mの2本針

レポート:フィールドスタッフ 山崎裕

フィールドスタッフの山崎です。
相変わらずタイラバ漬けの釣行で、メインとして通ってるのが静岡県は御前崎。
ここは外海でちょっと走れば金洲や八方という有名なポイントにアプローチできます。
釣れる魚は、タイは勿論のこと、タイラバで釣れるフィッシュイーターは何でも釣れちゃう魅惑のエリアです。で、釣れる魚のアベレージが大きい!!

過去に何度もフックアウトやラインブレイクをして悔しい思いをしてきた場所でもあります。
どうにかならんかなー?? と、悩みに悩んでタックルの見直しを思い付きます。
そうだ!! グラスソリッドのロッドならこの悩み解消できるかも?!と、MID ARM GS73-190Mをチョイス。これがタイラバ用として、あつらえたようにしっくりと手になじみます。リールシートからロッドエンドまでが420mmと長く脇ばさみも苦になりません。

グラスソリッド特有の柔らかさもあってファーストタッチの時、魚に違和感を与えないような造りです。また無限に曲がるパラボリックなアクションもただ曲がるだけで無くトルク感がある力強さを持ち合わせています。

実釣1日目はカンパチでその成果を発揮してくれました。
青物のパワーファイトでもMID ARM GS73-190Mは暴れること無く力強く魚をリフトしてくれました。

実釣2日目はハタラバ便。
この日も50cmのキジハタ(アコウ)を釣り上げました。

ハタ類を釣る時には当たったら即ゴリ巻きが基本。根に潜られてしまうと、魚は踏ん張って出て来てくれません。MID ARM GS73-190Mはフルベンドしながら魚を根から引き剥がすようにリフトし続けます。
根を切ればあとはバラさないよう揚げるだけ。MID ARM GS73-190Mは途中魚が暴れても往なす柔らかさも持ってます。

グラスソリッドロッドは御前崎のようなフィールドに適してるかもしれません。MID ARM GS73-190Mは強力な私の相棒になりそうです。

【タックル】
ロッド:MID ARM GS 73-190M
リール:テイルウォーク エランワイドパワープラス

釣り船:伊達丸 (静岡県御前崎市)