| 4)沖縄のゲームフィッシング |
あまり一般的な釣りではありませんが、沖縄に沖のパヤオでのキハダマグロ釣りがあります。 ラインはナイロン24kgテスト(約20号)を約500m使用します。リールのドラグはラインの直線強度の1/4の6kgに設定します。ハリス(リーダー)は何号でも良いのですが、小さなキビナゴを使用するため20号〜30号を用意します。時に大きい針を使ってムロアジ等の餌を使用する場合は、40号〜50号も使いますが、ライン・ドラグ設定は同じです。 この釣場は水深500m〜1500mと深く、魚とのやり取りの間邪魔になる何者もありません。ですから本来のラインシステムに従った、ラインとドラグの強度の関係が重要になってきます。つまりラインの強度の1/4がドラグ設定ですからラインは切れません。リーダーはラインより大きいサイズですから切れません。リールは本来のドラグを滑らせる機能を使用しますから、消耗は少なくなります。 さてロッドはどうでしょうか。この釣りに当初最適なロッドは「パシフィックスプリント20〜60LBS」でした。6kgのテンションでロッドの曲がりは限界点の1/4程度でした。もちろんマグロは6kgのドラグから時にラインを引き出します。この時マグロの走りは10kgかそれ以上の力で走っていると考えられます。この走りを止めようとするとタックルを損傷する恐れが出ます。走っている間はただ耐えます。走り続けるマグロはいないからです。 まずこの釣りで私たちが知ったのは40kgまでのマグロは6kgのドラグで取れるという事実でした。つまり基本的に6kg以上のテンションはすべてのタックルに掛かりませんから、6kgでのロッドの曲がりをライン同様の1/4程度にしておけばロッドも安全ということになり、この時点で私たちはこの釣りでのバランスタックルを完成しました。このロッドの話をもう少しすると、40kgのマグロを取込むまで最大3/4位までロッドは曲がります。ある時50kgオーバーのマグロが掛かりました。6kgのドラグではマグロは止まりません。ドラグを強めました。当然ロッドは限界点近くと思われる曲がりをしました。幸いロッドは折れませんでしたが、50kgオーバーのマグロにはこのロッドは曲がりすぎ、釣人の負担も大きく感じました。 50kgオーバーのターゲットを想定し、「イエローフィン」というロッドを作りました。パシフィックスプリントより操作しやすい様全長を短くし、ティップは柔らかいままですがバットを強くしました。このロッドで20〜30kgのマグロを掛けるとロッドが硬い分、すぐにマグロは上がってきます。あくまで50kgオーバー狙いのロッドということになります。 この様な本来のドラグ設定重視のバランスタックルでの釣りでは、強度という面からラインシステム・ドラグ・ロッドというタックルを、理論的に、大げさに言うと科学的に考えることができます。 |
(次号に続く) |
| この話に対する皆様の御意見を頂戴したいと思います。御意見を頂戴した後、機会を見て船釣りの将来にプラスになるような新しい企画・記事にしたいと思います。 |