10) ライトタックルとは・・・2
 

前回は既に乗合船がスタートしている「ライトタックルコマセ」について触れました。
今回からは具体例を上げながら、その他の「ライトタックルフィッシング」を提案してみたいと思います。
最初は「喰わせ釣り」です。大はカンパチ、クエ、イシナギ、小はクロメバルまで、幅広いターゲットが有りますが、大物に関しては「ライト泳がせ」というカテゴリーが確立されています。又、クロメバルは元々「ライトタックル」の範疇なので、ここでは除きます。
提案したいターゲットは各地で人気が高い「ヒラメ」です。
一般的なヒラメタックルは道糸PE5〜6号、錘60〜80号です。これをライン1.5〜2号にする事で錘を15〜20号に落とし、それに併せたロッドとリールを使用します。
要は「イワシメバルレベル」でヒラメと対峙するのです。

実は私共のテスターは神奈川県・真鶴の仕立船で10年以上前から、この釣りを楽しんでいました。同地では初夏に接岸する稚鮎を追ってヒラメ・マゴチが港前の浅海に集まり、夏一杯釣る事が出来るのです。
ヒラメはソゲ級も多いのですが、2s以上の立派な魚も混じりますし、港口で8sの大判が玉取りされた事もあり、油断禁物です。コチの数は多くありませんが、アベレージ1s前後、2sオーバーも姿を見せる型揃いです。
時期はともかく、釣れる魚は他地区と何ら遜色ありません。これをエビメバル竿で釣るのですから、面白くないはずはありません。
アタリはいきなりガツン!も有りますが、ライトタックルでは多くの場合、段階を踏んで本アタリに至る過程を手に取るように感じる事が出来ます。
ヒラメなら「カツン!」と岩に錘が当るような、コチは根掛りしたかの如く押さえ込む第一信から始まり、ガツガツッ!とイワシを咥え込む様子、ギュン、ギュンと持ち込む「我慢のし所、そして一際大きく持ち込む「アワセ所」と続き、ゆっくりとリフトアップしたロッドが手元から絞り込まれて「乗った!!」。やり取りが始まります。
どうですか、読んでいるだけでワクワクしてきませんか。
又、この釣りでは「喰い込みの良さ」と言うメリットも生まれました。船宿は通常ヒラメタックル(錘60号)でこの釣りをしていますが、ライトタックルに比べると「喰い込みの悪さ」が否めません。アタリ数に対して鈎掛り率が低いのです。
逆に「乱獲に繋がる」と言われるかもしれませんが、一人に何十回もアタる釣りでは有りませんから、仮に全てのアタリを仕留めたとしてもタカが知れています。
数少ないチャンスを確実にモノにして釣り上げた一枚は格別です。ただ、ラインの傷には充分に注意して下さい。じっくり喰い込ませた大物にアワセをくれた途端、ラインが音も無く切れてガックリ、のシーンも有ったそうです。

 
(次号に続く)
 
この話に対する皆様の御意見を頂戴したいと思います。御意見を頂戴した後、機会を見て船釣りの将来にプラスになるような新しい企画・記事にしたいと思います。